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2020年1月

冬休みの前によじかわ … 焼鳥「川名(かわな)」(阿佐ヶ谷)

焼鳥「川名」

 日曜日の今日は、古くからの酒友である『呑んだフル』さんから、所用で阿佐ヶ谷方面にやって来るという連絡をいただいて、その所用が済んだ後に『よじかわ』である。

 『よじかわ』というのは、「川名」の開店時刻である午後4時に、「川名」で飲み始めること。

 15年ほど前、近くに住む酒友たちが日曜日の午後4時になると、『よじかわ』と称して「川名」に集まり、毎週のように飲んでいたのでした。

今日のメニュー

 午後4時ちょうどに店に到着すると、呑んだフルさんもちょうど到着したところ。カウンター席の奥2席に並んで座った。

赤ホッピーとお通し

 まずは二人とも「赤ホッピー(他店で言う白ホッピーのこと)」(380円、以下価格はすべて税別表記)をもらって乾杯すると、お通し(サービス)で出されるフルーツは、みかん二切れである。

牛すじ煮込み

 1品めのつまみも、二人そろって「牛すじ煮込み」(300円)をもらった。

 人気の「牛すじ煮込み」は、早く売り切れることが多い人気の品。早めに注文することが肝心なのだ。

千枚漬

 「これも食べてみて」と店主が出してくれたのは「千枚漬せんまいづけ」と「たくわん漬」。

 「川名」は、明日から2週間ほどの冬休み(ウインターバケーション)に入る。

 店内は、その休みの前に「川名」めをしておこうという常連さんたちでいっぱいである。

豚ロース西京焼

 とそこへ、我われのとなりの席に入ってきたのは、これまた昔からの酒友・巨匠さんである。

 その巨匠さんが「豚ロース西京焼」(440円)を注文すると、「豚ロース西京焼」はそれで売り切れた。

 そして出てきた「豚ロース西京焼」の分厚いこと! 我われもちょっと分けてもらった。

まいたけバター

 「焼酎のみ(なか)」(340円)をおかわりしつつ、「まいたけバター」(440円)をもらう。最後にトッピングされる、おぼろ昆布がいい味わいを生み出してくれるのだ。

ジャガバター

 呑んだフルさんは「ジャガバター」(300円)を注文した。

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 赤ホッピーをソト1・ナカ3で飲みきったあとは、「酎ハイ(生レモン)」(380円)をもらう。

 赤ホッピーをソト1・ナカ2で飲みきった呑んだフルさんは、2ラウンドめの赤ホッピーを飲んでいる。

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 これまたサービスで出してくれた「野沢菜」(上の写真)と「ミックスナッツ」(下の写真)。

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 午後7時前まで、たっぷりと3時間近く楽しんで、席料100円と消費税が加わってのお勘定は、私が2,508円、呑んだフルさんが2,354円。

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 明日からのハワイでの冬休み、楽しんできてくださいね。>店主・川名さん

 そして呑んだフルさん、ぜひまた機会を見つけて、中央線、西武線方面にも来てくださいね。

 どうもごちそうさま。

店情報前回

《令和元(2019)年12月1日(日)の記録》

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限定・棒ダラの煮付け … 立ち呑み「ほんずなし」(高円寺)

棒ダラの煮付け

 今日の「ほんずなし」の黒板メニューは、「棒鱈(ぼうたら)の煮付け」。数量限定ながら200円という特別価格だ。

 棒鱈は、真鱈(まだら)の素干しのこと。江戸時代から東北や北海道で水揚げされた真鱈を使って作られてきたんだそうな。(出典

 ブラジルに赴任しているときも、干し鱈(バカリャウ)のコロッケをよく食べた。

 冷蔵庫のない昔から、足の早い(鮮度が落ちやすい)鱈を、どうやって保存するか。いろんな試行錯誤の末に、棒鱈やバカリャウが生み出されたんでしょうね。

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 金曜日の今日、「ほんずなし」に到着したのは、午後6時半。

 うなぎの寝床のように奥に向かって細長い店内は、左手奥の厨房前と、右の壁沿いに立ち飲みカウンターが並んでいる。

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 今日は左のメイン立ち飲みカウンターで、4~5人ほどの常連さんたちが立ち飲んでいたので、私はその背後の壁際カウンターに立って、「得得セット(飲みもの1品+つまみ1品のセット)」(550円)を「ホッピーセット(白)」(単品なら500円)と「あじよし」(単品なら250円)でお願いした。

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 「味よし」は、青森県では定番のごはんのお供なんだそうで、刻んだ大根・キュウリを、数の子、昆布、するめなどと一緒に醤油漬けにしたもの。

 ごはんのお供は、酒のお供としてもぴったりですねぇ。

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 「ナカ(おかわり焼酎)」(180円)をもらって、2品めに注文したのが、冒頭でご紹介した「棒鱈の煮付け」だった。

 この店のメニューには、煮物系の料理は並んでいないので、ここで煮物を食べるのは初めてだと思う。

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 3杯めとなる「ナカ」には、今月(2019年11月)いっぱい、特別価格200円で提供されている「〆にしん辛味噌和え」を注文。

 こうやって、特定の何品かの料理を特別価格で提供するという取組みは、いまメインカウンターで立ち飲んでいる女性の常連さんが、「ほんずなし」を運営している会社の社長に直訴して受け入れられたものなんだって!

「ここで飲んでたら、社長さんが来られたので、『このまわりの立ち飲み屋を見てみてくださいよ。みんなもっと安い値段で出してるんですから』って直接、訴えたんですよ(笑)」

 なるほどなぁ。でもそれをすぐに聞き入れてくれる社長の判断もすばらしい。

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 今日のおまけ情報は「津軽弁単語カード」。津軽弁は、他の青森県人にもわからないぐらい難しいんだって。

 3時間ほど、ゆっくりと立ち飲んで、今日のお勘定は1,490円でした。

 前回のレシートに印字されている「まんだこいへ~ 100円割引券」が使えるのは、お勘定が1,500円以上の場合のみ。ねらったような絶妙さで、ぎりぎりアウトだったなぁ!(笑)

店情報前回

《令和元(2019)年11月29日(金)の記録》

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メニューが外税表記に … 焼鳥「川名(かわな)」(阿佐ヶ谷)

焼鳥「川名」

 仕事を終えて、阿佐ヶ谷「川名」に到着したのは午後6時半。

固定メニュー

 カウンターの奥のほうに空席があったので、そこに座り、いつものようにまず飲みものを注文しようと、目の前に貼り出されている飲みものメニューを見ると、なんだかいつもより安い。

外税表記の案内

 改めて確認すると、店内に「価格表示は外税とさせて頂きます」という表示が出されている。

 10月1日から、このスタイルになったそうなのだが、これまで気がついてなかったなぁ。

ホッピーとお通し

 そんなわけで今夜も「赤ホッピー」(380円、価格はすべて外税表記)からスタートすると、サービスで出される果物のお通しは「みかん」。

 年配のご常連客が多かったため、その人たちに果物を食べてもらおうということで、マスターが考案したのがこのお通し。

 それ以来、「川名のお通しはフルーツ」ということが定着している。

 ちなみに「赤ホッピー」というのは、他の店では「白ホッピー」と呼んでいるホッピーのこと。王冠の色が赤いので、この店では「赤ホッピー」と呼んでいるのだ。「黒ホッピー」は、王冠の色が黒いので、この店でも「黒ホッピー」である。

 ホッピーファンの方々はお気づきと思うが、白ホッピーと黒ホッピーとの違いは王冠の色だけ。瓶はまったく変わらない。

 明かりに透かせると、白ホッピーは色が薄く、黒ホッピーは色が濃いのがわかるのだが、もっとも簡単な識別方法は「王冠の色」なんですね。

牛すじ煮込み

 つまみの1品めは「牛すじ煮込み」(380円)。

 皮付きのゴボウなど、野菜もたっぷりと入った「牛すじ煮込み」は、お持ち帰り用の店頭販売でも人気の品。早い時間に売り切れてしまっていることも多いのだ。

日替りのボードメニュー

 その「牛すじ煮込み」で1杯めのホッピーを飲み終えて、「焼酎のみ(なか)」(340円)をもらって、次なるつまみは初めて目にした「粒うに豆腐」(280円)を注文した。

粒うに豆腐

 「粒うに豆腐」は、冷奴のてっぺんを、スプーンでくるりと切り取って、その穴に、粒うにをのせて、刻み海苔(のり)をトッピングしたもの。

 スプーンで切り取った豆腐も、ちゃんと横に添えてくれてるのが「川名」らしいなぁ。食材を無駄にしないのである。

小さな刺盛

 「これもどうぞ」とマスターが小さな刺身盛り合わせを出してくれた。

 阿佐ヶ谷「川名」は、週明けの月曜日から2週間のウインターバケーションに入る。

 その前に『「川名」での食いだめ』をしておこうという常連さんたちも大勢いらっしゃるので、ちょっとしたサービスの品も用意してくれたんですね。ありがとうございます。

黒ホッピー

 「川名」のホッピーはジョッキが大きいので、ソト1・ナカ2ぐらいで飲むのがちょうどいいバランスになる。

 焼酎の量も多いので、ソト1・ナカ2で、よその店でソト1・ナカ3~4で飲んだのと同じぐらいの酔い加減になるのだ。

 しかし、ウインターバケーションの前でもあるので、今夜はもうちょっといただきますか!

 ということで白ホッピーソト1・ナカ2のあと、「黒ホッピー」(380円)を注文。

生キャベツオリーブ

 その黒ホッピーに合わせるつまみとして「生キャベツオリーブ」(180円)をもらった。

 これはメニューの名称のとおり、ざっくりとくし切りにした生キャベツに、荒塩をふって、オリーブオイルを回しかけたもの。

 オリーブオイルが実にいい働きをしてくれるのだ。

鳥軟骨つくね串(手前)、鳥中おち串

 「焼酎のみ(なか)」をもらって、最後は看板メニューの焼鳥で締めくくる。

 今夜は「鳥軟骨つくね串」(160円)と「鳥中おち串」(130円)をいただいた。

 ゆっくりと2時間半ほど楽しんで、ホッピーがソト2・ナカ4でのお勘定は、席料100円(税別)も加算されて、2,849円(2,590円+税)でした。PayPayで支払って、どうもごちそうさま。

店情報前回

《令和元(2019)年11月28日(木)の記録》

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泣きのカニわさびマヨ … 立ち呑み「ほんずなし」(高円寺)

カニわさびマヨ和え

「カニはもう無くなったんですか?」

 サオリさん(店を手伝っている女性)にそう確認してみたところ、

「はい。もうないんですよ」

 という返事。やっぱりなぁ。そうじゃないかと思ってたんだ。

 丸ごと1杯のカニの代わりにはならないけれど、今日のメニューの中から、泣く泣く「カニわさびマヨ和え」(440円)を注文。

 おぉ~っ。これもボリュームがあって美味しいではないか! ちょっと救われた気分になった。

 塩釜への出張の道中、「ほんずなし」のFacebook(2019/11/22(金)の投稿)を見て驚いた。

 なんと! 丸ごと1杯のカニが400円で提供されているとのこと!

 しまったなぁ。気づくのが遅かった。あっという間に売り切れるんだろうなぁ。

 ところが、その翌日(2019/11/23(土))の投稿にも、やっぱり丸ごと1杯のカニが出ているほか、豪勢な「カニの味噌汁」(250円)もあるという。

 っくぅ~~っ。汁物好きにはたまりませんなぁ。

 さらにその翌日(2019/11/24(日))にもカニが紹介されている。

 その翌日の月曜日が臨時休業で、私が塩釜から帰って来る予定の火曜日は定休日。

 となると、水曜日に来るしかないな!

「ほんずなし」

 そんなわけで、満を持して水曜日の今日、意気揚々と「ほんずなし」にやって来たのでした。

得得セット

 ところが。店内のメニューをざっと見渡してみたところ、楽しみにしていたカニの表記がどこにもない!

