乗り換え前にサク飲み … 大衆食堂「稲田屋(いなだや)」(福山)
因島への出張からの帰り道。バスは、ほぼ定刻(午後1時40分)に福山駅に到着した。
新幹線の時刻は午後3時。1時間ほど福山で飲むことができる。
まず向かった「自由軒」は、店頭に4人(2カップル)ほどの行列に行列ができている。
普段なら並んで待つところなんだけど、今日は時間がなさ過ぎる。
ちょっと遠いけど『関東煮』が名物の、大衆食堂「稲田屋」に向かうことにした。
「稲田屋」の昼の営業時間は11:00から14:50まで。残すところ1時間ちょっとだが、新幹線の時刻を考えると、ちょうどいい。
月曜だけど祝日の店内は空いていて、先客は5~6人ほど。
さっそくテーブル席の一角にすわり、アサヒとキリンが選べる「大瓶ビール」(700円)をアサヒでもらって、「関東煮」(1本160円)を、白黒2本ずつ。それに「ネギ(刻みネギ)」(100円)を注文した。
「関東煮」の白は牛腸(しろ)の串煮込み、黒は牛の肺(ふわ)+牛腸(しろ)の串煮込みである。
この店では、あまり白だ黒だと注文する人は少なく、ほとんどの人は「3本ね」とか、「5本ください」と、本数だけで注文する。するとお店の人が白と黒とを、いい具合に盛り付けてくれるのだ。
すぐに出される「関東煮」は、すべてを串から外して、別注文の「ネギ」をたっぷりとかけ、さらにはテーブル上に置かれている一味唐辛子を、これまたたっぷりとかける。
どういうわけだか、この店の一味唐辛子はあまり辛くなくて、たっぷりとかけるぐらいがちょうどいいのでした。
とても甘く味付けされている「関東煮」。これにネギと一味唐辛子が加わることで、ちょうどいい塩梅のつまみになる。
その4本分の「関東煮」がなくなってきて、さらに2~3本、追加注文しようかどうしようかと考えていたら、先客のみなさんたちが、まるでタイミングを合わせたかのように次々にお勘定をして席を立ち、午後2時半には、残っている客は私だけになった。
お店の人たちも、すっかり片付けモードに入ってきたので、追加注文は断念。
グイッとビールを飲みほして、お勘定は1,440円なり。どうもごちそうさま。
この店で最大に残念なのは、焼酎系の飲みものが「チューハイ」(420円)しかないこと。
飲んだことはないが、お店の人に聞いてみると、これが甘いチューハイらしい。
ここの「関東煮」には、甘みのない焼酎ロックや焼酎水割り、ホッピーなどが絶対に合うと思うんだけどなぁ。
このところ、定食系のメニューなども増えているようなので、次の機会にはぜひ焼酎系のメニューも増やしてもらうと、我われ呑兵衛にはとてもありがたいです。
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