白鉄火はヒラスの巻物 … 長崎鮮魚「すし活(すしかつ)」(長崎)
長崎での3日目の夕食も、ホテルから直結している「アミュプラザ長崎」のレストラン街へ。
ここだけで15軒ほどの飲食店があるので、三日連続で通っても、まだまだ新しいお店があるのだ。
今夜は、以前から気になっていた『魚屋の回転寿司 すし活』にやってきた。
なぜ気になっていたかというと、毎日、店頭に書き出されている長崎産の魚介の数々と、お客の入り。
地元の人気店のようで、いつも多くのお客さんでにぎわっているのだ。
コロナ禍のこういうご時勢でもあるので、あまりお客さんが多いようだったら別の店にしようと思いながら、店内を見てみたところ、カウンターの奥のほうが割りとすいていたので、ここぞとばかりに入店したのでした。
まずは瓶ビール(キリン一番搾り中瓶580円、以下すべて税別表記)をもらって、のどを潤しながら、最初にいただくべき料理を確認する。
なにしろ回転寿司なので、目の前のレーンにもお寿司は流れているのだが、近海物などの、ちょっとスペシャルなものは、その都度、注文して握ってもらうようなのだ。
おぉ。お寿司のみならず、内容が日替わりとなる「旬魚刺身盛合せ」(1,000円)なんてのもありますねぇ。
まずはこれをいただきましょう。
出てきた「旬魚刺身盛合せ」は、瀬付きアジ、太刀魚、赤エビ、ヒラス、タイという5種盛り。
ヒラスというのは、ヒラマサのこと。九州では、このヒラスをよく食べるのです。
『地元の魚には、地元のお酒』ということで、長崎県佐世保市の地酒「梅ヶ枝」(1合400円)を熱燗でいただく。
あぁ。やっぱり刺身には燗酒ですねぇ!
刺身盛合せも残り少なくなってきたので、次は何にしようかと、カウンター上に置かれたメニューや、カウンターの上部にずらりとぶら下がっている短冊メニューを確認する。
おっ。「あら汁」(280円・(小)190円)がある。これにしよう!
「すみません。『あら汁』をお願いします」と注文すると、
「『あら汁』は赤味噌と白味噌。どちらにいたしましょうか?」と店のおねえさん。
なんと! 味噌が選べるのか。どっちが美味しいんだろうなぁ。
「長崎は、どちらで召し上がる方が多いんですか?」と聞いてみると、
「そうですねぇ。白が多いでしょうか」という返事。
「それじゃ、今回は白味噌でお願いします」と注文が確定した。
待つことしばし。出てきた「あら汁」の美味しそうなこと。
昨日の「貝汁」もそうだけど、旨みの強い汁でいただくお酒が、これまたとても良く合うんですよねぇ。
温かい「あら汁」には、冷たいお酒ということで、今度は長崎県諫早市の「杵の川」(300ml瓶720円)の冷酒をいただいた。
あったかい汁をつまみに、よく冷えた日本酒。そして時々、あらの身。
これまた幸せな時間ですねぇ。
この「あら汁」。けっこうボリュームがあってびっくり。
だから普通の「あら汁」の他に、「あら汁(小)」というメニューも用意されてるんですね。
最後に、お寿司を何皿かいただいて〆ようと思ってたんだけど、もうけっこう満腹で、そんなに入りそうにない。
何か一品だけいただいて、それで終了にしようと思いながら、改めてメニューを確認していると、すぐ近くのお客さんから「白鉄火巻」(230円)の注文が飛んだ。
『白鉄火巻? なんじゃそりゃ?』
と思いながらメニューを探すと、日本語では「白鉄火巻」だけど、英語では「Hirasu tekkamaki」と書かれている。
なるほど! ヒラスの巻き物のことなのか。
これは美味しそう。私もこれにしよう!
出てきた「白鉄火巻」は、見た目も美しいし、味ももちろん素晴らしい。
冷酒と一緒に、ゆっくりと噛みしめながらいただきました。
この「白鉄火巻」もまた、他では見たことがない、長崎ならではのお寿司なんですねぇ。
2時間半近く楽しんで、今宵のお勘定は3,971円でした。どうもごちそうさま。
(食べログ) すし活 長崎アミュプラザ店 (回転寿司 / 長崎駅、長崎駅前駅、五島町駅)
〔この日の関連情報〕
今日も朝食は、長崎駅前の「吉野家」。
昨日は「一汁三菜朝定」の中から、「納豆牛小鉢定食」(368円+税)をいただいたが、今朝は「朝牛セット」(398円+税)にしてみた。
「朝牛セット」は、「牛丼小盛」と「みそ汁」に、「小鉢」から1個が選べるセット。
「小鉢」は、「玉子」「半熟玉子」「ミニサラダ」「納豆」「お新香」の内、「納豆」を選択。
さらに「牛丼」は『つゆだく』(汁多め)でお願いすると、厨房には「朝牛納豆セット小盛りつゆだく」という符丁で注文が通された。
出てきた牛丼に、紅しょうがをたっぷりとのせて、納豆をよ~くかき混ぜていただいた。
お勘定の437円はApple WatchのSuicaでピッ。
今日もがんばっていきましょう!
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