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2021年5月

香り鮮烈、柚子サワー … 小料理「燗酒屋(かんざけや)」(阿佐ヶ谷)

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 「燗酒屋」という店名のとおり、この店は日本酒、特に燗酒がものすごく美味しくいただける。

 がしかし!

 美味しいのは日本酒だけには留まらないのである。

 チューハイもまた素晴らしく美味しいし、見た目もまた美しいのだ。

 燗酒を真剣に温めてくれるところも、チューハイを手の甲でちょっと味見してから出してくれるところも、これはもう小料理屋というよりも、バーの所作そのものなのだ。

 そうやって一所懸命に作ってくれた飲みものは美味しいに決まってる!

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 水曜日の今日は、仕事の帰りに「燗酒屋」にやって来た。

 時差出勤で、早めに行って、早めに帰るようにしているので、「燗酒屋」に着いたのは午後4時半。

 店はすでに開いていて、カウンターだけの店内には先客がひとり。

 カウンターは1席飛ばしに使い、5席のみで営業中だ。

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 私もそのカウンターの1席に腰を下ろし、まずまっ先にチューハイを注文したのだった。

 女将によると、昨日までは「かぼすサワー」(600円+税)を出していたそうなのだが、ご実家から柚子ゆずが送られてきたので、今日から「柚子サワー」(600円+税)を出し始めたとのこと。

 今日もまた、ていねいに作り上げてくれた「柚子サワー」の香りが鮮烈なこと!

 この店のチューハイには、キンミヤ焼酎が90ml入るのが標準。けっこうな濃さなのである。

 ところが、その焼酎の濃さをまったく感じないんだなぁ!

 ものすごく飲みやすくて、すいすいと喉に入ってくる。

 そして柚子の香りが鼻腔いっぱいに広がるのである。

 あぁ~っ、うまいっ!

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 追いかけるように出されるお通し(お勘定額からの逆算では570円+税)は「自家製切干大根煮」。

 刺身のツマで使う大根の、皮の部分を乾かして作ったものなんだそうな。

 『大根の皮もゴミにはしない』という、すっごくサステナブルな取組みだと思うし、なにしろ美味しい!

 これはいいつまみですねぇ。

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 毎日の料理メニューは、壁の黒板に書き出されている。

 女将の一所懸命さ、一品一品にきっちりと手間をかけるていねいさは、料理にももちろん、いかんなく発揮されているので、どれを選んでも間違いはない。

 まず気になったのは、「活」と朱書きされた「ホッキ貝刺」(800円+税)。

 横に「貝焼も出来〼できます」と注記されていたので、「焼き」のほうで注文した。

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 飲みものも燗酒に移行する。

 今日は灘の「青松白鷹」(520円+税)と、山形の「鯉川(純米)」(580円+税)があるとのことで、まずは「青松白鷹」を熱燗でいただいた。

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 ホッキ貝も焼き上がってきた。

 予想どおり、熱燗との相性は抜群ですねぇ。

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 続いては「鯉川(純米)」を、これまた熱燗でもらって、つまみには「タラなどの南蛮漬」(380円+税)を注文した。

「『鱈など』っていうのはどういうこと?」

 と女将に聞いてみると、お刺身で出そうとしていたものが残ると、こうして南蛮漬けなどにするんだそうな。

 なので、何が入っているかは前日の刺身の残り具合で決まる、ってことですね。

 これまたサステナブルな取組みだし、これまた美味しくて嬉しい。

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 ゆっくりと2時間ほど楽しんで、今宵のお勘定は3,790円でした。

 どうもごちそうさま。

(この記事は2020年12月の記録です。現在の営業時刻や営業内容は女将の公式ブログでご確認ください。)

店情報前回) 《YouTube動画

《令和2(2020)年12月2日(水)の記録》

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長崎の締めは鯛茶漬け … おさかな家族「雑魚屋(ざこや)」(長崎)

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 立飲み処「紫羊」を出て、長崎駅に隣接している「アミュプラザ長崎」の5階食堂街へ。

 おさかな家族「雑魚屋」にやって来た。

 ここに、ぜひとも食べておきたい〆の料理があるのだ。

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 それは、店の外にも掲示されている「ミニ鯛茶漬け」(530円+税)だ。

 この店には、飲んだ後の〆にもピッタリの「ミニ丼」が何種類かあって、「ミニ鯛茶漬け」もその内の1品なのである。

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 「ひとりです」と店に入ると、おねえさんが「あと5分ほどでラストオーダーですが、よろしいですか?」と確認しながら、お茶を出してくれた。

 現在の時刻は午後8時過ぎ。コロナ対応で、閉店時刻を早めているようだ。

 〆だけなので問題ない。

 「はい、大丈夫です。『ミニ鯛茶漬け』と、『壱岐スーパーゴールド』(400円+税)をロックでお願いします」とその場で注文した。

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 すぐに出される麦焼酎「壱岐スーパーゴールド」のロック。

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 そして「ミニ鯛茶漬け」もやって来た。

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 どうですか! この鯛の美味しそうなこと!

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 先日の記事でも書いたとおり、真鯛の都道府県別漁獲量で見ると、長崎県は全国一位。

 だからこそ最後の〆として、この「ミニ鯛茶漬け」を、ぜひとも食べておきたかったのだ。

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 「鯛茶漬け」のメニューのところに、おすすめの食べ方が書かれているので、それに従って食べ進める。

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 最初はお茶漬けにはせず、そのままづけ丼としていただいた。

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 そして第2ステップへ。いよいよだしをかけて、お茶漬けにしていただくのである。

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 いやぁ、これはまた見るからに旨そうですねぇ!

