3年ぶりの若鳥唐揚げ … 「鳥房(とりふさ)」(京成立石)
「ブンカ堂」を出て、直ちゃん、ミッチーに、地元の宇ち中さんも加わり、4人で次の店を目指す。
なにしろ酒都と呼ばれるほどの立石なので、候補店はいくらでもある。
そんな中、宇ち中さんが目ざとく見つけてくれたのが「鳥房」だ。
金曜日の午後6時台という、立石の酒場繁忙時間帯にもかかわらず、「鳥房」の前に行列がないのだ。
「入れるかも?」とのぞき込んだ店内には空席があり、すっと入ることができた。
「鳥房」に入れたのは、2017年8月以来、実に3年ぶりだ。
でもお品書きも値段も変わってないのが素晴らしい。
さっそく「ビール」(大瓶650円)をもらって4人で乾杯すると、すぐに出される「お通し」(たぶん50円/人)は、定番の「鳥皮生姜煮」である。
この店の名物「若鳥唐揚」(時価)は、ひとり1つずつ注文するのがお店のルール。
鶏の大きさ(重さ)によって2~4種類ぐらいの価格帯(550円~750円ぐらいかな?)が設定されていて、店のおばちゃんが、その場で口頭で教えてくれる。
あまり悩む必要はない。もっとも大きいの(もっとも高いの)を注文しておけば、まず間違いはない。
うなぎと同じように、鶏も大きいのが美味しいのだ。
今日はすでに他で食べてきていることもあって、4人で4つの一番大きい「若鳥唐揚」(今日は730円が最大)を注文した内、2つはその場で出してもらって、残る2つはお持ち帰り用に包んでもらうことにした。
ちなみにこの店には酔ってる人は入れません。
宇ち中さんが大常連さんだからなんとかなったのか、直ちゃんやミッチーが酒に強くて、酔っててもほとんど顔にも態度にも出ないからなんとかなったのか。いずれにしても問題なく入れて良かった良かった。
(たぶん正解は、宇ち中さんが大常連さんだからだと思う。「このグループは酔って大騒ぎしたり暴れたりはしなさそうだ」という認識を、店のおばちゃんたちが持ってくれるかどうかが大事なポイントなんでしょうね。)
「若鳥唐揚」の揚げ上がりを待つ間のつまみも、宇ち中さんが何品かを選んで注文してくれた。
まっ先に出てきたのは「お新香」(300円)。白菜とキュウリのぬか漬けである。
こちらは注文必須の「ぽんずさし」(550円)。
「ぽんずさし」そのものも、もちろんいいつまみになるのだが、食べ終えて残ったポン酢が、「若鳥唐揚」の味変にもなるし、「若鳥唐揚」に添えられる千切りキャベツのドレッシング代わりにもなるんですねぇ。
どうですか! この砂肝のエッジの立ち方!
これは「鳥南蛮漬」(300円)。いいつまみです。
「鳥サラダ」(550円)は、鶏肉と長ネギのサラダ。
ビールもグイグイとおかわりだ。
そしていよいよ「若鳥唐揚」の登場だ。
若鶏の頭と足先、内臓を落とした全体を、左右に真っ二つに切り分けて、その半身分を丸ごと揚げたもの。
この姿を見ると、『鳥も恐竜から進化したんだなぁ』という実感がわくよね。
同時に2つめの「若鳥唐揚」もやってきた。3つめと4つめはお土産用だ。
出された「若鳥唐揚」のさばき方がわからない人には、1グループに対して1回だけ、店のおばちゃんが説明しながらばらして見せてくれる。
左手に箸を持って鶏を押さえ、右手で上に出っ張っている手羽の部分、ももの部分を順に、上へ上へと持ち上げるようにして解体していくのが基本的なさばき方だ。
通常は、この店のおばちゃんの指導を受けてから、2つめの「若鳥唐揚」から自分たちでばらすのだが、大常連の宇ち中さんは、すでにさばき方をよく体得されている。
店のおばちゃんがばらし始めるのと同じタイミングで、2つめの半身をばらし始め、おばちゃんとほぼ同時に解体し終えた。すごいね!
ばらし終えた「若鳥唐揚」を、千切りキャベツの上を覆うように並べるのも、美味しく食べるためのひとつのコツらしい。
これによって下のキャベツが蒸らされるのだ。
ゆっくりと1時間半ほど楽しんで、「鳥房」のお勘定もひとり当たり2千円ほど。
「超」が付くほど満腹になって、どうもごちそうさま。(上の写真は宇ち中さんが撮ってくれたものです。)
京成立石駅で宇ち中さんと別れ、我われ3人は鷺ノ宮まで戻り、「ペルル」で締めくくり飲み。ここまで戻ってくれば、もう乗り越す心配もないので大丈夫だ。
こうして、午後3時から11時まで、8時間に及んだ『半休を取って立石で飲む会』を無事に終えたのでした。
ぜひまたやりましょうね!
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