センターグリルからの … バー「野毛ハイボール(のげはいぼおる)」(日ノ出町)
明日の横浜での仕事に向けて、朝の混雑した電車を避けるため、日曜日のうちに横浜に移動して前泊。
桜木町駅近くのホテルに荷物を置いて、夕食に出かけたのは昭和21(1946)年創業の米国風洋食の老舗、「センターグリル」である。
案内されたテーブル席に座り、まずはビール(サッポロラガービール中瓶、600円)をもらって、のどを潤しながらメニューを選ぶ。
この店の三大名物料理は、横浜発祥の「スパゲッティーナポリタン」(770円)に、ふわふわとろとろの「特製オムライス」(880円)、そしてそのオムライスにチキンカツとサラダが盛り合された「浜ランチ」(1,050円)だ。
なかでも極太麺(2.2㎜)をゆでて、一晩寝かせてもっちり感を出したナポリタンは、つとに有名である。
営業時間中はいつでもランチを食べることができるのも、この店の特徴のひとつ。
そんなランチメニューの中から、今日は「スパランチ」(850円)を注文した。
高い天井には木製の梁と、そこからぶら下げられた裸電球がいい雰囲気をかもし出していて、ゆったりと落ち着くことができる。
あまり待つこともなく「スパランチ」がやって来た。
銀色のワンプレートに、ライス、イタリアンスパ、チキンカツ、そしてサラダが盛り合されている。
これをフォークとナイフで、カチャカチャといただくのだ。
20分ほどで完食。プレートの上に何も残らないというのは、食べる側としても気持ちがいい。
余分なソースとか、余分なドレッシングなどがなくて、食べ終わるとピッタリとなくなる分量になってるんだろうなぁ。
これまで、あまりしげしげと観察してみたことはなかったけど、この銀色のプレートにも「米国風洋食センターグリル」のロゴマークが刻まれてるんですね。
ビールとスパランチとで、「センターグリル」のお勘定は1,450円。どうもごちそうさま。
「センターグリル」を出て、ちょっと歩くと、すぐに大岡川沿いに弧を描いて建つ都橋商店街が見えてくる。
日曜日なので、「ホッピー仙人」など、何軒かの店は定休日だが、「野毛ハイボール」は営業中だ。
今日はプー子ちゃんが担当の日だが、開店直後に店主・ハルさんもちょっとだけ顔を出してくれて、久しぶりにお会いすることができた。
そしていただくのはもちろん、この店の名物・「氷なしハイボール」(800円)ですよねぇ!
すぐに出されるお通し(サービス)は、定番の「カレー味のえびせん」だ。
自分が横浜に単身赴任していたのは、2001年10月から2010年3月までの9年半と、2013年1月から2014年6月までの1年半の、合わせて11年間だった。
そのころ、ハルさんもプー子ちゃんも普通の飲み友達だったのだ。
ハルさんがサラリーマンから転身して「野毛ハイボール」を開店したのが2011年12月のこと。そのとき私は呉(広島県)に単身赴任中で、初めて「野毛ハイボール」に来れたのは、開業半年後の2012年4月だった。
それから9年。今やすっかり野毛の人気酒場の1軒になっていて、プー子ちゃんまで中の人となり、飲み仲間としては嬉しい限りである。
2杯めには、これまたこの店の人気の一杯、「自家製モスコミュール」(900円)をもらった。
「氷なしハイボール」から、「自家製モスコミュール」という流れは、自分の中ではすっかり定番になってしまったなぁ。
1時間半ほど楽しんで、今夜の「野毛ハイボール」のお勘定は1,700円でした。どうもごちそうさま。また来ます!
・「センターグリル」の店情報 (前回) / 「野毛ハイボール」の店情報 (前回) 《YouTube動画》
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