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2019年8月

八戸に着いて青森定食 … いかめしや「烹鱗(ほうりん)」(八戸)

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 先週の長崎に続いて、今週は日本列島を北上し、八戸(青森県)にやって来た。

 東北新幹線で八戸駅に到着したのは、ちょうど正午。

 八戸駅から直結している「JR東日本ホテルメッツ八戸」内の、いかめしや「烹鱗ほうりんで昼食にする。

 「今週のランチ」(880円)から始まって、「いかめしせんべい汁定食」(1,170円)や「いか刺し定食」(1,380円)、「八戸イカサバ刺し定食」(1,600円)などなどと、各種の定食メニューがそろっている中、今日はちょっと贅沢ぜいたくに「あおもり定食」(1,980円)を注文。

 これは「みそ貝焼き」「ミニいくら丼」「真いか・鉢まぐろ刺し」「せんべい汁」のセットである。

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 「みそ貝焼き」は、ぜひ一度食べてみたかった青森の郷土料理。『貝焼き』と書いて『かやき』と読む。

 下北地方では「みそ貝焼き」、津軽地方では「貝焼きみそ」と言うんだって。

 15~20cmのホタテ貝の貝殻を鍋の代わりにして、ホタテの身や旬の具材を入れて煮込み、味噌、とき卵を加えて全体をかき混ぜる。

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 この店では、煮込む前の状態で出してくれるものを、固形燃料で調理して、沸いてきたら卵をつぶしてかき混ぜる。

 あぁ~っ。このあと仕事じゃなかったら、絶対に冷酒と合わせたいなぁ。

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 「ミニいくら丼」。青森に来ると、なぜか魚卵やウニなど、尿酸値が高まる料理が多い。

 しかもそれらが、ものすごく旨いんだなぁ。これも日本酒と合わせたい!

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 刺身は「真いか・鉢まぐろ刺し」。

 「真いか」は「スルメイカ」のこと。イカの街・八戸で最も多く水揚げされるイカである。いつも食べてる荻窪「やきや」のイカも、これですね。

 「鉢まぐろ」は「メバチマグロ」。目がパッチリとした中型のマグロである。

 三陸塩竈(宮城県)では「ひがしもの」と呼ばれるメバチマグロが有名だが、八戸あたりも千島海流(親潮)と日本海流(黒潮)がぶつかり合うエリアなので、きっと同じようなメバチマグロがれるんだろうなぁ。

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 そして大好きな「せんべい汁」。

 2年前に、初めて八戸に来るまでは、食べたこともないのに「お吸い物に、煎餅せんべいを入れるなんて……」と思っていたものだが、一度食べて、いっぱつでその魅力にやられた。

 普通の煎餅をイメージしてはいけない。入ってる煎餅が「南部煎餅」だからいいのだ。

 この地方では昔から「ひっつみ」という、「すいとん」のような鍋料理を食べてきた。

 これは小麦粉を練ってものを、ひっつまんで汁に入れて作るもの。ひっつまむから「ひっつみ」という、わかりやすいネーミングだ。

 この「ひっつみ」の代わりに、「南部煎餅」を使うことで、小麦粉を練ったり、ひっつんだりする手間がなくなったらしい。

 「南部煎餅」がクタクタになる前の、アルデンテの状態で食べるのがうまいんだなぁ。

 そんなわけで、3年連続3度めの八戸は、着いたとたんに大満足の昼食だったのでした。

 惜しむらくは、このあと仕事なので、お酒が飲めなかったことだけだな。

 ここ「烹鱗」にはお酒もあるし、お酒のつまみになる料理もいっぱいあるのに、まったく残念なことでした。

店情報

《令和元(2019)年7月22日(月)の記録》

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〔コラム〕初めての佐世保から長崎へ

「ささの離」

 初めての佐世保の夜。ひとりで呑みに出かけたのは、佐世保駅からほど近いところにある「ささのはなれ」である。

白すりみ揚げ

 長崎に来たらこれ! 「白すりみ揚げ」(520円)だ。

 すりみ揚げというのは、その名のとおり魚のすり身を団子状にして揚げたもの。ここのは、練りものとして最高級のエソを使っているそうだ。

鯛の塩辛と麦焼酎

 「鯛のあら煮」(680円)にするか、「鯛の塩辛」(390円)にするか、ちょっと迷って塩辛を選択。それに合わせて、地元・長崎の麦焼酎「壱岐スーパーゴールド」(370円)をロックでもらう。

 この「鯛の塩辛」が驚くほどうまい。大当たりだなぁ。思わず麦ロックもおかわりした。

佐世保港の客船

 帰り道に佐世保港に出てみると、中国からの客船が停泊していた。

 客船は、朝やって来て、昼間は佐世保港に停泊し、夜になると次の寄港地に向けて出発する。

 乗客が寝てる間に移動してしまうので、朝起きると、また別の土地にいる。それが客船の大きな楽しみなのだ。

 見た目も美しいよねぇ!

「大善」

 佐世保2日めの昼食は、佐世保駅のすぐ横にある、長崎ちゃんぽんの「大善」にやって来た。

 「大善」の目の前には、同じく長崎ちゃんぽんの「香蘭」があって、しのぎを削っているらしい。(→参考となるブログ

 両店が開いていたら、大いにい悩むところだったかもしれないが、「香蘭」は今日は休業日。迷うことなく「大善」に入った。

ちゃんぽん(並盛)

 そして基本の「ちゃんぽん」(750円)を注文。

 「ちゃんぽん」は、+50円で玉子入り、+150円でカキ入りになるほか、「大盛ちゃんぽん」(950円)、「特上ちゃんぽん」(1,050円)もある。

 『当店の特上はけっこう大盛りになります』という注意書きがあるのが面白い。

 今や、日本中どこでも食べることができる「ちゃんぽん」だけれど、長崎で食べると、なんだか違って感じるんだよなぁ。ここの「ちゃんぽん」も美味しいや。

「吉宗」の茶碗むし

 3日めは長崎市に移動して、昼食は「吉宗よっそう 本店」で、名物の茶碗蒸しである。

 ここの茶碗蒸しは、茶碗むしと蒸寿しが一対となった夫婦蒸し。この「御一人前(茶碗むし・蒸寿し揃)」が1,350円だ。

 2階の広々とした座敷の造りもいいね!

アオリイカの姿造り

 長崎での最後の夜は「雑魚屋ざこや 長崎思案橋店」で、アオリイカの姿造りなどをつまみに、大いに飲んだ。

 いろいろと美味しいものが多くていいね、長崎県!

《令和元(2019)年7月15日(月)~17日(水)の記録》

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宿題だったAセットを … 洋食・おでん「自由軒(じゆうけん)」(福山)

おでんとAセット

 

 前回来たときに、となりの席の常連さんから、その存在を教えてもらった「Aセット」。

 次に来たときは、絶対に「Aセット」を注文しようと思いながら、はや2ヶ月。

 やっとその『次の機会』がやって来た。

 店に着いたのは、まだ真っ昼間の12時45分。

 祝日ということもあって、カウンター席だけの店内は、お客さんがいっぱいだ。

 でも、右側の長い辺の中央部に、空間はひとり分ないんだけど、椅子が1席だけ余っていて、店のお姉さんが「そこにひとり入れてあげてねぇ!」と両側のお客さんに声をかけてくれて、なんとか着席することができた。

 そして注文。

「Aセットを…… お願いします」

 なにしろメニューにはないものなので、恐る恐るという感じで注文してみると、

「はいはい。Aセットね。(と振り返って)Aセット、ひとつぅ~っ!」

 と飲みものを作る場所に注文が通された。

 いやぁ、常連さん以外がたのんでも大丈夫だったんだ、「Aセット」。

 飲みものができるまでの間に、おでんも注文する。いつもの「豆腐」(150円)と「スジ」(300円)である。「スジ」は牛スジのこと。どちらにも、この店ならではの味噌ダレをかけてくれる。

 おでんが出てくるのとほぼ同じタイミングで、「Aセット」もやって来た。

 「Aセット」は、チロリに1杯(1合かな?)の焼酎と、350ml缶のウーロン茶、そして氷入りのグラスの3点セットだ。

 これで自分でウーロンハイを作るのだ。

 この店には、もともと焼酎は「焼酎」(350円)というメニューしかない。

 これで「麦」か「芋」かが選べ、「ロック」「水割り」「湯割り」という飲み方が選べる。

 つまり、チューハイやウーロンハイは、メニューにはないんですね。

 ソフトドリンクも、メニュー上は「ノンアルコール」(400円)というのしかない。これはノンアルコールビールのことなのかなぁ?

 そこで「Aセット」だ。

 お勘定したときにわかったことだが、この「Aセット」の値段が550円。

 焼酎は他と同じく350円だとすると、缶のウーロン茶が200円ってことだ。

 これでウーロンハイが2杯ちょっと作れるから、1杯あたり250円ほどということになり、常連のおじさんが言ってたとおり、たしかに「お得」だ。

 これが「Aセット」ということは、もしかすると、他にも「Bセット」や「Cセット」があったりするのかなぁ?

 おでんの後、今日のホワイトボードメニューから「小かれい唐揚」(450円)を注文すると、残念ながら売切れ。

 ホワイトボードには「ねぶと(テンジクダイ)」や「小いわし」も見当たらないので、「アジフライ」(450円)をもらうことにした。

 瀬戸内海の小魚は、旨みが強いのがいいんだな。

 さっくりと1時間ほど楽しんで、お勘定をお願いすると、おねえさんから、

「飲みものはウーロン割りでしたね?」

 と確認された。

 ということは「ウーロン割りください」と注文しても、「Aセット」と同じものが出されるのかも。

 今日のお勘定は1,450円。このお勘定から逆算して、「なるほどAセットは550円だったのか」とわかったのでした。

 どうもごちそうさま。「Aセット」、いいね!

