閉店間際に駆け込んで … 焼鳥「川名(かわな)」(阿佐ヶ谷)
有楽町「新日の基」前で解散し、阿佐ヶ谷「川名」前に到着したのは午後10時10分。
店頭の焼き台にエミさん(女性店員さん)がいたので、「まだ大丈夫ですか?」と確認すると、にっこり笑顔で「どうぞ」と迎えてくれた。
「川名」のルールは厳格に守られる。ラストオーダーは午後10時20分、会計は午後10時40分、そして午後11時ちょうどにピシャリと閉店する。
今はラストオーダーの10分前。まずは大急ぎで「酎ハイ(生レモン)」(380円、以下価格はすべて税別表記)を注文すると、一緒に出された「お通し」(サービス)はミカン。ここのお通しは必ずフルーツなのだ。
そしてホワイトボードのメニューを確認。これ以外にも、定番の短冊メニューが店内に貼り出されているのだが、ホワイトボードには『今日しかない料理』が載っているので、まずはこっちから見るのが正解だ。
1軒めの「新日の基」で選んだ料理が、タンパク質中心だったから、ここは野菜にしようかな。
「きぬかつぎ」(180円)を注文すると、イカ塩辛もちょっと添えられていた。これは嬉しいねぇ。
本当は「きぬかつぎ」だけで「酎ハイ(生レモン)」を1杯いただいて帰ろうと思ってたんだけど、イカ塩辛添えの「きぬかつぎ」が思いのほか私のツボにはまり、パクパクといただいているうちに、あっという間に残りわずかになってしまった。
ちょうどそのとき10時20分になり、マスターとエミさんが分担して客席を回って、ラストオーダーの注文を聞いてくれた。
私は今度は「旨辛キムチ」(180円)を選んだ。
この「旨辛キムチ」は、けっこうピリリと辛いので、ちょっとずつつまむのにちょうどいいのだ。
他のお客さんたちのラストオーダーの品も出し終えたマスターが、
「この2品、少し前に始めたんですが、けっこう人気があって、よく出るんですよ。少しずつですけど、良かったらちょっと味見してみてください」
と「生キャベツオリーブ」(1人前180円)と「舞茸バター炒め」(1人前400円)を、小皿にちょっと出してくれた。
「生キャベツオリーブ」は、くし切りにしたキャベツに塩を振り、わりとたっぷり目にオリーブオイルをかけたもの。このオリーブオイルが、いい働きをしている。
「舞茸バター炒め」は、舞茸とコーンをバターで炒め、お皿に盛り付けてから、おぼろ昆布をたっぷりとトッピングしたもの。
店内禁煙になってから客層に変化があり、女性客や家族連れが増えたそうだ。それに伴って、野菜系の料理もよく出るようになったため、野菜メニューも増やしているんだそうな。
午後10時40分にPaypayでお勘定(席料100円と消費税が加わって924円)を終えてからも、マスターといろんな話をしているうちに、ひとり、またひとりと、店内にいたお客さんたちが帰り始め、ついには最後のひとりになってしまった。
時刻はちょうど11時。「どうもごちそうさまでした」とマスターとエミさんにお礼を言って、最後の客として退店したのでした。
(次回)20.01.23 メニューが外税表記に … 焼鳥「川名(かわな)」(阿佐ヶ谷)
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