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和風の接客が心地よい … シュラスコレストラン「ALEGRIA(アレグリア)」(五反田)

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 私と同じ時期にブラジルに赴任していたI先輩と、五反田のシュラスコレストラン「アレグリア五反田」にやって来た。

 通常は『20種類のシュラスコ食べ放題+ポンデケージョ、サラダ、特製煮込みカレー』が2時間4,000円(以下、すべて税別表記)、これに「スタンダード飲み放題」(+1,800円)を付けて合計5,800円のところ、ある特定の平日だけ、1,300円(22%)引きの4,500円となる。

 今日はその4,500円コースで予約してやって来た。

 都内のシュラスコレストランだと、2時間のシュラスコ食べ放題+飲み放題で8,000円ぐらいのところが多いので、この店の4,500円という価格は、グッとお得に感じる。

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 五反田駅から徒歩5分ほどのビルの地下1階にあるこの店は、テーブル席がずらりと並び、60人ほど入れる広さ。

 予約のときに、「おじさん二人なので、できれば静かなところに」とお願いしたら、店の一番奥のほうにある4人掛けのテーブルに案内してくれた。

 この席から一番遠いあたりに、団体客が入っているので、そこから離れた席にしてくれたんだろうな。(上の写真は、その団体客が帰り、次のお客さんたちが入って来るまでの間の、たまたま誰もいなかった時に撮ったものです。)

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 まずは飲み放題メニューの中から、「サントリープレミアムモルツ“香るエール”」(単品なら680円)をもらって乾杯である。

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 するとすぐに、サーベル状の串で焼かれた肉を持ったお店のおにいさんが来てくれて、まず1品めのシュラスコを切り分けてくれた。

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「なるべくいろんな種類をいただきたいので、それぞれの肉を少しずつお願いします」

 とお願いして、切り分けてもらった最初の1品が「アルカトラ(ランプ肉)」である。

 赤身が中心のブラジルで食べると、ちょっと脂の混ざった「ピッカーニャ(イチボ肉)」が最も美味しくて、「アルカトラ」は2番手以降、といった感じになる。

 ところが、日本で売られている牛肉は、輸入品であっても脂分が多いようで、「アルカトラ」ぐらいが、すっごく美味しく感じるのだ。

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 追いかけるように「サラダ」もやって来た。

 ブラジルのシュラスコレストランに行くと、大きなビュッフェコーナーにサラダや寿司、ポテトフライなどの、シュラスコ以外の料理がずらりと並んでいて、食べ放題になっている店がほとんど。(→ブラジルブログの参考記事

 慣れない間は、そのビュッフェコーナーの料理だけで満腹になってしまい、肝心の肉があまり食べられなかったりしたものだった。

 サラダの皿の左側にあるのは、お肉を持ってきてくれるウェイターさんに、自分たちの意思を伝えるためのプラスチック製のチップ。

 表が緑、裏が赤になっていて、緑にしておくと、肉をどんどん持ってきてくれる。

 お腹がいっぱいになってきたら裏返して、赤くしておくと、その間は肉は出されないのである。

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 シュラスコの2品めは「リングイッサ」というブラジルソーセージがやって来た。

 上の写真で、「リングイッサ」そのものはピンボケだが、その後ろの「アルカトラ」に刻んだタマネギやトマト、ピーマンのソースがかかっているのがわかるでしょうか。

 これが『モーリョ・ヴィナグレッチ』と呼ばれる、刻んだ野菜とお酢のソースで、ブラジルではシュラスコには、この『モーリョ・ヴィナグレッチ』と、『ファロッファ』というキャッサバ粉をかけて食べるのが一般的。

 この店のテーブル上にも『モーリョ・ヴィナグレッチ』と『ニンニク醤油』、そして『ハラペーニョが入った辛いソース』が置かれている。

 ブラジルでは、かけ放題の『ファロッファ』ながら、日本では日比谷のブラジルレストラン「カフェ・ド・セントロ」で肉料理を注文すると、『モーリョ・ヴィナグレッチ』と『ファロッファ』を一緒に出してくれるぐらいだろうか。

