名物ホイスハイボール … 「うぐいす酒場」(南千住)
南千住での2軒めは、南千住駅前まで戻って、「うぐいす酒場」である。
「うぐいす酒場」がオープンしたのは、前の東京オリンピックが開催された昭和39(1964)年。今年で創業56年となる老舗大衆酒場なのだ。
もともとは、駅前ロータリーの向こう側の建物の2階にあったが、その一帯が再開発されて大きな駅前ビルになり、「うぐいす酒場」も、もつ焼き「カミヤ」などと一緒にその地下1階にある「北口飲食店街」に入った。
以前は冒頭の写真の暖簾や提灯に書かれているとおり、「鶯酒場」という漢字表記だったが、今は上の写真のような読みやすい看板も掲げられている。
営業時間は午後4時半から午後10時までの5時間半。
コの字カウンターだけの店内だが、そのコの字の入口側の1辺は、回転ずし屋のテーブル席のように、カウンターに連接したテーブル席になっている。
店に着いたのは開店15分後の午後4時45分。店内にはすでに3~4人の先客がおり、我われ4人はテーブル席の1つを囲んだ。
「うぐいす酒場」と言えば、なんといってもその名物は「ホイスハイボール」(350円、以下すべて税別表記)。
さっそくその「ホイスハイボール」を4杯もらって乾杯である。
ホイスというのは、ホッピーなどと同じような焼酎の割りもの。
ホッピーが『庶民のビール』を目指したのに対し、ホイスのほうは『庶民のウイスキーハイボール』を目指して昭和30年ごろに登場した。
当初はホイスキーと呼ばれていたそうだが、それが転じてホイスとなった。
飲みものと相前後して、ひとり1つずつの「お通し」も出される。
ちなみに飲みものは、名物のホイスハイボール以外にも、「焼酎25°正一合」(250円)、「清酒二級正一合」(250円)、「清酒一級正一合」(320円)、「ビール(小)一本」(350円)、「ビール(大)一本」(550円)、「酎ハイ」(300円)(梅干し1個100円)、「レモンハイ」(300円)(生レモン1個200円)、「ウーロン割り」350円、「お茶割り」350円、「水・お湯割り」300円などが並んでいる。
つまみには自家製の「甘酢らっきょう」をいただく。
壁のメニューに並んでいるのは、「おでん一皿」(450円)、「串カツ」(1本300円)、「肉野菜炒め」(480円)、「煮込み」(320円)、「くじらベーコン」(680円)、赤魚粕漬け」(600円)、「フライドポテト」(300円)、「チーズ」(320円)、「いかさし」(450円)、「しめさば」(420円)、「まぐろぶつ」(380円)、「まぐろ納豆」(450円)、「アジフライ」(2枚450円)、「イカフライ」(2本380円)、「えびフライ」(2本460円)、「ゆどうふ」(450円)、「とりつくね鍋」(650円)、「キムチ鍋」620円)などなど。
さすがは南千住。全体的に安いよね。
ホイスハイボールをおかわりしつつ、次なるつまみは「そら豆」(400円)だ。
そして「煮込み」(320円)もいただきます。
これまたゆっくりと2時間ほど楽しんで、ホイスハイボールはひとり2~3杯ずつ。お勘定は4人で6,200円(ひとり当たり1,550円)でした。どうもごちそうさま。
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