ホッピーセット(白)

 そこで、まずはいつものとおり、「得得セット」(550円)を「ホッピーセット(白)」(単品500円)と「イカ三升漬け」(単品設定なし)からスタートした。

イカ三升漬け

 「イカか三升漬け」は、細切りにしたスルメイカの身を、青なんばん・麹・醤油で作った調味液に漬け込んだ、北海道や東北地方の郷土料理。イカ塩辛とは違う味わいなんだけど、こっちもまたいい酒の肴(さかな)になること間違いなした。

季節のメニュー

 ホッピーの「なか」(180円)をもらうついでに、サオリさんと冒頭のやり取りをして、週末(金・土・日)の3日間だけでカニが完売したことを知ったのでした。

 で、改めて今日のメニューを確認し、「カニわさびマヨ和え」(440円)にするか、「カニの煮こごり」(420円)にするか、ちょっと迷って、初めてとなる「カニわさびマヨ和え」を注文したのでした。

 1時間半ほどの立ち飲みタイム。今夜のお勘定は1,170円でした。どうもごちそうさま。

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《令和元(2019)年11月27日(水)の記録》

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イカ大根の季節が到来 … 立呑み「やきや」(荻窪)

いか大根

 今年も「いか大根」(310円)の季節がやって来た。

 昨日(11月25日(月))から始まったそうだ。

 大きな大根2切れと、イカの身。以前はゲソだったが、ゲソ不足の今は「珍味わたあえ」と同様、イカの身を使うようになった。

 「いか大根」は2019年10月1日からの消費増税(8%→10%)を受けて、それまでの250円から310円に値上がりした。

 それでもなお安く感じる。今やおでんの大根だって高いからなぁ。

「やきや」

 塩釜から帰京して、荻窪「やきや」に到着したのは午後5時半。

 午後4時の開店時刻から飲んでたお客さんたちが、ちょうと1回転する時間帯で、店内は比較的ゆったりとした状況だけど、私は出張用のキャリーバッグを引っ張ってるので、邪魔にならないように、一番奥の立ち飲みテーブルの奥側に立つことにした。

 この場所であれば、横にちょっと荷物を置いておくことができるのだ。

 これからあと30分。午後6時には店内はまた満員になるから、大きな荷物が邪魔にならないようにしておかなきゃね。

ホッピー

 すぐに「ホッピー」(セット360円)を出してくれたので、すかさず「いか大根」を注文したのだった。

いかみみ焼

 このボリュームたっぷりの「いか大根」で、「ナカ(焼酎)」(170円)を2回おかわり。

 その3杯めのホッピー(セット+ナカ2)を半分ぐらい飲んだところで「いか大根」を食べ終えて、「いかみみ焼」(230円)を注文した。

七味唐辛子マヨ

 「いかみみ焼」も、今やめったに登場することにない貴重な一品。あるときは必ず注文するようにしている。

 気を付けないといけないのは、この店のメニューには『売り切れ』や『入荷なし』といった特別な表記はされていないということ。

 だれかが「ミミ焼きをください」と注文して、お店の人が「今日はありません」と答えるのを聞いて、『あぁ、今日もミミ焼きはないのか』と認識するのである。

 今日はたまたまさっき、他のお客さんがミミ焼きを注文したところ、「はい」という答えだったので、「え! 今日はミミ焼きあるんだ。じゃ私もミミ焼き」と、私も便乗注文したのでした。

 ミミ焼きがあるとわかると、あっという間に注文が入って、すぐに売り切れちゃいますからねぇ。

 みんなが大好きなミミ焼き。マヨネーズに七味唐辛子を振りかけて、ちょっとピリ辛にして食べるのがオススメです。

いか納豆

 焼きたての熱いうちに「いかみみ焼」を食べ終えて、4杯め(セット+ナカ3回め)となる「ナカ」をもらうとともに、〆の1品として注文したのは「いか納豆」(230円)だ。

 スルメイカの胴の上部(ミミに近いあたり)の、弾力感の強い身が、納豆の食感とよく合うんだそうで、「いか納豆」には、あえてその部分の身を、少し小さめにカットしたものが使われている。

よーくかき混ぜて

 まずは納豆の部分だけをよくかき混ぜて、その後、イカ、刻みネギ、そして練りワサビを徐々に加えながら、全体を混ぜ合わせていく。最後に醤油をちょっとかけて、かき混ぜたら準備完了。冷奴をもらって、一緒に食べるのもまた美味しい。

 2時間弱の立ち飲みタイム。ホッピー4杯(ソト1・ナカ4)と料理3品(いか大根、いかみみ焼、いか納豆)でのお勘定は1,640円なり。どうもごちそうさま。

 「いか大根」があるのは、これから2月末までの3ヶ月間のみ。ある間に一所懸命食べておかなきゃね。

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《令和元(2019)年11月26日(火)の記録》

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スルミはサンマすり身 … おでん「三吉(さんきち)」(本塩釜)

スルミ

 「スルミって、どんな具材なんですか?」

 おでんのメニューを見ながら、これまで見たことのない一品が気になった。

 「秋刀魚(さんま)のすり身なんですよ」

 と大将。さっそく注文してみたら、その強い旨みがすばらしい。燗酒に合うなぁ。

おでん三吉

 日曜日の今日は、本塩釜への移動日。東京を昼過ぎに出発し、仙台でちょっと寄り道して、本塩釜に到着したのは午後4時半。

 駅近くのホテルにチェックインして、酒場を探してフラリと出かけた。

 開いていれば、前回、本塩釜に来たときにもやってきたホルモン料理「ひょうたん」に再訪したいところだが、残念ながら「ひょうたん」は日祝休。今日はお休みなのだ。

おでん三吉

 たどり着いたのが、駅から歩いて5分ほどの場所にある「おでん三吉」。なにやら気になるたたずまいではありませんか。

お酒・剣菱

 店内は、左手に奥に向かってL字のカウンター席。右手は小上がり席。さらに奥には個室風の座敷席がある造り。

 私はL字カウンターの奥のほう、カウンターが角になっている手前に座り、燗酒2合(剣菱、500円)をいただいた。

お通し・枝豆

 すぐに出されるお通しは枝豆。

おでん1皿5品

 1品めのつまみとして、看板メニューの「おでん一皿」(5品500円)をもらうと、さつまあげ、ホタテ、こんぶ、糸こん、ロールキャベツの5品が出された。

 東北というとずっと、しょっぱい(塩味が強い)イメージがあったのだが、実際に東北に来てみると、そんなにしょっぱくはない。

 このおでんだって、とても上品な味つけだ。これは旨いねぇ。

焼魚・さんま

 店は大将の阿部三男さんとママの他、若い女性が二人の合わせて4人で切り盛りしている。

 店内には常連さんたちが多くて、みんながまるで家族のようなやり取りだ。この雰囲気が老舗大衆酒場のいいところだよねぇ。

 おでん5品のあと、にしん、あじ、ほっけ、いわし、さんま、銀たら、ししゃもが選べる「焼魚」(500円)から「にしん」を選ぶと、なんと「にしん」だけが売り切れ。

 「他のは全部あるんですけどねぇ」と大将。

 そう言われて、今シーズンはまだ「さんま」を食べていないことに気づき、「さんま」の焼魚を注文した。

 そして出てきた「さんま焼き」。やっぱり秋刀魚はうまいねぇ。

黒霧島・水割り

 日本酒2合を飲み終えたところで、次なるお酒を選ぶ。

 「甘くないのがいいんですけど」と大将に尋ねると、

 「焼酎の水割り(300円)はどうですか。「眞露じんろ」か「黒霧島」が選べます」

 という返事。芋焼酎「黒霧島」の水割りをいただいた。

 店内に低い音量でゆるやかに流れるのは「乾杯」(長渕剛)、「傷だらけのローラ」(西城秀樹)、「北酒場」(細川たかし)、「やさしい悪魔」(キャンディーズ)、「京都慕情」(渚ゆう子)などなどの、わが青春の懐かしの歌謡曲。これまた癒されるなぁ。

たこ、スルミ、焼とうふ

 秋刀魚を食べ終えたあと、「最後の〆に、もう一度、看板メニューのおでんを」と注文したのが、たこ、スルミ、焼とうふの3品だったのだ。

 スルミももちろんだけど、タコと焼とうふもいいねぇ。

おでん三吉

 店の創業は昭和52年頃。大将のお母さんが始め、大将は二代目なんだそうな。

 後継者がいない(お子さん達は継ごうとしないし、親も継がせたいとは思っていない)のが最大の課題で、ママと二人で「今日で辞めようか、明日で辞めようか」と言いながら営業してるんだと、冗談半分・本気半分に語ってくれた。

 大衆酒場ファンとしては、ぜひとも長く続いてほしい酒場なんだけどなぁ。

 ゆっくりと2時間ほど楽しんで、今夜のお勘定は2,500円。

 「どうもごちそうさまでした」と席を立つと、

 「ありがとうございました。また明日あした!」と見送ってくれた。うれしいなぁ。

店情報

《令和元(2019)年11月24日(日)の記録》

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店情報: おでん「三吉(さんきち)」(本塩釜)

おでん三吉

  • 店名: おでん三吉
  • 電話: 022-365-9266
  • 住所: 985-0021 宮城県塩竈市尾島町13-18
  • 営業: 15:30-22:00(日は21:30まで)、月休
  • 場所: JR仙石線・本塩釜駅のアクアゲート口(海側の出口)をでて、ロータリーの向こう側にある信号交差点で、国道45号線を渡って直進すること約3分(220m)、右手。(駅出口からの総距離は300m(徒歩4分)。
  • メモ: 昭和52(1977)年頃、現在の店主・阿部三男さんのお母さんが開店。ネット情報によると、昭和24(1949)年に仙台で創業した「おでん三吉」の暖簾(のれん)分け店のようだ。店内はL字カウンター席と、小上がりの座敷席。奥には個室になる座敷席もある。
    〔お飲み物〕ロイヤル3,500、焼酎(黒霧・いいちこ・ジンロ)2,000、ビール生・瓶(サッポロ・アサヒ・キリン)500、お酒「剣菱」(2合)500・(1合)300、冷酒「浦霞」800、チューハイ(水割り・レモン・ウーロン・ライム・ライチ・グレープフルーツ・ピーチ・青リンゴ・梅・巨峰)300、ジュース(オレンジ・サイダー・コーラ)300、ハイボール500。
    〔一品料理〕揚げ出し豆腐400、おろし蛸(たこ)400、いかそうめん400、おしんこ400、いか納豆400、冷奴400。
    〔焼魚〕にしん500、あじ500、ほっけ500、いわし500、さんま500、銀たら500、ししゃも500。
    〔刺身盛り合わせ〕大板(3~4人前)3,000、中板(2~3人前)2,000、小板(1~2人前)1,000。
    〔季節料理〕《春・夏》ほや酢500。《秋・冬》かき酢500、湯豆腐500。
    〔定食〕お刺身定食850、天ぷら定食850、おでん定食850。
    〔その他〕おでん1皿(5品)500、天ぷら1皿500、焼き鳥1串150(注文は2串から)、アタリメ500。
    〔おでん〕もちきん、ガンモ、ごぼ巻き、さつまあげ、たこ、たまご、ホタテ、大根、こんぶ、スルミ、ハンペン、平こん、糸こん、焼とうふ、あつあげ、ちくわ、ロールキャベツ。(2019年11月調べ)

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煮込みの汁で冷やっこ … 立呑み「やきや」(荻窪)

「やきや」

 仕事を終えて、午後6時過ぎに荻窪「やきや」に到着した。

 この時間帯であればまだ、スルッと「やきや」に入れる可能性が高い。

 本当は午後5時半から6時の間ぐらいが、開店時刻(午後4時)に入った人たちとの入れ替わり時間になって入りやすいのだが、残念ながらその時間帯に店に到着することができないんだなぁ。

ホッピー

 午後6時過ぎのこの時間帯でも、立ち飲みカウンターには空きはなく、一番奥の立ち飲みテーブルのすき間に入れてもらって、今夜も「ホッピー」(白セットのみ、360円)からスタートした。