 ど~れどれ。

 うんっ。これは間違いない。つまみにもなるいい味だ。

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 この店には、たっぷりの鯛+おひつごはんの「鯛茶漬け」(980円+税)や、さらにそれに天ぷらが付いた「鯛茶漬けと天ぷら膳」(1,280円+税)といったメニューもあるので、次の機会には最初からそれを注文するのもいいだろうなぁ。

 これだけで、お酒や焼酎が3~4杯はいけそうだ。

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 さっくりと30分ほどで食べ終えて、飲み終えて、お勘定は1,023円でした。

 どうもごちそうさま。

店情報前回) 《YouTube動画

《令和2(2020)年11月27日(金)の記録》

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1週間の出張も最終夜 … 立飲み処「紫羊(しよう)」(長崎)

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 長崎での仕事もすべて終了し、駅前のホテルに戻って来た。

 明日の朝には長崎を離れ、東京へと戻る予定だ。

 さて、今回の長崎出張の最終夜はどこで呑もうかな。

 新しいお店にするか、気になるお店を再訪するか。

 ちょっとだけ考えて、もう1度、「紫羊」に行ってみることにした。

 ふんわりと自分の世界に没入することができる小さな酒場が大好きなんだなぁ。

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 立飲み処「紫羊」は、長崎駅前の飲食店が並ぶ通りの、ビルの1階にある。

 このビルの中には、他にもバーやワイン酒場など、4軒の飲食店が入っている。

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 1階の「紫羊」の入口には、のれんが掛かっていて、その手前にメニューが掲示されている。

 店に入る前にメニューが確認できるので、初めての人でも安心できますね。

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 ほほぉ。今日は「ひらす刺身」(350円)もありますか。

 「かれいの煮付け」が250円というのも、ありがたいなぁ。

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 のれんをくぐると、そこは短い通路になっていて、その先に店の入口扉がある。

 入口手前、右側の小物置き場に消毒液が置かれているので、手を消毒してから店内に入りましょう。

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 店内はU字の立ち飲みカウンターのみ。

 ゆったりと10人、詰めれば15人は立てるだろうか。

 先客はU字の左奥側に2人。

 私はU字の先端の部分に立って、アサヒとキリンが選べる「瓶ビール」(中瓶510円)を、今夜はアサヒでもらい、つまみは「ひらす刺身」(350円)からスタートした。

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 「ひらす」というのは「ヒラマサ(平政)」のこと。

 九州出身の友人が、「晩ごはんのとき、親父んとこにだけヒラスの刺身が出されとって、それをつまみに酒ばチビチビと飲みよったったい。そいがうまそうで、うまそうで、はよ大人になりたかったなぁ」と話してくれたことを思い出した。

 九州では、それくらいよく食べる魚なのである。

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 瓶ビールに続いては、長崎県諫早市の地酒、「杵の川」(450円)を燗酒でいただいた。

 熊本以北の九州各県では、日本酒も焼酎も造られていて、しかもそれらがみな美味しいのがうらやましい。

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 合わせるつまみは「かれいの煮付け」(250円)。

 支払いは、品物と引き換え払いのキャッシュ・オン・デリバリー。

 カウンター上に置かれた専用のプラスチック容器にお金を入れておくと、そこから料金を取っていってくれるのだ。

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 「地だこ刺身」(350円)。たこも旨いなぁ。しかも安いし!

 日本の最西端に位置し、三方が海で囲まれている長崎県で獲れる魚は、250種類以上と日本一。

 漁獲量で見ても、くろまぐろ、いさき、さざえ、あじ類、ぶり類、たい類は全国1位。

 さらに、そうだがつお類、いわし類、さば類、あなご類、あまだい類も全国2位という、ものすごさなのだ。

 だから鮮度のいい魚介類を安い値段でいただくことができるんですね。

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 明日は帰るだけだから、今夜は思いっきり飲むぞ!

 「杵の川」の燗酒に続いては、長崎県壱岐市の麦焼酎「壱岐ゴールド」(330円)をロックでもらった。

 長崎にやって来てから五夜連続での「壱岐ゴールド」。これがうまいんだ。

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 つまみとして、カウンター内の「おでん鍋」から、「いわしバーグ」(140円)と「げそ天」(140円)を取ってもらった。

 練りものがたくさん入っているからか、出汁の旨みが強くていいね。

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 「壱岐ゴールド」のロックをおかわりし、つまみはカウンター上に置かれている乾きものの中から選ぶことにする。

 ここのつまみは、1個が20円とか、50円といった値段で選べるのが面白い。

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 迷いに迷って選んだのは「焼きあご」(50円)。

 ほわんと感じる甘みが、麦ロックにもよく合うねぇ!

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 たっぷりと2時間以上立ち飲んで、品物と引き換え払いでの支払い合計は2,900円でした。どうもごちそうさま。

 長崎に来たら、ぜひまた来たい酒場です。

店情報前回) 《YouTube動画

《令和2(2020)年11月27日(金)の記録》

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長崎駅前の酒場に潜入 … 立飲み処「紫羊(しよう)」(長崎)

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 長崎での4夜め。

 これまで3夜連続で、ホテルから直結の「アミュプラザ長崎」での夕食だったが、今夜は駅前の酒場街にでかけてみよう。

 この近くで人気の酒場と言えば、おでんの「桃若」や、「魚店亜紗」「凛々丸」「ほおずき」などもあるのだが、周辺を見て歩いていて気になったのがここ、立飲み処「紫羊」だった。

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 店頭にメニューが掲示されているのだが、つまみは1個60円の「ゆで卵」から始まって、「枝豆」や「やっこ」の130円、「おでん」各種が140円、「塩さば」「玉子焼き」などが290円と続き、もっとも高い「刺身」だって350円だ。

 よしっ。店名も「紫羊」だし、ここに『しよう』!

