クリスマスに清水出張(5) … 立呑み「やきや」(荻窪)
清水を出て、静岡から新幹線で東京に向かうと、2時間ちょっとで荻窪に到着する。
そして荻窪駅から徒歩3分ほどの立呑み「やきや」に到着したのは、開店直後の午後4時過ぎだ。
すでにお客さんは多いものの、奥の立ち飲みテーブルに、ひとり分の空きがあったので、そこに立たせてもらう。
1泊2日の出張ながら、コロコロとキャリーバッグを転がしてきてるので、そのキャリーバッグが邪魔にならない場所がいい。そういう場所は、一番奥の立ち飲みテーブルか、一番手前のL字カウンターの短辺部分かのいずれかなのでした。
いつものように、まずは「ホッピー」(セットで360円)をもらって、いつものようにデジカメのシャッターを押すと、パシャパシャパシャパシャ。
ありゃりゃ。新幹線の車内で富士山を撮るときに、連写モードにしたまま戻し忘れてた。
新幹線から見える富士山は、まったく不動なんだけど、新幹線の側が時速200キロを超えるスピードで移動している。
だから、パシャっと1回だけのシャッターで、ピシャリと富士山をとらえることは難しいのだ。
そこでカメラを連写モードにして、パシャパシャパシャパシャ……と連続的に写真を撮ったなかのベストショットが、一連の『クリスマスに清水出張』の記事の中でご紹介した富士山の写真だったのでした。
種明かしをすると、そんなふうに連写で撮った写真のほとんどに、上の写真のように障害物が写り込んでしまっており、ピタッと富士山が写っているのは5枚に1枚もあればいいぐらい。
フィルムカメラの時代であれば、プロカメラマンでなければこんな連射はできないところだが、デジタルカメラは撮るだけ撮っといて、いらない画像は消去すればいい。
いい時代になったものです。
さて「やきや」。つまみの1品めは、冬の定番「いか大根」(310円)をいただいた。
この「いか大根」が出されるのは、毎年11月下旬から、翌年の2月の下旬までの3ヶ月だけ。
だから、ある間に一所懸命食べておかないといけないのだ。
「いか大根」はボリュームたっぷりなので、これだけでホッピー(ナカ170円)がもう1杯はいけますね。
3杯め(最初のセットに続く2回めのナカ)のホッピーに合わせて「珍味わたあえ」(230円)を注文すると、なんと今日の「珍味わたあえ」の具材はイカ軟骨だ!
昔の「珍味わたあえ」は、イカゲソを使って作られていたが、数年前にイカ不足になってからは、その具材がイカの身に変わってしまったのだった。
このイカ軟骨の「わたあえ」は、イカの身とも、イカゲソともまた違う食感で美味しいなぁ。
4杯め(最初のセット+ナカ3杯)となるホッピーのナカをもらって、つまみには「げそ揚げ」(230円)をもらう。
このために、最初にもらった「いか大根」の煮汁を残しておいたのだ。
この「いか大根」の煮汁に、「げそ揚げ」を浸しながらいただくのがマイブーム。
「いか大根」も、「げそ揚げ」も、それぞれ単品でも十分に素晴らしい酒の肴なんだけど、両者が合体すると、その『つまみ力』がますますアップするのである。
ゆっくりと2時間ほどの立ち飲みタイム。今日のお勘定は1,600円でした。どうもごちそうさま。
(次回)20.03.17 自家製塩辛と燗酒で〆 … 立呑み「やきや」(荻窪)
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