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年末納めのひとり呑み … やきとん「すっぴん酒場」(野方)

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 この記事を書いているのは、夏も近づく6月末ですが、書いている内容は昨年末、12月25日(金)の出来事です。

 2020年の仕事納めは12月28日(月)だったのですが、新型コロナの感染防止の観点で、当然のごとく納会も何も予定されていないことから、ポツンと1日だけ出勤の月曜日は休暇をいただいて、この日を実質上の仕事納めの日とさせてもらったのでした。

 その仕事納めの日も、いつもと変わらぬフレックス勤務で早めに退勤し、高円寺駅に午後4時17分に到着。

 そこからのんびりと歩いても、4時40分には「すっぴん酒場」に到着します。

 今年はここ「すっぴん酒場」で、ひとり納会です。

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 立ち飲みカウンターの中央部に立って、まずは「黒ホッピー」(450円)と、「れば」「ちれ」「しろ」(各100円)という個人的な定番3本セットを注文。

 まずまっ先の注文は、間違いなくこの4品(飲みもの+3品)。もう完全にルーティン化しています。

 このブログに「すっぴん酒場」のことを書くのも久しぶりなので補足説明をしておきますと、この店のホッピーは黒しかなくて、白ホッピーは置いてません。だから、ホッピーを注文すると、自動的に黒になります。

 もつ焼き(やきとん)の味付けは、他の店と同様にタレ・塩が選べますが、私が知っているほとんどの常連さんは味付けは指定しない。

 そうすると自動的に「おまかせ」になって、店主が、そのもつ焼きにあった味付けで出してくれるのです。

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 すぐに出される「お通し」(150円)はお新香。

 お箸がわりに、2本の新品の焼き串が添えられます。

 これをつまみながら、もつ焼きができるのを待つわけですね。

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 最初に焼き上がってくるのは必ず「れば」。

 絶妙な焼き加減で、タレ焼きに仕上げられます。

 ここのもつ焼きは、親子鍋にキャベツを敷いて、その上に載せられる。

 キャベツのおかわりはないので、私はいつも最後まで親子鍋の上に残しておいて、〆の一品として、このキャベツをいただくようにしています。

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 「ちれ」は塩焼きで出されます。

 物としては豚の脾臓ひぞう

 プニュプニュ、クニュクニュと頼りなげな食感で、以前はあまり好きではありませんでした。

 ところが、ここ「すっぴん酒場」の「ちれ」に出会って、その想いが一変。

 『チレって美味しかったんだ!』ということに初めて気がついて、大好物になったのでした。

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 人気の「しろ」はタレ焼きで。

 硬くもなく、軟らかすぎもせず、絶妙な食感なのがここの「しろ」の持ち味。

 「れば」「ちれ」「しろ」の3本は、どれも外すことができませんねぇ。

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 ホッピーの「なか(おかわり焼酎)」(250円)をもらって、「こぶくろ刺」(400円)を追加注文。

 「こぶくろ刺」は、注文を受けてから、ゆで冷ました一連のコブクロを切り分けて作ってくれるのが嬉しいところ。

 魚の刺身と同様に、切り置いた刺身と、その場で引いた刺身では、食感も味わいも違って感じるんだなぁ。

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 焼きものも追加注文する。

 今度は「あぶらにんにく」「ハラミナンコツ」「さがり」(各100円)の3種3本だ。今回も味付けは指定せず、店主におまかせで。

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 最初に焼き上がったのは「あぶらにんにく」。

 脂とニンニクを交互に刺して焼いた「あぶらにんにく」は、『おひとり限定1本』にもかかわらず、すぐに売り切れてしまう希少品なのだ。

 どこの脂か確認していないが、この脂が希少部位で、量が取れないんだそうな。

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 「ハラミナンコツ」(写真奥)と「さがり」(写真手前)は同時に焼き上がってきた。

 「ハラミナンコツ」は、その名のとおりハラミ(横隔膜)とナンコツを1串に仕上げたもの。

 串の先のほうにハツの弁や動脈といった弾力感の強い部位が、まん中に喉軟骨をたたいてつくったタタキツクネが、そして根元にハラミが刺されていて、食べるにつれて味わいや食感が変わっていくのがおもしろい。

 「さがり」は、ハラミの一部位。数あるもつ焼きの中で、精肉に近い部位のひとつだ。

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 立ち飲んで、そろそろ2時間。満を持して「煮込み」(400円)を注文した。

 寸胴で煮込まれた「煮込み」は、冷蔵庫に保存されていて、注文を受けてから1人前が小鍋につぎ分けられる。そして豆腐を追加した上で火にかけて、グツグツと仕上げの煮込みをして出してくれるのだ。

 店に来るなり注文する常連さんも多い逸品だ。

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 黒ホッピーをソト1・ナカ4(最初のセット+ナカ3回)で飲み終えて、まだちょっと飲み足りないので「お茶ハイ」(400円)をもらった。

 今年は家で飲むことが多かったけれど、こうして常連のみなさんと一緒にワイワイと飲むのは、やっぱり楽しいね。

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 ゆっくりと立ち飲むこと3時間。午後7時40分に、ひとり納会を終えた。

 品物と引き換え払い(キャッシュ・オン・デリバリー)での支払い合計は3,150円でした。どうもごちそうさま。

 そして、これが2020年最後の外飲みとなりました。

 年間の外飲み軒数は191軒。その内、都内の酒場は99軒でした。(その多くは1~3月に飲みに行ったもので、4月以降は激減。)

 2019年が387軒、都内が272軒だったのに対して、大幅な減少(全体で51%減、都内は64%減)ですね。

 早く普通の日々が戻ってきてほしいです。

店情報前回) 《YouTube動画

《令和2(2020)年12月25日(金)の記録》

(次回) 22.05.18 なかなか元に戻らない … やきとん「すっぴん酒場」(野方)

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