げそ3品にもつ煮込み … 立呑み「やきや」(荻窪)

明日(火曜日)から金曜日まで、出張の予定が入っているので、週明けの月曜日から「やきや」にやってきた。
店に着いたのは午後6時15分。店内はカイトくんとヨーコさんの二人でオペレーション中。
この二人で、かなり安定的に運営できるようになってきたからか、女将さんは時々、「マーケット調査」と称して、短時間ではあるが、外に出かけたりしているのである。
昨年4月に大将が亡くなった時には、この先どうなるのかと、ちょっとだけ心配したものだが、こんなにも安定した状態になって、本当に良かった。
大将も、さぞ喜ばれていることでしょう。(中野店がちょっと心配ですが……。)
すぐに「ホッピー」(320円)を出してくれたヨーコさんに、「いかみみ焼き」(200円)があるかどうかを確認したところ、今日もないとのこと。
「いかみみ焼き」は、このところ、本当にレアものになっているのだ。週に2回ほど入荷するかどうかという状況らしい。
それじゃあと注文した今日の1品めは「げそわさ」(200円)だ。
ゲソもしばらく入荷が途絶えていて、「げそわさ」もない時期があったのだが、このところまた入ってくるようになったようだ。
それでも、もともとはゲソを使っていた「珍味わたあえ」(200円)が、いまだにゲソに戻ってないので、まだ本調子ということではないようだ。
となりで飲んでいる大常連のMさんは、ご自宅が近い(同じ町内)ということもあって、毎日、この店にやってくる。
ここで軽く晩酌をしてから、家に戻って、奥さんと一緒に夕食を楽しむというのが毎日の日課とのこと。
だからここでは、あまり多くは食べない。
たいていは「ホッピー」(320円)と一緒に「冷奴」(170円)を注文して、ホッピーの「ナカ」(160円)を2回おかわりする。ソト1・ナカ3だ。そして最後に冷酒(250円)で締めくくる。
これで毎日、1,060円。お勘定をお願いするときに、先に手元に1,060円を用意しているぐらい、支払額も毎日ぴしゃりと同じなのだ。
Mさんのみならず、それぞれ同じようなパターンで飲み食いしている大常連さんが多い。それがもう生活のリズムになってるんでしょうね。
私も2杯めとなるナカをもらって、「いかげそ焼」(200円)を注文する。
「マーケット調査」に出かけていた女将さんも戻ってきた。でも、すぐに女将さんが焼き台に移ることはなく、カイトくんに任せている。
3杯めには「げそ揚げ」(200円)だ。
今日は、「げそわさ」→「いかげそ焼」→「げそ揚げ」と、3品連続でイカゲソである。
身や耳もうまいんだけど、ゲソもまたうまいんだよねぇ。
そして、最後の4杯めのつまみで、ちょっと迷う。
今まで食べた3品以外に、もうゲソのメニューはない。さぁ、どうする?
頭の中で候補にあがったのは、そろそろ旬の時期が終わる「めかぶ」(170円)と、冬場の旬は過ぎたけどまだまだ美味しそうな「漬物(白菜漬け)」(170円)、そしてこれから旬を迎える「きざみ穴子」(200円)、夏らしい「みそきゅうり」(170円)。
んん~~~っ、と考えたけど決めきらないでいたところへ、となりのお客さんから「もつ煮込」(170円)の注文が飛んだ。
あぁ。それもいいねぇ。
ここの「もつ煮込」は汁がうまいんだ。私もその「もつ煮込」に便乗し、さらに「冷奴」ももらうことにした。
「もつ煮込」を汁まで味わい尽くそうとすると、豆腐は絶対にあったほうがいい。
まずは「もつ煮込」の具材をつまみにホッピーを飲み、具材が残り少なくなったところで、小さく切り分けた豆腐を順次投入しながら食べ進む。
煮込の汁に浸かった豆腐の、なんと美味しいことよ!
汁まですっかり食べつくして、4杯めのホッピーも飲みきった。
1時間半ほどの立ち飲みタイム。今宵のお勘定は4杯と5品で1,740円。どうもごちそうさま。
女将さんに「気をつけて行ってらっしゃい!」と見送られながら、店を後にしたのでした。
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