地元呑兵衛お勧めの店 … 「焼鳥どん(やきとりどん)」(荻窪)

一昨日、「やきや」で飲んでたとき、たまたま立ち飲みテーブルで一緒になったお客さんたちが、地元・荻窪在住で、毎日のようにこの辺りを飲み歩いている人たちだった。
というか、「やきや」には、地元在住で毎日のように飲み歩いているお客さんが多いのだ。
そのうちの8割方ぐらいは、「やきや」の大常連さんとして毎日のように「やきや」にやって来る人が多いが、残る2割ぐらいは、あちこちを飲み歩いているご様子。
一昨日の立ち飲みテーブルは、たまたま後の2割の方々だった。
みんな初対面同士のひとり客らしく、始めのうちは一人一人で、特に話すこともなく静かに飲んでいたのだが、なんかのきっかけで話をするようになってそれがわかった。
そのうちに、「やきや」以外のおすすめの酒場はどこかという話題になった。
すぐに名前が出てきたのは、「やきや」のすぐとなりの「魚政宗」。ここのトイレは「やきや」と共用だ。
みんな、「やきや」がいっぱいで入れないときに「魚政宗」に行っていたんだけど、今や「魚政宗」も大人気店。となり合う両店が満員で、どっちにも入れないことも多いんだそうな。
他にも「つまみや」や「鳥もと2号店」などの名前があがったが、みんなが口をそろえて「ここはいいよ! ぜひ行ってみて!」とご紹介してくれたのが「焼鳥どん」。
ここも荻窪駅南口側にあるんだけど、かなり環八寄り。
今は閉店してしまった鳥料理の「鳥晴」のあとに、2年ほど前(2017年7月)にオープンした店なんだそうな。
みんなが口々にオススメしてくれた内容をまとめてみると、とにかくホッピーの焼酎の量が多くて、煮込みは安くてボリュームたっぷり、焼鳥も1本80円(税別)なんだそうな。
すでに地元では人気が高くて、すぐには入れないことも多いらしい。
それはぜひ行ってみなければということで、今日、その「焼鳥どん」に向かったのでした。
店に着いたのは午後6時半。
うわさどおり、店内はほぼ満席状態で、「こちらでいいですか」と案内されたのは、入口のすぐ右手にある、二人用のテーブル席だった。
さっそくオススメしてもらっていた「センベロホッピー」(380円、以下すべて税抜表記)と「煮込み」(380円)を注文する。
出てきた「センベロホッピー」は氷入りながら、生ビールジョッキの8割ぐらいまで焼酎が入っている! ホッピー(ソト)が入るすき間がほとんどないぞ!(喜)
そして「煮込み」もやってきた。
大きな丼の中には煮込みがたっぷりと盛られ、中を探るとどっしりと大きい鶏肉が入っている。
そして丼がのったお皿の上には、大きな海苔が二枚。
添えられているレンゲで、まずはスープをひと口。
おぉ。スパイシーな味わいがいいですねぇ。
大きな肉を崩しながら、グイグイと食べ進むが、なにしろ丼いっぱいの煮込みなので減らない減らない。
一昨日の人たちが言ってたとおり、ひとりで来たら、つまみはこの1品だけで十分だなぁ。
「ナカ」(180円)をおかわりすると、この焼酎ボリュームがまたすごいっ。
この濃さで飲み続けると、すっかり廃人になってしまいそうなので、ちょっと飲んだすき間にホッピー(ソト)を足して、全体としてソト1・ナカ3になるぐらいペースで飲み進める。
そのうち、店の外には、順番を待つお客さんも現れた。予約ができない店なので、とにかく来るしかないんですね。
カウンター席に空きができたので、私はそちらに移動。代わりに外で待っていたカップルが2人用テーブル席に座った。
つまみは「煮込み」だけで十分なんだけど、せっかくなので看板メニューの焼鳥も食べておきたい。
そこで、メニューの冒頭に書かれている2品、「自家製つくね」(80円)と「チーズささみ」(80円)を注文した。
「自家製つくね」は『大葉、胡椒入り』という注記が入っており、これまた「煮込み」に負けず劣らずのスパイシーな味わいだ。
「チーズささみ」のほうは『お一人様一本まで』の限定品なんだけど、たしかにお代わりしたくなる逸品だった。
これらが80円って素晴らしいね。
焼鳥2本を食べ終えたところで、3杯めとなる「ナカ」をもらって、「漬物」(250円)を追加注文した。
「漬物」は、キュウリ、セロリ、カブなどの他に、赤や黄色のパプリカも入っていて、色合いが鮮やかだ。しかも、下の写真で見ると扁平に見えるかもしれないが、実は器の深さ方向にもたっぷりと盛られていて、キュウリも2枚に見えるけど、その奥にもう一枚ずつ隠れていて、全部で4枚だ。うれしいたっぷり感ですね。
初回の今夜は、さっくりと1時間半ほど楽しんで、お勘定は1,650円でした。どうもごちそうさま。
呑兵衛同士の口コミほど信頼できる情報はない。地元の呑兵衛さんたちの酒場アンテナ、高くて正確ですねぇ。また1軒、いいお店を知ることができました。
・店情報
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