ニンニクの日にパタン … 台湾料理「第一亭(だいいちてい)」(日ノ出町)
野毛での5軒のハシゴ酒から一夜明けた今日は、昨日は満席で入ることができなかった台湾料理「第一亭」で、みんなが知ってる超名物の裏メニュー、「パタン」(600円)をつまみに「ビール」(キリンラガービール中瓶、550円)である。
JR桜木町駅近くのホテルに素泊まりした朝は、ゆっくりと午前9時過ぎに目覚めて桜木町駅に隣接する立ち食いそばの店、「川村屋」にやって来た。
私が横浜に単身赴任していたころ(2001~2010年)は、桜木町駅の中の別の場所にあったが、平成26(2014)年1月に今の場所に移転した。
そして、それまで立ち食いそば屋だった店内には、椅子も並べられ、座って食べることができるようになったのだ。
6年前に移転したために、店舗自体はまだ新しいが、店内に掲示されている新聞記事(2014年3月18日の朝日新聞夕刊)によると、実はその創業は明治33(1900)年4月。創業120年という老舗なのだ。
その創業時に営業許可を出したのが、伊藤博文なんだって!
そのころは、ここが横浜駅。大正4(1915)年に、横浜駅が移転したため、ここが桜木町駅になった。
初代横浜駅時代から、桜木町駅と共に歴史を刻んでいる、この駅のシンボル的な店なのである。
そんな「川村屋」の一押しメニューは、食券番号⑦番の「とり肉そば」(380円)。
玉子も食べたい気分だったので、今朝は食券番号⑪番の「とり玉そば」(430円)にした。
ほぼ駅ナカのお店なんだけど、残念ながら食券自動販売機ではSuicaは使えず、現金での購入のみ。
食券は「とり玉そば・うどん」と、うどんも選べるようになっているので、調理場のカウンターで「そばでお願いします」と手渡す。
でてきた「とり玉そば」がこれ。関東らしい、黒々とした汁がいいですね。
鶏肉は、山梨県産のブランド鶏のもの。独自のタレで煮込まれて味が付いている。
スルスルっと、あっという間にいただいた。
朝食の後は、『野毛ちかみち』から、『ぴおシティ地下2階飲食街』に向かう。
この中には17軒ほどの飲食店が入っていて、人気店も多く、早めの夕方以降はいつも混みあっている。
午前中のこの時間帯なら、まだ店も開いていないので、ゆっくりと観察して回ることができますね。
午前11時過ぎにホテルをチェックアウトして、野毛の町を京急・日ノ出町駅方面へ。
途中、昨夜立ち寄った昭和歌謡バー「カモメ」の下を通過した。
さらに日ノ出町方向に進むと、『飲める駄菓子屋』として知られる「なまこや」だ。
この時間帯(土曜日、午前11時25分)には開いてないなぁ。
その「なまこや」から徒歩1分ほどで、目指す台湾料理「第一亭」に到着した。
昼前の店内は、お客さんはそれほど多くなく(それでも半分ぐらい入っている)、ゆったりとカウンター席の一角に腰を下ろすことができた。
さっそく「ビール」(中瓶550円)を、キリン(ラガービール)でもらって喉をうるおす。
ックゥ~~ッ、うまいっ!
横浜に来ると、どうしてもキリンを選んでしまうなぁ。
今日、2月29日は「ニンニクの日」。今朝の神奈川新聞では、『ニンニクで元気に』という特集を組んで、県内でニンニク料理が美味しい店を紹介している。
その中に、ここ「第一亭」の「パタン」(600円)も取り上げられたそうで、さっそくその朝刊を見せてくれた。
記事の部分だけ拡大した写真がこれ(↑)。
私もさっそくその「パタン」を注文した。
「パタン」は、ゆで冷ました中華麺を、ニンニク醤油で和えて、刻みネギとゴマをトッピングするだけという、とてもシンプルなニンニク醤油冷麺。
神奈川新聞の記事にもあるとおり、もともとは、この店のまかない料理で、大量のニンニクを、中華包丁の側面でパタン、パタンと叩いてつぶしていたから、「パタン」と呼ばれるようになったもの。
「パタン」は、そのまま食べてももちろん美味しいが、添えられたスープにつけて、つけ麺のようにしていただくと、味わいが変わってまた面白い。
お腹がすいていれば、「チートのしょうが炒め」(650円)や「ホルモン炒め」(650円)も食べたいところなんだけど、2時間ほど前に「川村屋」の「とり玉そば」を食べたばかりなので、1品いただくのがやっと。
それならばと、どうしても食べたかった「パタン」を選択したのでした。
この店の「炒米粉(ビーフン)」(750円)や「タンメン」(700円)、「おじや」(650円)も美味しいんだけど、他のものでお腹がいっぱいになってしまって、なかなかたどり着けていないのである。
さっくりと45分ほど楽しんで、お勘定は1,150円でした。どうもごちそうさま。
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