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ご常連たちがサポート … 立飲「やきや」(中野)

煮込(玉子入)

 

 荻窪「やきや」を出て、2軒めは電車で3駅(約8分)、中野「やきや」へ。

 山下さん(女性店員)が腰を痛めたか何かでお休みしており、今はアキさん(男性店員)ひとりで切り盛りをされている(午後8時以降は手伝いの女性が入る)そうなのだ。

 すでに何ヶ月かこの状態が続いているらしい。

 昨年4月に大将が亡くなって、それまでの3人体制から、アキさんと山下さんの2人体制になり、さらに山下さんの体調不良による離脱で、アキさんのワンオペ(+手伝い)体制に。

 アキさんにとっては、びっくりするような変化が、1年ちょっとの間に次々に起こってしまったということになる。

 どうかな? とのぞき込んだ店内は、以前ほどではないものの、けっこうにぎわっている。

 立ち飲みカウンターの、いちばん左端が空いていたので、そこに立つと、すぐ右どなりは、さっきまで荻窪「やきや」で飲んでいたお客さんだった。

 荻窪→中野の「やきや」のハシゴ酒、あるいはその逆の中野→荻窪のハシゴ酒をする人は、けっこういるようなのだ。

 もともと両店で、酒場としての雰囲気がちょっと違うし、荻窪はイカ、中野は焼き鳥という色分けも、ますます鮮明になってきたということもあって、ハシゴをしても、それぞれ別のお店として楽しむことができるんですね。

 すでに荻窪で、ホッピーをソト1・ナカ4に、つまみを4品いただいてきた後なので、ここでは「ウイスキー水割」(380円)と「煮込(玉子入)」(320円)を注文した。

 「ウイスキー水割」は、「ブラックニッカ クリア&ウォーター」の300ml瓶。あらかじめ水割りになった状態で瓶詰めされていて、そのアルコール度数は10度。

 この量(300ml)で、氷入りのサワーグラス2杯分は飲めるので、かなりお得。中野にも荻窪にもあって、けっこう人気が高い飲みものだ。

 そして煮込み。荻窪にも「煮込み」はあって、そちらは170円。中野は「煮込」だけなら280円で、「煮込(玉子入)」になると40円アップの320円となる。

 中野と荻窪の値段の違いは、そのまま量の違いである。荻窪は大きめの器でたっぷりと出される。

 荻窪のは、わりと少量なので、『イカ料理の合いの手にちょっと煮込みを』という食べ方ができるが、荻窪のはしっかりとした量なので、心して注文しなければならない。

 ウイスキー水割りやホッピーの2杯分ぐらいであれば、「煮込」だけで大丈夫なほどの量だからねぇ。さらに玉子が入ると、よりボリューム感がある。

 量だけではなくて、味付けも違う。中野は醤油味で、荻窪は味噌味だ。別に理由はないけど、煮込みを味付けする人の違いでそうなったようだ。(中野は今と変わらずアキさん、荻窪は初期のころに調理を担当していたゲンさんなのかなぁ?)

 その後も次々とお客さんが入って来て、横の立ち飲みテーブルもいっぱいになり、以前と変わらぬ大にぎわいになってきた。

 ふと見ると、カウンター中央部のお客さんが、何枚ものレシートを目の前に置いて、お客さんから注文が入るたびに、それぞれのレシートにチェックを入れている。

 他のお客さんはというと、カウンターに並ぶ常連さんたちは、みんな自分で自分のレシートをつけているようだ。

「レシート、自分でつけるんですね?」

 と右どなりのお客さんに聞いてみると、

「そう。アキさんひとりで大変だから、誰からともなく手伝い始めたんだよ。でも、みんなに強要するわけではなくて、自分でつけることを知らない人の分は、ああやって、常連さんがみんなの分をチェックしてくれてるんです」とのこと。

 飲み終えてお勘定をお願いすると、

「はい。これがあなたの分ね」

 とそのレシートの1枚がアキさんに手渡され、アキさんがその内容を確認したうえで、

「今日は700円です」とお勘定を告げてくれた。

 アキさんひとりになっても、常連さんたちのサポートもあって無事に営業できていて、さらに8時を過ぎると手伝いの女性も入っていることが確認できて良かった良かった。

 なによりも、今も変わらず多くのお客さんたちが入っていることが素晴らしいですね。

 どうもごちそうさま。

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「やきや」中野店 / ウイスキー水割 / 煮込(玉子入)

店情報前回

《令和元(2019)年7月2日(火)の記録》

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