人気のチェーン居酒屋 … 炭火串焼「テング酒場」(麹町)
帰り道に信号待ちをしていたところ、同じ職場のAさんと一緒になった。
「ちょっと飲んで帰りますか!」
話はあっという間にまとまって、いつもの「テング酒場 麹町店」である。
Aさんは麹町駅から地下鉄で、私は四ツ谷駅からJR線での通勤。この店は、その両駅のちょうど中間地点にあって、どっちの駅を利用する人も都合がいいのだ。
値段も安くて、昔ながらの大衆酒場の雰囲気を備えているので、近くの会社の人たちからも大人気。午後7時半を回るころには、いつも満席になる。
うちの職場は、帰りが遅くなることは少ないので、たいてい午後6時前にはこの店に来ることができる。その時間帯であれば、店内もまだすいていて、スルッと入ることができる。
まずは「ホッピーセット(白)」(390円、以下価格はすべて税別表記)を2つもらって乾杯し、つまみには、来るたびに注文している定番の品、「枝豆」(290円)、「自家製もつ煮豆腐」(360円)×2、「カシューナッツ」(290円)、そして「手作りしゅうまい」(1個130円)×2を一気に注文すると、ほとんど待つ間もなく「枝豆」がやって来た。
「自家製もつ煮豆腐」は、冷凍していない新鮮な豚モツを、店で手作りしている豆腐とともに煮込んだもの。
炒りたてで出される「カシューナッツ」は、指でつまめないほど熱々。1個ずつ箸で取って、ポリポリといただくのがうまいんだ。
このところ、ここに来ると焼き台前のテーブル席に通されることが多い。
店員さんはアジア系の外国人の方が多くて、今日はベトナム出身のフォンさんという女性が、我われの注文を取ってくれている。
そのフォンさんに「中(焼酎60ml)」(210円)をお願いし、焼きものも何品か注文した。
「厚切り牛たんステーキ ねぎ塩添え」(2枚980円)。
メニューによると、ニュージーランド産牧草牛の、タンの芯の部分だけを厚切りにして焼いたものだそうな。
前に宮城県に行ったとき、地元在住のKさんに、「仙台の牛たんは、普通のと、舌の真ん中のあたりを使った『上』のものがある。値段はちょっと高いけど、絶対に『上』のほうがおすすめ」と教えてもらった。この牛タンも、まさにその部位である。
「はらみ」(1本90円、写真の手前2本)と「はつ」(1本80円、奥2本)は、それぞれ豚モツ。
各店舗でカットした豚モツを串打ちし、炭火でじっくり焼き上げたもの。
チェーン居酒屋とあなどることなかれ。もつ焼き専門店にも負けないぐらいのいい焼き具合で出してくれるのだ。
「砂肝」(1本90円)。焼きものは、鶏、豚、牛、野菜の他、今の時季は「地だこの串焼き」(1本290円)なんてのもある。
この席は、ちょうど焼き台の前なので、焼き手のおねえさんが頑張っている様子もよく見える。
このところ、いつもこのおねえさんが焼いてるようだ。焼き上がりにムラがないところから推測すると、焼きを担当する人は固定的になっているのかもね。
串焼きの最後を飾るのは「ささみ串 柚子胡椒」(1本100円)だ。
鹿児島県産の「桜島どり」のササミを使用しているそうで、他にも「ささみ串 わさび」(1本100円)と「ささみ串 明太マヨ」(1本100円)が選べる。
最初に注文しておいた「手作りしゅうまい」もやって来た。
注文を受けてから、じっくりと15分ほど蒸し上げる一品。早めに注文しておくことが肝心なのだ。(メニューにもそんな注意書きがあります。)
「中(焼酎60ml)」をおかわりすると、新しいジョッキに氷入りの焼酎がやって来る。
つまみには「えいひれ」(360円)と「甘海老の唐揚げ」(290円)を追加注文。
今夜もすでに店内は満席状態だ。
この店にはカウンター席はないんだけど、多角形の大きなテーブル席が1つあって、ひとり客はその周りに座っている。
今度、じっくりと一人で来てみようかなぁ。
最後は「焼きおにぎり」(1個150円)で締めくくって、3時間ほどの滞在。
二人でソト3・ナカ12(ひとり当たりソト1.5・ナカ6)のホッピーをいただいて、お勘定は二人で7,997円(7,270円+消費税、ひとり当たり3,999円)でした。どうもごちそうさま。
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