〔コラム〕初めてのミャンマー出張(2日め、午後の部)
午後の仕事も終えて、楽しみにしていた夜の部のシャン料理である。
やってきたのはヤンゴン中心部の「シャンヨーヤー(Shan Yoe Yar)」というレストラン。
我われが通された個室には円卓もあって、なんと日本語のメニューも用意されている。
そして今夜もやっぱりミャンマービールで乾杯である。このビールは本当にうまいっ!
お通しとして出された「ガーモンジョー」は、エビの揚げせんべいだ。日本の「えびせん」と同じような感じで、ビールにもよく合う。
日本人にもなじみの深いこの料理が真っ先に出てきたことで、なんだかすっかり安心した。
料理は勝手知ったる現地勤務の方々がてきぱきと注文してくれて、お通しに続く2品めとして出てきたのは「カニョッベーコゥジョー」(8,500チャット、約640円)という銀杏とアスパラの炒め物。これはもう、まったく違和感がなく、外国の料理とは思えない。
シャン風のじゃがいもコロッケは「アルーカッタレイ」(3,000チャット、約220円)。まん丸な形もおもしろい。
「ウェッターチャウ」(9,000チャット、約670円)は、豚肉で作ったシャン風ジャーキー。添えられた特製の「生唐辛子+ニンニクのソース」をつけていただくと、これまたものすごくビールが進む一品で、どんどんビールもおかわりだ。
メニュー上にならんでいる値段は、ほぼすべてが何千という単位なので、一見、すごく高そうに感じるけれど、1チャットが0.075円ぐらいの換算レートなので、円に換算すると、1,000チャットが75円となって、ぐんと安く感じられるのでした。
この地に何年も赴任されている日本の方に、「これはぜひ食べて帰ってください」とお勧めいただいたのが「チェッウースペシャル」(15,000チャット、約1,120円)という、熱い油の中で一気に揚げた玉子に、シーフードの餡(あん)をかけた料理。
揚げたてのカリッとフワッと膨らんだ玉子を、店のおねえさんがシャクシャクと一気に切り崩していく。
そこへ、別皿で用意された熱々トロリのシーフード餡を一気に投入するのだ。
これが「チェッウースペシャル」のできあがり姿。みんなで小皿にとりわけながらいただく。
たしかにこれも日本人好みする味わいですねぇ。すべての料理が美味しいや。
最後は、メニューに『ミャンマー料理の王様。シャンといえばシャンカーソェと云われるほど』と書かれた「シャンカーソェ」(3,000チャット、約230円)で締めくくる。
朝、ホテルでいただいた「モヒンガー」も美味しかったけど、この「シャンカーソェ」もいいですねぇ。
でも同行者の中には、「辛くて食べられない」と言ってる人もいたので、ピリ辛が強めの料理なのかもしれない。
私自身、そんなに辛い料理が好きなわけではないんだけれど、この「シャンカーソェ」は、口によく合ったなぁ。
夕食後は、みんなと別れてヤンゴン空港へ。
帰りの飛行機は午後10時過ぎ(日本時間の午前0時半過ぎ)に出発予定なので、それまでの間を空港のビジネスラウンジで過ごす。
「シャンヨーヤー」で食事をとってきた後なので、料理はとらず、バーカウンターでウイスキー(ジョニ黒)をロックでいただいてチビリチビリと飲りながら、ヤンゴンでの1泊2日を反芻した。
2杯めのウイスキーをいただきつつ、なんとなくビュッフェコーナーで食事をとってる人たちを眺めていたら、なんとそこに、朝もいただいたモヒンガーのコーナーがあることを発見。
ミャンマーを離れる前にぜひもう1杯と、さっそく自分なりの小さなモヒンガーを作っていただいた。
朝食のとき、モヒンガーの麺そのものが写っていなかったので、今回はしっかりと箸にとって、米粉で作られた麺を撮影しておいた。
日本に帰ったら、絶対にまた食べるぞ、モヒンガー!
そうこうしているうちに、飛行機に乗り込む時間がやって来た。
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