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2021年8月

来島の鯛で西条の地酒 … レストラン「紅葉亭(もみじてい)」(壬生川)

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 1年ぶり2度目の「紅葉亭」である。

 ホテル内のレストランなんだけど、ホテル宿泊者じゃなくても利用可能。

 この地域で人気の食事処の1軒のようだ。

 今回は、前日までに予約が必要な、「鯛づくし夕食」(1,600円)を予約してやってきた。

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 ちなみに、『宿泊者限定サービス価格』は1,600円だが、宿泊者じゃなくても1,500円+税、つまり1,650円で同じ「鯛づくし夕食」を食べることができる。

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 ホテルに到着してチェックインすると、すぐに予約していた「鯛づくし夕食」の券を手渡してくれながら、

「お食事の時間に合わせて、鯛釜飯を炊き上げるようにいたしますが、何時ごろがよろしいでしょうか?」と聞いてくれた。

「最初にお酒を飲んでから、最後に鯛釜飯をいただこうと思ってるんですが……」と相談したところ、

「それじゃ、お食事の途中でお声がけをお願いします。30分ほどかかりますので。」

 と、宿泊者限定の「生ビール半額券」も渡してくれた。

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 部屋に荷物を置いて「紅葉亭」へと向かうと、店の奥のほうにある4人用テーブルのひとつに案内してくれた。

 店内はゆったりとしたテーブル配置になっていて、ひとりでも広々と4人卓を使わせてくれるのが嬉しいところ。

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 店のおばちゃんに、「鯛づくし夕食」の券を渡し、まずは生ビールを注文した。

 このすぐ近く、直線距離で9キロ弱のところにアサヒビール四国工場があって、できたての生ビールがやってくる。

 その新鮮な生ビールが、通常594円のところ、宿泊者は半額の297円で飲めるというのが、これまた嬉しいではありませんか!

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 すぐに「鯛づくし夕食」もやって来た。

 『来島の鯛』の薄造り、荒焚き、鯛釜飯に、茶碗蒸し、小鉢、漬物、味噌汁がセットになっている。

 これらのうち、鯛釜飯と味噌汁は食事の後半に出してもらう予定だ。

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 まず最初は茶碗蒸しから。茶碗蒸しはやっぱり、できたて熱々の間が美味しいよね。

 空腹で迎える口の中に、出汁の旨みがどっと広がっていくのも、先付け(スターター)としてぴったりだ。

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 あっという間に生ビールもおかわりである。

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 そして、その日仕入れの『来島の鯛』の薄造り。

 来島海峡の鯛は、明石の鯛と並んで、全国的にその名が知られている。

 どちらも潮の流れが速く、水温の差が激しい場所で育つことで、身の締まった美味しい鯛になるんだそうな。

 プリッとした弾力感の中の旨みがすばらしい!

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 これはやっぱり日本酒だね!

 地元・西条の地酒「賀儀屋 純米吟醸」(1合660円)を注文すると、冷酒をワイングラスで出してくれた。

 ックゥ~~~ッ。地元の魚には、地元の日本酒ですなぁ!

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 荒焚きは、『来島の鯛』の「かぶと煮」である。

 鯛の「かぶと煮」は大好物。

 食べる部分によって、食感や味わいが異なるのがいいのだ。

 カマの部分がたっぷりと付いてるのもうれしいですね。

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 荒焚きを食べ始めたタイミングで、鯛釜飯の調理もスタートしてもらう。

 しばらくすると、調理場近くの調理台に置かれた鯛釜飯から、蒸気が盛大に上がり始めた。

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 ちょうど荒焚きを食べ終えたところで、鯛釜飯もできあがり、味噌汁と一緒に出してくれた。

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 『来島の鯛』の旨みが凝縮された出汁で炊き上げるという鯛釜飯。

 量も、茶碗に2杯分ほどあって、もし食べきれなかった場合には、おにぎりにして持ち帰ることができるそうだ。

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 しかしながらこの鯛釜飯も、やっぱりお酒のおつまみとしていただきましょう!

 2杯めの日本酒として、これまた地元・西条の地酒「石鎚 緑ラベル 純米吟醸」(1合660円)をもらった。

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 よしっ! 予想どおり鯛釜飯そのものが、日本酒に合う!