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「自由軒」 / 豆腐 / スジ

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Aセットで / ウーロンハイを作る / アジフライ

店情報前回

《令和元(2019)年7月15日(月)の記録》

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白菜漬物で冷酒を一杯 … 立呑み「やきや」(荻窪)

白菜漬物

 

 ビストロ「樽や」を出て、神田駅発22:02の中央線に乗ると、なんと座れた。

 金曜日でもこの時間帯だと、それほど混んでないんだなぁ。

 電車に揺られること20分ちょっと。22:25には荻窪駅に到着した。

 「やきや」閉店(23:00)まで、あと30分ほど。

 今週は月曜日から4日連続で「やきや」に来てるので、できればこの連続記録を伸ばしたい。今日もちょっとだけ寄って帰りますか。

 いつも満員の「やきや」は、この時間帯でも、まだお客さんは多くて、いちばん奥の立ち飲みテーブルに立って、今日は「酒一杯」(250円)を冷酒でもらって、つまみは「漬物」(170円)を注文する。

 メニューに「酒一杯」と書かれているのは日本酒のこと。銘柄は「辛口 北の誉〈赤ラベル〉」。

 元々は1901年に北海道小樽市で創業した「北の誉酒造株式会社」で造っていた日本酒だが、2007年にオエノンホールディングス傘下に入り、2015年以降は合同酒精旭川工場で造られている。

 「辛口 北の誉〈赤ラベル〉」は、数ある「北の誉」ブランドの中では最も安価な普通酒なんだけど、すっきりとキレのある味わいで万人受けする。

 「やきや」ではこれを冷酒、常温、かんという3つの温度帯で楽しむことができる。年中、燗酒が飲めるのもありがたいところだ。

 「にごり酒」(270円)も同じく、「北の誉」ブランドの「にごり酒 親玉 北の誉」。これは冷酒以外の飲み方を見たことがない。アルコール度数15度ぐらいなんだけど、とろりとした口当たりからか、お酒の強さを感じることが少なくて、まるでヨーグルトでも飲んでいるかのように、クイクイと何杯も飲む人もいる。これまた人気の品である。

 この日本酒も、昨年亡くなった大将が決めたもの。お酒はほとんど飲めなかったそうだが、「辛口 北の誉〈赤ラベル〉」と「にごり酒 親玉 北の誉」という、『安価なのにおいしい』お酒を選んだ舌は確かである。

 「漬物」は、白菜のぬか漬け。これこそ日本酒にぴったりのつまみである。

 そして今夜は、これら1杯と1品でタイムアウト。

 閉店時刻の午後11時を前に、みんながいっせいにお勘定をするので、ほんの1分ほどの違いで、私がいちばん最後になってしまった。

 今日のお勘定は420円。午後10時59分に店を出た。どうもごちそうさま。

 さて1週間の振り返り。

 この店には季節もの(=枝豆とイカ大根)、特別もの(=開店記念のタコ刺)を含めて23品の料理があるが、そのうちの16品を、この5日間でいただいた。

  1. いか刺身(200円): 水
  2. いかみみ刺身(200円): 火
  3. いかみみ焼(200円): 水
  4. いかげそ焼(200円): 月
  5. げそ揚げ(200円): 火
  6. げそわさ(200円): 木
  7. いかなんこつ焼(200円): 火
  8. 珍味わたあえ(200円): 火
  9. 自家製塩辛(200円): 月
  10. いか納豆(200円): 水
  11. しめさば(270円): 木
  12. うなぎきも焼(200円): -
  13. きざみ穴子(200円): -
  14. いかしょうが棒(200円): 木
  15. もつ煮込(170円): -
  16. 串刺フランク(170円): 水
  17. めかぶ(170円): 水
  18. みそきゅうり(170円): -
  19. 漬物(170円): 金
  20. 冷奴(170円): -
  21. (季節物)枝豆(170円): 無(7/29(月)から始まった)
  22. (季節物)いか大根(250円): 無
  23. (特別物)たこ刺(200円): 月

 季節がら無いものをのぞくと、残りは5品。明日(土曜日)来たら、1週間で全品制覇できるかな?

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「やきや」 / 酒一杯(冷酒) / 漬物

店情報前回

《令和元(2019)年7月5日(金)の記録》

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フォアグラに魅かれて … ビストロ「樽や(たるや)」(神田)

フォアグラコロッケ

 

 先日、初めて注文して、そのあまりの旨さに魅了されまくった「フォアグラのクリームコロッケ」(1個700円)。

 今日はその「フォアグラのクリームコロッケ」を主目的に、同僚のAさんと二人でビストロ「樽や」にやって来た。

 「二人です。予約してないけど入れますか?」と店に入ると、「あらあら。いらっしゃい」と女将さんが笑顔で迎え入れてくれて、「お二階にどうぞ」と案内してくれた。

 ここ「樽や」は、山手線のガード下にあるんだけど、他の多くの店と同じように2階がある。

 というか、厨房やトイレなどがある1階には8人ぐらいしか座れなくて、客席の主要な部分は2階なのだ。

 そんな2階は、うなぎの寝床のように細長い造りで、その壁際に4人掛けのテーブル席が1列にずらりと並んでいて、30人ほど入れる。

 我われも、その1卓に座り、Aさんは「マルセイユ風 赤いビール」(750円)からスタート。私は最初から今日のおすすめの白ワイン「カステロ・ルエダ・ベルデホ」(スペイン、3,580円)にした。

 そして料理。Aさんは「樽や」に来たのはこれが初めてなので、「フォアグラのクリームコロッケ」はもちろんとして、この店の名物料理である「牛タンストロガノフ」(900円)と「ジャンボオムレツ」(680円)も食べてもらわないとね。

 日替りの黒板メニューからは、「夏の定番ラタトゥイユ」(680円)も注文した。

 すぐに出される「お通し」(たぶん400円/人)のカナッペ(チーズとピクルス)をつまみに飲んでるうちに、まずラタトゥイユがやって来た。

 順番は指定せずに一気に注文しておいても、頃合いを見計らいながら、1品ずつ、順々に出してくれるのが「樽や」のいいところ。

 テーブルの上が、置き場に困るほど料理でいっぱいになったりすることは、この店では絶対にないのだ。(あえて「なるべく一気に出して」と注文すれば、もしかするとやってくれるかもしれないけど……。)

 そして、オムレツ、ストロガノフと名物料理が続き、いよいよ「フォアグラのクリームコロッケ」である。

 コロッケの中から、とろりと出てくる熱々のフォアグラ・ホワイトソース。口に含むと、これがすばらしいコクで、白ワインが進む進む。

 今日の目的だった「フォアグラのクリームコロッケ」を食べ終えた後は、「エダムチーズ」(650円)を追加注文。

 白ワインのボトルが空いたあとは、Aさんは「ジントニック」(550円)を、私はグラスの赤ワイン(600円)をもらった。

 2時間半ほど楽しんで、今日のお勘定は二人で10,960円(ひとり当たり5,480円)でした。どうもごちそうさま。

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ビストロ「樽や」 / スペインの白ワイン / お通しのカナッペ

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今日の手書きメニュー / ジャンボオムレツ / 夏の定番ラタトゥイユ

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牛タンストロガノフ / フォアグラのクリームコロッケ / とろりとフォアグラ

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エダムチーズ / ジントニック / ハウスワイン赤

店情報前回

《令和元(2019)年7月5日(金)の記録》

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しめさばはサバ半身分 … 立呑み「やきや」(荻窪)

しめさば

 

 「まるます家」を出て、赤羽駅前始発の路線バスに乗り込み、心地よい酔いに身を任せてウトウトと居眠りしながら、終点の高円寺まで移動(約45分)。

 さらにJR中央線で2駅(約3分)で荻窪に到着だ。

 本日の2軒めは、今週の月曜日から4日連続となる「やきや」である。

 いつものように「ホッピー」(ソト・ナカのセットで320円)をもらって、今日の1品めには「しめさば」(270円)を選択した。

 この270円という値段が、この店のつまみの中では最高値さいたかね

 しかし、この値段でサバ半身分の「しめさば」が出されるんだから驚きだ。

「『しめさば』を注文すると、それだけで満腹になって、他のものが何も食べられなくなるからオレは『しめさば』は食べないんだよ」

 という年配の常連さものいるほどのボリュームなのである。

 この「しめさば」だけで、「ナカ(おかわり焼酎)」(160円)をもらって、ホッピーを2杯。

 3杯めとなるナカをもらって、2品めのつまみは「げそわさ」(200円)である。

 これは茹で冷ましたイカゲソを、刺身のようにワサビ醤油でいただくもの。イカゲソの弾力感と旨みがいいね!

 こうやって4日連続で「やきや」にやって来たのは初めてだけど、4日連続でお見掛けする常連さんが少なからずいるのがすごいよね。みんな本当に毎日来てるんだなぁ!

 4杯め(最初のセット+ナカ3杯)には、久しぶりの「いかしょうが棒」(200円)を注文。

 これは棒状に成型したすり身を、油で揚げた揚げかまぼこで、注文を受けてから焼き台であぶり、おろし生姜しょうがを添えて出してくれる。

 かまぼこの中に、イカの身が入ってたりはしないんだけど、「いかしょうが棒」という名称なので、すり身の中にイカのすり身も入ってるのかなぁ?