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 店内は、U字の立ち飲みカウンターのみ、15人程度分。

 その空間を、女将ひとりが切り盛りしている。

 先客は3人。U字の右奥に2人、左奥に1人だ。

 私はU字カウンターの手前のほうに立ち、まずは「瓶ビール」(510円)を注文すると、アサヒとキリンが選べるという。キリンを選ぶと、一番搾りの中瓶が出された。

 支払いは、品物と引き換え払い(キャッシュ・オン・デリバリー)で、カウンター上に置かれたプラスチック容器にお金を入れておくと、そこからお金を取って、お釣りをのせてくれる。

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 印刷された定番のメニューの他に、ホワイトボードの手書きメニューもあって、そこに「本日のおすすめ」が書き出されている。

 「くじら刺身」や「地だこ刺身」が350円というのも嬉しいが、「焼きビーフン」が250円ってどうよ! 安すぎない?

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 そんな中から、まずは「くじら刺身」(350円)を注文すると、カウンター内の調理場で、女将が刺身を盛り付けて出してくれた。

 「くじら刺身」と言いつつも、ちょっと「おばいけ(さらし鯨)」っぽい感じかな。これはこれで良いですねぇ。

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 カウンター上には袋菓子なども置かれている。

 「あたりめ」「カルパス」「豆各種」が170円、「チップス」が120円、「チーズ」が100円といったラインナップ。

 何種類かの缶詰もあるようで、こちらは300円。

 駅の近くに、こうやって安く飲める酒場があるのは、ありがたいことですね。

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 続いては「おでん」(各140円)をもらう。

 おでん鍋は、カウンターの一番奥のほうにあって、こっちからはよく見えないのだが、おでんを注文しようとすると、おでん専用のメニューを持ってきてくれた。

 ほほぉ。丸天、野菜天、ごぼう天、いか天、……のように「なんとか天」という具材が多いのが面白い。

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 そんな中から「あじ天」と「厚揚げ」をいただいた。

 『多くの「なんとか天」の中から、よく間違えずに「あじ天」を取り出すことができるなぁ』と思いながら、女将がおでんを取り分けるのを見ていると、それぞれの「なんとか天」は、四角かったり、丸かったり、棒状だったりと、形状が違っているようだ。

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 ビールを飲み干して、次なるお酒を選ぶ。

 おっ! ここにもあるある、麦焼酎「壱岐ゴールド」(330円)。

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 さっそくその「壱岐ゴールド」をロックで注文すると、ボンキュボンとくびれた独特な形状のグラスで焼酎が出され、それとは別に、たっぷりと氷が入ったグラスが出された。

 水はカウンター上に置かれているので、このセットでロックでも飲めるし、水割りでも飲める。

 お湯のポットもあるので、氷なしのグラスをもらえば、お湯割りでもいける。

 焼酎をボトルでキープしている常連さんが多いようだ。

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 おでん2個で焼酎を飲みきって、「壱岐ゴールド」をお代わりするとともに、満を持して「焼きビーフン」(250円)を注文した。

 この「焼きビーフン」が具沢山で、とってもいい「つまみ」兼「しめ」の一品となった。

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 1時間半ほど立ち呑んで、キャッシュオンでの支払い合計は2,050円。

 いい酒場を知ることができて、とても嬉しい一夜となりました。

 どうもごちそうさま。

店情報YouTube動画

《令和2(2020)年11月26日(木)の記録》

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店情報: 立飲み処「紫羊(しよう)」(長崎)

  • 紫羊 店名: 立飲み処 紫羊
  • 電話: 095-827-8337
  • 住所: 850-0057 長崎県長崎市大黒町9−7 HSビル102
  • 営業: 16:00-22:30、日祝・第2土休
  • 場所: JR長崎駅出口から徒歩3分、長崎駅前の電停から徒歩2分(160m)ほど。「吉野家」と「ファミリーマート」の間の道を入った先、右手。
  • メモ: 2006年9月オープン。U字の立ち飲みカウンターのみの店内を女将ひとりが切り盛り。ゆっくりと10名、詰めれば15名ぐらい入れそう。すいてる時は2脚ほどある椅子を出して座って飲むこともできる。お勘定は品物と引き換え払い(キャッシュ・オン・デリバリー)。
    〔本日のおすすめ(日替りホワイトボード)の例〕ひらす刺身350、くじら刺身350、地だこ刺身350、あじみりん200、焼きビーフン250、かれいの煮付け250、かぼちゃの煮物250、玉ねぎの酢の物250、あじフライ190、メンチカツ190。
    〔料理〕ゆで卵1個60、おでん(だいこん、玉子、厚揚げ、丸天、野菜天、ごぼう天、いか天、あじ天、えそ天、コーン天、いわし天、いわしバーグ、ぎょうざ巻、こんにゃく、ちくわ、すじ、きんちゃく、しらたき、うずら卵天、じゃがいも)各140、漬け物130、キムチ130、枝豆130、やっこ130、自家製らっきょ130、もろきゅう220、トマトスライス220、ポテトサラダ290、野菜サラダ290、塩さば290、玉子焼き290、豚バラ串焼き2本290、そうめん300、うどん350、刺身350。
    《乾きもの》あたりめ170、カルパス170、豆各種170、チップス120、チーズ100、かんづめ300、コンビーフ350、焼きそば200、など。
    〔飲物〕生ビール370、瓶ビール510、白波320、黒霧島320、二階堂320、壱岐ゴールド330、久米仙(古酒)330、賀茂鶴純米470、越乃寒梅470、立山470、杵の川450、梅酒300、サワー(カシス・巨峰・梅・ライム・レモン)320、V.S.O.P.350、サントリー角330、ハイボール450、バーボン350。
    《ボトルキープ(料理を300円以上注文すること。それ未満の場合は氷・お湯代として300円)》白波5合瓶2,200、黒霧島5合瓶2,200、赤霧島5合瓶2,600、二階堂5合瓶2,200、壱岐ゴールド5合瓶2,500。(2020年11月調べ)