 他ではあまり見かけない。

 なにしろ『ファロッファ』の原料であるキャッサバ芋は、『タピオカ』の原料でもあるから、日本あたりだと高いのかもね。

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 「ポンデケージョ」も出てきた。

 「ポン・デ・ケージョ」というポルトガル語を、英語に直訳すると「ブレッド・オブ・チーズ」となる。つまりチーズパンってことだ。

 熱々のできたてが、酒(ワインやカイピリーニャ)のつまみとして一番よく合う。

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 3品め。上にのっている玉ネギとピーマンがとても目立っているけど、これは「牛フェレ(フィレ、テンダーロイン)」である。

 ちなみに「シュラスコ」というポルトガル語は、英語にすると「バーベキュー」である。

 シュラスコと言う特別な料理があるわけではなくて、単なるバーベキューのことなんですね。

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 4品めは「フランゴ(鶏もも肉)」だ。

 ブラジルでも鶏肉はよく食べる。日本の鶏肉輸入量の7割以上を占めているのがブラジルなのだ。

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 5品めに「マッシュルーム」が出され、6品め(上の写真)は「ポークスペアリブ」。

 残念ながら、ブラジルではあまり豚肉を食べたことはなかった。牛肉か鶏肉だった。

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 7品めは「ベーコンチーズ」。小さなソーセージ上に丸まったベーコンの中にチーズが入っている。

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 8品め。「ベイクドポテト」。

 ブラジルにいるときに、『バタタ・フリッタ』という、フライドポテトをよく食べたことを思い出した。

 「ベイクドポテト」も、ポルトガル語で言うなら『バタタ・アサーダ』なんだろうな。

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 さあ来た! 9品めは満を持しての「ピッカーニャ(イチボ肉)」だ。

 ブラジル人は、牛肉の脂身はほとんど食べない。

 みんなで集まってバーベキュー(シュラスコ)をやる時も、牛肉に白い脂身が付いていたら、そこを包丁でカットして、燃料の中にポイっと投入してしまうほど、脂身は嫌われている。

 ピッカーニャの場合は、肉の中にほんのりと脂分が含まれているので、切り分けることはできない。その脂分のジューシーさが、ブラジル人にも受けるのである。

 日本で手に入る牛肉の場合、ピッカーニャでなくても脂分が多いので、ピッカーニャの特殊性はあまり感じないかもね。

 10品めの「オンブロ・デ・ボイ(牛肩)」は、写真を撮り忘れました。

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 11品め、12品めは「ズッキーニ」と「なす」。

 ブラジルのシュラスコ屋では、焼いた野菜は見たことがなかったなぁ。

 なお『シュラスコレストラン』という呼び方は、日本風の言い方。

 ブラジルではシュラスコ屋のことを『シュハスカリア』と言います。

 シュラスコ(churrasco)も、ポルトガル語の発音では『シュハスコ』か『シュハースコ』です。

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 13品めは「ガーリックステーキ」。

 この店では、店のおにいさんが、客の食べるペースを見ながら、1品また1品と、出過ぎることなく、途切れることなくという、絶妙なペースで肉を持ってきてくれます。

 これもまた日本ならではの、きめ細かい『おもてなし』なんでしょうね。

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 このあたりが中間地点なのか、シュラスコ以外に3品付く料理(サラダ、ポンデケージョ、特製煮込みカレー)の3品め、「特製煮込みカレー」がやって来た。

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 シュラスコの14品めは「ハーブチキン(手羽元)」だ。

 ブラジルのシュハスカリアは、ざっくりと例えると、日本の回転寿司屋のようなもの。

 ただし、レーンが回ってお寿司が届くのではなくて、何人かのウェイターさんが、サーベル状の串に刺さった肉を持って、各テーブルの間をグルグルと巡回する。

 自分の好きな肉がやってきたら、ちょっと手を挙げるか、「それちょうだい」と声をかけて、自分のお皿に切り分けてもらうのだ。

 好みの肉がなかなか出てこない場合は、ウェイターさんを呼び止めて、「○○をください」と自分の好きな肉を注文することもできる。これも回転寿司屋と似てますね。

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 15品め「焼きチーズ」。これ、ブラジルにいるときも好きだった。