 この「いかしょうが棒」を毎回、必ず注文する年配の常連さんがいる。その人は、「いかしょうが棒」専用の小さいカッターを持参していて、出されるとすぐに2センチ幅ぐらいに切り分けてから、ひと切れずつ食べるのだ。

 なにしろ皿からはみ出すぐらいの長さの「いかしょうが棒」なので、長さは20センチぐらいはあるだろうか。けっこう長くて、たしかにそのままでは食べにくいかもね。

 私はいつも、箸を使って真ん中で半分に分断してから、半分ずつ、生姜醤油につけつけ、かぶりついている。

 ゆっくりと1時間半ほどの立ち飲みタイム。今日のお勘定は1,470円でした。どうもごちそうさま。

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「やきや」 / ホッピーを入れる前の焼酎 / ホッピー

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しめさば / げそわさ / いかしょうが棒

店情報前回

《令和元(2019)年7月4日(木)の記録》

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スッポン鍋を独り占め … 鯉とうなぎの「まるます家」(赤羽)

スッポン鍋

 「まるます家」の看板メニューは『鯉とうなぎ』だが、「スッポン鍋」もまた一押しメニューのひとつだ。

 なにしろ、高級料理として知られる「スッポン鍋」が、ここでは1人前850円で食べられる。

 2階の座敷席だと、3~5人前で、雑炊まで付いて4,000円という、土鍋の「スッポン鍋」もある。

 こんな値段で「スッポン鍋」を楽しめるお店、他には知らないなぁ。

 今日はダブル「コ」の字カウンターのちょうど真ん中あたり。お店全体を指揮しながら、お勘定なども担当するおねえさんの近くに座り、まずは「ジャン酎」(ハイリキ1L瓶、1,100円)」と「モヒート」(100円)をもらう。

 「モヒート」は、生ライムとミントのセット。これをハイリキの中に入れると、いい風味になるのだ。

 そしてつまみにはもちろん「スッポン鍋」(850円)を注文し、それが出てくるまでの間のつまみとして、「鯉あらい」(400円)も注文すると、予想どおり、「鯉あらい」はあっという間にやってきた。

 「スッポン鍋」も、そんなに長くは待たない。10分ほどでやって来る。

 これを小鉢に取りながら、七味唐辛子を振りかけていただく。

 ポイントは、スープを取り過ぎないこと。

 スッポンの出汁だしが出たスープは、そのまま飲んでももちろん美味しいんだけど、あとでご飯を入れてもらって(+200円)、スッポン雑炊にするのが楽しみなのだ。

 そのためには、スープを取り過ぎずに、鍋の中に残しておく必要がある。

 今日も鍋の後はスッポン雑炊にしてもらった。

 そのスッポン雑炊に合わせて、漬物がわりに「キムチ」(400円)も注文。

 スッポン雑炊が、ほんわりと薄味なので、キムチのピリッとした辛さが際立つね。

 雑炊が終わっても、もうちょっとジャン酎が残っているので、もう1品、何かもらうことにした。

 改めて、厨房との間の壁の上部に貼り出されている「本日のおすすめ品」のメニューを確認すると、「ワラビおひたし」(400円)、「本場大阪岸和田 水ナス新香」(600円)などと並んで、赤字で「枝豆始めました」(400円)と書かれたメニューを発見。よし、これにしよう!

 出てきた枝豆は、実はまだ小さいものの、香りが高くて素晴らしい。

 やっと店に出せそうな枝豆に出会って、今日から出し始めたんだそうな。

 今年も枝豆の季節になりましたねぇ!

 1時間半ほど楽しんで、今日のお勘定は3,450円でした。どうもごちそうさま。

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「まるます家」 / ジャン酎+モヒート / 鯉あらい

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スッポン鍋 / スープを残して / スッポン雑炊にしてもらう

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キムチ / 本日のおすすめメニュー / 枝豆

店情報前回) 《YouTube動画

《令和元(2019)年7月4日(木)の記録》

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パリッと串刺フランク … 立呑み「やきや」(荻窪)

串刺フランク

 

 月曜日から三日連続。創業20年を迎えた「やきや」である。

 「ホッピー」(320円)に合わせる1品めのつまみは、「いかみみ焼」(200円)にした。

 このところ、めったに見かけない「いかみみ焼」。今日は店に入ってくるなり、先客のひとりが「いかみみ焼」を注文したため、大急ぎで便乗注文したのでした。

 あぁ。久しぶりの「いかみみ焼」がうまいっ!

 2杯めの「ナカ」(160円)には「いか刺身」(200円)を『生姜しょうがで』オプション付きで注文。

 『生姜で』と注文すると、通常はワサビが添えられるところを、おろし生姜に変えてくれるのだ。

 ワサビもうまいけど、生姜もいいよねぇ。

 3杯めとなる「ナカ」には「いか納豆」(200円)。

 近くの常連さんたちと話しながら飲んでるうちに、この「いか納豆」で、4杯め(ホッピー+ナカ3回)も飲みきってしまった。

 まだ時間も早いので、さらに「ウイスキー水割」(380円)をもらって、「串刺フランク」(170円)を注文した。

 これは、その名のとおり、フランクフルトソーセージを串に刺して焼いたもの。

 「いかみみ焼」や「いかげそ焼」、「いかなんこつ焼」などが焼き台で焼かれるのに対して、この「串刺フランク」は専用のホットプレートで焼き上げられる。

 『ひとり1回だけ』の刺身類などと違って、「串刺フランク」はおかわり自由なので、ひとりで3本ぐらい食べていく人もいるぐらい人気の品でもある。

 油が敷かれたホットプレートで焼くことで、揚げ焼きのような感じになり、表面がパリッと仕上がるところがいいんだな。

 「ウイスキー水割」は300ml瓶なので、氷入りのサワーグラスに2杯分ある。

 その2杯めを、さっぱりとした「めかぶ」(170円)で締めくくる。

 たっぷりと2時間半ほど立ち飲んで、ホッピー4杯にウイスキー水割り2杯。つまみが5品で、今日のお勘定は2,120円なり。

 久しぶりに2千円を超えたなぁ。どうもごちそうさま。

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「やきや」 / ホッピー / いかみみ焼

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いか刺身(生姜) / いか納豆 / よくかき混ぜて

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ウイスキー水割 / めかぶ / これもよくかき混ぜて

店情報前回

《令和元(2019)年7月3日(水)の記録》

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ご常連たちがサポート … 立飲「やきや」(中野)

煮込(玉子入)

 

 荻窪「やきや」を出て、2軒めは電車で3駅(約8分)、中野「やきや」へ。

 山下さん(女性店員)が腰を痛めたか何かでお休みしており、今はアキさん(男性店員)ひとりで切り盛りをされている(午後8時以降は手伝いの女性が入る)そうなのだ。

 すでに何ヶ月かこの状態が続いているらしい。

 昨年4月に大将が亡くなって、それまでの3人体制から、アキさんと山下さんの2人体制になり、さらに山下さんの体調不良による離脱で、アキさんのワンオペ(+手伝い)体制に。

 アキさんにとっては、びっくりするような変化が、1年ちょっとの間に次々に起こってしまったということになる。

 どうかな? とのぞき込んだ店内は、以前ほどではないものの、けっこうにぎわっている。

 立ち飲みカウンターの、いちばん左端が空いていたので、そこに立つと、すぐ右どなりは、さっきまで荻窪「やきや」で飲んでいたお客さんだった。

 荻窪→中野の「やきや」のハシゴ酒、あるいはその逆の中野→荻窪のハシゴ酒をする人は、けっこういるようなのだ。

 もともと両店で、酒場としての雰囲気がちょっと違うし、荻窪はイカ、中野は焼き鳥という色分けも、ますます鮮明になってきたということもあって、ハシゴをしても、それぞれ別のお店として楽しむことができるんですね。

 すでに荻窪で、ホッピーをソト1・ナカ4に、つまみを4品いただいてきた後なので、ここでは「ウイスキー水割」(380円)と「煮込(玉子入)」(320円)を注文した。

 「ウイスキー水割」は、「ブラックニッカ クリア&ウォーター」の300ml瓶。あらかじめ水割りになった状態で瓶詰めされていて、そのアルコール度数は10度。

 この量(300ml)で、氷入りのサワーグラス2杯分は飲めるので、かなりお得。中野にも荻窪にもあって、けっこう人気が高い飲みものだ。

 そして煮込み。荻窪にも「煮込み」はあって、そちらは170円。中野は「煮込」だけなら280円で、「煮込(玉子入)」になると40円アップの320円となる。

 中野と荻窪の値段の違いは、そのまま量の違いである。荻窪は大きめの器でたっぷりと出される。

 荻窪のは、わりと少量なので、『イカ料理の合いの手にちょっと煮込みを』という食べ方ができるが、荻窪のはしっかりとした量なので、心して注文しなければならない。

 ウイスキー水割りやホッピーの2杯分ぐらいであれば、「煮込」だけで大丈夫なほどの量だからねぇ。さらに玉子が入ると、よりボリューム感がある。

 量だけではなくて、味付けも違う。中野は醤油味で、荻窪は味噌味だ。別に理由はないけど、煮込みを味付けする人の違いでそうなったようだ。(中野は今と変わらずアキさん、荻窪は初期のころに調理を担当していたゲンさんなのかなぁ?)