 鯛の身はもちろんのこと、鯛の旨みがたっぷりとしみ込んだ、ごはんそのものがいいですねぇ。

 できたて熱々の鯛めしに冷たい日本酒。とてもいい組み合わせです。

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 ゆっくりと2時間ほど楽しんで、レストランでのお勘定は飲み代(生ビール2杯と日本酒2杯)分の1,914円。

 料理代(1,600円)と合わせると、3,514円だったということですね。

 たっぷりと『来島の鯛』と『西条の地酒』を堪能することができました。

 どうもごちそうさま。

店情報前回) 《YouTube動画

《令和3(2021)年3月7日(日)の記録》

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笑顔の接客が心地よい … 酒菜や「凛(りん)」(矢本)

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 明日からの仕事に向けて、矢本(宮城県東松島市)にやって来た。

 ホテルにチェックインしたあと、夕食に出かけたのは矢本駅のすぐ近くにある居酒屋、「酒菜や 凛」である。

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 「ひとりです」と入ると、店の奥にあるカウンター席に通された。

 7席ほどのカウンター席は、感染防止用の仕切り板が立てられるようになっていて、そのひと区画に案内された。

 ひとり分のスペースが、ゆったりと広めなのがいいですね。

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 まずは「瓶ビール(中)」(480円、以下価格はすべて税別表記)を注文すると、一緒に出された「お通し」(220円)は「イカの中華和え」。

 お通しから、すでに美味しいですねぇ!

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 最初のつまみとして、メニューの筆頭に載っている「お刺身盛合わせ」(一人前5種、1,110円)を注文。

 今日のは、ホタテ、タコ、サーモン、マグロ赤身、ハタの盛り合わせである。

 なにしろここは、日本有数の水揚げ量を誇る、石巻漁港のとなり町。魚介類には恵まれているのだ。

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 ビールに続いて、「浦霞 本醸造」(1.5合、660円)の燗酒を注文すると、徳利とお猪口のセットが、専用の小さなお盆にのせられてやってきた。

 宮城県の酒造りは、酒を好み食を極めた伊達政宗の時代にはじまったと言われている。

 この店にも、今いただいている塩釜の「浦霞」の他、石巻の「日高見」、大崎の「伯楽星」と「一ノ蔵」、栗原の「綿屋」といった宮城の酒が置かれているのだ。

 地元の魚に地元のお酒。合わないはずがない!

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 次なるつまみとして、「本日のおすすめ」メニューの中から、「たいのかぶと焼」(380円)を注文した。

 三陸でも、やっぱり鯛もとれるんですねぇ。

 それにしても「たいのかぶと焼」が380円とは! 瀬戸内の大衆酒場より安いかもしれない。

 そこへ、店のおねえさんが「ごめんなさい」と言いながらやって来た。

 「たいのかぶと焼」が売り切れてしまったんだそうな。残念!

「調理場は『ハタかま焼きもおすすめです』とのことですが、いかがでしょうか?」

 おぉ、それはありがたい。調理場のおすすめとあらば、ぜひそれをいただきましょう。

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 このお店のカウンター席は、店の奥のほうにあって、その先は調理場になっている。

 カウンター席は静かなんだけど、ガラス窓付きの壁で仕切られた背後の座敷席やテーブル席は、大勢のお客さんたちで、ものすごく賑わっているのだ。

 だから「たいのかぶと焼」も、早い時間帯に売り切れてしまったんだろうなぁ。

 ひとりで飲んでいても、背中の壁越しに座敷席のざわめきが感じられるのが、酒場らしくて良い点ですね。

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 おすすめいただいた「ハタかま焼」(550円)もできあがってきた。

 おぉ~っ。身の弾力感と旨みがすばらしい。これはいいつまみだ。

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 燗酒もおかわりをもらう。

 今度は石巻の「日高見 純米酒」(1.5合680円)にした。

 燗酒を持ってきてくれたおねえさんに、ハタのかま焼きが、ものすごく美味しいことを伝えると「やったーっ」と手を叩いて喜んでくれた。

 このおねえさんだけでなく、店員さんたちみんなが、ニコニコと気持ちのいい接客をしてくれるので、我われお客の側も、ほっこりといい気持ちになっていく。

 こういう店内の楽しそうな雰囲気が、そのままこの店の人気につながってるんだろうなぁ。

 そして「日高見」。期待を裏切らず旨しっ!

