たっぷりと北京ダック … 「中国茶房8(チャイニーズカフェ・エイト)」(赤坂見附)
北京ダックを食べようと、職場の同僚たちと3人で「中国茶房8 赤坂店」にやって来た。
本場北京の調理法にのっとった本窯焼きの北京ダックは、この店を代表する名物料理。
1羽丸ごとで調理される北京ダックが2,888円(以下、単価はすべて税別表記)という安さも人気の理由だ。
まずは「生ビール(中ジョッキ)」(595円)をもらって乾杯し、北京ダックと、そのでき上がりを待つ間のつまみを注文する。
北京ダックは注文を受けてから焼き始めるので、焼き上がるまでに20分ほどかかるのだ。
ここでの大きなポイントは、でき上がりを待つ間のつまみを注文し過ぎないこと。この1点にある。
この店には、1皿280~480円の小皿前菜が28種類(280円が9種、380円が14種、480円が5種)そろっているほか、1皿3個で150~390円の水餃子が23種類(150円が17種、190円が1種、260円が2種、320円が1種、350円が1種、390円が1種)も並んでいるので、ついついあれこれと頼み過ぎてしまうのだ。
「お腹がすいてるから、ついついあれもこれも注文したいところだけど、ここはグッとこらえてください。北京ダックを食べ終えて、まだお腹に余裕があれば、その時点で思いっきり注文しましょう!」
といういことで、メニューブックの小皿前菜のページの冒頭に載っている、3種の写真入りの料理を注文し、それらを3人でシェアしながら北京ダックの到着を待つことにした。
この場所に写真入りで載っている料理が、おすすめの品なのに違いないと考えた次第です。
最初にやって来たのは「昆布のニンニク和え」(280円)。
海外の料理で海藻料理はあまり見かけないんだけど、さすが中国。海藻料理もあるんですねぇ。
しかも、うまいし!
生ビールをひとり1~2杯ずつ飲んだところで、飲みものを「茶房8紹興酒(5年物)」(ボトル1,840円)に切り替えて、温めて出してもらう。
次にやって来たのは「南国風春雨サラダ」(280円)だ。
この店の料理は、四川、北京、広東、東北地方など、中国各地のものがそろっている。四川料理のように辛みがある料理には、メニュー上にも唐辛子マークが付いている。その唐辛子マークにある唐辛子の本数が1本なら「ちょい辛」ぐらいで、本数が増すとより辛い料理であることがわかる仕組みだ。
この「南国風春雨サラダ」は、唐辛子1本のマーク付き。ピリッとする程度に辛いのが嬉しい刺激だ。
「落花生とほうれん草の香酢和え」(280円)。落花生の料理は他にも「揚げ落花生」(280円)や「落花生と野菜の香辛料煮」(280円)などがあって、それぞれいいつまみになる。
そこへ、北京ダックが焼き上がってきた。まずは焼き上がった1羽を丸ごと、そのまま客席まで持ってきてくれて、お披露目してくれるのがこの店の流儀。
その後、冒頭の写真にあるように、通路に置かれた調理用ワゴンの上で、北京ダックに切り分けてくれるのだ。
そうやって北京ダックを切り分けてくれている間に、テーブルには、その北京ダックと一緒に包むためのキュウリ、ネギ、カリっと揚げたワンタンの皮がやって来る。
そしてこれがカオヤーピン(烤鴨餅)という、小麦粉で作った薄い皮を蒸したもの。ほんわりと温かくて、それぞれがくっつかないように、1枚1枚の間は半透明なシートで仕切られている。
さぁ、切り分けられた北京ダックもやって来た。
皮だけじゃなくて、肉がたくさん付いてるのが、この店の北京ダックの大きな特徴だ。
それに合わせて、「テンメンジャン」「辛口テンメンジャン」「レモンダレ」の3種のタレも出される。
カオヤーピンに、まずお好みのタレをつけて、その上に鴨肉を2~3切れ入れて、キュウリ、ネギ、カリっと揚げたワンタンの皮などものせ包んでいただくのが、北京ダックの食べ方。
このときに、かなり多めに包み込むのがおすすめの食べ方だ。そうしないとカオヤーピンが足りなくなる。
カオヤーピンそのものは、1枚50円で追加注文できるのだが、そうすると、カオヤーピンでお腹がいっぱいになってしまうから注意が必要だ。
北京ダック(皮に近い部分)を切り取った後に残っている鴨肉は、「ヤーツァイ(芽菜)」という料理名の、「鴨肉のピリ辛炒め」として出してくれる。
さらに最後に残った骨は、コラーゲンたっぷりのガラスープとして出してくれるので、1羽丸ごとを余すことなくいただくことができる。
そして予想どおり、3人だと、これですっかり満腹になった。
紹興酒のボトルは、結局2本いただいて、3人でのお勘定は10,766円(ひとり当たり3,589円)でした。どうもごちそうさま。
(次回)19.12.24 またしても北京ダック … 「中国茶房8(チャイニーズカフェ・エイト)」(赤坂見附)
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