令和元年もつ焼き納め … やきとん「すっぴん酒場」(野方)
例年は都立家政「竹よし」の納会の日と、野方「すっぴん酒場」の最終営業日が同じ日だったので、「竹よし」の納会のあと、二次会で「すっぴん酒場」に流れるというのが定番だった。
しかし今年は「竹よし」の納会が昨日で、「すっぴん酒場」は一夜明けた今日が最終営業日。
1軒めの酒場として「すっぴん酒場」に来ることができた。
まずはいつものとおり、「黒ホッピー」(セット450円)をもらって、「れば」「ちれ」「しろ」の3品(各100円)を注文する。
売り切れていない限り、この3種3本からスタートするのが定番だ。
すぐに出される「お通し」(150円)は、キュウリ、カブ、大根のお新香だ。
このお新香をつまみに黒ホッピーを飲みながら、もつ焼きが焼き上がるのを待つ。
3種3本の中で、必ず最初に焼き上がってくるのが「れば」である。
ミディアムレアに焼き上げてくれる店が多いなか、ここ「すっぴん酒場」のもつ焼きは、ミディアムウェル系。
ブラジルでよく焼きの肉の旨さを知ってから、もつ焼きもミディアムウェルなこの焼き加減が大好物になったのでした。
2本めの「ちれ」が出てきたところで、最初の「なか(おかわり焼酎)」(250円)をもらう。
この店の常連さんたちは、もつ焼きの味付けを指定することがない。お店のおすすめの味付けに従っているのだ。
私もいつも味付けを指定せずに注文しているが、「れば」はタレ焼きで、「ちれ」は塩焼きで出してくれる。
3本めは、この店の名物的な一品。「しろ」である。
タレ焼きで焼き上げられる「しろ」は、表面がカリッとしていて、中がとろりと軟らかいのが大きな特徴。
タレ焼きにしたり、塩焼きにしたりしながら、何本もおかわりする人も多い一品でもあるのだ。
誰かが「煮込み」(400円)を注文したのをきっかけに、我も我もと便乗注文が飛び交い、けっきょく4人分の「煮込み」の注文となった。
いつもは下ごしらえを済ませて冷蔵庫に寝かされている寸胴鍋から、人数分だけを小鍋に取り分けて、豆腐を追加したりしながら仕上げてくれるのだが、今日は「残りがちょうど4人分ぐらいしかないから」ということで、寸胴鍋のまま仕上げて、4つのお椀に取り分けてくれた。
もつ焼きを焼くのは店主の担当だが、煮込みの仕上げはママが担当しているのだ。
「はいどうぞ」と出された「煮込み」に、七味唐辛子をたっぷりと振りかけていただく。
年内最終営業日だから、「煮込み」は絶対に食べて帰りたかったのだ。売り切れ前に間にあって、本当に良かった。
さらに「なか」をおかわりしながら、「さがり」(100円)と「れんこん」(150円)を追加注文した。
「さがり」は豚の横隔膜。
もつの中では、「かしら」と並んで肉に近い食感と味わいの部位である。
これを白ネギを間に挟んだ『ねぎま』の状態で、塩味で焼き上げてくれるのだ。
「れんこん」は、この店で人気の『つくね』ファミリーの中の1本。
レンコンの穴の中と表面に『つくね』を詰めて、タレ味で焼き上げてくれる。
この『つくね』ファミリーには、もっともシンプルな「つくね」(100円)の他、ニンニク入りの「おやじつくね」(150円)、網脂で包んだ「おっかあつくね」(150円)、ナンコツ入りの「たたきつくね」(150円)、チーズが入った「チーズつくね」(150円)、白ネギを開いて『おやじつくね』を詰め込んだ「ねぎおやじ」(150円)、半分に切ったピーマンに『つくね』を詰めた「ピーマン肉詰」(200円)、そしてこの「れんこん」がある。
どれもそれぞれに人気がある。
ほぼ満員の常連さんたちと共に、2時間半ほど立ち飲んで、今年の『すっぴん納め』とした。
黒ホッピーはソト1・ナカ4。品物と引き換え払いでの支払い合計は2,300円でした。どうもごちそうさま。
(次回)20.03.18 もつ初めは今年もここ … やきとん「すっぴん酒場」(野方)
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