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2021年4月

大衆酒場の良さが凝縮 … やきとん「秋元屋(あきもとや)」(野方)

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 久しぶりにやってきたのは日曜日の野方「秋元屋」である。

 いつ来ても満席のことが多い「秋元屋」。

 今日もお客さんは多かったが、本店側(壁を隔てて2軒並んでいるうち、向かって左側)のコの字カウンター中央部(焼き台の前)が、ポツンと1席だけ空いていて、そこに座ることができた。

 おそらく、この席で飲んでたお客さんが帰られた直後なんだろうな。ラッキーだ。

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 まずは「ホッピーセット(白)」(430円、以下すべて税別表記)をもらい、それを飲みながらメニューを選ぶ。

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 メニューに並ぶ料理は、串焼きも種類ごとに1品ずつに数えると、なんと98品。

 もっとも安いのは「煮玉子」の100円で、もっとも高くても「もつ煮込み」や「煮込みライス」の400円。

 他の90種以上の料理は、すべてこの間の価格(100~400円)である。

 『料理が美味しいのに、値段が安い!』というのは「秋元屋」の大きな特長なのだ。

 店主・秋元宏之さんがこの店を開いたのは平成16(2004)年1月のこと。

 店主自身が無類のもつ焼き好き、大衆酒場好きで、自分の理想の店を追求した結果が、ここ「秋元屋」に結実している。

 いろんな大衆酒場のいいところが、すべてこの店1軒に集約されているといっても過言ではない。

 これが「秋元屋」の人気の理由なんでしょうね。

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 メニューを選んでいると、店長が他のお客さんが注文した「もつ煮込み」(400円)をつぎ始めたので、

 「すみません、こっちも『もつ煮込み』をお願いします」

 と大急ぎで便乗注文した。

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 そして、もつ焼きの注文を紙に書いて、店員さんに手渡した。

 最初の注文は、メモ用紙のような小さな紙に書いて渡すのが、この店の流儀。

 私は5種5本しか注文していないが、最初にドカンと大量に注文するお客さんが多いようなのだ。

 この注文用紙に書かれた内容に合わせて、ネタケースから取り出されたネタが小さな金属製バットに準備され、焼き台の横にずらりと順番に並べられる。

 この順番に従って、もつ焼きを焼き上げて、順次、出してくれるのだ。

 2巡目からは、普通に口頭で注文することができる。

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 「もつ煮込み」をつまみに、「ナカ(焼酎)」(270円)をおかわりしたころ合いで、注文した5種5本のうち、「ばら」(150円)、「すなぎも(塩)」(150円)、「とりはつ(塩)」(150円)という3種3本が出された。

 ここ「秋元屋」には、もつ焼き(やきとん)も、鶏焼き(焼き鳥)も、どっちもあるのだ。

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 追いかけるように「しろ(たれ)」(130円)、「てっぽう(ミソ)」(130円)もやって来た。

 もつ焼きの味付けに、一般的なタレ、塩の他に、ミソ(味噌)もあるのが、これまた「秋元屋」の特徴的なところ。

 店主・秋元さんは、わらび(埼玉県)の「喜よし」で出されていた『もつの味噌焼き』に惚れこんで、その「喜よし」で修業をしてから、ここ「秋元屋」を開いたのだ。

 「秋元屋」が開店した2004年当時、『もつの味噌焼き』は都内ではまったく一般的ではなかった。

 しかし味噌焼きの美味しさは、「秋元屋」の人気と共にあっという間に広まって、「秋元屋」出身の方たちが、都内のあちこちに『秋元系』と呼ばれる“やきとん屋”を次々にオープンしたことで、少なくとも東京の西側エリアでは、一般的なもつ焼きの味付けのひとつになった感がある。

 ちなみに、立石の「宇ち多゛」のように『もつ焼き』と呼ぶか、東十条の「埼玉屋」のように『やきとん』と呼ぶか。

 「秋元屋」を開店するのにあたって、店主・秋元さんもちょっと検討した結果、『やきとん』の方を採用したそうである。

 秋元屋出身の秋元系の店も、『やきとん』を使っているお店が多いようだ。

 なお、秋元さんの師匠の店、「喜よし」は『やきとり』を使っている。

 漢字の「焼き鳥」は鶏だけど、ひらがなの「やきとり」は鶏も豚も含まれるという説もある。

 辞書(goo辞書)で引いてみると「やき-とり【焼(き)鳥】」は、『鶏の肉や砂肝などを串 (くし) に刺し、たれか塩をつけてあぶり焼いた料理。もとはツグミ・スズメなどを丸のまま焼いたものをいった。今では牛・豚の肉や臓物を用いたものをもいう』と書かれている。

