瀬戸内の味・小イワシ … やき鳥「鳥好(とりよし)」(福山)

因島(広島県)での仕事を終えて、福山まで戻ってきたのは午後6時前。
まだ東京へ帰ることができる時間ではあるが、金曜日でもあるし、無理をせず、明日(土曜日)の昼間の新幹線で帰ることにして、今日は福山で一泊。
元々そういう予定で、ホテルも新幹線も事前に予約しておいたのだ。
ホテルに荷物を置いて、ひとりで夕食に出かける。
ホテルから一番近い「自由軒」は、外から見てもわかるほどの満員状態。
金曜日の午後6時過ぎだから、そうでしょうねぇ。「自由軒」が満員であろうことは、あらかじめ織り込み済みだ。
「自由軒」の前をそのまま通過して、向かったのは今宵の第一候補店、昭和41(1966)年創業の「鳥好」である。
「自由軒」と「鳥好」とは、徒歩1分ちょっと(約100m)の近さなのだ。

「鳥好」の店内は、右手の小上がり席にはグループ客が多いものの、左手のカウンター席は、奥のほうに空席があって、そこに座ることができた。
まずは生ビールに、焼き鳥2本と、冷奴ハーフ、枝豆ハーフがセットになった、お得な「晩酌セット」(1,000円、以下価格はすべて税別表記)を注文する。

あっという間に出される生ビール。
毎度のことながら、仕事終わりのこの一杯が、たまりませんなぁ!

追いかけるように枝豆もやってきた。
ひとさや手にとっては、唇にあてて、キュッと豆を押し出していただく。
そして追いかけるように生ビール。あぁ、うまいっ。

冷奴も到着。
枝豆も大豆ならば、冷奴も大豆。
とっても健康的で、ありがたい感じがしますねぇ。

焼き鳥2本も焼き上がってきました。
その内容は「串(ねぎま)」(単品150円)と「つくね」(単品200円)。
焼き鳥は「鳥好」の看板メニュー。ここに来たら、必ず食べとかなきゃね。

「晩酌セット」の生ビールを飲み干して、アサヒスーパードライとキリンクラシックラガーが選べる「大瓶ビール」(630円)を、キリンでもらう。

そのビールを飲みながら、次なるつまみを検討する。
「鳥好」に来たら、「どて煮(とり皮のみそ煮)」も食べたいし、「ささ天」・「ずり天」や「スープ鍋」も捨てがたい。
う~む。どうするかなぁ。
メニューのあちこちを見ながら一所懸命考える。
この時間がまた好きなんだ。
ひとり呑みの大きな楽しみの一つですよねぇ。

そして選んだのは、「瀬戸内の味」「めったに入らない!」という注釈が入れられている、「小イワシの天ぷら」(500円)。
呉にいるときによく食べた、大好物の料理です。
他に気になったのは、福山特産の「くわいの唐あげ」(400円)と、季節限定の広島県産「カキフライ」(700円)だなぁ。
大食い選手のように、あれもこれも食べられたら、メニュー上の好きなものを、好きなだけ食べられるんだろうけど、普通の人はそんなに食べられない。
そこが悩ましいところです。

大瓶ビールの次は、熱燗でももらおうかなぁ、とメニューを確認していたところ、お店のおねえさんに、
「今、お店のLINEを登録してもらうと、グラスの生ビールをサービスというキャンペーンをやってるんですよ。よろしかったら、いかがですか?」
と声をかけてもらって、さっそくLINEを登録。グラス生ビールをいただきました。
今日はすっかりビールデイですねぇ。
(このLINE登録キャンペーンは、2020年11月末で終了しています。)

1時間半ほどの『酒場マインドフルネス』。今夜のお勘定は2,340円でした。どうもごちそうさま。
そして「鳥好」は、この記事を書いた2021年5月5日に、ちょうど創業55周年を迎えたそうです。おめでとうございます!
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