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白鉄火はヒラスの巻物 … 長崎鮮魚「すし活(すしかつ)」(長崎)

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 長崎での3日目の夕食も、ホテルから直結している「アミュプラザ長崎」のレストラン街へ。

 ここだけで15軒ほどの飲食店があるので、三日連続で通っても、まだまだ新しいお店があるのだ。

 今夜は、以前から気になっていた『魚屋の回転寿司 すし活』にやってきた。

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 なぜ気になっていたかというと、毎日、店頭に書き出されている長崎産の魚介の数々と、お客の入り。

 地元の人気店のようで、いつも多くのお客さんでにぎわっているのだ。

 コロナ禍のこういうご時勢でもあるので、あまりお客さんが多いようだったら別の店にしようと思いながら、店内を見てみたところ、カウンターの奥のほうが割りとすいていたので、ここぞとばかりに入店したのでした。

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 まずは瓶ビール(キリン一番搾り中瓶580円、以下すべて税別表記)をもらって、のどを潤しながら、最初にいただくべき料理を確認する。

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 なにしろ回転寿司なので、目の前のレーンにもお寿司は流れているのだが、近海物などの、ちょっとスペシャルなものは、その都度、注文して握ってもらうようなのだ。

 おぉ。お寿司のみならず、内容が日替わりとなる「旬魚刺身盛合せ」(1,000円)なんてのもありますねぇ。

 まずはこれをいただきましょう。

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 出てきた「旬魚刺身盛合せ」は、瀬付きアジ、太刀魚、赤エビ、ヒラス、タイという5種盛り。

 ヒラスというのは、ヒラマサのこと。九州では、このヒラスをよく食べるのです。

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 『地元の魚には、地元のお酒』ということで、長崎県佐世保市の地酒「梅ヶ枝」(1合400円)を熱燗でいただく。

 あぁ。やっぱり刺身には燗酒ですねぇ!

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 刺身盛合せも残り少なくなってきたので、次は何にしようかと、カウンター上に置かれたメニューや、カウンターの上部にずらりとぶら下がっている短冊メニューを確認する。

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 おっ。「あら汁」(280円・(小)190円)がある。これにしよう!

「すみません。『あら汁』をお願いします」と注文すると、

「『あら汁』は赤味噌と白味噌。どちらにいたしましょうか?」と店のおねえさん。

 なんと! 味噌が選べるのか。どっちが美味しいんだろうなぁ。

「長崎は、どちらで召し上がる方が多いんですか?」と聞いてみると、

「そうですねぇ。白が多いでしょうか」という返事。

「それじゃ、今回は白味噌でお願いします」と注文が確定した。

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 待つことしばし。出てきた「あら汁」の美味しそうなこと。

 昨日の「貝汁」もそうだけど、旨みの強い汁でいただくお酒が、これまたとても良く合うんですよねぇ。

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 温かい「あら汁」には、冷たいお酒ということで、今度は長崎県諫早市の「杵の川」(300ml瓶720円)の冷酒をいただいた。

 あったかい汁をつまみに、よく冷えた日本酒。そして時々、あらの身。

 これまた幸せな時間ですねぇ。

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 この「あら汁」。けっこうボリュームがあってびっくり。

 だから普通の「あら汁」の他に、「あら汁(小)」というメニューも用意されてるんですね。

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 最後に、お寿司を何皿かいただいて〆ようと思ってたんだけど、もうけっこう満腹で、そんなに入りそうにない。

 何か一品だけいただいて、それで終了にしようと思いながら、改めてメニューを確認していると、すぐ近くのお客さんから「白鉄火巻しろてっかまき」(230円)の注文が飛んだ。

『白鉄火巻? なんじゃそりゃ?』

 と思いながらメニューを探すと、日本語では「白鉄火巻」だけど、英語では「Hirasu tekkamaki」と書かれている。

 なるほど! ヒラスの巻き物のことなのか。

 これは美味しそう。私もこれにしよう!

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 出てきた「白鉄火巻」は、見た目も美しいし、味ももちろん素晴らしい。

 冷酒と一緒に、ゆっくりと噛みしめながらいただきました。

 この「白鉄火巻」もまた、他では見たことがない、長崎ならではのお寿司なんですねぇ。

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 2時間半近く楽しんで、今宵のお勘定は3,971円でした。どうもごちそうさま。

店情報YouTube動画

《令和2(2020)年11月25日(水)の記録》

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店情報: 長崎鮮魚「すし活(すしかつ)」(長崎)