 新橋などにも、ひらがなの『やきとり』を使っている店は多い。恵比寿の「たつや」も『やきとり』ですね。

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 さらに「ナカ」をおかわりしながら、「キャベツみそ」(120円)を追加注文した。

 この「キャベツみそ」も、昔からの「秋元屋」の人気料理のひとつだなぁ。

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 卓上の通常メニューに加えて、壁には今日のオススメメニューが書き出されたホワイトボードや、日替りの純米酒メニューもかかっている。

 さっきの『もつの味噌焼き』もそうだが、他の店で食べてみて、“美味しいなぁ”と思う料理があると、すぐに取り入れるのが店主・秋元さんの素晴らしいところだ。

 だからこそ、『すべてこの店1軒に集約されている』という状態になるんですね。

 それにしても、「赤いきつね納豆」、「緑のきつね納豆」はどんな料理なんだろうなぁ。気になる気になる。

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 そんな2品が気になりつつも、実際に注文したのは「ベーコンチーズ串」(2本300円)。

 この「ベーコンチーズ串」、予想したとおりの、とてもいい酒の肴ですねぇ。

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 久しぶりの「秋元屋」。たっぷりと2時間半ほど楽しませてもらって、席料100円と消費税が加わってのお勘定は3,450円でした。どうもごちそうさま。

店情報前回)《このブログ記事の動画も配信しています。》

《令和2(2020)年11月15日(日)の記録》

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呑兵衛も楽しい定食屋 … ごはんカフェ「百菜(ひゃくさい)」(長崎)

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 長崎での仕事を終えて、長崎駅前のホテルまで戻ってきた。

 そして夕食は今夜も、ホテルの5階から直結している「アミュプラザ長崎」のレストラン街である。

 このフロアには、昨夜の「雑魚屋」の他、居酒屋「朝次郎」や回転寿司の「すし活」、ちゃんぽん・皿うどんの「皇上皇」、もつ鍋「おおやま」など、15軒ほどの飲食店が軒を連ねている。

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 ひとりの今夜は、昨夜の「雑魚屋」の向かい側にある、いかにも今どきの食堂っぽいお店、ごはんカフェ「百菜」に入ってみた。

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 まずは飲みもの。

 あれっ?

 この「生ビール今だけ半額」のメニューは昨日も見たなぁ。

 お向かいの「雑魚屋」に負けじと、ここ「百菜」も半額にしてるのだろうか。

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 いずれにしても、呑兵衛にとってはありがたいことなので、この「キリン一番搾り生ビール(中)」(265円、以下すべて税別表記)からスタートすることとした。

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 そしてつまみ。

 いかにも今どきの食堂というお店ながら、予想どおり定食メニューの他に「おつまみ」のメニューもあって、そこに「生卵」や「お漬物一品盛り」の60円から始まって、もっとも高い「牛タン」の1,250円まで、33種類の一品料理が並んでいる。

 おりょっ? ここにも、おつまみ9品盛りの「百菜プレート」(730円)というのがある。

 長崎では、このスタイルが流行りなのかなぁ?

 少量ずつ多品種というのが呑兵衛の好み。

 こういうプレートがあると、ひとり呑みでも少量ずつ多品種を楽しむことができるのがいいですね。

 今夜もこれから始めよう。

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 出てきた「百菜プレート」に盛り合されているのは、根菜サラダ、塩さば、揚げしんじょ、だしまき卵、海老マヨ、ロールキャベツ、湯葉の刺身、お漬物、ごま豆腐の9品である。

 「湯葉のお刺身には、このお醤油をかけてお召し上がりください」

 と減塩醤油の小さなボトルも添えてくれた。

 この「百菜プレート」だけで、生ビールをもう1杯、いただいた。

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 3杯めとなる生ビールと同時に、「親子鍋」(500円)も注文した。

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 その名称からして、親子丼の頭のようなものを想像していたんだけれど、ひとり用の土鍋にたっぷりの「親子鍋」には、大きな鶏肉がゴロゴロと入っている他、豆腐なども入っていて、これはもう小さな鍋ものである!

