テング系の立呑み酒場 … 大衆酒場「神田屋(かんだや)」(中野)

職場の近くにあって、よく飲みに行っているチェーン居酒屋の「テング酒場」。
その「テング酒場」を運営するテンアライド(株)が、新しい業態として『会社帰りにサク飲み、チョイ飲みで気軽に立ち寄れる「立呑み居酒屋」』というコンセプトの「立呑み 神田屋」を始めたのは昨年(2018年)3月28日のこと。
それから1年たった、今年(2019年)の3月26日。その「立呑み 神田屋」の2号店が、中野にオープンしたという話を聞いて、やって来た。
店に入ると広がるフロアは、座って飲めるテーブル席のスペースで、入口左手の厨房の前が、10人ほど立てる直線の立ち飲みカウンターになっている。
立ち飲みカウンターで飲むことにした。(後でメニューを見てわかったが、座って飲む場合は席料100円が追加されるとのこと。)
その立ち飲みカウンターには、割り箸や調味料などを入れたケースが、縦方向に均等に並んでいて、それがひとり分の空間を仕切る形になっている。狭くはない空間である。
まずは「ホッピーセット白」(380円、以下すべて税抜表記)をもらう。
生ビールジョッキに、氷入りで出される焼酎の量は、「テング酒場」のそれとほぼ同じ(60㏄)かな。
それにホッピー外を注いでかき混ぜ、まずひと口。そして、カウンター上部の壁に貼り出されているメニューから、1品めのつまみを選ぶ。
つまみの筆頭には、数種類の味付けが選べる「自家製焼き餃子」が並んでいる。もっともシンプルな焼き餃子が4個で180円。
その次は鶏の唐揚げなんだけど、こちらは「塩鶏から」と「カレー塩鶏から」が、それぞれ1個100円。3個たのむと290円と、ちょっとお得になる。1個から注文できるのがおもしろいなぁ。
他にもずらりと並ぶ料理は全部で50種類。いちばん安いのは「鶏スープ」の50円で、いちばん高いのが「桜刺し(馬刺し)」の490円。統計的には全体の平均値が275円、中央値と最頻値は共に290円です。
「テング酒場」よりも、より安い方向になっているようだ。
この50品のグランドメニュー以外にも、壁にいろいろとその時々のメニューが貼り出されている。
そんな中から、1品めは「くさやチーズ」(290円)を注文した。
くさやとチーズが出るのか、それとは違う形態で出てくるのか。楽しみに待っていると、出てきた「くさやチーズ」は、くさやが練り込まれたチーズだった。
なるほど、こうきましたか。
くさやのコクとチーズのコクが合わさって、ものすごくいい酒の肴になりますねぇ!
どのお酒にも合うだろうなぁ、これは。
「中(ホッピーのおかわり焼酎)」(170円)をお願いすると、「氷、多くしますか?」と聞いてくれる。
安さが売りの酒場なんだけど、店員さんたちのホスピタリティがすごくいい。
開店からまだ1ヶ月ちょっとということもあるのかもしれないが、このちょっとした気遣いが呑兵衛にはとてもうれしいのだ。
だから店内もにぎわってるんだろうなぁ。
2品めのつまみには、とても気になっていた「ナポリタン」(250円)を注文した。
そのナポリタンは、注文を受けてから目の前の厨房で作ってくれる。
立ち飲みカウンターで飲んでいると、その一部始終を目の前で見ることができて、これも楽しい。
そして出てきたナポリタンは、味のしっかりした、つまみになるナポリタンだ。ホッピーが進むねぇ。
3杯め(ソト1・ナカ3)となる「中」に合わせるのは「牛肉豆腐」(290円)。量はそれほど多くないものの、旨みの強い温かい汁がいいね。
1時間ほどの立ち飲みタイム。消費税が加わってのお勘定は1,672円でした。どうもごちそうさま。
とても居心地のいい酒場でした。
大衆酒場「神田屋」中野北口店 / ホッピーセット(白) / くさやチーズ
ナポリタン / 一人分ずつ区切りがある立ち飲みカウンター / 牛肉豆腐
・店情報
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