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地元に戻ってもう1軒 … やきとん「すっぴん酒場」(野方)

長芋漬け

 

 赤羽駅前で同窓生たちと解散し、ひとり路線バスで野方のがたへと向かう。

 赤羽飲みの何がいいかというと、わが地元から、行きも帰りも路線バス1本で(ほぼ座ったまま)行き来できるところにある。

 この路線バスは高円寺と赤羽を結ぶもの。だから赤羽は始点・終点だし、酔っぱらった帰り道も、たとえ寝過ごしたとしても高円寺まで行くだけ。まだまだ十分、地元の範囲なのである。

 この安心感が嬉しくて、赤羽の行き来には、いつもほぼこの路線バスを使っている。

 寝過ごさずに野方駅北口バス停で降りたけど、このまままっすぐは帰らない。

 せっかくの土曜日なので、もう1軒、ハシゴ酒だ。

 野方にはたくさんの名酒場があるんだけど、やっぱり行きつけの「すっぴん酒場」に足が向いてしまうなぁ。

 行きつけの店は、お店の人はもちろん、そこに集まるお客さんたちの気心も知れてるので、とにかく気が楽。ゆっくりとくつろげるのである。

 同じ『酒場浴』でも、近所の銭湯に行くような気分だろうか。

 店に着いたのは午後7時前。

 店内には大常連のKさんや、Sさんご夫妻の他、スペインから来たHさんもいる。

 「すっぴん酒場」には、どういうわけか外国人の常連さんも多いのだ。

 ブラジルに単身赴任しているとき、近くの酒場にちょこちょこと顔を出していたことを思い出す。

 自分はポルトガル語ではお酒や料理の注文ぐらいしかできなかったけど、「すっぴん酒場」に来る外国人のお客さんたちは、日本語も上手だ。

 まずは、いつものように「黒ホッピー」(450円)をもらうと、「お通し」(100円)は定番の大根、カブ、キュウリのお新香(ぬか漬け)だ。

 「まるます家」でたくさん食べてきたので、お腹はいっぱい。

 でも「すっぴん酒場」のモツは食べたい。

 何を注文しようかなぁ、と悩んでいるところへ、Sさんご夫妻から「煮込み」(400円)の注文が、Kさんからは「長芋漬け」(100円)の注文が飛んだ。

 よしっ。それだ。

 その両者に便乗することにした。

 すぐに出てきたのは「長芋漬け」。ホクッとした食感がいいね。

 「すっぴん酒場」のメニューには、季節に応じて「白菜漬け」や「らっきょ漬け」などの漬物メニューが並ぶ。

 今日のメニューには、この「長芋漬け」の他、「セロリ漬け」(100円)が並んでいる。

 「煮込み」も、一般的にはすぐに出るメニューのひとつなんだけど、「すっぴん酒場」の場合は違う。

 あらかじめ煮込み終えた豚もつと野菜が、寸胴鍋で冷蔵庫に保存されていて、注文を受けてから、その人数分を小鍋に取って再加熱。豆腐も加えて最終仕上げをしていくのだ。

 その段階で、けっこう煮込むので、注文してから10分ほどかかるだろうか。

 2杯めの「ナカ(おかわり焼酎)」(250円)も半ば以上を飲んだころ、「煮込み」がやって来た。

 3杯めの「ナカ」をもらって、「煮込み」も食べ終えたころ、Kさんが大好物の袋菓子「堅あげポテト ブラックペッパー」を開けた。たしかにこれも美味しいんですよねぇ。

 「まるます家」でたくさん飲んだので、今夜の「すっぴん酒場」はソト1・ナカ3で終了。

 それでも気がつくと2時間以上、立ち飲んでいて、品物と引き換え払いでの支払合計は1,550円でした。どうもごちそうさま。

 「いこい」で飲んで、「まるます家」で飲んで、「すっぴん酒場」で飲んで。

 「まるます家」の前後を、立ち飲み酒場で挟むという、サンドイッチのようなハシゴ酒になりました。

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バスで野方へ / 「すっぴん酒場」 / 黒ホッピー

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お通しのお新香 / 煮込み / 堅あげポテト

店情報前回

《令和元(2019)年5月25日(土)の記録》

(次回)19.07.30 今宵は焼きもの中心に … やきとん「すっぴん酒場」(野方)

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