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 あっと言う間に3杯めの生ビールも飲み終えて、長崎の麦焼酎「壱岐ゴールド」(360円)をロックでもらった。

 この「壱岐ゴールド」は、長崎に来たら絶対に飲みたい焼酎なんだなぁ。

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 ゆっくりと2時間ほど楽しんで、今夜のお勘定は2,622円(税込)でした。どうもごちそうさま。

 生ビールが今だけ半額だったり、9品盛りのプレートがあったりと、何かと共通点が多かった「雑魚屋」と「百菜」。

 後で調べてみたところ、長崎県佐世保市に本社を置く株式会社フードプラス・ホールディングス傘下のグループ店でした。

店情報

《令和2(2020)年11月13日(金)の記録》

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店情報: ごはんカフェ「百菜(ひゃくさい)」(長崎)

  • 百菜 旬 店名: ごはんカフェ百菜 旬 アミュプラザ長崎店
  • 電話: 095-808-1504
  • 住所: 850-0058 長崎県長崎市尾上町1番1号 アミュプラザ長崎5F
  • 営業: 10:00-22:30(21:45LO)、無休
  • 場所: JR長崎駅の駅ビルであるアミュプラザ長崎の5階レストラン街の中の1軒。
  • メモ: 公式サイトあり。以下、価格は税表記。
    《からだにやさしいお料理》さばしらす丼880、しらすおろしごはんセット680・単品470、さばほぐしごはんセット650・単品440、百菜膳980・百菜プレート単品730、まぐろタタキごはんセット750・単品540、おじや定食880・単品740。
    《定食》白身魚の黒酢炒め定食1,030・単品650、焼き魚定食880・さばの塩焼き単品500、いわしの梅煮定食880・単品500、牛タンアジフライ定食1,480・単品1,030、銀ひらすの西京焼きと貝汁定食1,130・銀ひらすの西京焼き単品550・貝汁単品300、ハンバーグとエビフライ定食1,330・単品1,080、しょうが焼き定食960・単品580、かつ鍋定食980・単品600、一汁三菜いちじゅうさんさい定食980、野菜たっぷりおろしかつ定食980・単品600、豚肉と野菜の味噌炒め定食960・単品580、親子鍋定食880・単品500、若鶏の黒酢炒め定食980・単品600、チキン南蛮定食930・単品550、和風ステーキ定食1,280・単品930、牛タンとろろ定食1,580・単品1,250。
    《どんぶり》ステーキ丼定食(おみそ汁・お漬物付)1,030・単品(お漬物付)930、かつ丼定食(おみそ汁・お漬物付)880・単品(お漬物付)780、シシリアンライス定食(おみそ汁・お漬物付)960・単品(お漬物付)860、とろとろヘルシー丼(おみそ汁・お漬物付)930・単品(お漬物付)830。
    《うどん・そば》すき焼きうどん定食(小ごはん・お漬物付)980・単品800、ペペたまうどん680、ざるそば・ざるうどん460、ミニざるそば・ミニざるうどん260、百菜うどん・百菜そば460、ミニうどん・ミニそば260。
    《サラダ》ちょっとサラダ160、わかめたっぷりサラダ380。
    《わらべ》おこさまランチ580、おこさまざるうどんセット480、おこさまカレー480。
    《お酒》キリン一番搾り生ビール(中)530・(グラス)380、キリン一番搾り(中瓶)530、清酒(白鶴1合)400、冷酒(菊水の辛口300ml)780、焼酎芋・麦(グラス)360・(ボトル)1,800、レモンサワー380、角ハイボール380、キリン「ゼロイチ」(ノンアルコール)360。
    《おつまみ》お漬物一品盛り60、生卵60、温泉卵100、根菜サラダ100、ごま豆腐100、だしまき卵120、お漬物三品盛り130、塩さば160、しらすおろし180、とろろ180、筑前煮230、海老マヨ280、大盛りポテトフライ380、ポテト&チキン430、エビフライ480、親子鍋500、鰯の梅煮500、さばの塩焼き500、銀ひらすの西京焼き550、チキン南蛮550、しょうが焼き580、豚肉と野菜の味噌炒め580、若鶏の黒酢炒め600、野菜たっぷりおろしかつ600、かつ鍋600、白身魚の黒酢炒め650、和風ステーキ930、牛タンアジフライ1,030、ハンバーグとアジフライ1,080、牛タン1,250、百菜プレート730。《令和2(2020)年11月8日(日)の記録》