  • すし活 店名: 長崎鮮魚 すし活 長崎アミュプラザ店
  • 電話: 095-808-1501
  • 住所: 850-0058 長崎県長崎市尾上町1-1 アミュプラザ長崎5F
  • 営業: 11:00-22:00、無休
  • 場所: JR長崎駅直結(アミュプラザ長崎5階)
  • メモ: 46席(カウンター28席、ボックス6人×3卓)。公式サイトあり。
    〔料理〕《一皿132円》納豆巻、いなり、かにかま、かっぱ巻、山芋軍艦、納豆軍艦、コーン軍艦、おくら軍艦、シーチキン軍艦。
    《一皿176円》鉄火巻、ねぎトロ軍艦、甘海老、アボカド、やりいか姿、手作りだし巻、とびっこ軍艦、鯛の皮ぽん軍艦、南高梅の梅しそカッパ巻、野菜サラダ、コーヒーゼリー。
    《一皿209円》炙りまぐろ、海老、活あじ、地たこ、つぶ貝、生サーモン、炙りサーモン、辛子明太子軍艦、あさり汁(小)、あら汁(小)、杏仁豆腐。
    《一皿253円》しめ鯖、黄金ぶり、やりいか、炙りしめさば、オニオンサーモン、白鉄火巻、炙り海老マヨ。
    《一皿308円》漬けまぐろ、上ねぎトロ軍艦、まぐろ柚子塩、まぐろアボカド巻、水いか、海老アボカド、サーモンチーズ、スパイシーサーモン、甘海老いくら軍艦、ねばねば3種盛(山芋・おくら・納豆)、お子様すし活丸(海老・玉子・コーン軍艦)、長崎の活鯛、あら汁(大)、茶碗蒸し、自家製焼プリン、フルーツ盛り合せ、バナナクレープ、サーモンサラダ。
    《一皿363円》本まぐろトロ、上トロ鉄火巻、かにアボカド巻、ズワイガニ軍艦、穴子クリームチーズ巻、ほたて、炙りほたて、いくら軍艦、大トロサーモン、黄金ひらす、本日の青物3種盛、サーモン三昧(生・オニオン・トロ)、アイドル三昧(活鯛・生サーモン・海老)、北海三昧(ほたて・サーモン・甘海老)。
    《一皿440円》本まぐろ中トロ、生うに、赤海老、一本穴子、名物煮穴子、穴子塩にぎり、長崎の活ひらめ、活ひらめ塩レモン、本日の地魚3種盛、海老三昧(海老・甘海老・小海老)、うに・いくら軍艦、数の子、チョコレートパフェ。
    《一皿550円》活さざえ、うなぎ蒲焼、特大有頭海老。
    《一皿660円》本まぐろ大トロ、ごんあじ、地生うに、こぼれいくら。
    〔飲物〕ビール(ジョッキ)572、ノンアルコールビール440、ハイボール528、梅酒572、冷酒836、みぞれ酒990、オレンジ209、コーラ209、カルピス209、ウーロン茶209、メロンソーダ209、カルピスソーダ209、カルピスメロンソーダ209。(2020年11月調べ)

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貝汁つまみに麦ロック … ごはんカフェ「百菜(ひゃくさい)」(長崎)

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16:10 長崎市内での仕事を終えて、長崎駅前のホテルに帰着。今夜も長崎泊まりだ。

17:14 ホテルの部屋で、メールのやり取りなどをした後、ちょっと早めの夕食に出発。

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17:20 そして今夜も、ホテルの5階から直結している「アミュプラザ長崎」のレストラン街へ。

 たとえ外が嵐だったとしても、全く気にすることなくやって来れる、このレストラン街の存在は大きい。

 今日はいい天気なので、外に出かけても何の問題もないんだけれど、それでも近いのは嬉しいよね。

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 昨夜行った「おさかな家族 雑魚屋」の向かいにある「ごはんカフェ 百菜 旬」に入り、2人用テーブルの1卓に座る。

 ひとり客はみんな、2人用テーブルに通されるようだ。

 その席に座ると同時に、「生ビール」(今だけ半額、265円。以下、価格はすべて税別表記)と、9種盛りの「百菜プレート」(730円)を注文。

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17:22 生ビール到着。

 『注文するやいなや』という速さでの生ビールがうれしいですねぇ。

 最初の一口をグビッといただくと、頭の中が、それまでの仕事モードから、すっと酒場浴モードに切り替わっていく。

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17:34 生ビールが出てから10分以上たって、「百菜プレート」が到着。

 昨日の「おさかな家族 雑魚屋」もそうだったけど、ここも料理の出がちょっと遅いんだなぁ。

 「百菜プレート」の内容は、根菜サラダ、塩さば、揚げしんじょ、だしまき卵、海老マヨ、ロールキャベツ、湯葉の刺身、お漬物、ごま豆腐。

 少量ずつ、多品種なのが呑兵衛向けで嬉しいですね。

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17:47 生ビールを飲み終えて、清酒「白鶴」(1合400円)を燗酒でいただく。

18:04 これまでホールは、おねえさん一人でのオペレーションだったが、ここでもう一人加わって2人体制となった。

 やはり午後6時過ぎぐらいから、本格的に忙しくなるんだろうな。

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18:33 燗酒に続いては、長崎の麦焼酎「壱岐ゴールド」(360円)をロックで注文し、合わせるつまみとして、「貝汁単品」(300円)を選んだ。

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18:35 「壱岐ゴールド」ロック到着。

 料理は待たせても、お酒は待たせない。このオペレーションは素晴らしいです。

 ックゥ~~ッ。やっぱり「壱岐ゴールド」はうまいのぉ~っ!

