残念ながら7月末閉店 … ビストロ「樽や(たるや)」(神田)
7月初日の今日は、神田駅近くのガード下にあるビストロ「樽や」にやって来た。
実はつい先日、ビストロ「樽や」から2020年7月31日(金)をもって閉店するという、とても残念なお知らせ葉書が届いたのだ。
さっそくこの店をご紹介いただいたTさんにも連絡したところ、すぐに今日のこの場を予約してくださった。
メンバーはそのTさんと、初めてこの店に来たときに一緒だった、高校の後輩&会社の後輩のOさん、そして私の3人。
密を避けるために、1階の4人用テーブル2卓(合計8人分)は、我われ3人の予約で打ち止め。
さっそく「生ビール」(580円)をもらって乾杯である。
すぐに出されるのは、定番のお通しのチーズ・カナッペ。
マダムに話を伺ったところ、今回の新型ウイルスのことや、店主(シェフ)がある程度ご高齢で、後継者がいないこと、神田駅ガード下にも再開発の波が押し寄せてきていることなど、いろいろなことが重なって、閉店を決断されたとのこと。
この店には、この店でしか食べることができない名物が多い。
それらの料理が、今後食べられなくなると思うと、とても悲しい。
まずいただいたのは、開店以来の名物品、「ジャンボオムレツ」(700円)だ。
「ジャンボオムレツ」は、挽肉、玉ねぎ、ニラを混ぜて焼いた、やわらかいオムレツ。
3人で1人前をたのむと、ちょうどいいぐらいのボリュームだ。
こちらは店内に掲げられている黒板メニュー。
ここにも書き出されている名物メニューを中心に注文した。
「ラタトゥイユ春まき揚」(1本350円)。
カリッと揚がった春巻の中には、深い味わいのラタトゥイユ(夏野菜の煮込み)である。
「生ビール」に続いては、ワインを選ぶ。
ワインも、その日のオススメが黒板に書き出されている。
「焼きたてローストチキン」(900円)。
そして当店No.1の人気メニューが「牛タンストロガノフ」(900円)だ。
トーストの上に、牛タンストロガノフを盛って出してくれる。
これも、他の店では見たことがないよなぁ。
こちらは、お店からサービスで出していただいた「ポテトサラダ」。
ここでワインもちょうどなくなって、次なるお酒は、「菊正宗」(燗2合、630円)である。
ビストロの料理で、燗酒を飲めるのも、この店のいいところなんだなぁ。
冷酒(澤の井、500円)や芋焼酎(さつま司、480円)、麦焼酎(博多の華、480円)なども選べます。
この店に来たら絶対にいただきたい「フォアグラクリームコロッケ」(1個700円)。
「フォアグラクリームコロッケ」の中身は、こんな感じ。うまいんだなぁ、これが。
入店して2時間弱。ここらで〆の食事ものに入る。
メニューに並ぶのは、「高菜チャーハン」(980円)、「スパゲティナポリタン」(980円)、「オムライス」(1,000円)の3品。
いずれも外しがたい逸品なのだが、さすがに3品は食べられないので、2品を選んで3人でシェアすることにした。
こちらは「スパゲティナポリタン」。これもまたこの店の人気の品である。
この「スパゲティナポリタン」を、小皿に取り分けて粉チーズをかけていただきます。
玉子がトロットロの「オムライス」(1,000円)。
「オムライス」の中身は白いご飯。これも小皿に取り分けて、お好みでケチャップをかけていただきます。
ゆっくりと2時間半ほど楽しんで、今日のお勘定は3人で15,400円(ひとり当たり5,133円)でした。どうもごちそうさま。
Tさんは閉店(7月31日)までに、奥様ともう一度、来店される予定だそうだ。
ここ「樽や」(1981年創業)といい、神保町の大衆酒蔵「酔の助」(1979年創業)といい、神田の名店が、順々になくなっていくのが残念なり。
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