青森系の新酒場を発見 … 居酒屋「なりた屋」(鷺ノ宮)
野方の「すっぴん酒場」を出て、本日の2軒めは、西武新宿線・鷺ノ宮駅の南口を降りてすぐ右手の線路沿いにある「なりた屋」にやってきた。
ここは以前は居酒屋「東宝亭」だった場所。
その「東宝亭」が閉店した後、その店をそのまま居抜きで使う形で、平成31(2019)年2月にオープンしたのが、ここ「なりた屋」なのだ。
暮れも押しせまった12月30日ながら、店内は7~8割方うまっている。
この店のことは、鷺宮商明会発行のフリーペーパー『さぎプレ』で知った。
青森(五所川原)出身の店主がやっている店なんだそうで、かねてからぜひ一度行ってみようと思っていたのでした。
店はその店主がひとりで切り盛りされている。
ざっと飲みものメニューを確認して、ここでもやっぱり「ホッピーセット」(430円)を注文した。
すぐに出される「ホッピーセット」。ジョッキに注がれた焼酎の量はけっこう多い。いいねぇ。
このジョッキ。小ぶりに見えたんだけど、ホッピーのソトを入れてみると、思ったよりたっぷり入った。
普通に飲んで、ソト1・ナカ4ぐらいのペースでいけそうだ。
しかしながら、今日はすでに「すっぴん酒場」でソト1・ナカ4をやってきてるので、ここはソトを多めに注ぎながら、ソト1に対してナカ2~3ぐらいにしておこう。
お通しは出ないようなので、ホワイトボードに手書きされたメニューから、すぐに出てきそうな「にしんの切込み」(320円)を注文する。
予想どおりすぐに出てきた「にしんの切込み」は、ニシンの身を切り刻んで、米麹と塩で漬け込み、発酵熟成させたもの。
他の発酵食品と同様に、この「にしんの切込み」も、とてもいい酒の肴になるのだ。
元々は、ハタハタから作る『しょっつる』と同じように、ニシンでも魚醤を造っていたんだそうな。
ドロドロの魚醤になる前に、その身を取り出して食べたのが「にしんの切込み」の始まりとなった。
手書きボードのメニューは他にもあって、料理は全品がほぼ500円以下。
東北の地酒もそろっている。
店内には、他の店で知り合った地元のお客さんたちがチラホラといらっしゃって、私自身は初めてながら、アウェイ感はまったくない。
「なか(おかわり焼酎)」(260円)をもらうと、店主が礼文島のお土産だという「ほっけ飯寿司」をサービスで出してくれた。
ほっけに、人参、生姜などを刻み入れ、米と麹でじっくりと熟成させて造る「ほっけ飯寿司」。
これまた「にしんの切込み」に勝るとも劣らない見事なつまみですねぇ。
今夜はもう満腹で食べられそうにないけど、カウンターの中の土鍋では、おでんも煮込まれていて、これもまた美味しそうだ。
店は今のところ無休で営業していて、年末年始も、休みなしで営業するそうだ。
ゆっくりと2時間半ほど楽しんで、ホッピーはソト1・ナカ3。お勘定は1,270円。
PayPayで支払って店を出た。どうもごちそうさま。
・店情報
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