ご近所仲間での忘年会 … 鉄なべ餃子「なかよし」(南阿佐ヶ谷)

阿佐ヶ谷近辺に住む職場の人たちと3人で、博多鉄なべ餃子の店、「なかよし」にやって来た。
今年2月に、同じメンバーでここに来て以来、10ヶ月ぶり、3度めの訪問である。
「一緒に行きたい」という希望者も何人かいたのだが、コロナ禍のこういうご時勢でもあるので、多人数での会食は避けて、前々回、前回と同じメンバーだけの、『ご近所仲間での忘年会』となったのでした。

まずは「生ビール(中)」(550円)をもらって乾杯し、つまみには1人前10個で550円の「鉄なべ餃子」を3人前注文した。
「餃子が焼き上がるまでの間に、他の料理ももらう?」という話も出たのだが、3人とも、それほどたくさんは食べないので、他の料理はたのまず、この店ならではの博多鉄なべ餃子に集中することになった。

生ビールを飲みながら待つこと約10分。「鉄なべ餃子(3人前)」がやって来た。
熱々のできたてを、柚子胡椒を溶かし混ぜた酢醤油でいただく。

この熱々の餃子が、当然のようにビールによく合う!
すぐに生ビールもおかわりだ。

最初の「鉄なべ餃子(3人前)」はあっという間に食べ終えて、さらに3人前を追加注文した。
1つの鉄なべに、3人前の餃子(30個)をびっしりと敷き詰めて焼いてくれるのが「鉄なべ餃子」なんですね。
ちなみに博多で過ごした学生時代(40年ほど前)には、「鉄なべ餃子」の存在は知りませんでした。
博多の名物料理で、当時も知ってたものと言えば、「もつ鍋」、「辛子明太子」、「長浜ラーメン(博多ラーメン)」、「うどん」、「焼鳥」、「ごまさば」ぐらいかなぁ。
ただし「もつ鍋」は、今のように豪華なものではなくて、学生でも食べられる、もっとも安いつまみのひとつという感じでした。
5~6百円ぐらいの「もつ鍋」に、何回も何回も2~3百円ぐらいの「もつ」を追加投入して、最後にチャンポン麺で締めくくる。
そして飲みものは一升瓶でキープしている芋焼酎「白波」。この一升瓶が1,500円ぐらいだった。
「もつ鍋」と「白波」の組み合わせで、思いっきり飲み食いしても、すっごく安くついたのでした。
「焼鳥」もまた安いつまみだった。いま人気がある、カリッカリの「とり皮」は、当時は見かけなかったと思う。
博多名物の「水炊き」は、その存在は知ってたけど、学生には高過ぎて、食べたことは一度もなかった。
「鉄なべ餃子」や「平尾の天ぷら」などは、その存在すら知らなかったなぁ。
そんなわけで、「鉄なべ餃子」自体には『懐かしいなぁ』という感覚はまったくなくて、ここ「なかよし」で初めて知った新しい食べ物として、とても美味しくいただいているのでした。

2杯めの生ビールも飲み干して、芋焼酎「白霧島」(440円)をロックでもらう。
学生時代には、焼酎は独特の臭みがある飲みもので、飲み慣れるにしたがって、そのにおいもまた好きになったものでした。
そんな焼酎のイメージをガラッと変えたのは20世紀末、1997年ごろに登場した「富乃宝山」でした。
「富乃宝山」は、それまでの芋焼酎のクセがまったくないどころか、その真逆で、すごくいい香りだった。
こうして一度ブレークスルーが行われると、それはあっという間に業界に広まって、今や昔ながらの臭い焼酎に出会うことはなくなってしまった。
美味しいよねぇ、今の焼酎。

平均してひとり20個ずつの餃子をいただいた後、さらにもう少し餃子をもらうか、それとも他のものをもらうかについて、ちょっとだけ協議した結果、口直しも兼ねて「漬物盛り合わせ」(495円)をいただくことにした。
焼酎ロックもおかわりをもらった。

3人で2時間ほど楽しんで、今宵のお勘定は7,860円(ひとり当たり2,620円)でした。どうもごちそうさま。
次回はもっと大勢で来たいなぁ。
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