BGMは昭和ポップス … バー「カモメ」(日ノ出町)
思いっきり飲むつもりで野毛の町に来たものの、1軒めの「あさひや」を出た後、「第一亭」に満席でふられ、「ホッピー仙人」は臨時休業で、なんとか「野毛ハイボール」に滑り込んで、やっと2軒めとなったところである。
今夜の3軒めは、「野毛ハイボール」の店主・ハルさんにご紹介いただいた、バー「カモメ」にやって来た。
このバーもまた、なんとも横浜っぽい。
横浜ではバーもまた、広く大衆酒場として愛されていて、普通の酒場に行くのと同じような感覚で行けるバーが多いのである。
「野毛ハイボール」もそんなバーの1軒だし、考えてみれば「ホッピー仙人」だって、ホッピー・バーだもんね。
そんな意味で『横浜っぽい』バーなのだが、ここバー「カモメ」は、なんと『昭和歌謡バー』なんだそうで、店内には懐かしい昭和時代の歌謡曲が流れている。
昭和時代の歌謡曲といっても、けっして演歌系ではなくてポップス系、いわゆる昭和ポップスである。
空いていたカウンタ席のひとつに座り、まずは店名が冠された「カモメハイボール」(800円)を注文した。
これはレモン入りのハイボールのこと。
お通し(たぶんサービス)として出されたのは、小さな袋菓子が2袋。
バックバーには、酒類のほかに、昭和っぽいグッズやブロマイドなども並んでいる。
なによりも驚いたのがこれ!
店内に流れている昭和ポップスは、カウンター上に置かれた2台のレコードプレーヤーで、シングルレコード盤(ドーナツ盤)で流されているのだ。
店は、カウンターの中にいる女性ひとりで切り盛りされている。
その女性が、自らディスクジョッキーとしてレコード盤の交換もしているのがすごいねぇ。
4~5分ごとにレコード盤を入れ替えないといけないから大忙しだ。
現在かかっているレコードのジャケットは、バックバーに置かれ、今なにが流れているのかが、一目でわかるようになっている。
2杯めには「昭和ハイボール」(800円)をもらった。
ゆるゆると1時間半ほど昭和ポップスを楽しんで、お勘定は1,600円でした。
どうもごちそうさま。
さすが野毛。いろんな酒場があるなぁ!
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