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18:42 貝汁も到着。大ぶりのアサリが6個入っている。

 あったかい汁をつまみに冷たい麦ロック。そして時々アサリ。

 これはいい組み合わせだ。幸せじゃ。

 この貝汁の存在を発見できたことが、今日一番の大きなポイントだなぁ。

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 この店には、食事をする人たちに向けた通常の定食メニューの他に、お酒とおつまみのメニューが用意されている。

 初めて訪れた前回は、すべてこのメニューの中から選んだのでした。

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 2度めの訪問となった今日は、「百菜プレート」をつまみに、生ビールと燗酒をいただきながら、この店のメニューを、隅から隅までじっくりと観察しましたねぇ。

 これもまた「酒場浴」的な楽しみ方の一つ。

 特にこの店のように、テレビもラジオもない店では、メニューそのものが観察の対象物となるのです。

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 そしてそのほんの片隅に、「貝汁単品」のメニューがあることを発見したのでした。

 何ページものメニューがあるなかで、「貝汁単品」が登場するのはここだけ!

 こういうなんでもない発見が嬉しいんですよねぇ。

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19:13 すべてを食べきって、飲みきって、テーブル上に置かれたレシートを持ってレジへ。

 今夜のお勘定は2,260円でした。どうもごちそうさま。

店情報前回) 《YouTube動画

《令和2(2020)年11月24日(火)の記録》

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ひとりで黙って酒場浴 … おさかな家族「雑魚屋(ざこや)」(長崎)

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 土曜日に福山から都内の自宅に戻り、日曜日をゆっくりと過ごしたら、祝日の月曜日には、明日からの仕事に向けて長崎へと移動である。

 今日は「勤労をたつとび、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう」という勤労感謝の日。

 こうやって働けていることに感謝、感謝、ですね。

 昼ごろに自宅を出発し、羽田からひとっ飛び。午後5時前には長崎駅前に到着した。

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 先々週と同じ駅前のホテルにチェックインし、これまた先々週と同じように、ホテルの5階から直結している「アミュプラザ長崎」のレストラン街にある、おさかな家族「雑魚屋」で夕食である。

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 「ひとりです」と店に入ると、三つ並んだ2人用テーブルの、真ん中のテーブルに案内された。

 この店にはカウンター席はないが、2人用テーブルがたくさんあるので、ひとりでも大丈夫なのだ。

 注文するものはもう決まっている。

 「今だけ半額!」の「生ビール(中)」(265円、以下すべて税別表記)と、おつまみ9品が盛り合された「晩酌膳」(1,030円)だ。

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 生ビールはすぐにやって来た。

 私が通されたこの空間にある2人用テーブル席は、三つともすべて空席だったのに、なぜあえて真ん中のテーブルに案内されたんだろう?

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 そう思いながら、改めて両側のテーブル席を観察してみると、どちらのテーブルも、そのさらに向こう側のテーブルとは、格子状のついたてで隔てられているだけで、空気は素通しの状態。

 テーブルの両側が通路で隔てられているのは、この真ん中のテーブル席だけのようだ。

 なるほど、それでこの席に案内してくれたわけですね。

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 1杯めの生ビールを飲み干したころ合いで、「晩酌膳」がやって来たので、生ビールもおかわりした。

 「晩酌膳」の9品は、上段の刺身3品がタイ、マグロ、ヒラス(ヒラマサ)。

 中段の3品はタラ南蛮、エビマヨ、サバ塩焼き。

 そして一番手前は、漬物(柴漬)、自家製豆腐、切干大根煮だ。

 お店のスタッフが足りないのか、料理の出がやや遅いのが、この店の最大の欠点ですねぇ。

 急いでいる時には向かないけれど、料理は美味しいし、居心地は悪くないので、時間に関係なく、ボーッと過ごしたい人向けです。

 私自身は、まさにその『ひとりで黙って酒場浴』的な飲み方(酒場マインドフルネス)が大好きなので、まったく問題ありません。

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 少量ずつ多品種の呑兵衛向け「晩酌膳」で、2杯めの生ビールも飲み干して、続いては長崎に来たら絶対に飲みたい1杯、麦焼酎「壱岐スーパーゴールド」(400円)である。

 美味しいよねぇ、この焼酎。

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 最後に「もちもち水餃子」(380円)での〆を目指したが、なんとこれが売り切れ。

 代わりに、ちょっと気になっていた「鶏皮串」(3本360円)をもらった。

 ここの「鶏皮串」は、博多風のカリッとした皮ではなくて、やわらかく普通に焼き上げたもの。

 これはこれでいいですね。

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 ゆっくりと2時間ほどの「酒場浴」。今夜のお勘定は2,991円でした。

 どうもごちそうさま。

店情報前回) 《YouTube動画

《令和2(2020)年11月23日(月)の記録》

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瀬戸内の味・小イワシ … やき鳥「鳥好(とりよし)」(福山)

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 因島いんのしま(広島県)での仕事を終えて、福山まで戻ってきたのは午後6時前。

 まだ東京へ帰ることができる時間ではあるが、金曜日でもあるし、無理をせず、明日(土曜日)の昼間の新幹線で帰ることにして、今日は福山で一泊。

 元々そういう予定で、ホテルも新幹線も事前に予約しておいたのだ。

 ホテルに荷物を置いて、ひとりで夕食に出かける。

 ホテルから一番近い「自由軒」は、外から見てもわかるほどの満員状態。

 金曜日の午後6時過ぎだから、そうでしょうねぇ。「自由軒」が満員であろうことは、あらかじめ織り込み済みだ。

 「自由軒」の前をそのまま通過して、向かったのは今宵の第一候補店、昭和41(1966)年創業の「鳥好」である。

 「自由軒」と「鳥好」とは、徒歩1分ちょっと(約100m)の近さなのだ。

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 「鳥好」の店内は、右手の小上がり席にはグループ客が多いものの、左手のカウンター席は、奥のほうに空席があって、そこに座ることができた。

 まずは生ビールに、焼き鳥2本と、冷奴ハーフ、枝豆ハーフがセットになった、お得な「晩酌セット」(1,000円、以下価格はすべて税別表記)を注文する。

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 あっという間に出される生ビール。

 毎度のことながら、仕事終わりのこの一杯が、たまりませんなぁ!