 その後も次々とお客さんが入って来て、横の立ち飲みテーブルもいっぱいになり、以前と変わらぬ大にぎわいになってきた。

 ふと見ると、カウンター中央部のお客さんが、何枚ものレシートを目の前に置いて、お客さんから注文が入るたびに、それぞれのレシートにチェックを入れている。

 他のお客さんはというと、カウンターに並ぶ常連さんたちは、みんな自分で自分のレシートをつけているようだ。

「レシート、自分でつけるんですね?」

 と右どなりのお客さんに聞いてみると、

「そう。アキさんひとりで大変だから、誰からともなく手伝い始めたんだよ。でも、みんなに強要するわけではなくて、自分でつけることを知らない人の分は、ああやって、常連さんがみんなの分をチェックしてくれてるんです」とのこと。

 飲み終えてお勘定をお願いすると、

「はい。これがあなたの分ね」

 とそのレシートの1枚がアキさんに手渡され、アキさんがその内容を確認したうえで、

「今日は700円です」とお勘定を告げてくれた。

 アキさんひとりになっても、常連さんたちのサポートもあって無事に営業できていて、さらに8時を過ぎると手伝いの女性も入っていることが確認できて良かった良かった。

 なによりも、今も変わらず多くのお客さんたちが入っていることが素晴らしいですね。

 どうもごちそうさま。

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「やきや」中野店 / ウイスキー水割 / 煮込(玉子入)

店情報前回

《令和元(2019)年7月2日(火)の記録》

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4部位を4調理法にて … 立呑み「やきや」(荻窪)

ミミ刺身+わたダレ

 

 創業20年を祝って、今日も「やきや」にやって来た。

 「ホッピー」(320円)に合わせる今日の1品めは「珍味わたあえ」(200円)だ。

 「珍味わたあえ」のタレは、ほんわりと甘めの『わたダレ』なんだけど、これが不思議とホッピーにも、日本酒にも合うんだよなぁ。

 1杯めのホッピーで「珍味わたあえ」の具材を食べ終えて、「ナカ(焼酎)」(160円)をもらって、「いかみみ刺身」(200円)を注文する。

 「いかみみ刺身」に添えられているワサビを、「珍味わたあえ」の器に残った『わたダレ』に投入し、よ~くかき混ぜる。

 こうして作った、『ワサビ入りわたダレ』で「いかみみ刺身」をいただくのが旨いのだ。

 タレの甘みがまずやってきた後、「いかみみ刺身」のコリッとした弾力感を噛みしめる。すると、フワッとワサビの辛みと香りがやって来るのだ。

 これはクセになりますよぉ。ぜひやってみてください。

 3杯めとなるナカをもらって、3品めは「いかなんこつ焼」(200円)を焼いてもらう。

 これはイカゲソのてっぺんにある、イカの頭部の身をタレ焼きにしたもの。『なんこつ』という名称ながら、あまり軟骨の感じはなくて、ちょっと硬めの身という感じだ。

 そして最後の4杯め(最初のホッピーとナカ3杯)には「げそ揚げ」(200円)をもらう。

 これで今日は、身、耳、頭、足という4種の部位のすべてをいただいて、調理法もワタ和え、刺身、焼きもの、揚げものという4種類をいただいたことになる。

 ゆっくりと1時間半の立ち飲みタイム。今日のお勘定は1,600円でした。

 どうもごちそうさま。

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「やきや」 / ホッピー / 珍味わたあえ

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いかみみ刺身 / いかなんこつ焼 / げそ揚げ

店情報前回

《令和元(2019)年7月2日(火)の記録》

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創業20年おめでとう! … 立呑み「やきや」(荻窪)

開業記念のタコ刺

 

 荻窪「やきや」がオープンしたのは平成11(1999)年7月。今年で創業20年になりました。

 今日のメニューには、開店記念のとき(7月の第1月曜日)にだけ登場する「たこ刺」(200円)が並んでいる。

 もちろんこの「たこ刺」からいただきますねぇ。

 飲みものは、いつもの「ホッピー」(320円)だ。このところ、注文しなくてもスッとホッピーを出してくれる。ちょっとだけ常連さんたちの仲間入りができたようで、なんだか嬉しい。

 私が最初に「やきや」に来たのは、平成13(2001)年5月だったので、今にして思えば創業2年目のことだったんだなぁ。

 そのとき、すでに「やきや」は大人気で、いつ見ても満員の状態だった。それに引かれて、私も店に入ってみたのだった。

 その頃はホッピーが300円、ナカは150円。つまみは「しめさば」(200円)以外は、すべて150円だった。

 それから20年たって、ホッピーは320円、ナカは160円に、「しめさば」は270円に、イカ料理は200円、イカ以外の料理は170円になった。

 この間のホッピー(ソト)やスルメイカなどの値上がり、消費税が5%から8%に値上がりしたことを考えると、据え置きされていると言っていいぐらいの値上げ幅だと思う。

 ボリュームたっぷりの「たこ刺」で「ナカ」(160円)をおかわりし、2杯めとなるホッピーを半分ぐらい飲んだところで、2品めの「いかげそ焼」(200円)を注文した。

 さらにナカをおかわりして「自家製塩辛」(200円)をもらう。

 そして4杯め(最初のホッピーセット+ナカを3杯)となるナカをもらって締めくくる。

 1時間半ほどの立ち飲みタイム。お勘定は1,400円でした。どうもごちそうさま。

 創業20年、おめでとうございます!

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「やきや」 / ホッピー / たこ刺メニュー

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たこ刺 / いかげそ焼 / 自家製塩辛

店情報前回

《令和元(2019)年7月1日(月)の記録》

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久びさのチーズつくね … やきとん「すっぴん酒場」(野方)

チーズつくね

 

 土曜日の夕方。ふらりと「すっぴん酒場」に向かう。

 店に着いたのは午後5時半。

 店内はすでに常連さんたちで盛り上がっていて、奥のほうはいっぱい。

 久しぶりに、入口の近くに立って、いつものように「黒ホッピー」(450円)と「れば」「ちれ」「しろ」(各100円)を注文すると、すぐに出される「お通し」(100円)は、定番の大根、カブ、キュウリのぬか漬けだ。

 もつ焼きはすべて、注文を受けてから焼き始めるため、焼き上がるのに時間がかかる。それを待つ間、お通しのお新香をつまみながら、黒ホッピーをやるのである。

 この最初のもつ焼き3本の間に、「ナカ(おかわり焼酎)」(250円)をもらって、2杯めの黒ホッピーも飲みきった。

 3杯めとなるナカをもらい、「れんこん」(150円)を注文し、それを待つ間用として「長芋漬け」(100円)も注文した。

 さらに「さがり」と「かしら」(各100円)も注文して、4杯め(ソト1・ナカ4)となるナカをもらう。

 最後は「あぶらニンニク」(100円)と、久しぶりとなる「チーズつくね」(150円)で締めくくって、2時間ほどの立ち飲みタイム。

 品物と引き換え払いでの支払合計は2,100円でした。どうもごちそうさま。

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「すっぴん酒場」 / 黒ホッピーとお通し / れば

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ちれ / しろ / 長芋漬け

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れんこん / さがり / かしら

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あぶらニンニク / 夜も更けて / にぎわう「秋元屋」

店情報前回

《令和元(2019)年6月29日(土)の記録》

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限定!ローストビーフ … ビストロ「樽や(たるや)」(神田)

ローストビーフ

 

 昨年4月に出版された「神田・神保町・御茶ノ水本」(エイ出版社)でもご紹介させていただいた、ビストロ「樽や」。

 ビストロと言いつつも、ワイン以外にも日本酒や焼酎も楽しめ、洋風居酒屋としての側面も持っているのが呑兵衛にもうれしいところ。

 そんな「樽や」は、毎月最後の金曜日が『ローストビーフの日』。

 この店の通常メニューにはローストビーフはなくて、ローストビーフが出されるのは、この日だけという、月に1度の限定メニューなのだ。

 私自身はまだこのローストビーフを食べたことがないんだけれど、この店の常連さんで、私たちにこの店をご紹介してくれたT内さんご自身も、まだローストビーフの日には来たことがないんだそうな。

「ぜひそのローストビーフを食べに行こう!」

 という話になって、T内さんが今日の予約を取ってくれた。

 ところが!

 T内さんに仕事関係の予定が入ってしまい、T内さんだけが欠席となってしまった。

 でも、せっかくの機会なので、T内さん以外のメンバーで、予定どおりにローストビーフをはじめとする、「樽や」自慢の料理をつまみに、ワインをグイグイといただいてきました。

 まずは「マルセイユ風 赤いビール」(750円)をもらって乾杯し、料理はお通しに続いて、日替りの黒板メニューから「グレープフルーツサラダ」(750円)、そして作り続けて35年という大定番の名物料理「ジャンボオムレツ」(700円)だ。

 「ジャンボオムレツ」1皿には4個の卵が使われているのでボリュームたっぷり。これを5人で2皿いただいた。

 他の料理も、基本的に2皿ずつ注文した。

 いろいろと食べたいときは、2~3人で1皿といった分量で注文するといいだろう。

 ビールの後はワインに移る。黒板に書き出された、ルーマニアの白ワイン「ヴァイン・イン・フレイム」(3,880円)を注文したところ、残念ながら、ついさっき売り切れたとのこと。代わりにスペインの夏の定番ロゼワイン「バルデバジェス・ロサド」(3,980円)をいただいた。

 料理は、これまた定番、当店人気ナンバーワンという「牛タンストロガノフ」(900円)。牛タンストロガノフを、トーストの上にのせて出してくれるのがいいんだな。

 さらには「ツブ貝エスカルゴ風」(880円)に「ジャーマンポテト」(700円)。

 そして、今回、初めて注文して、みんなが歓喜の声を上げたのが「フォアグラのクリームコロッケ」(1個700円)だった。

 この店の定番のコロッケというと「カニクリームコロッケ」(2個1,000円)なのだが、「1個当たり200円の違いならば、今日はフォアグラのほうにしてみるか」ということで、ひとりに1個ずつの「フォアグラのクリームコロッケ」を注文したのだ。

 これがもう! すっごくフォアグラ。しかも、熱々トロリと旨いのだ!

