南千住ハシゴ酒3軒目 … 「大坪屋(おおつぼや)」(南千住)
「丸千葉」→「うぐいす酒場」と、南千住の大衆酒場の名店を巡り、3軒めも、これまた南千住を代表する大衆酒場の1軒、「大坪屋」にやってきた。
ビシッときびしい女将の怒声もまた、この店の大きな名物のひとつ。
上のような店頭の写真を撮ってたら、入口引き戸がガラリと開いて、女将が顔を出し、
「写真を撮っちゃダメよっ!」と叱られた。
「はーい」と返事しながら、店内へと入った。
「丸千葉」がある日本堤から南千住駅に戻ってくると、順番的には「うぐいす酒場」よりも「大坪屋」のほうが先にあるのだが、その時点(午後4時40分)では、午後5時開店の「大坪屋」は、まだ開いてなかったのだ。(上の写真がその時に撮ったもの。)
それで先に「うぐいす酒場」へと回ったのでした。
「うぐいす酒場」の創業は、東京オリンピックの年、昭和39(1964)年だったけど、ここ「大坪屋」の創業は、関東大震災が発生した大正12(1923)年。
あと3年で創業100年を迎えるという老舗大衆酒場なのだ。
店頭に掲示されているメニューがこれ。
元祖「焼酎ハイボール」が200円! 「牛にこみ」や「小はだ酢」が250円!
この値段の安さと品ぞろえ(これでも一部だけど)に、下町大衆酒場の素晴らしさを感じますねぇ。
いちばん下に「全品、値上致しません」という強力な宣言があるのがいいではありませんか!
ちなみにこの写真は、今日の昼間、「丸千葉」に向かう途中、叱られることのない時間帯に撮影したもの。
開店前の「大坪屋」前で倉嶋編集長と待ち合わせて、「丸千葉」へと向かったのでした。
店内は、ドーンと大きい変形コの字カウンターと、壁際に数卓のテーブル席。
我われ4人はテーブル席の1卓を囲んで、元祖「焼酎ハイボール」で乾杯だ。
宇ち中さんは、料理の注文を記入してくれている。
「牛にこみ」(250円)は、ここに来たら必ず食べるべき一品。
店頭の看板にも「元祖25度酎ハイ、どぜう、おでん、牛煮込」という4品が書き出されているのだ。
ここ「大坪屋」は、倉嶋編集長も出演されている「二軒目どうする? ~ツマミのハナシ~」(テレビ東京、土曜深夜0時50分~)の2017年8月27日放送分で登場したお店でもある。
その時も、もちろん「牛にこみ」は注文していた。
200円メニューの中からは「チーズ」。
シンプルだけど、どんなお酒にも合うよねぇ、チーズは。
4切れのチーズを立てた塔の中に、キャベツもあるのがいいではありませんか。
「にら玉」は250円。
200円メニュー、250円メニューが充実しているのが、この店のいいところだ。
女将さんも大将も、「古典酒場」の取材や、「二軒目どうする?」の収録で倉嶋編集長が来られたことはよく覚えてくださっていて、ニッコリと笑顔を見せてくれた。実にやわらかい、やさしい空気の「大坪屋」である。
マグロぶつ切りが入った「ぶつ納豆」が、なんと250円!
ちなみに「まぐろぶつ切り」も250円です。びっくりだね!!
「まぐろさし」は400円なり。
酎ハイもおかわりしながら、焼き鳥は「砂肝」(3本200円)を塩焼きでいただく。
他にも「レバ」「ハツ」が3本で200円。「焼鳥」は3本300円、「つくね」が3本350円だ。
4人で3本は分けにくいので、砂肝は串からばらして分け合いました。
倉嶋編集長おすすめの「肉どーふ」(300円)は、「二軒目どうする?」のときにも注文された一品。
出てくる姿もおもしろいね。
「大坪屋」も、たっぷりと2時間。
このお店でピリピリ感を覚えることなく、ゆったりと思いっきり楽しく過ごせたのは、今回が初めてかも!
さすが倉嶋さんパワーですね。ありがとうございます。
お勘定の詳細は失念しましたが、とにかく安かったです。ごちそうさま。
それにしても、1地域で3軒もハシゴする場合には、1軒ごとがカラスの行水のように30分~1時間ぐらいでホッピングすることが多いのだが、今日のメンバーは1軒めが2時間半、2軒めが2時間、ここ3軒めもまた2時間と、移動時間を外して、店で飲んでる時間だけを合計しても、ここまでですでに6時間半だ!
実にツワモノぞろいである。さぁ、次に行くぞぉ~っ!
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