珍味わたあえ

 1品めのつまみは「珍味わたあえ」(230円)。七味唐辛子を振りかけていただくのがおすすめ。

いかみみ刺身

 「珍味わたあえ」で1杯めのホッピーを飲み干したところで、「ナカ(焼酎おかわり)」(170円)と「いかみみ刺身」(240円)を注文。

 「いかみみ刺身」は、この注文で売り切れた。危なかったなぁ。

 とは言うものの、「いかみみ刺身」のコリッとした弾力感もいいし、「いか刺身」のねっとりとした弾力感も捨てがたい。

 「ミミ刺よりもイカ刺のほうが好き」という常連さんも多いのだ。

 「いか刺身」は、「いかみみ刺身」よりは売り切れるのが遅いので、「いかみみ刺身」が売り切れているときは、ぜひ「いか刺身」を食べてみてください。

 ちなみに、ひとりで注文できるのは「いか刺身」か「いかみみ刺身」か、どちらか1品のみ。両方を一度に食べ比べたい場合は、二人以上で来る必要がある。

わたダレでミミ刺

 「いかみみ刺身」はもちろん、「珍味わたあえ」の残りダレにワサビを溶きこんだタレでいただく。

げそ揚げ

 今日は「いかみみ刺身」を食べ終えても、まだ「珍味わたあえ」の残りダレが残っていたので、3杯めとなる「ナカ」とともに、「げそ揚げ」(230円)も注文。「げそ揚げ」もまた、「珍味わたあえ」のタレによく合うのだ。

もつ煮込

 4杯め(最初のセット+ナカ3回)となる「ナカ」をもらって、「もつ煮込」(190円)を注文すると、なんと「もつ煮込」もこれで売り切れた。1日に2回も売り切れに当たるのは、とても珍しい。

 売り切れの1杯だったので、煮込みの汁も多めに入れてくれたため、上の写真では具が見えないが、汁の中にたっぷりと入っている。これが190円というのは激安だ。

ウイスキー水割

 4杯めのホッピーで、「もつ煮込」を食べきれば、いつもと同じく、ホッピー4杯に料理が4品で終了するところなのだが、せっかく「もつ煮込」を『ツユだく』にしてくれたので、このツユを活かしたい。

 そこで、ホッピー4杯のあとに「ウイスキー水割」(420円)を追加注文した。

 「ウイスキー水割」を注文すると、「ブラックニッカ クリア&ウォーター350ml瓶」と、氷入りのサワーグラスが出される。これで2杯分のウイスキー水割りが飲めるのだ。

冷奴

 そして「冷奴」(190円)を注文。

 パックの豆腐に、カツオ節と刻みネギをかけただけのシンプルな冷奴なんだけど、毎回、必ずこの冷奴を注文する常連さんも多い人気の品だ。

煮込みの汁で冷奴

 いつもはサッと醤油をかけていただく冷奴だが、今日はこの冷奴を「もつ煮込」の汁(ツユ)でいただいた。

店頭のメニュー

 今夜もまた2時間半ほど立ち飲んで、お勘定は2,370円でした。どうもごちそうさま。

 今まで気がつかなかったけど、店頭のメニューも新しくなってるんですね。しかもこっちには「焼酎おかわり」(170円)もちゃんと載ってるし!(店内のメニューには「焼酎おかわり」は多分ないのだ。)

店情報前回

《令和元(2019)年11月22日(金)の記録》

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できたてのイカメンチ … 立ち呑み「ほんずなし」(高円寺)

イカメンチ

 『できたてのイカメンチ』というタイトルではあるが、ここの「イカメンチ」(420円)は、いつも揚げたての熱々で出してくれる。

 今日のイカメンチの何が『できたて』かというと、ちょうど目の前の厨房で、イカメンチの下ごしらえが終わったばかりのものを、そのまま間髪入れずに揚げてもらったから。

 こんなに野菜がたっぷり入るものだとは思ってもいなかったなぁ。

 混ぜ合わせるためのボウルの中に、刻んだ野菜がどんどん投入されていく様子を見て、「何ができるんですか?」と尋ねたところ、「イカメンチですよ」という答えが返ってきた。

 思わず、「下ごしらえが終わったら、1人前お願いします」と注文したのでした。

 いつも美味しいイカメンチだけれど、『できたて』だと、より美味しく感じるなぁ。

黒板メニュー

 福山駅を出発した新幹線「のぞみ」は、3時間半で東京駅に到着する。

 福山駅前の「さっくる」で立ち呑んだ酔いもちょうどさめたころなので、中央線経由で高円寺の「ほんずなし」にやって来た。

 立ち飲みカウンターに立って、目の前の黒板メニューを確認する。

 今日のオススメは、「サーモン塩辛」(330円)と「たらこ和え きんぴらごぼう」(250円)か。両方とも気になるなぁ。

得得セット

 まずは平日だけの「得得セット」(550円)を「ホッピーセット(白)」(単品500円)と「たらこ醤油漬け」(単品340円)で注文した。

 単品合計が840円のところが、「得得セット」だと550円になるので、290円(35%)もお得。平日は、多くの常連さんが「得得セット」からスタートするのだ。

たらこ醤油漬け

 「たらこ醤油漬け」は、1本のたらこを、食べやすいようにカットして出してくれる。

 箸の先っぽで、ほんのちょっとずつつまみながら飲むお酒がうまいのだ。本当はホッピーよりは日本酒のほうが合うだろうなぁ。

今日の日本酒

 青森の料理とお酒が売りの「ほんずなし」だけあって、日本酒も青森の地酒ががずらりと並んでいる。

今月のお得メニュー

 ホッピーの「中」(おかわり焼酎、180円)をもらって、次なるつまみは、今月(2019年11月)だけスペシャル価格の「〆にしん」(200円)をもらう。

〆にしん

 「〆にしん」や「にしんの切り込み」(310円)は、この店に来るようになってから、美味しさを覚えた料理だ。

 瀬戸内の魚と同じように、旨みがギュッと濃縮されているのだ。

 「〆にしん」に、醤油をサッとかけて食べるお客さんも多いが、私はいつも醤油はかけず、添えられたワサビだけをちょっとつけていただくようにしている。それで十分に美味しい。

 この「〆にしん」をいただいているときに、ちょうど目の前の厨房でイカメンチの仕込みが始まって、この記事の冒頭でご紹介したような展開になったのでした。

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 ボリュームたっぷりのイカメンチで満腹になり、気になっていた「サーモン塩辛」や「たらこ和え きんぴらごぼう」にはたどり着けませんでした。

 たっぷりと2時間半ほどの立ち飲みタイム。ホッピーがソト1・ナカ4(最初のセット+ナカ3杯)でのお勘定は1,710円のところ、前回のレシートに印字されている「まんだこいへ~ 100円割引券」で1,610円でした。どうもごちそうさま。

店情報前回

《令和元(2019)年11月21日(木)の記録》

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福山での仕事を終えて … 串揚げ「さっくる」(福山)

小魚「阿も珍」

 福山での仕事を終えて、福山駅まで戻ってきた。予約している新幹線まで、あとちょうど1時間。

 「ちょい呑みセット」と「ちーいか天ぷら」でちょいと一杯、とやって来たのは、福山駅の駅ナカ商業施設「さんすて福山」の中にある小魚「阿も珍」

「阿も珍」の店頭メニュー

 ところが! なんとその「ちょい呑みセット」が売り切れているではないか!

 しかも店内が満席のため、15分ほど待たないといけないそうな。

 1時間ほどしかない残り時間の中で、15分の待ち時間はちょっと厳しいなぁ。

 「自由軒」だと、じっくり腰を据えて飲みたいので、時間が少なすぎる。

 そういえば、駅前に立ち飲み屋があったなぁ。まだ行ったことがないけど。

「福山さっくる」

 福山駅を出た目の前にあるのが、立ち飲み串揚げの「福山さっくる」。

 平成28(2016)年11月にオープンした、福山で初めての立ち飲み屋なんだそうな。

昼呑み看板

 店頭には「昼呑み、始めました」なんて看板も出ている。

 昼前11時半から、夕方4時までの間に提供される、昼呑み用のお得なセットは、好きな飲みもの2杯に、おまかせの串揚げが5本付いた「呑み得セット」と、好きな飲みものが1杯になる代わりに、串5本に加えて、おまかせのおばんざい2品が付く「食べ得セット」の2種類があって、どちらも1,000円(価格はすべて税別表記)。

 おぉ、「呑み得セット」くらいが新幹線の待ち時間にちょうどぴったりだ。これにしよう。

生ビール(中)

 外から見える店内には、ガランと誰もいない立ち飲みテーブルがいくつか見える。

 「あらら? 福山にはあまり昼呑みする人はいないのかなぁ?」

 なんて思いながら入口引き戸を開けて店内に入ると、その立ち飲みテーブル席の奥に、ウナギの寝床のように長く奥に向かって立ち飲みカウンターがあって、先客のみなさんたちはずらりとそこで飲んでいた。

 さっそく「呑み得セット」を注文し、1杯めの飲みものとして「生ビール(中)」(単品450円)をもらった。

 すぐに出されるキャベツは無料。となりで立ち飲んでるお父さんは、キャベツのおかわりをもらっていた。

串揚げ5本

 キャベツをかじりながら生ビールを飲んでいるところへ、串揚げもでき上がってきた。

 おまかせの5本は、「ししとう」(単品100円)、「えび」(単品250円)、「豚バラ」(単品200円)、「玉ねぎ」(単品100円)、「うずら」(単品100円)。

 単品で注文すると、これだけで750円になるから、早くもこの時点で「呑み得セット」は、かなりお得ということがわかる。

天宝一 常助

 生ビールに続く2杯めは、せっかくの福山なので、その福山(広島備後)の地酒「天宝一てんぽういち 初代辛口 常助つねすけ」(単品500円)をいただく。

もっきり

 お酒は『もっきり』で注いでくれた。

 飲みもの2杯と串揚げ5本を単品で注文した場合の合計金額は、なんと1,700円。

 これを1,000円ちょうどで出してくれるんだから、なんと41%引きという大特価である!

串揚げ「さっくる」

 予定の新幹線の15分前ぐらいまで、40分ほど立ち飲んで、お勘定は消費税が加わって1,100円でした。どうもごちそうさま。

店情報

《令和元(2019)年11月21日(木)の記録》

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店情報: 串揚げ「さっくる」(福山)

