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〔コラム〕「チューハイマニア」我らが推しハイ、ここにあり。

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 去る2020年12月22日に、えい出版から、「チューハイマニア」が発売されました。

 その名のとおり、1冊丸ごと、チューハイの大特集。

 「絶対に行くべき名店」「個性派チューハイ集合」「酎ハイ街道をめぐる」「割り材バンザイ」「缶チューハイ徹底分析」「全国ご当地缶チューハイ」「カンタン激旨つまみ!」「家ハイ革命」などなど、盛りだくさん。

 倉嶋紀和子さん(古典酒場編集長)、パリッコさん(酒場ライター)、奈良有里代さん(宝酒造環境広報部、関連記事)と一緒に、私も「我らが推しハイ、ここにあり。」という座談会記事に参加させていただきました。

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 私自身、チューハイと出会ったのは東京に転勤してきた30歳ぐらいのとき。それより前は、その存在すら知らなかった。

 お酒を飲み始めたのは大学時代。福岡市で過ごしたこともあって、飲みものはほぼ焼酎。

 その大部分は芋焼酎「さつま白波」の湯割りで、ときどき麦焼酎「二階堂」の水割りかロックだった。

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 就職して初めての赴任地が呉市(広島県)。

 焼酎を飲むという飲酒文化は、当時の呉にはあまりなくて、まず生ビールで始まって日本酒、そして二次会のスタンド(≒スナック)ではウイスキーの水割りというのが定番の流れだった。

 瀬戸内の新鮮な魚介類に、広島の地酒が実によく合って、日本酒の美味しさに目覚めたのでした。

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 そして昭和が終わりに近づいた1988(昭和63)年に東京に転勤。

 仕事でよく行っていた恵比寿で、「たつや」のホッピーや「縄のれん」のチューハイに出会ったのでした。

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 今回の座談会では、参加者各人がおすすめのお店を5軒ずつ持ち寄った。

 私は「まるます家」(赤羽)、「川名」(阿佐ヶ谷)、「燗酒屋」(阿佐ヶ谷)、やきとん「元気」(秋葉原)、「大坪屋」(南千住)の5軒をあげた。

 しかし、今回のチューハイマニアで取り上げる『チューハイ』とは、実は『水割り、お湯割り以外の焼酎割り全般』だったんだそうな!

 なので本誌の中には、ホッピー・ミーナ社長への見開きインタビューページもあります。

 う~む。そうと知ってれば、ホッピーのおすすめ店も、どんどん候補に入れてたのになぁ。

 純粋にメニュー上で「チューハイ」を出している店だけを選んでしまった。

 座談会の記事の、「もう1杯足りないという時に頼むのがチューハイ(浜田さん)」という見出しも、発言の全体を再現すると、

「どんなときにチューハイを注文しますか?」

 という質問に対して、

「まずホッピーをソト1・ナカ3~4ぐらいで飲んで、それでもちょっと呑み足りないなぁというときに注文することが多いです。もう1回ホッピーを注文すると、また1ラウンド分(ナカ3~4杯)を呑まないといけなくなるので……。もう1杯足りないときの〆の1杯にはチューハイがちょうどいい」

 という回答だったのでした。

 実はこれ、私が「川名」や「やきや」(荻窪)、「すっぴん酒場」(野方)で、いつもそうしている飲み方です。

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 今回の座談会で「へぇ~~~っ!」と心引かれたのが、宝酒造の奈良さんからの甲類焼酎でも樽に寝かせて熟成させた焼酎があるという情報。

 あとで宝酒造のサイトを調べてみると、商品としても「樽が香る宝焼酎」というのがあるんですねぇ!

 この中には、奈良さんから話があった樽貯蔵熟成酒が10%ほどブレンドされているそうな。

 とっても気になる一品でした。

 ということで、今年も1年、たいへんお世話になりました。

 来年もまた、よろしくお願いいたします。

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