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撤退でなく戦略的転進 … 博多ラーメン「ばりこて」(都立家政)

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 高円寺の「ほんずなし」を出て、今日の2軒めは都立家政の博多ラーメン「ばりこて」にやってきた。

 飲んだ後に食べるラーメンは、できるだけ控えるようにしているのだが、ここ「ばりこて」のラーメンだけは、どうしても我慢できず、ときどき食べてしまうんですねぇ。

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 ところが3月上旬に、その店頭に「閉店のお知らせ」が貼り出された。

 なんと、3月いっぱいで「ばりこて都立家政店」が閉店するというのだ。

 閉店までにぜひもう1杯、「ばりこて」のラーメンを食べておかないとと思いながら、気がつけばもう今日と明日の二日間しかなくなってしまった。

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 まずはいつものように「焼酎」(400円)のロックと「ひとくちめんたい」(160円)をもらう。

 麦・芋・黒糖が選べる「焼酎」。いつもは黒糖焼酎を選ぶのだが、黒糖は売り切れとのことで、今日は芋焼酎をもらった。

 店内には、この店でのラーメンの食べ納めにきているお客さんが多いが、みんなそれぞれひとり客で、真剣な表情でラーメンに対峙している。

 そんなみなさんの熱気を感じつつ、私も焼酎をちびりちびり。

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 芋焼酎ロックの1杯めを飲み干したところで、「博多ラーメン」(650円)を“ばりかた”で注文した。

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 その「博多ラーメン」の麺を食べ終えて、博多ラーメン好きであれば「替玉かえだま」をするタイミングで、私は「替玉」はせず、芋焼酎ロックをおかわりした。

 残ったスープをつまみに、いただく焼酎ロックが、たまらなくうまいのだ。

 しかも今日は、「ひとくちめんたい」も、文字どおり“ひと口”分だけ残しておいたので、それもつつきながらの焼酎ロックである。

 そうこうしているうちに、店内のお客さんがいなくなる瞬間が(ほんの2~3分だったけど)できたので、店長の長尾さんとも話をすることができた。

 「ばりこて」はいったん閉店するものの、4月末ごろから、ほぼ居抜きの形で、馬肉を中心とした定食屋さんを始めるとのこと。

 馬肉は高いイメージがあるが、「ばりこて」(高円寺本店)の店主と、馬を飼育している牧場主が提携することで、新しい形態の、安価に楽しめる馬肉定食屋ができそうなんだそうな。

 牛丼の「松屋」ほどではないにしても、それと同じぐらい手軽に楽しめる馬肉料理を目指し、うまくいけば先々はチェーン展開したいらしい。

 「ばりこて」が閉まるのが残念なことだが、馬肉定食屋もなんだか楽しみですねぇ。

 撤退ではなくて、戦略的転進であること。さらには店長の長尾さんも、引き続きその店を切り盛りされる予定と伺って、安心した。

 さっくりと1時間ほど楽しんで、今日のお勘定は1,610円でした。どうもごちそうさま。

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【その後の顛末】: 当初4月末のオープンを予定していた、日本初の馬肉専門ファストフード店「ウマキチ都立家政店」は、新型ウイルスの影響もあってか、少し遅れたものの、5月20日に無事にオープンいたしました。

店情報前回

《令和2(2020)年3月30日(月)の記録》

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