  • 店名: 串揚げ さっくる このさきやさっくる
  • 電話: 084-931-5518
  • 住所: 720-0062 広島県福山市伏見町1-1
  • 営業: 11:30-24:00、毎月第1火休(年末年始は12/31&1/1休)
  • 場所: 福山駅徒歩1分
  • メモ: 2016年11月13日に開店した福山初の立呑み屋。立ち飲みテーブルと立ち飲みカウンターで30人ほど入れる。2階には座って飲めるテーブル10席もあり予約可能(3人からの飲み放題付きコースも用意されている)。公式サイトあり。以下、価格はすべて税別表記。
    〔昼呑みセット(11:30-16:00)〕呑み得セット(ドリンク2杯+串5本)1,000、食べ得セット(ドリンク1杯+串5本+おばんざい2品)1,000。
    〔料理〕《串揚げ》飯蛸100、ウインナー100、うずら100、エリンギ100、銀杏100、ししとう100、ししゃも100、たこ焼き100、ちーちく100、なす100、にんにく100、もち100、かぼちゃ100、れんこん100、玉ねぎ100、紅生姜100、トマトベーコン150、アボカド150、ホタテ150、ガス天150、しいたけ150、せせり150、チーズ150、鶏もも150、煮玉子150、ハムカツ150、はらみ150、しゃこ150、砂ずり150、豚軟骨150、アスパラ150、カマンベールチーズ200、きす200、ささみ梅200、豚ひれ200、モッツァレラチーズ200、豚バラ200、えび250、かき250、豚しそ250。
    《さっくる名物ジャンボ串》穴子1本500、王様串カツ400。
    《さっくるオリジナル〆の逸品》八朔ピールいなり寿司1貫180、紅生姜いなりご飯1貫180。
    《一品》冷奴100、板わさ/キュウリ漬物各150、ポテトサラダ200、アボカドスライス/サメ軟骨梅和え各200、長芋漬物200、枝豆200、北海道鮭とば250、鶏皮餃子200、揚げだしなす200、揚げだしもち200、牛すじ煮込み400、ホルモンの唐揚げ250、塩辛200、鶏皮ポン酢250、ねぶとの甘酢和え400、大吟醸酒粕入りクリームチーズ300。
    《セットメニュー》駅待ち5本セット(豚バラ、うずら、紅生姜、玉ネギ、えび)600、備後7本セット(豚、鶏、きす、ガス天、その他3本)850、さっくるセット(ワンドリンク、おばんざい、豚バラ、きす、その他3本)1,250、福山城天守閣20本セット(お任せ肉10本、その他10本)2,500、福山城9本セット(豚バラ、豚ひれ、鶏、きす、ガス天、その他4本)1,100、勝成11本セット(豚バラ、豚ひれ、鶏、きす、えび、ガス天、その他5本)1,300。
    〔ドリンク〕《ビール》サッポロ黒ラベル生(小)350・(中)450、サッポロラガー(中瓶)550・(大瓶)650、サッポロプレミアムアルコールフリー400。
    《ハイボール》デュワーズハイボール420、角ハイボール420、ライムハイボール420、コークハイボール420、ジンジャーハイボール420、デュワーズメガハイボール720、角メガハイボール720、福山メガハイボール720。
    《樽詰めスパークリングワイン》ポールスター400。
    《酎ハイ》サッポロ氷彩プレーン380、瀬戸内レモン380、ライム380、カルピス380、クエン酸380。
    《ラムハイ》ラムハイ450、ラムハイジンジャー450、ラムハイコーラ450。
    《ワイン》サッポロ北極星 並々ワイン(白/赤)380、ボトルワイン(白/赤)1,380~。
    《焼酎》麦焼酎(水/湯/ロック)380・(ウーロン茶割り/ソーダ割り/緑茶割り/ほうじ茶割り)430、芋焼酎(水/湯/ロック)380・(ウーロン茶割り/ソーダ割り/緑茶割り/ほうじ茶割り)430。
    《梅酒》梅酒(ロック/ソーダ/湯/水)380。
    《日本酒》冷酒/常温/熱燗350。
    《地酒》天寶一500、亀齢550。
    《ソフトドリンク》福山コーラ300、ウーロン茶250、コーラ250、ジンジャーエール250、カルピス250、カルピスソーダ250、オレンジジュース250。(2019年11月調べ)

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ねぶと・なまこ・ふぐ … 洋食・おでん「自由軒(じゆうけん)」(福山)

「自由軒」

 福山に来ると、この店もはずせない。

 そんなわけで、福山での2夜めは、同行のAさんと一緒に「自由軒」である。

大ビール

 まずは「大ビール」(630円)をキリンでもらって乾杯し、おでんからスタートする。洋食とおでんは、この店の看板メニューですからね。

豆腐

 私はいつものように「豆腐」(150円)と「スジ」(330円)。この店ならではの味噌ダレをつけてもらうのが大きなポイントだ。

 この味噌ダレに、七味唐辛子を振りかけていただくのがうまいんだ。

スジ

 「スジ」は牛スジのこと。この店のおでんは、「スジ」(330円)と「ロールキャベツ」(300円)以外は、すべて150円。

 Aさんは2回に分けて、「大根」、「豆腐」、「スジ」、「ロールキャベツ」、「コンニャク」、「厚揚げ」という6品を取ってもらっている。すごいっ! 私ならこの6品のおでんだけで、もう満腹になってしまいそうだ。

 でも、たしかにこの店のおでんは美味しいんだよねぇ。たくさん食べられる人がうらやましい。

ねぶと

 我われと同じような、いかにも出張者らしい男性二人連れから「小イワシはありますか?」という質問が飛ぶが、さすがにこの時期に小イワシはない。

 「小イワシはないけど、今日はネブトがありますよ」という店のおねえさんの言葉に、「ネブト???」とクエスチョンマークたっぷりの感じながら、彼らはそれを注文。

 「おっ。ネブトがあるんですね。じゃあこっちもそれをください」

 我われもさっそくその「ねぶと」(400円)を便乗注文した。

 ネブトの標準和名は「テンジクダイ」。福山ではネブト、呉ではメンパチと呼ばれる小さい魚で、耳石のあって硬い頭部だけを取って、唐揚げにすると、旨みが強くてとてもいいつまみになる。

Aセット(ウーロン割り)

 大瓶ビールを飲みきったあとは、Aセット(ウーロン割りのセット)に移行する。

 これはチロリ入りの焼酎と、ウーロン缶、そして氷入りグラスのセットで、その値段は焼酎代(380円)とウーロン缶の値段の合計となる。

 9月までの前の消費税のときは、焼酎350円+ウーロン缶200円の合計550円だったけど、10月の消費増税以降は合計600円ぐらいになったのかなぁ。(今回はいろんなものをたくさん注文したので、お勘定額からの逆算によるウーロン缶代の推測はできませんでした。)

壁の短冊メニュー

 ちなみに壁の短冊メニューはこんな感じ。10月の消費増税以降、ちょっとずつ値上がりしているようだ。

なまこ酢

 冬場の瀬戸内で忘れてはならないのが「ナマコ」(450円)。なまこの酢の物である。

 呉に単身赴任しているときは、夏の小イワシ、冬のナマコ&カキが楽しみだったものだ。

もつの煮付

 「もつの煮付」(330円)は、鶏モツの煮付け。入り口横の冷蔵陳列ケースにずらりと並んでいて、取ってくると電子レンジで温め直してくれる。

ごぼう空揚

 「ごぼう空揚」(330円)。ごぼうの自然な甘みがうまい。これまた、呉にいるときもよく食べたなぁ。

ちいちいいか

 「ちいちいいか」(450円)は、ゆで冷ましたものをカラシ酢味噌でいただく。

 この「ちいちいいか」の標準和名は「ベイカ」。最大でも8センチほどにしかならない。小イワシ、ネブト(メンパチ)もそうだけど、瀬戸の魚は、小さい身体に旨みがギュッとつまっているのだ。

絹かつぎ

 「絹かつぎ」(330円)。魚介を食べては、野菜を食べ、魚介を食べては、野菜を食べ。広島県には海の幸、山の幸が豊富にそろっている。

ふぐ皮酢

 「ふぐ皮酢」(430円)も、よく見かける一品だ。値段も手ごろで、気軽に食べられるのがいいね。

きゅうり漬物

 最後は漬物で締めくくろうと「白菜漬物」(200円)を注文すると、残念ながら売り切れ。「キュウリならあるよ」ということで、キュウリの漬物をもらった。

 漬物と一緒に「味の素」を出してくれるのが、なんだか懐かしい感じ。昔は、漬物、冷奴などなど、醤油をかけるものであればなんにでも、「味の素」も一緒に振りかけていたことを思い出した。

 たっぷりと2時間半ほど、ウーロン割り(Aセット)もしこたま飲んで、今夜のお勘定は二人で8,620円(ひとり当たり4,310円)でした。この金額、「自由軒」での支払額(ひとり当たり)の、ずば抜けた最高新記録だ!

 どうもごちそうさま。

店情報前回

《令和元(2019)年11月20日(水)の記録》

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創業から続くスープ鍋 … やき鳥「鳥好(とりよし)」(福山)

スープ鍋

 福山「鳥好」が開店したのは昭和41(1966)年。

 その創業以来、変わらないメニューのひとつが「スープ鍋」(550円、以下すべて税別表記)だ。

 豆腐を鶏ガラスープでじっくりと煮込み、仕上げに卵と刻みネギが入れられる。

小鉢に取り分けて

 味はついているので、そのまま小鉢に取り分けていただく。

 「スープ豆腐」という名称のとおり、この料理はまさに『スープ』が主役なのだ。

 汁(つゆ)でお酒を飲むのが好きな呑兵衛(私のこと)にとっては、たまらぬ一品なのでした。

 ちなみにこの「スープ豆腐」は、鳥好系の店に共通する名物料理だ。

 呉の「本家鳥好」にも、横須賀の「鳥好」にもあるし、「本家鳥好」から分かれた「第三鳥八」、「鳥八茶屋」、「三とり本通店」などでも出している。

福山「鳥好」

 東京から新幹線で移動してきて、福山に到着したのは午後6時過ぎ。

 ホテルにチェックインして荷物を置いたあと、同行のAさんと二人で福山「鳥好」にやってきた。

キリン生ビール(中)

 まずは「キリン生ビール(中)」(単品520円)に、「串(ねぎま)」(単品1本150円)と「つくね」(単品1本150円)の2本の焼き鳥と、「枝豆(ハーフ)」(フル単品300円)と「冷やっこ(ハーフ)」(フル単品250円)が付いた、お得な「鳥好晩しゃくセット」(1,000円)からスタートする。

枝豆(ハーフ)

 晩しゃくセットの「枝豆(ハーフ)」。

冷やっこ(ハーフ)

 こちらは「冷やっこ(ハーフ)」。

 「枝豆」にしても、「冷やっこ」にしても、フルサイズでド~ンと出されるよりは、こうやってハーフサイズでちまちまと出してくれるほうが、呑兵衛には向いてるように思うなぁ。

つくね(手前)、串ねぎま

 ややあって、「串(ねぎま)」と「つくね」も焼き上がってきた。

麦焼酎水割り

 生ビールに続いては、麦焼酎「二階堂」(370円)を水割りでいただく。

ささ天(手前)、ずり天

 これまた「鳥好」らしい、「ささ天」(1本160円)と「ずり天」(1本160円)を追加する。

 これは串に刺したササミを天ぷらにしたものと、串に刺したスナズリ(砂肝)を天ぷらにしたもの。

 鳥好系のお店では、焼き鳥と同じような串ものを、天ぷらでも出してくれるんですねぇ。これもいい。

 ちなみに、これらの串ものの注文は、1人前2本からの注文となる。今日はAさんと二人で来ているので、それぞれ1人前2本ずつ注文して、1本ずつ分け合っていただいた。

小エビ唐揚げ

 焼酎をおかわりしながら追加注文した「小エビ唐揚げ」(500円)は、Aさんの大好物。東京で飲むときにも、よく「川海老唐揚げ」を注文されている。

とり皮酢の物

 私の好物は「とり皮酢の物」(500円)。この店の名物料理「どて煮(とり皮のみそ煮)」(500円)とは、味付けも食感も違うのがおもしろい。

 こちら「とり皮酢の物」のほうが弾力感が強くて、酢の物だけにさっぱりとしている。

どて煮(とり皮のみそ煮)

 そしてもちろん「どて煮(とり皮のみそ煮)」も注文した。

 これまた鳥好系の酒場に共通する名物料理だが、店によって味付けや出し方が異なっていて、それぞれの店で、それぞれの店の「とり皮のみそ煮」を楽しむことができる。

鍋ものメニュー

 そして最後に「スープ鍋」を注文し、旨みたっぷりのスープで〆としたのでした。

 ちなみに鳥好系の店で出される鍋ものは、「スープ鍋」と「とり鍋」(スープ鍋に鶏肉や野菜が入ったもの)の2種類のことが多いが、ここ福山「鳥好」のメニューには、上の写真のように「若鳥の水煮き」と「湯どうふ」もある。1人前から注文できるのがうれしいですね。

 たっぷりと2時間半ほど楽しんで、消費税も加わってのお勘定は二人で7,580円(ひとり当たり3,790円)でした。どうもごちそうさま。

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《令和元(2019)年11月19日(火)の記録》

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ヤム・ウンセンセット … タイ料理「サイアムオーキッド」(東京)

サイアムオーキッド

 新幹線で移動するその前に、ちょっと腹ごしらえである。

 ひとりのときは、「よもだそば」や「東京グル麺」などでさっくりと済ませるか、八重洲地下街の「ニュートーキョー」でちょいと飲んでいくことが多い。

 今日は同行のAさんに連れられて、八重洲地下街にあるタイ料理の店、「サイアムオーキッド」にやってきた。

週替わりメニュー

 テーブル上のランチタイムメニューには、『タイ屋台飯』として「鶏ひき肉のガパオ炒め」(810円、以下すべて税別表記)や「タイのチキンライス」(810円)、『タイカレー』や『タイラーメン』などもそれぞれ何種類かずつ並んでいる。