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センターグリルからの … バー「野毛ハイボール(のげはいぼおる)」(日ノ出町)

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 明日の横浜での仕事に向けて、朝の混雑した電車を避けるため、日曜日のうちに横浜に移動して前泊。

 桜木町駅近くのホテルに荷物を置いて、夕食に出かけたのは昭和21(1946)年創業の米国風洋食の老舗、「センターグリル」である。

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 案内されたテーブル席に座り、まずはビール(サッポロラガービール中瓶、600円)をもらって、のどを潤しながらメニューを選ぶ。

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 この店の三大名物料理は、横浜発祥の「スパゲッティーナポリタン」(770円)に、ふわふわとろとろの「特製オムライス」(880円)、そしてそのオムライスにチキンカツとサラダが盛り合された「浜ランチ」(1,050円)だ。

 なかでも極太麺(2.2㎜)をゆでて、一晩寝かせてもっちり感を出したナポリタンは、つとに有名である。

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 営業時間中はいつでもランチを食べることができるのも、この店の特徴のひとつ。

 そんなランチメニューの中から、今日は「スパランチ」(850円)を注文した。

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 高い天井には木製のはりと、そこからぶら下げられた裸電球がいい雰囲気をかもし出していて、ゆったりと落ち着くことができる。

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 あまり待つこともなく「スパランチ」がやって来た。

 銀色のワンプレートに、ライス、イタリアンスパ、チキンカツ、そしてサラダが盛り合されている。

 これをフォークとナイフで、カチャカチャといただくのだ。

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 20分ほどで完食。プレートの上に何も残らないというのは、食べる側としても気持ちがいい。

 余分なソースとか、余分なドレッシングなどがなくて、食べ終わるとピッタリとなくなる分量になってるんだろうなぁ。

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 これまで、あまりしげしげと観察してみたことはなかったけど、この銀色のプレートにも「米国風洋食センターグリル」のロゴマークが刻まれてるんですね。

 ビールとスパランチとで、「センターグリル」のお勘定は1,450円。どうもごちそうさま。

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 「センターグリル」を出て、ちょっと歩くと、すぐに大岡川沿いに弧を描いて建つ都橋みやこばし商店街が見えてくる。

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 日曜日なので、「ホッピー仙人」など、何軒かの店は定休日だが、「野毛ハイボール」は営業中だ。

 今日はプー子ちゃんが担当の日だが、開店直後に店主・ハルさんもちょっとだけ顔を出してくれて、久しぶりにお会いすることができた。

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 そしていただくのはもちろん、この店の名物・「氷なしハイボール」(800円)ですよねぇ!

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 すぐに出されるお通し(サービス)は、定番の「カレー味のえびせん」だ。

 自分が横浜に単身赴任していたのは、2001年10月から2010年3月までの9年半と、2013年1月から2014年6月までの1年半の、合わせて11年間だった。

 そのころ、ハルさんもプー子ちゃんも普通の飲み友達だったのだ。

 ハルさんがサラリーマンから転身して「野毛ハイボール」を開店したのが2011年12月のこと。そのとき私は呉(広島県)に単身赴任中で、初めて「野毛ハイボール」に来れたのは、開業半年後の2012年4月だった。

 それから9年。今やすっかり野毛の人気酒場の1軒になっていて、プー子ちゃんまで中の人となり、飲み仲間としては嬉しい限りである。

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 2杯めには、これまたこの店の人気の一杯、「自家製モスコミュール」(900円)をもらった。

 「氷なしハイボール」から、「自家製モスコミュール」という流れは、自分の中ではすっかり定番になってしまったなぁ。

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 1時間半ほど楽しんで、今夜の「野毛ハイボール」のお勘定は1,700円でした。どうもごちそうさま。また来ます!

・「センターグリル」の店情報前回) / 「野毛ハイボール」の店情報前回

《令和2(2020)年11月8日(日)の記録》

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