 ロゼに続いては、スペインの赤ワイン「ラヤ」(3,880円)をもらう。

 料理はいよいよ本日のメイン、月に1度だけの「ローストビーフ&マッシュポテト」(1,650円)である。

 実はここまでの料理は、最初に一気に注文したもの。それを、お店のほうで、ちょうどいいころ合いと順番で、順々に出してくれるのだ。こういうところも嬉しいよね。

 さすがにローストビーフも美味いなぁ。T内さんが来れなかったことが返す返すも残念だ。

 メインの後で、つまみとして追加注文したのは「自家製ピクルス」(500円)と「ズッキーニのフライ」(680円)。

 ズッキーニはフライにしても美味しいんですね。これまた初めて知った。

 3本めのワインは、これまたスペインのフルボディの赤ワイン「ノルテ」(3,780円)をもらう。

 〆の食事ものとしては「高菜チャーハン」(950円)や「スパゲティナポリタン」(950円)、「オムライス」(1,000円)などが選べる。

 どれにしよう? と検討した結果、「高菜チャーハン」と「スパゲティナポリタン」を、それぞれ1人前ずつもらって、分けあっていただいた。

 3時間ほど楽しんで、お勘定は5人で32,960円(ひとり当たり6,592円)でした。

 どうもごちそうさま。今夜も美味しかったなぁ。

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「樽や」 / 店頭の電灯看板 / 入口

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ローストビーフの日 / 日替り料理 / 日替りワイン

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メニュー(1) / メニュー(2) / メニュー(3)

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メニュー(4) / 張り紙メニュー / オムレツの歴史

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お通し / マルセイユ風 赤いビール / グレープフルーツサラダ

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ジャンボオムレツ / スペインのロゼワイン

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牛タンストロガノフ / ツブ貝エスカルゴ風 / ジャーマンポテト

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フォアグラのクリームコロッケ

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赤ワイン「ラヤ」は / デキャンタージュして / 自家製ピクルス

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ズッキーニのフライ / その断面 / 赤ワイン「ノルテ」

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高菜チャーハン / スパゲティナポリタン / 今宵のメンバー

店情報前回

《令和元(2019)年6月28日(金)の記録》

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トリスメガハイボール … やきとり「戎(えびす)」(西荻窪)

トリスメガハイボール

 西荻窪駅に到着したのは午後2時。

 こんな時間帯でも、駅近くの飲み屋街にはすでに多くのお客さんたちが繰り出している。

 東京23区(市外局番が03の地域)のフチのほうに名酒場街あり。

 ここ西荻窪も例外ではありません。

 そんな西荻窪で昭和48(1973)年に創業した「やきとり戎」の開店時刻は午後1時。それから中休みなしで夜まで営業が続く。

 午後2時過ぎのこの時間でも、焼き台を挟む平行カウンターは、ほぼ満席で、奥側(駅から遠い側)の、最奥部の1席が空いているのみ。

 その席に滑り込んで「トリスメガハイボール」(490円)を注文する。

 メガハイボールは、昔ながらの生ビールの大ジョッキにたっぷりの、氷入りのトリスハイボールのこと。片手でやっと持ち上げることができるかどうかという重さだ。

 ちなみに普通の「トリスハイボール」は190円。値段的には2.6倍ほどだけど、その値段に見合うほど量もすごい。

 つまみには「おつまみ三品盛」(320円)を選択。今日は、カブとトマトのハーブマリネ、おから、セロリスティックという三品だ。

 2品めには、メニュー上に日付入りで今日の『いちおし』と書かれている、島根県浜田市の「どんちっちアジ」。一尾(600円)と半身(320円)が選べるところ、このあと他のものも食べたいので半身にしておいた。

 この「どんちっちアジ」で、1杯めの「トリスメガハイボール」を飲み干して、2杯めをおかわりする。

 そしてつまみは、看板メニューの「やきとり」へ。

 まずは「こぶくろ」(95円)を塩で、「てっぽう」(95円)をタレでお願いした。

 その2本が出てきたところで、「れば」(95円)のタレと「カシラ」(95円)の塩を追加注文する。

 「やきとり」は、できたて熱々がいちばん美味しいので、一度に注文する量は2~3本ずつにするのが、自分にとってはちょうどいい。(食べるスピードが速い人は、一度に5~6本ぐらい注文しておかないと、次のを待ってる時間が長くなってしまうようだ。)

 平行カウンターのいいところは、向かい側の人たちが注文した料理を見ることができるところ。

 「鳥むね肉の黒酢炒め」(320円)は、酢豚の豚肉の代わりに鶏肉になったような料理で、野菜もたっぷり。これが小鉢に盛られて出される。

 「ソース焼きそば」(380円)は、値段的に少量かと思いきや、しっかりと1人前の、本格的な焼きそばだ。

 「泉州の水なす」(280円)は日替わりの手書きメニューのひとつ。先日、沼袋「たつや」で食べた水ナス刺身のような感じで、水ナスを長手方向に裂いたもの3切れが1人前だ。

 「バリバリキャベツ」(130円)も、ボリュームたっぷりで、いい合いの手になりそうだ。

 そんなまわりの様子も観察しながら、私自身は「ミミガーポン酢」(220円)をもらって締めくくりとした。

 2時間近く楽しんで、お勘定は2,220円。どうもごちそうさま。

 うぅ~。メガハイボール2杯。けっこう効いたなぁ。

 ホッピーをソト1・ナカ4で飲んだときより効いてるかも。

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西荻窪駅南側の酒場街 / やきとり「戎」 / メガハイボール

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今日のメニュー / 定番メニュー / おつまみ三品盛

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どんちっちアジ(半身) / こぶくろ、てっぽう / れば

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かしら / ミミガーポン酢 / 外はまだ明るい!

店情報前回) 《YouTube動画

《令和元(2019)年6月27日(木)の記録》

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夏を迎えてきざみ穴子 … 立呑み「やきや」(荻窪)

きざみ穴子

 

 水曜日の今日、「やきや」に到着したのは午後6時半。

 入口からパッと見たところ、いちばん奥の座り席と、いちばん手前の短辺の端っこしか空いていない様子。

 久しぶりに奥で座って飲むしかないかなぁと断念して、カウンター席に並ぶお客さんたちの背後を、店の奥に向かって進んでいたら、カウンターの真ん中あたりに、ちょうど一人分の空間を発見。やったね!

 その場所が「珍味わたあえ」の器のすぐ前だったので、まずは「ホッピー」(320円)と「珍味わたあえ」(200円)からスタートする。

 「ナカ(おかわり焼酎)」(160円)をもらって、つまみに「いかみみ刺身」(200円)を注文すると、残念ながら売切れ。代わりに「いか刺身」(200円)をもらう。

 この「いか刺身」は、あらかじめ刺身に引いたものを、1人前ずつ大葉で仕切ってタッパーに並べ、冷蔵庫で保存しているもの。

 早い時間に来ると、こうやって事前に用意している「いか刺身」を食べることができる。

 このタイプは、ねっとりモチモチとした食感なのがうまい。

 このタッパーの刺身がなくなると、注文を受けてからイカの身を刺身に引いてくれる。こちらはねっとり感はないのだが、シャキリとしたキレのある弾力感がうれしい。

 どちらも捨てがたいんだなぁ。

 ここに通い続けて、こういう違いがやっとわかるようになってきた。イカは美味うまいねぇ!

 3杯めには「いかなんこつ焼」(200円)。

 「げそ揚げ」(200円)にしようか、それとも「いかげそ焼」(200円)にしようかと考えていたら、となりのお客さんから「いかなんこつ焼」の注文が飛んだので、急きょそれに便乗した次第。

 何をたのんでもハズレがないので、結局はその場の気分と流れなんだなぁ。

 「いかなんこつ焼」は、焼きたての熱々のときがいちばん美味おいしいので、あっという間に食べ終える。

 そして、夏らしい「きざみ穴子」(200円)を追加注文した。

 昔に比べると、穴子の量がずいぶん減った感じがするが、なにしろ200円だからねぇ。この値段で穴子のつまみが食べられること自体がむしろ驚きだ。

 「きざみ穴子」の途中で、4杯めとなるナカをもらった。

 穴子のタレが、これまた旨いので、このタレを残さずいただく方法はないものかと注文したのが「漬物」(170円)。白菜のぬか漬けである。

 このまま食べても、もちろん美味しいんだけど、今日はあえて穴子のタレで。これはこれで、コクがあって旨し!