 そのほかに、『タイ人コックが考えた週替わりメニュー』というのもあって、そこには「ヤム・ウンセンセット」(1,000円)が載っている。

 「デラックストムヤムラーメン(限定10食)」(953円)にするか、『週替わりメニュー』にするか、ちょっと迷って、週替わりの「ヤム・ウンセンセット」を注文した。

瓶ビール(中瓶)

 そしてもちろん「瓶ビール(中瓶)」(629円)をもらって、食事前の喉うるおしである。

 メニューには「生ビール」(562円)や、タイビールの「シンハー」(639円)も載っている。

ヤム・ウンセンセット

 あまり待つこともなく、「ヤム・ウンセンセット」がやってきた。

 「ヤム・ウンセン」の「ヤム」というのは「和える」、「ウンセン」は「春雨」という意味で、タイでよく食べられる酸っぱい春雨サラダなんだそうな。

背面からヤム・ウンセン

 お皿を回して、その春雨サラダ(上写真の左下部)がよく見える方向からも写真を撮ってみた。

 同じお皿に一緒に盛り合されているのは、「ポピアソッ」という生春巻と、タピオカのデザートだ。

パッタイ

 同行のAさんは、タイでは定番の焼きビーフン、「パッタイ」(スープつき、762円)である。

 これにもちょっと引かれたんだよなぁ。今度、食べてみよう。

 さっくりと1時間ほどの昼食タイム。私の分のお勘定は税込み1,800円でした。どうもごちそうさま。

新幹線で西へ

 食事のあとは、新幹線で西へ。今日はいい天気で、富士山もくっきりと見ることができた。

店情報

《令和元(2019)年11月19日(火)の記録》

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店情報: タイ料理「サイアムオーキッド」(東京)

  • 店名: タイ料理 サイアムオーキッド 八重洲地下街南口店
  • 電話: 03-3516-6663
  • 住所: 104-0028 東京都中央区八重洲2-1 八重洲地下街南1号
  • 営業: 11:00-23:00(22:00LO)〔土日祝は22:00(21:00LO)まで〕、無休
  • 場所: JR東京駅・八重洲口から徒歩2分。八重洲地下街・外堀地下2番通りの南端部(京橋方面)あたり。
  • メモ: 平成17(2005)年開店。15:00まで全面禁煙、それ以降は分煙。58席(禁煙26席、喫煙26席)。予約可、カード可。16名までの個室あり。公式サイトあり、ランチメニューディナーメニュー。東京駅1階・八重洲北口近くのキッチンストリートには、「サイアムオーキッドSupreme」もある。(2019年11月調べ)

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4杯と4品で1800円也 … 立呑み「やきや」(荻窪)

ホッピー

 ホッピー4杯(ソト1・ナカ4)に、八戸直送のイカ料理4品をいただいて、合計1,800円。これが荻窪「やきや」のコストパフォーマンスだ。

 これでまさにベロベロに酔うことができる。

 「せんべろ」(千円でベロベロ)とはいかないものの、千円台でベロベロである。

珍味わたあえ

 今夜もまずは「ホッピー」(白セットのみ、360円)をもらって、「珍味わたあえ」(230円)からスタートした。

 「珍味わたあえ」は、以前はスルメイカのゲソで作られていたが、そのイカゲソが品薄になっているため、現在はスルメイカの身で作られている。

いかみみ刺身

 「ナカ」(おかわり焼酎、170円)をもらって、2品めの料理は「いかみみ刺身」(240円)をもらう。

 これを、「珍味わたあえ」の残りダレに、ワサビを練り入れたタレでいただくのがうまいのだ。

 この店のイカ料理のほとんどは230円だが、刺身2種(いか刺身、いかみみ刺身)は240円、冬場だけの「いか大根」が310円という価格設定になっている。

いかげそ焼

 さらにナカをおかわりして、「いかげそ焼」(230円)。品薄のイカゲソながら、「いかげそ焼」と「げそ揚げ」(230円)、「げそわさ」(230円)は、いつも食べることができる。

 「いかげそ焼」は、丸ごと1匹分のイカゲソ(足10本)が、横一線につながったまま焼き台の上にのせられて、そのままタレで焼き上げられる。

 焼き上がってから、足1本ずつに切り分けてお皿に盛り、マヨネーズを添えて出してくれるのだ。

 このマヨネーズに七味唐辛子を振りかけて、ちょっとピリ辛にしていただくのがうまい。

自家製塩辛

 さらに「ナカ」をもらって、これでソト1・ナカ4(最初のセット+ナカ3回)。

 〆のつまみに選んだのは「自家製塩辛」(230円)。塩辛過ぎず(塩分があまり多くなく)、旨みが強いこの店の塩辛は、大人気の逸品だ。

立呑み「やきや」

 今夜もまた2時間弱の立ち飲みタイム。これだけ飲み食いして、お勘定が1,800円なんだから、ありがたいよねぇ。どうもごちそうさま。

大衆居酒屋「神田酒店」

 「やきや」を出て、荻窪駅に向かう途中に「大衆居酒屋 神田酒店」という店がある。

 2019年4月3日にオープンした新しい居酒屋で、「備長扇屋」「紅とん」「魚や一丁」などを運営する株式会社ヴィア・ホールディングスが出した、初の大衆酒場業態なんだそうな。

 『類は友を呼ぶ』という言葉がありますが、荻窪「やきや」から荻窪駅の間ぐらいに、リーズナブルに飲める酒場が増えてきている感じがします。

店情報前回

《令和元(2019)年11月18日(月)の記録》

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大人気!源たれ唐揚げ … 立ち呑み「ほんずなし」(高円寺)

源たれ唐揚げ

 この店で大人気の一品が「源たれ唐揚げ」(420円)。

 鶏の唐揚なんだけど、青森県民ならみんなが知ってる「スタミナ源たれ」で味付けされているのが大きな特徴だ。

 「スタミナ源たれ」を製造・販売しているKNK(上北農産加工株式会社)のサイトによると、『青森県産大豆・小麦100%の醤油をベースに、厳選した青森県産のリンゴやニンニク、玉ネギ、生姜などの生野菜を使ったタレです』とある。

 このタレが、独特の味わいを生み出しているんだな。

 この店の「とんかつ」(420円)にも、この「スタミナ源たれ」を使ったオリジナルソースが使われていて、ファンが多い。

ホッピーセット(白)

 いつもなら、飲みものと軽いつまみがセットになった「得得セット」(550円)をもらうところだが、このセットがあるのは平日のみ。

 今日は日曜日なので、まず「ホッピーセット(白)」(500円)だけを注文した。

11月のお得メニュー

 つまみには今月(2019年11月)いっぱいは特別価格の200円で味わえる「〆にしん」と「〆にしん辛味噌和え」をいただくことにした。

〆にしん

 まずは「〆にしん」から。

 この店に来るまで、そんなにニシンを食べる機会はなかったのだが、この店で最初に「〆にしん&〆サバ」の盛り合せをいただいたときに、「〆にしん」の美味しさに驚いた。(その時の記事

〆にしん辛味噌和え

 2品めは「〆にしん辛味噌和え」。さっきの「〆にしん」を細かめに切って、辛味噌で和えたもの。味付けが違うだけなんだけど、これもうまい。

 この辛味噌には「りんご味噌」が使われてるそうだ。さすが青森である。

 この店には他に「にしんの切り込み」(310円)もある。これはニシンを切り刻んで、米麹と塩で漬け込み熟成させた、北海道・東北地方の郷土料理だ。これも旨いんだなぁ。

黒板メニュー

 ホッピーの「中(なか)」(180円)をおかわりしながら、3品めの料理を検討する。

 今日のオススメ黒板には「鮭カマ」(200円)、「まぐろ」(330円)、「サーモン」(330円)、「たらこ和え きんぴらごぼう」(250円)の4品。

 卓上の印刷された季節メニューには「塩辛ポテト」(420円)、「イカゲソ ガーリックバター」(330円)、「アボカド味よし和え」(390円)、「タラモサラダ」(280円)、「カニわさびマヨ和え」(440円)、「カニの煮こごり」(420円)、「きゅうりと長芋の浅漬け」(280円)が並んでいる。

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 そんな中から、今日のオススメの「鮭カマ」をいただいた。このところ、この「鮭カマ」にもけっこうハマっている。

源たれ唐揚げのポスター

 いつもなら、ホッピーをソト1・ナカ4で飲み終えるところだが、今日はナカの量が多かったのか、氷を多く入れてくれたのか、もう1杯いけそうだ。

 で、〆の1品として選んだのが、この記事の冒頭でご紹介した「源たれ唐揚げ」だったのでした。

「ほんずなし」

 たっぷりと3時間弱の立ち飲みタイム。ホッピーがソト1・ナカ5でのお勘定は、2,240円のところ、前回のレシートに印刷されている「またこいへ100円引きクーポン」で2,140円でした。どうもごちそうさま。

店情報前回

《令和元(2019)年11月17日(日)の記録》

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閉店間際に駆け込んで … 焼鳥「川名(かわな)」(阿佐ヶ谷)

酎ハイ(生レモン)

 有楽町「新日の基」前で解散し、阿佐ヶ谷「川名」前に到着したのは午後10時10分。

 店頭の焼き台にエミさん(女性店員さん)がいたので、「まだ大丈夫ですか?」と確認すると、にっこり笑顔で「どうぞ」と迎えてくれた。

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 「川名」のルールは厳格に守られる。ラストオーダーは午後10時20分、会計は午後10時40分、そして午後11時ちょうどにピシャリと閉店する。

 今はラストオーダーの10分前。まずは大急ぎで「酎ハイ(生レモン)」(380円、以下価格はすべて税別表記)を注文すると、一緒に出された「お通し」(サービス)はミカン。ここのお通しは必ずフルーツなのだ。

ホワイトボードのメニュー

 そしてホワイトボードのメニューを確認。これ以外にも、定番の短冊メニューが店内に貼り出されているのだが、ホワイトボードには『今日しかない料理』が載っているので、まずはこっちから見るのが正解だ。

 1軒めの「新日の基」で選んだ料理が、タンパク質中心だったから、ここは野菜にしようかな。

きぬかつぎ

 「きぬかつぎ」(180円)を注文すると、イカ塩辛もちょっと添えられていた。これは嬉しいねぇ。

 本当は「きぬかつぎ」だけで「酎ハイ(生レモン)」を1杯いただいて帰ろうと思ってたんだけど、イカ塩辛添えの「きぬかつぎ」が思いのほか私のツボにはまり、パクパクといただいているうちに、あっという間に残りわずかになってしまった。

旨辛キムチ

 ちょうどそのとき10時20分になり、マスターとエミさんが分担して客席を回って、ラストオーダーの注文を聞いてくれた。

 私は今度は「旨辛キムチ」(180円)を選んだ。

 この「旨辛キムチ」は、けっこうピリリと辛いので、ちょっとずつつまむのにちょうどいいのだ。

生キャベツオリーブ

 他のお客さんたちのラストオーダーの品も出し終えたマスターが、

「この2品、少し前に始めたんですが、けっこう人気があって、よく出るんですよ。少しずつですけど、良かったらちょっと味見してみてください」

 と「生キャベツオリーブ」(1人前180円)と「舞茸まいたけバター炒め」(1人前400円)を、小皿にちょっと出してくれた。

 「生キャベツオリーブ」は、くし切りにしたキャベツに塩を振り、わりとたっぷり目にオリーブオイルをかけたもの。このオリーブオイルが、いい働きをしている。

舞茸バター炒め

 「舞茸バター炒め」は、舞茸とコーンをバターで炒め、お皿に盛り付けてから、おぼろ昆布をたっぷりとトッピングしたもの。

 店内禁煙になってから客層に変化があり、女性客や家族連れが増えたそうだ。それに伴って、野菜系の料理もよく出るようになったため、野菜メニューも増やしているんだそうな。

 午後10時40分にPaypayでお勘定(席料100円と消費税が加わって924円)を終えてからも、マスターといろんな話をしているうちに、ひとり、またひとりと、店内にいたお客さんたちが帰り始め、ついには最後のひとりになってしまった。

閉店後に退店

 時刻はちょうど11時。「どうもごちそうさまでした」とマスターとエミさんにお礼を言って、最後の客として退店したのでした。

店情報前回

《令和元(2019)年11月15日(金)の記録》

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海外からのお客が多い … 大衆酒場「新日の基(しんひのもと)」(有楽町)

「新日の基」

 会社の同僚と3人で、有楽町ガード下の「新日の基」にやってきた。

 昭和21(1946)年創業のこの店の現在の店主は、英国出身のアンディさん。初代店主の孫娘と結婚して、創業73年となるこの店の3代め店主になった。

 この店の公式サイト上でも、店名は「新日の基 Andy's Shin Hinomoto」と、英語でも表記されていて、店内には英語のメニューもある。

 そのためか、店内にはいつも海外からのお客さんが多い。(日本人客より、外国人客のほうが多いかも!)