 向こうのは「ケージョ・コアーリョ」という名称で、言ってみれば『チーズ豆腐』。

 牛乳からチーズになり始める最初の段階で、牛乳のタンパク質が固まったもの(カード)で、これを直方体に切り分け、串に刺して焼いてくれるのだ。

 ボリュームもあって、カシャーサ(サトウキビから造るブラジルの蒸留酒)にもぴったりだったなぁ。

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 16品めは「アバカシ」。焼いたパイナップルである。

 久しぶりだなぁ。これも日本ではあまり見かけないんですよねぇ。

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 17品め。「コラソン(鶏ハツ)」。これもシュラスコの定番だ。

 『コラソン』というのは心臓のこと。

 ロス・イディオスの「コモエスタ赤坂」の歌詞にある、『それが赤坂 赤坂 デルコラソン』の最後の『コラソン』もそれ。

 『デル・コラソン』は英語にすると『フロム・ザ・ハート(心から)』なのでした。

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 18品め(左)の「コーシャ・デ・ボイ(牛モモ肉)」と、19品め(右)の「カルネイロ(ラム)」。

 1品1品は少量ずつなんだけど、それでも徐々にお腹がいっぱいになってきた。

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 20品めに「ピッカーニャ(イチボ肉)」が再登場。これは嬉しいなぁ。

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 その2度めの「ピッカーニャ」が出てきたところで、卓上のチップを裏返して赤にする。

 『今は肉はいりません』という意思表示である。

 また食べたくなったら、緑にすればいい。何度でもひっくり返していいのだ。

 この時点で、入店してから70分(1時間10分)ほど。食べ飲み放題の時間は、まだ50分残っている。

 飲みものは、初めに生ビールを2杯飲んだあとは、私はずっと「ジンリッキー」(単品なら680円)をいただいている。

 本当は「カイピリーニャ」(単品なら800円)を飲みたいところだが、「カイピリーニャ」は標準的な飲み放題コースには入っていないのでした。

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 店のおにいさんが、となりのテーブルに「アバカシ(焼いたパイナップル)」を持ってきたので、我われもそれといただく。これが21品め。

 チップを赤にしていても、自分の好きな料理が出てきたら、それをもらうことはできるのだ。

 そのついでに、おにいさんに「我われがまだ食べてないシュラスコはありますか?」と聞いてみたところ、「『フラウジーニヤ(牛はらみ)』はどうでしょう?」とおにいさん。

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 牛はらみは大好きなので、二つ返事でお願いしたら、すぐに持ってきてくれた。(22品め)

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 残り時間20分ぐらいになったところで、今度は店のおねえさんが「飲み放題のお飲みものがラストオーダーです」と声をかけてくれる。

 I先輩と、「最後はこの店らしい飲みものをもらおう」と相談して、店の名前が付いた「アレグリアハイボール」(単品なら600円)を注文しようとすると、「そのお酒は、かなり甘いですよ」とおねえさん。

 これまでの我われの飲み方からすると、そのお酒ではちょっと好みに合わないかもしれないという忠告なのだ。ありがたいこどです。

 もう一度相談し直して、「モヒート・パッションフルーツ」(単品なら600円)をいただいた。

 パッションフルーツは、ポルトガル語では『マラクジャ』。この果物も割りとよくいただいた。モヒートにして飲んだことはなかったけど……。

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 食べ放題の時間も終了し、店のおねえさんが「デザートはどうなさいますか?」と聞いてくれる。

 コース外の料金とはなるが、1品300円のデザートが4種類用意されているそうだ。

 ブラジルにいるときは、コースの最後は必ず甘い甘いデザートで〆たものだった。

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 そんなブラジルでのデザートを思い出して、今夜は「フローズン・ヨーグルト・ソルベ」(300円)で締めくくった。

 お勘定は、コース料金の4,500円に、デザートの300円が加わり、さらに消費税が付いて、ひとり5,280円なり。どうもごちそうさま。

 シュハスカリアなのに、思いっきりブラジル風というわけではなく、日本ならではのきめ細かい『おもてなし』も感じられたのが、とても嬉しくて、心地よく満腹になりました。

店情報

《令和2(2020)年2月4日(火)の記録》

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