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 追いかけるように枝豆もやってきた。

 ひとさや手にとっては、唇にあてて、キュッと豆を押し出していただく。

 そして追いかけるように生ビール。あぁ、うまいっ。

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 冷奴も到着。

 枝豆も大豆ならば、冷奴も大豆。

 とっても健康的で、ありがたい感じがしますねぇ。

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 焼き鳥2本も焼き上がってきました。

 その内容は「串(ねぎま)」(単品150円)と「つくね」(単品200円)。

 焼き鳥は「鳥好」の看板メニュー。ここに来たら、必ず食べとかなきゃね。

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 「晩酌セット」の生ビールを飲み干して、アサヒスーパードライとキリンクラシックラガーが選べる「大瓶ビール」(630円)を、キリンでもらう。

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 そのビールを飲みながら、次なるつまみを検討する。

 「鳥好」に来たら、「どて煮(とり皮のみそ煮)」も食べたいし、「ささ天」・「ずり天」や「スープ鍋」も捨てがたい。

 う~む。どうするかなぁ。

 メニューのあちこちを見ながら一所懸命考える。

 この時間がまた好きなんだ。

 ひとり呑みの大きな楽しみの一つですよねぇ。

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 そして選んだのは、「瀬戸内の味」「めったに入らない!」という注釈が入れられている、「小イワシの天ぷら」(500円)。

 呉にいるときによく食べた、大好物の料理です。

 他に気になったのは、福山特産の「くわいの唐あげ」(400円)と、季節限定の広島県産「カキフライ」(700円)だなぁ。

 大食い選手のように、あれもこれも食べられたら、メニュー上の好きなものを、好きなだけ食べられるんだろうけど、普通の人はそんなに食べられない。

 そこが悩ましいところです。

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 大瓶ビールの次は、熱燗でももらおうかなぁ、とメニューを確認していたところ、お店のおねえさんに、

「今、お店のLINEを登録してもらうと、グラスの生ビールをサービスというキャンペーンをやってるんですよ。よろしかったら、いかがですか?」

 と声をかけてもらって、さっそくLINEを登録。グラス生ビールをいただきました。

 今日はすっかりビールデイですねぇ。

(このLINE登録キャンペーンは、2020年11月末で終了しています。)

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 1時間半ほどの『酒場マインドフルネス』。今夜のお勘定は2,340円でした。どうもごちそうさま。

 そして「鳥好」は、この記事を書いた2021年5月5日に、ちょうど創業55周年を迎えたそうです。おめでとうございます!

店情報前回) 《YouTube動画

《令和2(2020)年11月20日(金)の記録》

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昼食に生ビールセット … 酒房「灘(なだ)さんちか店」(神戸三宮)

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 神戸での仕事は午前中に終わり、午後は明日からの仕事のために、さらに西に向かっての移動である。

 その移動の前に、ひとりでランチにやって来たのは、昨日、夕食をいただいた酒房「灘」。

 昨日は酒房「灘」の『さんプラザ店』だったが、せっかくなので今日は『さんちか店』にしてみた。

 この両店は、直線距離で200mほどと、すぐ近くにあるのだ。

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 なぜ酒房「灘」に再訪したかというと、そのわけは昨日、飲み終わるころに知った「生ビールセット」(850円)の存在にある。

 単品だと500円の生ビールに、枝豆、鶏唐揚げ、餃子、玉子焼き、キャベツの千切りが盛り合されたワンプレートが付いて850円と、実にお得なセットなのだ。

(注:セットの内容は替わることもあるらしい。)

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 店に着いたのは午前11時50分。

 まだ正午前だけど、店内はけっこうにぎわっている。

 一人なのでカウンター席に座らせてもらうと、席はひとつ飛ばしで使うようになっていて、となりの席との間にはアクリル板があり、カウンターの中とは透明なビニールシートで仕切られている。

 こうやって、しっかりと感染防止をしてくれていることも、大勢のお客さんたちでにぎわう理由のひとつなんでしょうね。

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 さっそく「生ビールセット」を注文すると、あっという間に生ビールがやって来た。

 ックゥ~~ッ! 昼から飲む生ビールの、なんと美味しいことよ!

 改めてまわりを見てみると、平日ということもあって、8割ぐらいのお客さんは定食を食べているが、自分も含めて、残る2割ほどのお客さんは昼から飲んでいる。

 私が愛してやまない、呉「森田食堂」や、福山「自由軒」、赤羽「まるます家」などと同じような、『呑兵衛にも愛される大衆食堂』の空気を感じますねぇ!

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 待つことしばし。「生ビールセット」のワンプレートおつまみもやって来た。

 しかしながら、大勢のお客さんで、料理の出がちょっと遅かったこともあって、最初の生ビールはちょうど飲み干してしまった。

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 大急ぎで瓶ビール(アサヒドライ中瓶、520円)を追加注文すると、ビールはあっという間にやって来た。

 どんなに混んでても、飲みものは待たせてはいけない。これが酒場の基本だ。とても嬉しいですねぇ!

 瓶ビールに合わせてグラスも出してくれたけど、せっかくなので空いたジョッキにビールをついで、グイグイといただいた。

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 さっくりと1時間ほどの昼飲みタイム。

 生ビールセットと、追加の瓶ビールでのお勘定は1,370円。

 Suicaでピッと支払って、店を後にした。

 どうもごちそうさま!