 ゆっくりと1時間半ほど立ち飲んで、今夜のお勘定は1,770円でした。どうもごちそうさま。

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「やきや」 / ホッピー / 珍味わたあえ

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いか刺身 / いかなんこつ焼 / 漬物

店情報前回

《令和元(2019)年6月26日(水)の記録》

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おつまみサイズのピザ … 炭火串焼「テング酒場」(麹町)

チーズピザ

 

 「テング酒場」の『手伸ばしピザ』。

 大きさは両手で輪を作ったぐらいと小ぶりなんだけど、これが酒のつまみとしてはちょうどいいのだ。

 このピザ、「パルマ産生ハムピザ」(390円、価格はすべて税別表記)、「ガーリックペペロン風ピザ」(290円)、「ソーセージとベーコンのピザ」(490円)、「4種のチーズを使ったトマトソースピザ」(320円)と4種類あって、値段もまた、おつまみ価格なのがうれしいところ。

 今日は「4種のチーズを使ったトマトソースピザ」を注文した。

 月曜日の今日は、仕事帰りに「テング酒場」。

 まずは「ホッピーセット(白)」(390円)をもらって乾杯し、つまみは定番の「もつ煮豆腐」(360円)、「カシューナッツ」(290円)、「しゅうまい」(1個130円)の他、サラダ代わりに「オニオンスライス」(190円)ももらった。

 「中(焼酎60ml)」(210円)をおかわりしつつ、2巡めは「砂肝」(1本90円)、「豚レバー」(1本80円)、「はつ」(1本80円)に、「手作り牛たんメンチカツ」(1個220円)を注文した。

 串焼きは、「テング酒場」の看板メニューだけに、もつ焼き専門店じゃないにしては意外と(失礼!)美味しいのだ。値段も安いし。

 3巡めは初めての「あつあつ水餃子」。5個(340円)、10個(620円)、20個(1,100円)が選べるところ、今日は10個をいただいた。

 メニューには『自社工場で豚肉をミンチし、包んだ自家製餃子を使用しています。皮をツルッともっちり仕上げました。にんにくを使用しておりません』と書かれている。

 さらに「新らっきょう漬け」(320円)と「ポテトフライ(ガーリックバター付)」(290円)も追加して、ホッピーをグイグイと飲み進める。

 「テング酒場」には、〆の食事ものも種類が多い。

 「昔ながらの炒飯」(390円)や「鶏スープ雑炊」(290円)、「鶏釜飯」(390円)、「おにぎり」(1個150円)、「焼きおにぎり」(1個150円)、「ソース焼きそば」(390円)、「鶏だしラーメン」(小290円、大390円)などなど。

 どれにしようか、とちょっとだけ迷って、決めたのが冒頭でご紹介した「4種のチーズを使ったトマトソースピザ」だったのでした。

 そして最後は「きなこバニラアイス」(240円)で〆。

 ホッピーは二人でソト3・ナカ9。お勘定は7,395円(ひとり当たり3,698円)でした。

 どうもごちそうさま。

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ホッピー / オニオンスライス / もつ煮豆腐

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カシューナッツ / しゅうまい2個 / ナカおかわり

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ハツ、豚レバ / 砂肝 / 手作り牛たんメンチカツ

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新らっきょう漬け / あつあつ水餃子 / 酢醤油でいただく

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ポテトフライ / 4種のチーズピザ / きなこバニラアイス

店情報前回

《令和元(2019)年6月24日(月)の記録》

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日本で4年後の誕生日 … 「カフェ・ド・セントロ(CAFE do CENTRO)」(日比谷)

2015.06.21@レシフェ
2015.06.21 ブラジル(レシフェ)にて

 上の写真は、今から4年前に、ブラジル(レシフェ)のI重さんの部屋で撮影したもの。

 当時、私はブラジルに単身赴任中だった。そこへ、古典酒場の倉嶋紀和子編集長宇ち中さんが遊びに(飲みに)来てくれたのだ。

 実はこのお二人、呉(広島県)に単身赴任しているときも、わざわざ呉まで飲みに来てくれた

 呉でもかなり遠くまで来てくれていた気がしていたのに、まさか地球の裏側まで一緒に飲みに来てくれるとは! こんなに嬉しいことはなかった。

 そのブラジルに来られた時に、ちょうど宇ち中さんが誕生日を迎え、近所のステーキハウス「スペッタス(Spettus)」でお祝いした後、I重さんの部屋にお邪魔して、二次会を楽しんだのでした。(そのときのブログ記事

 それからちょうど4年たった今日は、そのときから4年後の宇ち中さんの誕生日。

 I重さんの部屋に集まったメンバーが、今日はブラジル料理の「カフェ・ド・セントロ」に集まった。

 再会を祝して「生ビール(プレミアムモルツ)」(500円、以下すべて税別表記)をもらって乾杯し、つまみには「揚げタコのさっぱりビネガーソース(ポウボ・フリット・アオ・ヴィナグレッチ)」(580円)、「たっぷりポテトフライ(バタタ・フリッタ)」(380円)、「ブラジルソーセージと玉ねぎソテー(カラブレーザ・アセボラーダ)」(580円)、「鶏肉のコロッケ(コシーニャ・ジ・フランゴ)」(6個480円)、「干し鱈のコロッケ(ボリーニョ・ジ・バカリャウ)」(6個500円)、「ブラジルMIXサラダ(サラダ・ミスタ)」(680円)を一気に注文した。

 生ビールに続いては、キープしているカシャーサのボトルに、「カットライム」(400円)と氷をもらって、カイピリーニャ(カシャーサのカクテル)である。

 ブラジルに居るときに、いつもI重さんが上手にカイピリーニャを作ってくれていたのだが、4年たってもその技は健在。今夜のカイピリーニャもI重さんが美味しく作ってくれた。

 そして料理は「牛ランプステーキ(ビッフィ・アウカトラ・グレリャード)」(600g 2,480円)を注文。

 メニューには、ブラジルで『牛肉の中ではこの部位が一番!』と言われるイチボ肉のステーキ、「ピッカーニャグリル(ピッカーニャ・ノ・ヘショー)」(500g 3,500円)もあるんだけど、日本の牛肉は脂分が多いからか、イチボよりもランプのほうが、美味しいように思う。

 このランプステーキに、ファロッファ(キャッサバ粉)とヴィナグレッチ(野菜ソース)をかけて食べるのがブラジル流。うまいねぇ!

 続いては「牛テールの柔らか煮(ハバーダ)」(1,580円)と「タピオカ芋のカリカリフライ(マンジョッカ・フリッタ)」(580円)を注文。

 カシャーサ「ベーリョ・バヘイロ・ゴールド」のキープボトルも空いて、次は“ゴールド”が付いていない、普通の「ベーリョ・バヘイロ」のボトル(1,000ml 2,800円)をもらう。

 ゴールドのほうは、樽で何年か寝かして褐色になったカシャーサ。普通のほうは無色透明なカシャーサ。

 ブラジルで、いつも飲んでたのは、無色透明なカシャーサだったので、そっちを選んでみたのでした。

 しかし、この1リットル瓶が2,800円かぁ。向こうでは6レアル(180円)ほどだったのになぁ。15.5倍もの値段だ。

 そして料理は「ムケッカ・バイアーナ(大)」(2,480円)。ブラジル風の、パーム油とココナッツミルクを使った海鮮シチューである。

 中に入る魚介類が、日本のほうが圧倒的に新鮮で美味なので、ブラジルで食べるよりも美味しいムケッカになるのが面白い。

 初めて注文した「バカリャウ(干し鱈)とマンジョッカのクリームグラタン(バカリャウ・コン・ナータス)」(680円)が大当たり! これは美味しかった。次回からも注文するようにしよう。

 料理はいよいよブラジル名物の「フェイジョアーダ(大)」(1,680円)へ。

 そしてカシャーサのボトルもおかわりだ。残念ながら、透明なカシャーサは、さっきの1本しか在庫がなかったため、もとの“ゴールド”のほう(700ml 2,800円)に戻った。

 フェイジョアーダを食べた後は、「もっちもちチーズパン(ポン・ジ・ケイジョ)」(1個90円)や「ブラジルバゲット(ポン・フランセース)」(300円)をつまみに、飲む飲む飲む。

 たっぷりと4時間以上楽しんで、お勘定は5人で25,732円(ひとり当たり5,146円)でした。どうもごちそうさま。

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「カフェ・ド・セントロ」 / 生ビール / ブラジルMIXサラダ

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カラブレーザソテー / 鶏肉のコロッケ、干し鱈のコロッケ / たっぷりポテトフライ

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懐かしのI重さんのカイピリーニャ / カシャーサ / カットライム

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牛ランプステーキ(600g) / ヴィナグレッチとファロッファ / ハバーダ

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タピオカ芋のカリカリフライ / ムケッカ / ライスにかけて

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バカリャウとマンジョッカのクリームグラタン / フェイジョアーダ / ライスと共に

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ブラジルバゲット / チーズパン / 4年ぶりの記念写真

店情報前回) 《YouTube動画

《令和元(2019)年6月21日(金)の記録》

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学芸大学前から歩いて … 「牛太郎(ぎゅうたろう)」(武蔵小山)

ガツ酢

 

 学芸大学駅(東急東横線)近くでの仕事を終えたのは午後3時半。

 さぁ、どうする。

 祐天寺「ばん」、中目黒「ばん」の開店時刻は午後4時。中目黒「藤八」は午後5時だ。

 店に着いても、ちょっと待つ感じだなぁ。

 おっ!

 「牛太郎」があるではないか。

 幸い学芸大学駅から、「牛太郎」のある武蔵小山駅までの3分の1ぐらいの地点にいるので、歩いてもあと20分ほどで「牛太郎」に到着することができそうだ。

 さっそく同行のMさん、Tさんとともに、武蔵小山駅に向かって歩き始めた。私以外のお二人にとっては、初の「牛太郎」である。

 ほぼ予定どおりの午後3時50分に店に到着。

 入口引き戸を開けて、『席は空いてるかな?』と店内をのぞくと、なんとコの字カウンター右手で飲んでいるのは、森一起さんだ!