 予約して入った我われのテーブルの両側も、海外からのお客さんたちだ。

ホッピーとカシスウーロン

 我われも、各人の好みで「白ホッピー」(セット590円=ソト280円+ナカ310円)や「カシスウーロン」(770円)をもらって乾杯し、つまみを何品か注文した。

ポテトサラダ

 すぐに出てきたのは「ポテトサラダ」(550円)。大衆酒場と比較すると、値段は全体的に高めなんだけど、有楽町~銀座界隈では比較的リーズナブル。そこも人気の理由のひとつなんだろうなぁ。

フィッシュ&チップス

 アンディさんが英国出身ということもあってか、メニューには「フィッシュ&チップス」(1,320円)もある。

 魚(おそらくタラ)は大きな塊で揚げてくれるので、それを添えられたフォークとナイフで、食べやすく切り分けながら、添えられたモルトビネガーをつけていただく。

 英国では、チップス(=フライドポテト)もモルトビネガーで食べることが多いんだけど、日本人の好みに合わせてケチャップも添えてくれている。

牛ステーキ

 今日のメニューには「牛ステーキ」(1,320円)もあったので注文した。

 他に「タラバガニ(大)」(10,800円)、「タラバガニ(中)」(5,500円)なんてのもあって、となりのテーブルの海外からのお客さんたちが注文していた。

天然 平目刺

 店主のアンディさん自らが、毎日、豊洲に足を運んで仕入れてくるという魚介類はすべて天然もの。

 今日の『本日のおすすめ』という手書きメニューにも「クエ刺」(1,050円)、「サワラ刺」(850円)、「大盛・生しらす」(750円)、「アオリイカ」(850円)、「フグ唐揚」(850円)、「白子天ぷら」(750円)、「アワビステーキ」(950円)、「マグロステーキ」(1,200円)、「かき鍋」(1,200円)などの品々が並んでいる。

 そんな中から「天然 平目刺」(850円)をもらった。

焼きおにぎり

 同行のKさんは、あまりお酒は強くない。Aさんと私が「中味(お代わり焼酎)」(310円)を注文したタイミングで、「焼きおにぎり」(550円)を注文し、酔い過ぎないような工夫をされている。

肉豆腐

 「肉豆腐」(880円)も、ここの人気メニューのひとつ。冬はやっぱり、熱々の鍋ものがいいよね。

銀ダラ西京焼

 焼魚もいただこうということで、「銀ダラ西京焼」(1,080円)を注文。

 他には「鯛塩焼」(大2,200円、小1,300円)、「穴子白焼」(1,050円)、「かんぱち照焼」(800円)などが並んでいる。

かつを刺身

 最後は、定番の刺身メニューから「かつを刺身」(800円)をもらって締めくくる。

 ホッピーは二人でソト3・ナカ9(ひとり当たりソト1.5・ナカ4.5)。お勘定は3人で12,490円(ひとり当たり4,163円)でした。

 どうもごちそうさま。

店情報前回) 《YouTube動画

《令和元(2019)年11月15日(金)の記録》

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長年の課題店でフグ鍋 … 市民酒場「常盤木(ときわぎ)」(高島町)

ふぐ豆腐

 冬場のフグ鍋が名物の市民酒場「常盤木」。横浜に単身赴任しているとき(2001~2010年&2013~2014年)から、ずっと来たかった課題店なのに、いつも満席で予約必須の店だったこともあって、今まで来ることができていなかったのだ。

昔の「常盤木」の模型

 ここ「常盤木」は大正13(1924)年に、今と同じこの場所で、酒屋として創業した。関東大震災の翌年のことである。

 その17年後、昭和16(1941)年ごろに、市民酒場に転向したそうだ。昭和12(1937)年の日中戦争勃発、さらには昭和14(1939)年からの第二次世界大戦の勃発などの影響で、酒屋だけではやっていけなくなったんだろうなぁ。

 今はなき野毛の「武蔵屋」でも、同じような話を聞いたことがある。「武蔵屋」が酒屋から市民酒場に転向したのは、昭和21(1946)年のことだったらしい。

 「常盤木」の店内に飾られている、昔の店舗の模型(上の写真)は、終戦後の店の様子を表したものなんだそうな。

 現在は創業者のお孫さん(三代目)の萩原哲郎さん・久美子さんご夫妻が切り盛りされている。

生ビールで乾杯

 今日は6人で予約して、この店にやって来た。まずは「生ビール」(480円)をもらって乾杯である。

お通しのミニサラダ

 すぐに出される小鉢のお通し(サービス)は、ミニサラダ。最初の一品として、スルッといただくのにちょうどいい。

メニュー(クリック拡大)

 予約時に「ふぐ豆腐(=フグ鍋)」(2,000円)のみ注文してくれているとのことで、店内のメニューを見ながら、鍋前のつまみを選ぶ。

ふぐ唐揚げ

 「ふぐ唐揚げ」(900円)。東京湾でもよくとれるショウサイフグの唐揚げだ。身のプリプリ感がすばらしい。

ねぎチャーシュウ

 この店の名物のひとつ、「ねぎチャーシュウ」(450円)。刻んだシャーシューが、刻んだたっぷりの白ネギと一緒にお皿に盛られ、海苔のりが添えられている。

 この海苔に、チャーシューとネギをくるんでいただくのだ。

 ほほぉ~っ。ピリッと効いてるラー油がいいね。

海苔おかわり

 たっぷりのピリ辛ネギチャーシューに、海苔も生ビールもおかわりだ。

自家製シューマイ

 店主オススメの「自家製シューマイ」(400円)もいいね。

ふぐ豆腐

 他にも、「あなご天」(300円)、「チクワサラダフライ」(450円)、「春捲」(300円)などなど、気になる料理はたくさんあるのだが、「ふぐ豆腐」が食べられなくなったらいけないので、ここで予約しておいた「ふぐ豆腐」を出してもらうことにした。

ふぐ豆腐の出来上がりを待つ

 この「ふぐ豆腐」を食べ終えてもなお、お腹に余裕があれば、改めて他の料理もいただくことにしよう。

 横浜・本牧ほんもく沖では、昔からショウサイフグがよくとれたんだそうな。

 「市民酒場組合」が中心となって、「神奈川県ふぐ協会」が設立されたのは昭和25(1950)年のこと。「ふぐ包丁師」という、フグ取扱いの資格制度を設けて指導することで、各市民酒場で安価にフグを提供できるようになったのだ。

 「ふぐ鍋」と呼ばずに、今でも「ふぐ豆腐」という名称を使っているのは、その当時、各市民酒場で「たら豆腐」と同じ感じで、湯豆腐にちょいとフグを入れて提供していたことの名残なごりらしい。

 たっぷりとフグが盛られた今の姿は、りっぱに「ふぐ鍋」で通用するけどね。

ふぐ豆腐用の小鉢

 鍋が沸いてきたところで、各人に「ふぐ豆腐」を取り分けるための小鉢が配られる。

 その中には大根おろし、刻みネギ、醤油と七味唐辛子、そしてくし切りのダイダイが入っている。

 このダイダイをしぼっていただくのだ。

ホッピー

 熱々の「ふぐ豆腐」に合わせて、飲みものも「ホッピー」(セット450円、ナカ250円)に移行した。

鍋の〆は雑炊

 「ふぐ豆腐」の〆は、雑炊にしてくれる。

ふぐ雑炊

 この「ふぐ雑炊」が、これまたいい味に仕上がっている。たっぷりの鍋で、かなりお腹いっぱいになったのに、みんな「美味しい、美味しい」と食べている。

しっかり完食

 あっという間に、二つの鍋がからっぽになった。でも、もうこれ以上は食べられない。満足、満腹だ。

店主ご夫妻と一緒に

 たっぷりと3時間ほど楽しんで、今夜のお勘定は6人で28,760円(ひとり当たり4,793円)でした。どうもごちそうさま。

 最後は店の入口で、店主ご夫妻と一緒に写真を撮らせていただいた。(ご常連さんが撮影してくれました。ありがとうございます。)

 いやぁ、10年以上の課題になっていたお店に、やっと来ることができて、今夜は本当に良かった。

 噂にたがわぬ居心地のいい、そして料理の美味しいお店でした。ぜひまた来たいと思います。

店情報

《令和元(2019)年11月14日(木)の記録》

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店情報: 市民酒場「常盤木(ときわぎ)」(高島町)

  • 店名: ふぐ・食事処 常盤木常盤木
  • 電話: 045-231-8745(予約可)
  • 住所: 220-0042 神奈川県横浜市西区戸部町5-179
  • 営業: 17:00-22:00(21:30LO)、土日祝休
  • 場所: 市営地下鉄・高島町駅から徒歩8分(600m)、JR桜木町駅から徒歩9分(750m)、京急・戸部駅から徒歩10分(800m)。
  • メモ: 大正13(1924)年に、現店主・荻原哲郎さん(3代目)のお祖父さんが、現在の場所で酒屋「常盤木」として創業。昭和16(1941)年ごろ、市民酒場に転向した。
    店内はカウンター4席、テーブル席2卓×4席、小上がり2卓×4席の合計20席。予約可。
    〔鍋料理(要予約)〕ふぐ豆腐2,000、たら豆腐700。
    〔料理〕ふぐ一夜干し600、ふぐ唐揚げ900、ふぐフライ450、まぐろブツキリ500、いかさし700、串カツ450、キス天450、さば塩焼450、ニラ玉子焼き400、自家製シューマイ400、アジフライ400、豚もつ煮込400、焼ちくわ天400、たこキムチ350、焼きピーマン350、ソーセージフライ350、ニラ天350、あなご天300、しらすおろし300、冷しトマト300、おしんこ200、春捲300、ほや塩辛350、焼きピーマン350、ねぎチャーシュウ450、ホッケ塩焼き450、いわし丸干し400、ポテトサラダ350、ニラ天350、皮蛋ピータン豆腐400、ピリ辛豆腐300、冷や奴200、くじらベーコン500、ハタハタ一夜干し500、揚げあじ開き400、チクワサラダフライ450、チクワサラダ天ぷら450、コーン揚げ350、軟骨揚げ400、こはだ酢450、一夜干しセット550、イカ刺し500、えだ豆350、もつ煮込み400、野菜天500、げそ揚げ400、いか塩辛350、玉葱フライ400。
    〔飲物〕ひれ酒600、ホッピー(セット)450・(ナカ)250、キリンラガー生ビール(中)480・(グラス)300、笹一(純米大吟醸)900・(山田錦)750・(ふね)650・(本醸造辛口)450、菊水無冠帝650、我流杜氏550、土佐鶴550、うらかすみ450、菊水辛口450、奥の松450、白鹿辛口350、じょっぱり650、亀吉650、高清水(生貯蔵酒)750、だいだいサワー380、リンゴ黒酢割り380、緑茶割り380、ウーロン茶割り380、うめ割り380、レモンサワー380。いいちこ(ボトル)2,700、黒一刻(ボトル)2,700、島美人(ボトル)2,700、くろ七夕(ボトル)2,700、小鶴くろ(ボトル)2,700・(呑みきり用甕壺500ml)2,000。(2019年11月調べ)

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尻尾をつまみにヤカン … 「豚の味珍(まいちん)」(横浜)

豚の味珍

 今夜もまた横浜方面での飲み会。その前に、先日の飲み会のお礼も兼ねて、ひとりゼロ次会で「豚の味珍」にやって来た。

生ビール

 本店1階・2階、新店1階・2階という4店舗があるなか、今夜はいちばん広い新店2階。先日の飲み会も、ここで開かせてもらった。

 まずは「生ビール」(500円)をもらって喉を潤す。

豚の尾

 飲み会前のゼロ次会なので、ここでの飲み過ぎ、食べ過ぎは気をつけないといけない。つまみは、大好物の「豚の尾」(720円)1品のみとした。

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 つけダレは、練りガラシ+お酢+ラー油を、小皿の上でよーく混ぜ溶いたもの。この店の豚料理には、このタレがぴったりなのだ。

ヤカン(焼酎)

 飲みものは生ビール1杯だけ、と思っていたんだけど、美味しい尻尾に、生ビールもクイクイと進み、やっぱり「ヤカン(宝焼酎25度)」(420円)もいただいてしまった。

 常温で出されるこの焼酎。ちょっとだけ梅割りの素を垂らして、のままでいただくのもうまいんだ。

尻尾完食!

