1週間の出張も最終夜 … 立飲み処「紫羊(しよう)」(長崎)
長崎での仕事もすべて終了し、駅前のホテルに戻って来た。
明日の朝には長崎を離れ、東京へと戻る予定だ。
さて、今回の長崎出張の最終夜はどこで呑もうかな。
新しいお店にするか、気になるお店を再訪するか。
ちょっとだけ考えて、もう1度、「紫羊」に行ってみることにした。
ふんわりと自分の世界に没入することができる小さな酒場が大好きなんだなぁ。
立飲み処「紫羊」は、長崎駅前の飲食店が並ぶ通りの、ビルの1階にある。
このビルの中には、他にもバーやワイン酒場など、4軒の飲食店が入っている。
1階の「紫羊」の入口には、のれんが掛かっていて、その手前にメニューが掲示されている。
店に入る前にメニューが確認できるので、初めての人でも安心できますね。
ほほぉ。今日は「ひらす刺身」(350円)もありますか。
「かれいの煮付け」が250円というのも、ありがたいなぁ。
のれんをくぐると、そこは短い通路になっていて、その先に店の入口扉がある。
入口手前、右側の小物置き場に消毒液が置かれているので、手を消毒してから店内に入りましょう。
店内はU字の立ち飲みカウンターのみ。
ゆったりと10人、詰めれば15人は立てるだろうか。
先客はU字の左奥側に2人。
私はU字の先端の部分に立って、アサヒとキリンが選べる「瓶ビール」(中瓶510円)を、今夜はアサヒでもらい、つまみは「ひらす刺身」(350円)からスタートした。
「ひらす」というのは「ヒラマサ(平政)」のこと。
九州出身の友人が、「晩ごはんのとき、親父んとこにだけヒラスの刺身が出されとって、それをつまみに酒ばチビチビと飲みよったったい。そいがうまそうで、うまそうで、はよ大人になりたかったなぁ」と話してくれたことを思い出した。
九州では、それくらいよく食べる魚なのである。
瓶ビールに続いては、長崎県諫早市の地酒、「杵の川」(450円)を燗酒でいただいた。
熊本以北の九州各県では、日本酒も焼酎も造られていて、しかもそれらがみな美味しいのがうらやましい。
合わせるつまみは「かれいの煮付け」(250円)。
支払いは、品物と引き換え払いのキャッシュ・オン・デリバリー。
カウンター上に置かれた専用のプラスチック容器にお金を入れておくと、そこから料金を取っていってくれるのだ。
「地だこ刺身」(350円)。たこも旨いなぁ。しかも安いし!
日本の最西端に位置し、三方が海で囲まれている長崎県で獲れる魚は、250種類以上と日本一。
漁獲量で見ても、くろまぐろ、いさき、さざえ、あじ類、ぶり類、たい類は全国1位。
さらに、そうだがつお類、いわし類、さば類、あなご類、あまだい類も全国2位という、ものすごさなのだ。
だから鮮度のいい魚介類を安い値段でいただくことができるんですね。
明日は帰るだけだから、今夜は思いっきり飲むぞ!
「杵の川」の燗酒に続いては、長崎県壱岐市の麦焼酎「壱岐ゴールド」(330円)をロックでもらった。
長崎にやって来てから五夜連続での「壱岐ゴールド」。これがうまいんだ。
つまみとして、カウンター内の「おでん鍋」から、「いわしバーグ」(140円)と「げそ天」(140円)を取ってもらった。
練りものがたくさん入っているからか、出汁の旨みが強くていいね。
「壱岐ゴールド」のロックをおかわりし、つまみはカウンター上に置かれている乾きものの中から選ぶことにする。
ここのつまみは、1個が20円とか、50円といった値段で選べるのが面白い。
迷いに迷って選んだのは「焼きあご」(50円)。
ほわんと感じる甘みが、麦ロックにもよく合うねぇ!
たっぷりと2時間以上立ち飲んで、品物と引き換え払いでの支払い合計は2,900円でした。どうもごちそうさま。
長崎に来たら、ぜひまた来たい酒場です。
(次回) 21.07.31 鯨のすじポンでビール … 立飲み処「紫羊(しよう)」(長崎)
(食べログ) 立ち飲み処 紫羊 (居酒屋 / 長崎駅前駅、長崎駅、桜町駅)
〔この日の関連情報〕
今日も朝食は、長崎駅前の「吉野家」で、『朝牛お新香セット小盛りつゆだく』(437円=398円+税)。
『朝牛お新香セット小盛りつゆだく』というのは注文の符丁で、「牛丼」+「みそ汁」+「選べる小鉢」がセットになった「朝牛セット」を、「選べる小鉢はお新香で」、「牛丼は小盛りのつゆだくで」というのを短縮した言葉なのだ。
昨日、初めてこのセットをいただいて美味しかったので、今朝もリピートである。
お新香がたっぷりで、白菜以外にニンジンも入ってるのがいい。
このお新香、広島県福山市の備後漬物という会社が受託生産しているようだ。
昆布や唐辛子の他、ツブツブとした米麹も入っているのがポイントなのかな。
牛丼との相性が、とてもいい。
朝はこれで大満足じゃ!(笑)
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