 森さんにご挨拶をして、我われ3人は、空いていたカウンター左手側に入った。

 まずは「ホッピー(白)」(390円)をもらって乾杯し、つまみは名物の「とんちゃん」(120円)、「ガツ酢」(120円)、「煮込」(120円)と、Mさんご希望の「オニオンスライス」(100円)でスタートする。

 いつものことながら、この価格が素晴らしいよねぇ。

 しかもこれが美味うまいんだから言うことなし。まさに『働く人の酒場』。看板に偽りなしだ!

 働く呑兵衛たちは、基本的に安い酒場にしかいかないけれど、味にはすごく敏感。

 安くても不味まずい酒場には、呑兵衛は絶対に寄り付かない。

 呑兵衛たちの間で流行はやっている大衆酒場は、必ず安くて美味いのだ。

 ナカ(おかわり焼酎)をもらいつつ、「ポテトサラダ」(120円)と「おしんこ」(90円)も追加する。今の季節の「おしんこ」はキュウリだ。

 白ホッピーのソトが無くなったあと、今度は「ホッピー(黒)」(390円)をもらって、つまみはいよいよ「もつ焼」(100円)に突入だ。

 「もつ焼」は、「かしら」、「しろ」、「がつ」、「はつ」、「こぶくろ」、「てっぽう」、「なんこつ」、「レバー」、「たん」の9種類。

 同行者の中に、レバーが苦手という方もいたので、「しろ」「かしら」「はつ」を、それぞれ3本ずつと、「にらキムチ」(120円)をいただいた。

 そこへやって来たのは、地元在住の東京自由人・小西康隆さんだ。ご無沙汰しております!

 ゆっくりと2時間ちょっと楽しんで、お勘定は3人で4,440円(ひとり当たり1,480円)でした。どうもごちそうさま。

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ホッピー(白) / オニオンスライス / 煮込

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ガツ酢 / とんちゃん / ポテトサラダ

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おしんこ(キュウリ) / ホッピー(黒) / しろ3本

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かしら3本 / はつ3本 / にらキムチ

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あぶら / 森さん、小西さんと / 「牛太郎」

店情報前回

《令和元(2019)年6月20日(木)の記録》

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イカとんびありますよ … 立呑み「やきや」(荻窪)

イカとんび

 

 店に到着すると、午後7時過ぎ。

 今日は焼き台に女将さん、センターにヨーコさん、奥にカイトくん。

 すぐにヨーコさんがホッピー(320円)を出してくれると、女将さんから「今日は『イカとんび』がありますよ!」と声がかかった。

 おぉ~っ。それはいただかねば。

 いつもあるわけではない「イカとんび」(200円)。それがある時には必食の品なのだ。

 さらにカウンターの目の前に並ぶ大皿料理群を見ると、「げそ揚げ」(200円)が、1人前取れるかどうか。

 『どうかな?』と思いながら「『げそ揚げ』、まだいけますか?」と聞いてみると「大丈夫」とのこと。私のところからは死角になっていた部分にも、もう1切れの「げそ揚げ」があって、結果的に通常の1人前よりも1切れ分ほど多いラスト「げそ揚げ」になった。

 その「げそ揚げ」をほぼ食べ終えて、2杯めとなる「ナカ(おかわり焼酎)」(160円)をもらうころに、ちょうど「イカとんび」も焼き上がってきた。

 「イカとんび」は、スルメイカの口のまわりの身のこと。

 1串に5個刺さっている「イカとんび」が、1人前で2串。つまりは1人前でスルメイカ10匹分ということだ。

 しっかりとした弾力感がたまらない逸品だ。

 3杯めとなるナカには、久しぶりの「しめさば」(270円)を注文する。

 ここのシメサバは、市販されている袋入りの半身のシメサバ。これが1人前だ。

 注文を受けてから袋から出し、刺身状にスライスしてくれる。

 ほぼ生に近いような、サッと〆たシメサバももちろん美味しいんだけれど、ここのシメサバはそれとは真逆。

 袋の中でしっかりと浸かった、酸っぱいシメサバ。

 でも、これが旨いんだなぁ。

 生に近いシメサバにはない、『よく浸け』ならではに味わいなのだ。

 そして最後、4杯め(ソト1・ナカ4)となるナカをもらって、つまみは、これまた久しぶりの「みそきゅうり」(170円)をもらう。

 キリっとよく冷えた、パキッパキのキュウリがいいね! 熱い夏場は、これに限る!

 さっくりと1時間ほど立ち飲んで、ホッピー4杯、料理4人でのお勘定は1,640円でした。

 どうもとちそうさま。

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「やきや」 / ホッピー / げそ揚げ

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イカとんび / しめさば / みそきゅうり

店情報前回

《令和元(2019)年6月19日(水)の記録》

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また1軒、名店の灯が … もつ焼「ホルモン」(沼袋)

コブクロちょい焼き

 

 沼袋のもつ焼きの名店、「ホルモン」が2019年6月21日(金)をもって閉店する。

『閉店のお知らせ』
 平素よりお引き立ていただきありがとうございます。
 突然ですが、6月21日をもちまして、お店を閉店させていただきます。
 昭和38年、東京オリンピックの年にオープンしてから、親子二代にわたってご愛顧を賜りましてありがとうございました。
 心から御礼申し上げます。
ホルモン 店主

 店頭にはそんな張り紙が出されている。

 店主が膝を悪くされて、手術をされることになったそうで、術後のリハビリなども含めると2~3ヶ月かかりそうとのこと。

 確たる後継者もいらっしゃらなかったこともあり、このタイミングでお店を閉める決心をされたそうだ。

 ここ数年、名酒場の閉店が続いているが、また1軒、名店の灯が消える。

 木場きばの名店「河本」も、7月いっぱいで営業を終えるとのこと。

 両店の閉店は残念でならない。

 「ホルモン」に私が初めて来たのは平成13(2001)年8月のこと

 そのときは、現在の店主とともに、先代の女将さん(店主のお母さん)も働いておられた。

 それ以来、18年。店主が同郷(愛媛県出身)ということもあって、この店には本当にお世話になった。

 閉店が決まっている店は、いつもとは違うお客さんたちも集まって来て、普段とは違う酒場の雰囲気になってしまうため、あまり行かないようにしている。

 それ以前の、普段営業のときの自然な姿を、心の中に留めておきたいからだ。

 でもここ「ホルモン」には、どうしてももう1度、来ておきたかった。

 実は「たつや」の前に、「ホルモン」をのぞいてみたんだけれど、そのときはびっしりと満席。このところずっと、こんな状態が続いているとのことだった。

 そこで「たつや」を出た後、午後8時前に、改めて「ホルモン」にやってきた次第。

 今度は、かろうじて1席が空いていて、そこに滑り込むことができた。

 この時間帯の店内には、常連さんたちの姿も多くて安心した。

 「焼酎」(250円)をもらって、まずは「煮込」(350円)と「おしんこ」(120円)をもらう。

 この店に来たら、「ちょい焼き」(レバ、コブクロ、各1本130円)を食べねば。

 「ちょい焼き」という名のとおり、豚の生食禁止より前は、本当にちょい焼きで出してくれていた。

 今も、その頃のままの名称が使われているが、その実態は「よく焼き」で、味付(生姜醤油しょうがじょうゆ+刻みねぎ)だけが以前と変わらない。

 残念ながらレバはすでに売り切れていたので、「ちょい焼きコブクロ」を2本、焼いてもらった。

 そして「焼酎」もおかわりし、梅割りにしていただく。

 「ホルモン」系の各店(現在でも残っているのは練馬の「金ちゃん」ぐらいか)の特徴のひとつが、焼き台に続く二の字の平行カウンターの存在と、ちょっと醤油の味が効いた濃厚なタレだろう。

 もつ焼きのネタで、この店ならではのものが、「おっぱい」「あぶら」「ひら」(各120円)である。

 早い時間から大勢のお客さんたちでにぎわったため、色んな部位が売り切れていて、「おっぱい」「あぶら」「ひら」の中で残っているのは「ひら」だけだった。

 その「ひら」を1本、タレで焼いてもらって〆とした。

 1時間半ほどの「ホルモン」。お勘定は1,350円でした。どうもごちそうさま。

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もつ焼「ホルモン」 / 閉店のお知らせ / にぎわう店内

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焼酎 / おしんこ / ひら(タレ)

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もつ焼きメニュー / サイドメニュー / 飲みものメニュー

店情報前回

《令和元(2019)年6月17日(月)の記録》

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旬モノ・水ナスお刺身 … やきとん「たつや」(沼袋)

水茄子の刺身

 沼袋「たつや」の「本日のもつやすめ」が面白い。

 たとえば今日は、「泉州直送 水茄子の刺身」(400円)や「生しらすの塩辛」(280円)、「鶏肩小肉とブラックオリーブのトマト煮込み」(480円)、「小鯛とわかめの岩下和え」(400円)、「自家製 塩らっきょう」(280円)なんかが並んでいる。

 なにしろ「もつやすめ」というくくりなので、本来は「もつを食べる合間に、『もつやすめ』として、これらの料理も食べてね」ということなんだろうと思う。

 しかし前述のとおり、そこに並ぶ品々は、決して『もつのついでに』なんてレベルではなくて、立派に主役を張れるつまみ群なのである。

 そんな中から、「泉州直送 水茄子の刺身」を注文すると、冷蔵庫に1個ずつラップでくるんで保存されている水茄子のヘタを切り落とし、表面に縦にスゥーッ、スゥーツと何本かの切り目を入れ、ワサビを添えて出してくれた。

「切り目にそって手で裂いて、何もつけずに食べてみてください」

 と教えてくれたので、そのとおりにいただいてみると、これが旨いこと!