店情報YouTube動画

《令和2(2020)年11月17日(火)の記録》

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店情報: 酒房「灘(なだ)さんちか店」(神戸三宮)

  • 酒房 灘 店名: 酒房 灘 さんちか店
  • 電話: 078-391-5559
  • 住所: 650-0021 兵庫県神戸市中央区三宮町1-10-1 さんちか味ののれん街
  • 営業: 11:00-21:30(21:00LO)、第3水休
  • 場所: JR 三ノ宮駅 徒歩1分
  • メモ: 公式サイト食べログ。以下、価格は税込み。
    〔料理〕
    《ボードの手書きメニュー(日替りオススメの一例)》串あげ5本盛り550、まぐろのすき身370、かつおの酒盗370、まぐろ山かけ830、釜あげしらす420、ごま豆腐420、明太おろし420、しょうが昆布400、とろろごはん380、すじコン煮470、キスのフライ500、いかのフライ420、アジフライ500、いか天420、あげギョーザ320、いかの塩から320、ホッキ貝酢味噌470、かれいの煮付け600、山いも浅漬320、みょうが酢みそ320。
    《おすすめ》生セット850、お造り五種盛り1,030、お造り三種盛り880、サーモンお造り600、まぐろ山かけ830、まぐろすき身370、イカの塩辛320、はまちかま塩焼き600、イカ一夜干し520、はも皮420、すじこん煮470、すじこん玉子とじ620、たこ酢みそ320、たこ酢520、たこ天520、たこぶつ620、みょうが酢みそ320、きゅうり1本漬370、なす揚げひたし420、一口マグロカツ600、いか天420、イカフライ420、キスフライ500、アジフライ500。
    《揚げ物》ちくわ天ぷら320、れんこん天ぷら420、するめ天ぷら420、ポテトフライ420、きす大葉揚げ470、げその天ぷら470、たこから揚げ520、とりから揚げ520、天ぷら盛合せ880、えび天ぷら500、野菜天800。
    《一品》オニオンスライス320、南京町の餃子320、だし巻き320、ポテトサラダ320、トマト420、冷奴420、わかめ酢420、なすの田楽420、げその塩焼き420、めざし420、えいのひれ420、ちりめんおろし420、チーズクラッカー500、野菜サラダ520、山いも短冊520、月見とろろ520、くじらベーコン620、スタミナ牛肉炒め730、一品 魚 520、あげだしとうふ(単品)500、チキン南蛮(単品)520、まぐろ丼(単品)830。
    《おでん》とうふ150、玉子150、こんにゃく150、ちくわ150、大根190、じゃがいも190、わかめ190、厚揚げ230、丸天230、結びこんにゃく230、すじ270、いか天270、ごぼう天270、昆布270、具だくさんがんも270、ホタテ串320、ねぎま串320、ころ520。
    《焼鳥・焼野菜(各1串200)》ささみ、み、砂ずり、手羽先、皮、きも、ねぎみ、つくね、わさび、梅しそ、ししとう、山芋、玉ねぎ。
    《串揚げ(各1串価格)》えび170、ほたて170、きす170、げそ170、豚肉170、玉ねぎ130、じゃがいも130、ししとう130、れんこん130、チーズ130、ウインナー130。
    《刺身》はまち600、鯛600、いか730、マグロ730、盛り合わせ880、まぐろ山かけ830。
    《定食(+250で味噌汁をミニ粕汁に変更可)》サービス定食(数量限定)800、天ぷら定食980、おでん定食910、魚定食910、とりから揚げ定食880、すき焼き定食980、灘定食820、とんかつ定食910、かつ丼850、海鮮づけ丼850、まぐろ丼930、チキン南蛮定食900、粕汁定食980、上粕汁定食1,200、カキフライ定食1,000、刺身定食1,000、竹御膳1,300、松御膳1,500。おにぎり(梅・かつお・鮭・たらこ)1個200、お茶漬け(梅・のり・鮭)500、ご飯150、お味噌汁150、粕汁(小)400・(大)650。
    〔飲物〕
    《日本酒(1合)》〈上撰〉菊正宗500、白鹿500、白鶴500、櫻正宗500、月桂冠500。〈特選〉菊正宗680、白鷹680、黒松剣菱680。〈樽酒〉菊正宗500。〈純米酒〉福寿620、沢の鶴650。〈冷酒〉菊正宗(上撰)500・(大吟醸)680、八鹿にごり酒500。〈全国の地酒〉酔鯨(高知)680、男山(北海道)680、春鹿(奈良)680、出羽桜(山形)680、銀嶺立山(富山)680。
    《焼酎》〈麦〉嬉助500、二階堂500。〈芋〉茂助500、薩摩宝山500、久耀(くよう)620。〈泡盛〉久米仙570。〈米粕〉菊正宗七年貯蔵620。(レモン50・80・150)
    《梅酒》梅酒原酒、みかん梅酒(ロック)450・(水割り)450・(ソーダ割り)450。
    《ビール》生ビール(中)500・(小)300・(グラス)200、アサヒドライ中瓶520、キリンラガー中瓶520。
    《ノンアルコールビール》アサヒドライゼロ400。
    《ウイスキー》ブラックニッカ(ロック)470・(水割り)470・(ハイボール)470、サントリー角瓶(ロック)470・(水割り)470。
    《ワイン》フランジア(赤・白)(グラス)450・(ボトル300ml)850。
    《カクテル》カシスウーロン450、カシスオレンジ450、カシスソーダ450。
    《チューハイ》レモン450、ライム450。
    《ソフトドリンク》ウーロン300、オレンジジュース300。
    (2020年11月調べ)

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