宿題だったAセットを … 洋食・おでん「自由軒(じゆうけん)」(福山)

前回来たときに、となりの席の常連さんから、その存在を教えてもらった「Aセット」。
次に来たときは、絶対に「Aセット」を注文しようと思いながら、はや2ヶ月。
やっとその『次の機会』がやって来た。
店に着いたのは、まだ真っ昼間の12時45分。
祝日ということもあって、カウンター席だけの店内は、お客さんがいっぱいだ。
でも、右側の長い辺の中央部に、空間はひとり分ないんだけど、椅子が1席だけ余っていて、店のお姉さんが「そこにひとり入れてあげてねぇ!」と両側のお客さんに声をかけてくれて、なんとか着席することができた。
そして注文。
「Aセットを…… お願いします」
なにしろメニューにはないものなので、恐る恐るという感じで注文してみると、
「はいはい。Aセットね。(と振り返って)Aセット、ひとつぅ~っ!」
と飲みものを作る場所に注文が通された。
いやぁ、常連さん以外がたのんでも大丈夫だったんだ、「Aセット」。
飲みものができるまでの間に、おでんも注文する。いつもの「豆腐」(150円)と「スジ」(300円)である。「スジ」は牛スジのこと。どちらにも、この店ならではの味噌ダレをかけてくれる。
おでんが出てくるのとほぼ同じタイミングで、「Aセット」もやって来た。
「Aセット」は、チロリに1杯(1合かな?)の焼酎と、350ml缶のウーロン茶、そして氷入りのグラスの3点セットだ。
これで自分でウーロンハイを作るのだ。
この店には、もともと焼酎は「焼酎」(350円)というメニューしかない。
これで「麦」か「芋」かが選べ、「ロック」「水割り」「湯割り」という飲み方が選べる。
つまり、チューハイやウーロンハイは、メニューにはないんですね。
ソフトドリンクも、メニュー上は「ノンアルコール」(400円)というのしかない。これはノンアルコールビールのことなのかなぁ?
そこで「Aセット」だ。
お勘定したときにわかったことだが、この「Aセット」の値段が550円。
焼酎は他と同じく350円だとすると、缶のウーロン茶が200円ってことだ。
これでウーロンハイが2杯ちょっと作れるから、1杯あたり250円ほどということになり、常連のおじさんが言ってたとおり、たしかに「お得」だ。
これが「Aセット」ということは、もしかすると、他にも「Bセット」や「Cセット」があったりするのかなぁ?
おでんの後、今日のホワイトボードメニューから「小かれい唐揚」(450円)を注文すると、残念ながら売切れ。
ホワイトボードには「ねぶと(テンジクダイ)」や「小いわし」も見当たらないので、「アジフライ」(450円)をもらうことにした。
瀬戸内海の小魚は、旨みが強いのがいいんだな。
さっくりと1時間ほど楽しんで、お勘定をお願いすると、おねえさんから、
「飲みものはウーロン割りでしたね?」
と確認された。
ということは「ウーロン割りください」と注文しても、「Aセット」と同じものが出されるのかも。
今日のお勘定は1,450円。このお勘定から逆算して、「なるほどAセットは550円だったのか」とわかったのでした。
どうもごちそうさま。「Aセット」、いいね!
(次回)20.01.16 ねぶと・なまこ・ふぐ … 洋食・おでん「自由軒(じゆうけん)」(福山)
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