 ナスって生で食べられるんだ。

 そして、味をつけなくても、ナスそのものがうまいっ!

 というか、味を付けずにそのまま食べるというのが、いちばん美味しい食べ方だなぁ。

 皮もぜんぜん硬くなくて、皮まで美味しいのがいいね。

 月曜日の今日、沼袋「たつや」に到着したのは、まだ明るい午後6時20分。

 まずは「ホッピーセット白」(420円)をもらって、1品めのつまみは「冷製の盛り合わせ」(500円)。

 『冷製』というのは茹で冷ました『もつ』を、刺身状にカットしたもの。

 今日は「こぶくろ」、「はつ」、「れば」の3点盛りだ。

 この店に来ると、ほぼ毎回と言っていいぐらい、この「冷製の盛り合わせ」からスタートしている。

 焼き台の上に並び始めた「こぶくろ」(120円)が、いかにも美味しそうなので、私もそれを便乗注文する。味はおまかせで。

 「こぶくろ」は小さいところを『冷製』にし、大きいものを『やきとん』として使っているんだそうな。

 おまかせでの味付けは醤油。「こぶくろ醤油」というのは初めて食べたけど、これもいいねえ!

 前に来たときに美味しくておかわりした「あぶら」(120円)は、残念ながら今日は売り切れていた。

 ここまでで最初のホッピーセットに加えて、「ナカ」(270円)を2回、追加した。

 もう1杯、ソト1・ナカ4となる「ナカ」をもらって、注文したのが冒頭の「泉州直送 水茄子の刺身」だったのでした。

 この「水茄子の刺身」があまりにも美味しかったので、パクパクと、あっという間に完食。

 もう1品、何かをもらおうと、今まで食べたことがない「えんがわ」を注文すると、これまた売り切れ。残念。

 この「えんがわ」、鶏手羽の先っぽの、捨てる部分なんだって。まさに「放るもん(ホルモン)」だ。

 それに代わるものして注文したのが、これまた「本日のもつやすめ」の中の一品、「生しらすの塩辛」だ。

 出されたのはお猪口にいっぱいの「生しらすの塩辛」。

 「水茄子の刺身」に付いてきたワサビ。ナスを食べるときにはまったく使わなかったので、この生しらすにちょいとのせて食べてみる。これがまたいい。

 1時間半ほど楽しんで、席料100円に消費税8%(10円未満は切り捨て)が加わって、今日のお勘定は2,830円なり。どうもごちそうさま。

 店を出ると、外は暗くなっていた。

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やきとん「たつや」 / 本日のもつやすめ / 焼酎メニュー

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ホッピーセット白 / 冷製の盛り合わせ / こぶくろ醤油

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水茄子の刺身 / 生しらすの塩辛 / ごちそうさま

店情報前回

《令和元(2019)年6月17日(月)の記録》

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今夜はもつ焼きで飲む … やきとん「すっぴん酒場」(野方)

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 先週は蘇我(千葉)方面に出張に出かけていたこともあって、2週間ぶりの「すっぴん酒場」、2週間ぶりの「もつ焼き」である。

 「もつ焼き」も間があくと食べたくて仕方なくなる品のひとつ。

 さっそく「黒ホッピー」(450円)をもらって、いつもの「れば」「ちれ」「しろ」(各100円)を注文したら、お通し(100円)のお新香をつまみながら焼き上がりを待つ。

 「もつ焼き」というと、タレ、塩、味噌、醤油などの味付けを指定する店が多いが、ここ「すっぴん酒場」は、『お任せ』が標準。

 ほとんどの常連さんは、「レバとシロを1本ずつ」という感じで、注文はネタの名称だけ。味付けは指定しないのだ。

 で、焼き上がりは「れば」と「しろ」はタレ焼き、「ちれ」は塩焼きだ。

 ここの「ちれ(脾臓)」はしっかりとよく焼き。焼き縮まった「ちれ」の身を噛みしめると、ギュッと凝縮された旨みを味わうことができる。

 私自身、ここの「ちれ」を食べるまで、「ちれ」はちょっと苦手な部位だったんだけど、ここの「ちれ」にはすっかりはまっている。

 「ナカ(おかわり焼酎)」(250円)ももらいつつ、2巡めの「もつ焼き」は、「さがり」と「かしら」(各100円)。

 この2品も、「れば」「ちれ」「しろ」同様に、あればよく注文する品になってきた。

 「さがり」は横隔膜の肉、「かしら」は頭部の肉なので、どっちも「もつ焼き」の中では、肉々とした部位である。

 3巡めは「れんこん」(150円)。

 これはレンコンの穴の中にツクネを詰め込んで焼き上げた一品。

 「すっぴん酒場」にはツクネ系のメニューが多くて、普通の「つくね」(150円)ももちろん旨いんだけど、レンコンのコリっとした食感と共に味わうツクネがいいんだな。

 4巡めは「はつみみ」(100円)と「ハラミナンコツ」(100円)を注文。

 「はつみみ」は、ハツ(心臓)のヘリ(耳)の部分を焼いたもの。

 ゆっくりと2時間半ほど立ち飲んで、黒ホッピーはソト1・ナカ4。

 品物と引き換え払いでの総支払額は1,950円でした。どうもごちそうさま。

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「すっぴん酒場」 / 黒ホッピー / お通しのお新香

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れば / ちれ / しろ

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さがり / かしら / れんこん

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はつみみ / ハラミナンコツ / ごちそうさま

店情報前回

《令和元(2019)年6月14日(金)の記録》

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話題のスーパーフード … 南米料理「ROMINA(ロミーナ)」(四ツ谷)

キヌアのリゾット

 

 職場の同僚たちと3人で、南米料理の「ロミーナ」にやって来た。

 昨年の8月に初めて来て以来、この店の、ペルー料理を中心とした南米料理の美味しさにはまっている。

 ブラジルに1年半ほど単身赴任していたときも、旅行でペルーに行ったことはあった。

 しかしながら、ペルーではリマ(沿岸部の首都)ではリマの料理だけ、クスコ(アンデスの高地)ではクスコの料理だけしか食べることができなかった。

 それがこの店では、ペルーの海岸地帯(コスタ)、山岳地帯(シエラ)、そして熱帯多雨林(セルバ)の各料理を食べられるほか、メキシコやキューバ、ニカラグア、コスタリカ、ブラジルなどの中南米の料理を、あれこれと食べることができるのだ。

 今日もリマでよく飲まれているビール、「クリスタル」(680円)をもらって乾杯し、最初のつまみは、我われの間ではすっかり定番となってきた「カンチャ(アンデスジャイアントコーン塩炒め)」(450円)である。このカリッと塩っけのあるコーンがうまいんだ。

 そしてこれも、ここに来ると必ず注文する「パパアラワンカイーナ」(780円)。これは、じゃが芋のピリ辛クリームソース。見た目はクリームがかかったデザートっぽいんだけど、こがしっかりとした酒のつまみになるんだなぁ。

 ペルー料理を代表する一品、「セビッチェ(シーフードのピリ辛レモンマリネ)」(1,380円)も、もちろん注文。

 リマの料理店で初めてセビッチェを食べたときに、「日本以外にも、生の魚を美味しく食べる国があるんだなぁ」と驚いたことを思い出す。

 ここで飲みものを「チリワイン白」(ボトルで2,800円)に切り替える。

 そして料理はブラジルの「コシーニャ(鶏肉のコロッケ)」(980円)と「リングイーサ(ブラジルソーセージのソテー)」(1本380円)だ。

 前回の課題だった「キヌアのリゾット」(1,080円)も、今回は忘れずいただいた。

『今話題のスーパーフード! アンデス原産でインカ帝国時代から食されてきたキヌア。このかわいい粒々の雑穀には実はとてつもない栄養が! 白米と比較してタンパク質2倍、鉄分5倍、カルシウム6倍、植物繊維10倍。その栄養面からNASAも宇宙食として認めるほど。美容、健康、ダイエットの効果も注目されています。』

 メニューにはそんな宣伝文句が載っている。

 食べやすいように、1人前を3皿に分けで出してくれるのも嬉しいではありませんか。

 ワインのボトルもおかわりしつつ、お腹も満ちてきたので、軽くつまめる「チップス&サルサ」(580円)を注文する。

 これはメキシコのつまみで、トルティーヤチップスとサルサソースが出される。

 「ユカフリータ(キャッサバ芋のフライ)」(830円)ももらって、ワインは3本目に突入だ。

 最後にもう一品、「つまみにする? デザートがいい?」という問いかけに、みんなの答えはつまみ。さすがです。

 メキシコの「ハラペーニョ ケサディーヤ」(700円)をもらった。

 ケサディーヤは、トルティーヤにチーズをはさんで焼いたメキシカンピザ。チーズのほかに、具材を足すことで「チキン ケサディーヤ」になったり、「ビーフ ケサディーヤ」になったりするのだ。

 Aさんがデザート代わりに注文した飲みものは、「ピスコマンゴー」(680円)。いかにもマンゴーな色合いがいいですねぇ。

 そんなわけで4時間以上楽しんで、今夜のお勘定は3人で19,720円(ひとり当たり6,573円)。大満足、大満腹でごちそうさま。

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「ロミーナ」 / 店は2階にある / クリスタル

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カンチャ / パパアラワンカイーナ / セビッチェ

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チリワイン / リングイーサ / コシーニャ

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キヌアのリゾット / チップス&サルサ / ユカフリータ

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ハラペーニョ ケサディーヤ / ピスコマンゴー / 今夜のメンバー

店情報前回

《令和元(2019)年6月13日(木)の記録》

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