 「豚の尾」は、尻尾の中に入っている骨の関節部分で、ちょうどひと口大になるようにうまくカットされていて、パクっと口に含むと、ほとんど噛むこともなく、まわりの肉がチュルンと取れる。

 そしたら、その中骨だけを、お皿の上にコロンと出すのである。(何人かで来たときは、骨入れ用のお皿も出してくれます。)

 さっくりと1時間ほど楽しんで、お勘定は1,640円でした。どうもごちそうさま。

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《令和元(2019)年11月14日(木)の記録》

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新たなコンデジを購入 … やきとん「すっぴん酒場」(野方)

すっぴん酒場

 会社の帰りに「すっぴん酒場」にやって来た。今日から新しく購入したコンパクトデジカメの使用開始である。

CANON G9X / SONY_RX100

 これまで使っていたのが、上の写真の左側の「Canon PowerShot G9 X」。今回新たに購入したのが右側の「SONY サイバーショット DSC-RX100」である。

 どちらもジャンル分けで言うと、コンパクトデジカメ。ワイシャツの胸のポケットに入る大きさなのに、レンズが明るく、『1型CMOS』という大きめの撮像素子が付いているのがいいところ。

 これらの点は、私がカメラ選びをするときに絶対視している機能でもあります。

 詳細な仕様の比較は、以下の表のとおり。

製品名 PowerShot G9 X サイバーショット
DSC-RX100
メーカー CANON SONY
発売日 2015/10/22 2012/06/15
サイズ(幅x高さx奥行き) 98x57.9x30.8 mm 101.6x58.1x35.9 mm
重量 本体:185g (総重量:209g) 本体:213g (総重量:240g)
有効画素数 2020 万画素 2020 万画素
撮像素子 1型CMOS(裏面照射型) 1型CMOS
レンズ CANON Zoom Lens 3x IS ZEISS Vario-Sonnar T*
光学ズーム 3.0 倍 3.6 倍
広角 28 mm (f2.0) 28 mm (f1.8)
望遠 84 mm (f4.9) 100 mm (f4.9)
デジタルズーム 4 倍 54 倍
最短撮影距離 5cm(標準、マクロ) 5cm(標準)
シャッタースピード 1~1/2000 秒 1~1/2000 秒
起動時間 1.4 秒 2.1 秒
連写撮影 6コマ/秒 10コマ/秒
タッチパネル
Wi-Fi

 これまで使っていたキヤノンのカメラが2015年発売、新しく買ったソニーのカメラが2012年の発売と、新しいほうが実は古いカメラなんだけど、スペック的には今も劣っていない。

 今のカメラを購入して4年。ほぼ毎日使っているのだが、このところレンズに黒い影のようなものが出てきたこともあり、新たなカメラの導入を決めたもの。しばらくは両者を併用して使っていくことにしよう。

黒ホッピーとお通し

 さて「すっぴん酒場」。まずは「黒ホッピー」(450円)をもらうと、すぐに「お通し」(150円)のお新香が出された。

ちれ、れば

 もつ焼きは、これまたいつもの「れば」「ちれ」「しろ」(各100円)を注文すると、まず「れば」、そして「ちれ」という順でやって来た。

 いつもは「れば」が出た瞬間にチャチャっと撮影を終えるのだが、新しいカメラがまだ自分の身体の一部になっておらず、思ったようにピントが合わない。あれこれとつついているうちに、「ちれ」に追いつかれてしまった。

しろ

 「しろ」もやって来た。キヤノンのは裏側の液晶モニターのところにタッチセンサーが付いていて、「ここにピントを合わせたい」というポイントを、指でちょいと押してやると、そこにピントを合わせることができたのだが、このソニーのカメラには、残念ながらタッチセンサーはない。

さがり

 「さがり」(100円)。タッチセンサーがない代わりに、フォーカスエリアが「ワイド」「中央」「フレキシブルスポット」と選べるようになっていたり、「マニュアルフォーカス」が使えたりという機能が付いているので、これらをうまく使いこなせるようにならないといけないんだろうなぁ。

はつみみ

 「はつみみ」(100円)。だいぶピントが合うようになってきたが、絞りが開放値(f1.8)あたりで撮れているようで、被写界深度が浅すぎて、写したいもの全体にピントがこない。むずかしいもんじゃのぉ。

なす

 今日のメニューには、久しぶりに「なす」(300円)があったので、注文した。

しょうがみょうが

 最後は「しょうがみょうが」(200円)で締めくくって、黒ホッピーはソト1・ナカ4。品物と引き換え払い(キャッシュ・オン・デリバリー)での総支払い額は2,350円でした。どうもごちそうさま。

 新しいカメラは、これから持ち歩いて、馴染ませていこうと思います。

店情報前回

《令和元(2019)年11月13日(水)の記録》

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人気のチェーン居酒屋 … 炭火串焼「テング酒場」(麹町)

テング酒場 麹町店

 帰り道に信号待ちをしていたところ、同じ職場のAさんと一緒になった。

「ちょっと飲んで帰りますか!」

 話はあっという間にまとまって、いつもの「テング酒場 麹町店」である。

 Aさんは麹町駅から地下鉄で、私は四ツ谷駅からJR線での通勤。この店は、その両駅のちょうど中間地点にあって、どっちの駅を利用する人も都合がいいのだ。

 値段も安くて、昔ながらの大衆酒場の雰囲気を備えているので、近くの会社の人たちからも大人気。午後7時半を回るころには、いつも満席になる。

 うちの職場は、帰りが遅くなることは少ないので、たいてい午後6時前にはこの店に来ることができる。その時間帯であれば、店内もまだすいていて、スルッと入ることができる。

ホッピーと枝豆

 まずは「ホッピーセット(白)」(390円、以下価格はすべて税別表記)を2つもらって乾杯し、つまみには、来るたびに注文している定番の品、「枝豆」(290円)、「自家製もつ煮豆腐」(360円)×2、「カシューナッツ」(290円)、そして「手作りしゅうまい」(1個130円)×2を一気に注文すると、ほとんど待つ間もなく「枝豆」がやって来た。

自家製もつ煮豆腐

 「自家製もつ煮豆腐」は、冷凍していない新鮮な豚モツを、店で手作りしている豆腐とともに煮込んだもの。

カシューナッツ

 炒りたてで出される「カシューナッツ」は、指でつまめないほど熱々。1個ずつ箸で取って、ポリポリといただくのがうまいんだ。

 このところ、ここに来ると焼き台前のテーブル席に通されることが多い。

 店員さんはアジア系の外国人の方が多くて、今日はベトナム出身のフォンさんという女性が、我われの注文を取ってくれている。

 そのフォンさんに「中(焼酎60ml)」(210円)をお願いし、焼きものも何品か注文した。

厚切り牛たんステーキ

 「厚切り牛たんステーキ ねぎ塩添え」(2枚980円)。

 メニューによると、ニュージーランド産牧草牛の、タンの芯の部分だけを厚切りにして焼いたものだそうな。

 前に宮城県に行ったとき、地元在住のKさんに、「仙台の牛たんは、普通のと、舌の真ん中のあたりを使った『上』のものがある。値段はちょっと高いけど、絶対に『上』のほうがおすすめ」と教えてもらった。この牛タンも、まさにその部位である。

はらみ、はつ

 「はらみ」(1本90円、写真の手前2本)と「はつ」(1本80円、奥2本)は、それぞれ豚モツ。

 各店舗でカットした豚モツを串打ちし、炭火でじっくり焼き上げたもの。

 チェーン居酒屋とあなどることなかれ。もつ焼き専門店にも負けないぐらいのいい焼き具合で出してくれるのだ。

砂肝

 「砂肝」(1本90円)。焼きものは、鶏、豚、牛、野菜の他、今の時季は「地だこの串焼き」(1本290円)なんてのもある。

 この席は、ちょうど焼き台の前なので、焼き手のおねえさんが頑張っている様子もよく見える。

 このところ、いつもこのおねえさんが焼いてるようだ。焼き上がりにムラがないところから推測すると、焼きを担当する人は固定的になっているのかもね。

ささみ串

 串焼きの最後を飾るのは「ささみ串 柚子胡椒ゆずこしょう」(1本100円)だ。

 鹿児島県産の「桜島どり」のササミを使用しているそうで、他にも「ささみ串 わさび」(1本100円)と「ささみ串 明太めんたいマヨ」(1本100円)が選べる。

手作りしゅうまい

 最初に注文しておいた「手作りしゅうまい」もやって来た。

 注文を受けてから、じっくりと15分ほど蒸し上げる一品。早めに注文しておくことが肝心なのだ。(メニューにもそんな注意書きがあります。)

えいひれ

 「中(焼酎60ml)」をおかわりすると、新しいジョッキに氷入りの焼酎がやって来る。

 つまみには「えいひれ」(360円)と「甘海老の唐揚げ」(290円)を追加注文。

甘海老の唐揚げ

 今夜もすでに店内は満席状態だ。

 この店にはカウンター席はないんだけど、多角形の大きなテーブル席が1つあって、ひとり客はその周りに座っている。

 今度、じっくりと一人で来てみようかなぁ。

焼きおにぎり

 最後は「焼きおにぎり」(1個150円)で締めくくって、3時間ほどの滞在。

 二人でソト3・ナカ12(ひとり当たりソト1.5・ナカ6)のホッピーをいただいて、お勘定は二人で7,997円(7,270円+消費税、ひとり当たり3,999円)でした。どうもごちそうさま。

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《令和元(2019)年11月12日(火)の記録》

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10回目の立ち飲みの日 … 立呑み「やきや」(荻窪)

「やきや」

 11月11日は「立ち飲みの日」。2010年に制定されたので、今年がちょうど10回目の「立ち飲みの日」となった。(「立ち飲みの日」に関する詳細はこちらの過去記事をご覧ください。)

 そんな10回目の「立ち飲みの日」を記念して、今夜は荻窪「やきや」にやって来た。

ホッピー

 午後6時過ぎの店内は、今日もほぼ満員状態。かろうじて空いていた奥の立ち飲みテーブルの一角に立ち、いつものように「ホッピー」(360円)からスタートする。

珍味わたあえ

 つまみの1品めは「珍味わたあえ」(230円)。もとはイカゲソで作られていたが、今はイカの身が使われている。

 甘みのある味付けなのに、不思議と酒類によく合う見事なつまみなのだ。

 七味唐辛子をちょっとかけていただくと、旨みをより強く感じることができる。

げそわさ

 「なか(おかわり焼酎)」(170円)をもらって、2品めのつまみは「げそわさ」(230円)を選択。

 この「げそわさ」に添えられているワサビを、「珍味わたあえ」の残りダレに溶き入れて、ワサビダレにして、それでいただく刺身類(いか刺身、いかみみ刺身、げそわさ)がうまいのだ。

