にごり酒 親玉 北の誉 … 立呑み「やきや」(荻窪)
昨日、高円寺「ほんずなし」でいただいた「三戸のどんべり(純米にごり酒)」の旨みが舌に残っていたのか、今日も荻窪「やきや」で、ホッピーを1ラウンド(セット+ナカ3)いただいた後、「にごり酒」(300円)である。
ここの「酒一杯(清酒)」(280円)の銘柄は、「辛口 北の誉 〈赤ラベル〉」(15~16度)。「にごり酒」は「にごり酒 親玉 北の誉」(14~15度)。
このブログでは、「やきや」と言えば「ホッピー」(セットで360円、ナカ170円)であるかのようにご紹介しているが、実は店には日本酒ファンも多い。
考えてみれば、八戸のイカ料理を中心とした料理が主役なので、日本酒がピタリと合うに決まってる。
なかでも「にごり酒」は、いろいろと飲んだ〆の1杯として、「ぼちぼちデザートをもらおうかな」なんて言いながら飲んでる人も多い逸品だ。
決して甘いお酒ではないんだけれど、飲み口の柔らかさが、最後の〆にちょうどいいんだろうな。
火曜日の今日、店に着いたのは午後6時過ぎ。
カウンターの一番奥(立ち飲みテーブルの手前)あたりが空いていたのでそこに立ち、「ホッピー」と「いか大根」(310円)からスタートした。
「いか大根」は、ド~ンと大きな大根が2切れと、一緒に煮込まれているイカの身が2切れ。
以前の「いか大根」は、イカゲソと大根だったのだが、このところのイカ不足の影響を受けて、イカの身に変わったのだ。
このボリュームたっぷりの「いか大根」だけで、ホッピーを軽く2杯(セット+ナカ1)は飲むことができる。
「『いか大根』は好きなんだけど、これを注文すると他のものが食べられなくなるから、3回に1回ぐらいしか注文しないんだよ」
と悔しそうに語る年配の常連さんも多い。
でもこの「いか大根」がうまいんだな。
「いか大根」の具材を食べ終えたところで注文したのが「げそ揚げ」(230円)だ。
この店の「げそ揚げ」は、開店前の仕込み中に揚げ終えたものを、バット上に並べ、常温になったものが供される。
そのため揚げたての熱々、カリカリ感はなくなっているが、しっとりと柔らかくて、衣の下味とイカゲソの味わいの一体感が素晴らしいのだ。
この「げそ揚げ」に、「珍味わたあえ」(230円)が売り切れた後の『わたダレ』をかけてもらうのもうまいのだが、「いか大根」の季節には、「いか大根」の残り汁に浸けていただく「げそ揚げ」も、これまたおすすめなのだ。
今日もこの「げそ揚げ」のおかげで、「いか大根」の汁(つゆ)まですっかりいただくことができました。
この時点ですでにホッピーの1ラウンドめ(セット+ナカ3)が終了に近づいていて、残っているホッピーはサワーグラスに半杯ほど。
このくらいの量なら、「漬物」(190円)がちょうどいいかな。
「漬物」は、自家製の白菜漬け。
値段は安いけど、どの料理にも決して手を抜かないのが「やきや」のこだわり。
この「漬物」もファンが多いのだ。
こうしてホッピー1ラウンド(ソト1・ナカ4)と、つまみ3品で終わる予定が、なんとここに来て、今日は「いかみみ焼」(230円)があることが判明。
「いかみみ焼」がないことのほうが圧倒的に多いので、ほとんどの常連さんは注文しないのだ。
さっき入って来たお客さんが、「いかみみ焼お願いします」と注文したところ、すんなりと注文が通ったので、私も思わず便乗注文した次第。
そしてホッピーに続く飲みものとして、この記事の冒頭でご紹介した「にごり酒」をもらい、久しぶりの「いかみみ焼」と合わせたのでした。
ゆっくりと2時間ちょっと立ち飲んで、今夜のお勘定は2,130円でした。どうもごちそうさま。
(次回)20.02.19 今宵はイカ大根を封印 … 立呑み「やきや」(荻窪)
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