常連さんたちとの再会 … 居酒屋「ペルル」(鷺ノ宮)
野方「すっぴん酒場」を出て、トコトコと歩いて鷺ノ宮へ。
「ペルル」の前まで来てみると、扉を開けたまま営業している。
ちょっと寄って帰りましょうかね。
開けっ放しの入口から店内へと入ると、先客5名ほどが、密にならないように1席飛ばしに座っている。
実に懐かしい顔ぶれの常連さんたちばかりだ。
前に来たのは、立石帰りの3月13日だったから、3ヶ月以上のご無沙汰か。長かったなぁ。
みなさんの後ろを通って、開いていた一番奥の、カウンター短辺のところに腰を下ろした。
カウンターの中に入って、店を切り盛りしているのは、ツトムちゃん(女性)。
ツトムちゃんと会うのも3ヶ月以上ぶりだなぁ。
すぐにキープしているウイスキーボトルが出され、水割りのセットが用意された。
酒場、酒場に、その酒場ならではの常連さんたちがいて、その酒場ならではのコミュニティーができあがっている。
そこにどっぷりと入り込んで、みんなの仲間に入っていくことこそが「酒場浴」の醍醐味でもあるんだよなぁ。
新型ウイルスの影響で、行きつけだった「ほんずなし」(高円寺)や、昔ながらのトリスバーの雰囲気を強く残した「ブリック」(中野)などが閉店してしまったのは、本当に残念だ。
この両店でお会いしていた常連さんや店員さんたちとは、もう会えないのかなぁ。
「加瀬さんが釣ってきてくれたお魚です。アジとイサキ。どうぞ」
と、ツトムちゃんが刺身を出してくれた。
「いつもありがとうございます、加瀬さん。いただきます!」
カウンター席で飲んでいる加瀬さんにご挨拶して、刺身に箸を伸ばす。
ご近所にお住いの加瀬さんは、釣りが趣味で、釣果がある時は必ず「ペルル」にその魚を持ってきてくれるのだ。
『釣果がある時は』と書いたが、なにしろベテランの釣り師なので、「釣果がなかった」という話は聞いたことがない。
今日は千葉のほうで釣ってきたんだそうな。
水割りをチビチビとやりながら、他の常連さんたちとも近況報告。
しばらく会ってなくても、すぐに昨日の続きのような話になるのがいいよね。まるで親戚の集まりのようだ。
1時間半ほどの酒場浴。お勘定は「水割りセット」の600円でした。どうもごちそうさま。
5月25日(月)に緊急事態宣言が解除され、6月19日(金)には東京都の休業要請も全面解除された。
それを受けて、先週・今週(6/17~26)と、ひとり呑みも再開していたんだけれど、この翌週、7月2日(木)には、東京都の新規感染者数が再び100人/日を上回り、その後は、今(7/25)に至るまでずっと上昇傾向が続いている。
私自身も、都内で普通に「ひとり呑み」ができたのは、この日(6/26)が最後となってしまった。早く安心して飲める日が戻ってきてほしいものです。
(次回) 23.05.20 小イワシにイカメンチ … 炭火焼「きさぶろうのやきとり」(野方)他
| 固定リンク | 0
コメント