いか納豆

 3杯めとなる「なか」には、「いか納豆」(230円)を注文。

 納豆と言えば、練りガラシがつきものだが、この「いか納豆」にはワサビが添えられている。

いか納豆

 まず納豆の部分だけをよく混ぜた後、醤油をちょっと入れて、全体をグリグリとかき混ぜる。

 これもまたワサビが効くんだな。

 冷奴と一緒にいただくのも美味しいよ。

いかみみ焼

 ソト1・ナカ4の4杯めには、久しぶりの「いかみみ焼」(230円)だ。

 「いかみみ焼」は、最近はないことのほうが多いので、ハナからあきらめていたのだが、さっき他の人が注文しているのを聞いて便乗した次第。ちょうどこれで売り切れとなった。

 「立ち飲みの日」を記念して、たっぷりと2時間弱の立ち飲みタイム。お勘定は1,790円でした。どうもごちそうさま。

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《令和元(2019)年11月11日(月)の記録》

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横浜での飲み会はここ … 「豚の味珍(まいちん)新店2階」(横浜)

「豚の味珍」

 「豚の味珍 本店2階」での、ひとりゼロ次会を終えて、本日のメーンイベント、横浜での飲み会に向かう。

 会場はなんと、「豚の味珍 店2階」の向かい側、「豚の味珍 店2階」ということで、私にとっては「豚の味珍」のハシゴ酒である。

 新店2階はテーブル席も多く、グループで予約してやって来ることができるのである。

生ビールで乾杯

 今日のメンバーは、一緒にブラジルに赴任していた5人。私以外のメンバーにとっては、初めての「豚の味珍」である。

 まずは「生ビール」(500円)をもらって乾杯だ。

 ちなみに「豚の味珍」の4店舗で、「生ビール」が置かれているのは、ここ新店2階だけだ。

くらげサラダ、辣白菜

 つまみの第1ラウンドは、「くらげサラダ」(420円)、「辣白菜ラーパーツァイ」(白菜の漬物、310円)、「豚の尾」(720円)、「豚の胃」(720円)を注文した。

 すぐに出てきたのは「くらげサラダ」と「辣白菜」の2品。

 これらをつまみながら、各自で豚を食べるためのタレを作る。タレの基本は卓上に置かれている練りガラシ(上の写真の中央に置かれているもの)とお酢。これに好みでラー油や醤油、おろしニンニクなどを足していく。

豚の尾、豚の胃

 ちょうどタレの準備ができたところで、「豚の尾」と「豚の胃」もやってきた。

 「豚の尾」と一緒に出される小皿は、豚の尾の中心部にある骨を入れるためのものだ。

豚の舌

 続いて「豚の舌」(720円)ももらう。

ヤカン(焼酎)

 生ビールに続いては、「ヤカン」(焼酎25°、420円)を「セット」で注文した。

 「セット」というのは、焼酎+ウーロン茶(160円)+氷入りのグラスのセットのことで、値段はヤカンとウーロン茶の合計の580円。氷はサービスである。これらを使って、自分で焼酎のウーロン割りを作るのだ。

 焼酎は、ヤカン状の金属容器から、ツツゥ~ッと勢いよく注がれる。

表面張力で注ぎ終える

 最後にヤカンをコップの近くまで降ろしてきながら、注ぎ終わる。

豚の足、頭、耳

 「豚の足」、「豚の頭」、「豚の耳」(各720円)も追加する。これで「豚の味珍」の豚料理6品、コンプリートだ。

牛すじ

 焼酎をおかわりしながら、「牛すじ」(460円)も追加注文。

 みんな初めての「豚の味珍」だからと思って、ヤカンとウーロン茶のセットを注文したんだけど、みんなウーロン割りにしないで、のままの焼酎をグイグイとあおっている。

 考えてみれば、ブラジルにいるときも、みんなでカシャーサ(40°)に、ちょっとだけブラジルレモンを搾り入れたものを、平気であおってたからなぁ。さすがである。

馬刺し

 「馬刺し」(830円)も、「味珍」の定番メニューのひとつだ。

皮蛋

 「皮蛋ピータン」(アヒルの卵、320円)を2人前もらうと、1個は半熟気味のものだった。

辣白菜

 最後に、みんなからのアンコールで「辣白菜」(310円)を再注文。「辣白菜」は、ほとんどのお客が注文する人気の一品なのだ。

今夜のメンバー

 2時間半ほど楽しんで、今夜のお勘定は5人で19,990円。ひとり当たり3,998円でした。どうもごちそうさま。

 今夜の飲み会では、「牛もつ煮込み」(590円)、「腐乳」(発酵豆腐、160円)の2品以外の料理はすべていただいた。

 私自身は、ひとりゼロ次会のときに「牛もつ煮込み」も「腐乳」もいただいたので、今日1日で考えると「豚の味珍」の全メニューを制覇である。(夏だけの「ハチノス」は、今は出されないので食べられなかったが……。)

店情報前回

《令和元(2019)年11月8日(金)の記録》

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横浜での飲み会の前に … 「豚の味珍(まいちん)本店2階」(横浜)

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 横浜での飲み会の前に、ひとりゼロ次会で「豚の味珍」にやって来た。

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 「豚の味珍」は、横浜駅きた西口のすぐ近く、「狸小路」という小さな飲み屋街の中にある。

 この路地ができたのは、昭和30(1955)年のこと。その中央には、路地の各店舗で一緒に利用する共同トイレもあって、再開発が進む横浜駅周辺にあって、しっかりと昔の姿をとどめているのだ。

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 「豚の味珍」があるのは、その路地の中央あたり。路地を挟むように両側に「豚の味珍」が存在していて、横浜駅側を背にして、路地の右手が本店、路地の左手が新店である。

 本店、新店ともに、それぞれ1階と2階に店があって、メニューこそほぼ同じ(新店2階にだけ生ビールがあるのが唯一の相違点)ながら、それぞれ独自にお勘定をするため、客から見ると「本店1階」「本店2階」「新店1階」「新店2階」という4軒の「豚の味珍」があるように見える。

 また、常連さんも、その4軒それぞれについているのが面白い。

 私の場合、ひとりの時は「本店2階」に行くことが多く、グループで来るときは「新店2階」に行くことが多い。

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 ひとりの今日は、「本店2階」に入り、まずは「ビール中瓶」(580円)をキリンでもらった。

 「ビール中瓶」は、アサヒとキリンが選べるんだけど、なぜかグラスはサッポロなんだなぁ。

皮蛋

 ゼロ次会であまり食べ過ぎると、飲み会のときにあまり食べられないので、味珍自慢の豚料理は控えて、「皮蛋(ピータン、アヒルの卵)」(320円)と「腐乳(ふにゅう、発酵豆腐)」(160円)をいただくことにした。

腐乳

 「腐乳」は豆腐に麹をつけ、塩水中で発酵させた中国食品。臭みはまったくなくて、塩っ気が強いチーズのような食感。箸の先っぽにちょっとつけて舐めるぐらいで、お酒がグイグイと進むのだ。

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 中瓶ビールを飲みきったところで、「牛もつ煮込み」(590円)を追加注文。

 「牛もつ煮込み」は、冬場にしか出されない名物料理。この季節に来ると、絶対に食べておきたい一品なのだ。

 逆に「牛もつ煮込み」がない夏場には、ゆで冷まして細切りにしたハチノスに、たっぷりの辛子酢味噌をかけて、さらに白髪ネギをたっぷりとトッピングした「ハチノスのからし酢みそあえ」が出される。これもまたうまいんだ。(参考記事

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 飲みものは「ヤカン」こと、「焼酎(マイルド)25°」(420円)。

 「ヤカン」と呼ばれる、金属製の容器からツツゥ~~ッと注いでくれるので、飲みものそのものも「ヤカン」と呼ばれるようになったようだ。

 これに梅シロップをチョロッと入れて飲んだり、「ウーロン茶」(160円)と氷をもらって、ウーロン割りにして飲んだりするのが定番だ。

 さっくりと1時間ほど楽しんで、今宵のお勘定は2,070円なり。どうもごちそうさま。

 さぁ、飲み会に向かいますか!

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《令和元(2019)年11月8日(金)の記録》

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〔コラム〕新年のご挨拶と、昨年の振り返り

荻窪「やきや」

 新しい年、令和2年(2020年)を迎えました。

 昨2019年1年間で訪問した酒場の軒数は、のべ384軒。(同じ店でも訪問ごとに1軒と数えています。)

 平均して、1.05軒/日だったとうことですね。

 このところ『横に倒したハシゴ酒』(1日1軒ずつだけど、毎日のように飲む)を繰り返しているので、この数字はまずまずねらいどおりといったところでしょうか。

 2018年が398軒、2017年が391軒だったので、昨年も大きいブレはなかったようです。

 各店への訪問回数を集計し、訪問回数ベスト10を分析してみたのが以下の表です。

順位 店名 訪問
回数
2018
順位(回数)
2017
順位(回数)
1 やきや@荻窪 (56) ← 1 (46) ← 1 (34)
2 すっぴん酒場@野方 (36) ← 2 (35) ← 2 (35)
3 ほんずなし@高円寺 (17) ( - ) ( - )
4 川名@阿佐ヶ谷 (14) ← 4 ( 9) ↓ 3 (11)
5 ペルル@鷺ノ宮 ( 9) ↓ 3 (16) ↑ 5 (10)
6 竹よし@都立家政 ( 7) ↓ 4 ( 9) ↑ 7 ( 9)
7 ばりこて@都立家政 ( 5) ↑ 8 ( 6) ↑ 14 ( 4)
7 土風炉@品川 ( 5) ↑ 8 ( 6) ( - )
7 自由軒@福山 ( 5) ↑ 10 ( 5) ↑ 14 ( 4)
7 まるます家@赤羽 ( 5) ↑ 13 ( 4) ↑ 27 ( 2)

 3年連続の1位は荻窪「やきや」でした。その訪問回数は2017年が34回、18年が46回、19年が56回と、年々上昇中。

 2019年は52週間でしたので、平均して1回/週以上訪問していたということですね。

 しかしまぁ、この1回/週という数字は、決して多い回数ではありません。

 荻窪「やきや」にしても、立石「宇ち多゛」、赤羽「まるます家」、立会川「鳥勝」などに代表される人気大衆酒場にしても、本格的な常連さんたちは、ほぼ毎日お店にやって来る。

 1回/週なんていってたら、フンと鼻で笑われてしまいそうです。

 平均的に月に1回以上行けた店も、上位4店しかない。(この傾向も、ここ3年間同じような状況です。)

 3年前から、出張先の各地で訪問する酒場が増えた分、これまで行けていた店への訪問回数が減ってきてるのかなぁ。

野方「すっぴん酒場」

 2位の「すっぴん酒場」(野方)も、3年連続。回数も毎年ほぼ同じです。

高円寺「ほんずなし」

 注目すべきは第3位の「ほんずなし」(高円寺)。昨年7月27日に初訪問して以来、年末までの5ヶ月(22週間)で17回の訪問。

 平均0.77回/週という数字は、2位の「すっぴん酒場」の平均0.69回/週を超えている!

 『大賞』が荻窪「やきや」、『新人賞』が「ほんずなし」といったところですね。

品川「土風炉」

 特筆すべきは、同率7位だった品川「土風炉」と福山「自由軒」。

 品川という場所は、東京在住のメンバーと横浜在住のメンバーが集まって飲むのに、ちょうどいい場所。個室も充実しているので、ちょっと高めのチェーン居酒屋ながら、くつろいで飲むことができるのです。(居酒屋礼賛ブログには、去年5回訪問したうちの1回しか登場していませんが……。)

福山「自由軒」

 福山「自由軒」は、福山(広島県)という土地にありながら、訪問回数5回。福山への出張時はもとより、しまなみ海道の島々や、今治方面への出張に行くときも福山経由になるので、そのついでにちょいと立ち寄れるんですね。

 「自由軒」に関しては、訪問5回中の4回分はすでに居酒屋礼賛ブログの記事になっていて、昨年最後となる5回目の訪問分については、まだブログ記事の作成が追いついていません。近日中に登場予定です。

 今年は、『横に倒したハシゴ酒』という飲み方は続けながらも、去年の「ほんずなし」のような、自分にとっての新たな酒場も見つけていきたいし、このところご無沙汰している都内の老舗酒場への訪問にも力を入れていきたいと思っています。

 それでは本年もよろしくお願いいたします。

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