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 午後9時まで、2時間半ほどゆっくりと過ごし、今宵のお勘定は4,070円(3,700円+税)でした。

 PayPayで支払って、どうもごちそうさま。

 ものすごく居心地が良くて、料理もお酒も美味しいお店でした。また来ます!

店情報YouTube動画

《令和3(2021)年2月7日(日)の記録》

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店情報: 酒菜や「凛(りん)」(矢本)

  • 酒菜や 凛 店名: 和みダイニング 酒菜や 凛 RIN
  • 電話: 0225-83-2312
  • 住所: 981-0503 宮城県東松島市矢本栄町60
  • 営業: 18:00-23:00(金土は -24:00)、水休(日は不定、電話で確認)
  • 場所: JR矢本駅出口(1ヶ所のみ)を出て左へ。タクシー乗り場を回り込んで進み、道路の出たら左(Y字路の左側)へ。80mほど先、左手。駅出口からの総距離は120m(徒歩1分)ほど。
  • メモ: カウンター席あり、座敷あり、掘りごたつあり、予約可。価格はすべて税別表記。
    〔本日のおすすめ(2021年2月7日の例)〕せり鍋(注文は2人前より)1人前990、ブリの竜田揚げ550、かきフライ770、いかの一夜干し660、クジラの竜田揚げ660、たいの串揚げシソ風味2本550、かき酢440、かき天660、煮穴子のあぶり焼き880、穴子丼1,000、たいのかぶと焼380、ほたてバター焼き660、グランドホープ東松島地ビール800。
    〔本日のおさしみ(2021年2月7日の例)〕マグロの三種盛り(赤身・中トロ・大トロ、各二切れずつの食べ比べ!)990、マグロ赤身770、マグロ中トロ990、マグロ大トロ1,550、ほたて660、いか660、たこ550、サーモン550、甘エビ770。
    〔料理メニュー〕お刺身盛合わせ(一人前5種)1,110~、まぐろの山かけ440、たことワカメの酢のもの330、天プラ盛り(1人前)770、あさりバター(酒蒸しもできます)440、アヒージョ(バゲット2ヶ付)550、ベーコンチーズマヨネーズ焼き440、バターコーン330、豚足の炙り焼き440、ソーセージの盛合わせ440。
    《馬刺し》赤身990、霜降り1,220、2色盛り(赤身・霜降り各一人前)1,770。
    《カルパッチョ》白身魚660、サーモン660、たこといか770、ほたて770。
    《焼魚》ししゃも5本440、さばの塩焼き440、ほっけ(1枚)990・(半身)550、銀かま焼き770。
    《牛》仙台牛の陶板焼き2,200、芯たん焼き1,220、牛たん焼き880、サイコロステーキ(山形牛)990。
    《串(塩・タレ)》ねぎ間130、砂肝130、ハツ130、なん骨130、皮130、つくね110、かしわ110。
    《ちょっとおつまみ》冷奴220、梅たたききゅうり220、枝豆280、白菜キムチ280、たこわさび220、かにみそ330、チャンジャ330、おしんこ盛り330、厚焼き卵330、いかの塩辛330。
    《サラダ系》ポパイのシーザーサラダ770、トマトスライス220、ツナ大根550、シンプルサラダ440、長いもサラダ550、アボカドと小エビのサラダ770、トマトとチーズの盛り合わせ(クラッカー付き)770、凛の海鮮サラダ990、うさぎの気持ち(野菜スティック)550。
    《じゃがバター》じゃがバター220、明太子じゃがバター330、韓国風じゃがバター330、塩辛じゃがバター330。
    《揚げもの》とりの唐あげ480、目光の唐あげ440、春巻きもっチーズ330、カリッとチーズ330、フライドポテト330、オニオンリング380、ごぼうスティック330、たこの唐あげ380、いかの下足あげ380、あげ出し豆腐330、あげ出しなす330、軟骨の唐あげ380、手羽先の唐あげ380、甘えびの唐あげ380、にんにくの丸あげ330。
    《炒めもの系》ニラレバ580、ホルモン580、豚キムチ580、いかのふわた焼き660、いかのバター焼き660、エビチリ770、エビマヨ770。
    《満腹系》にぎり(1人前5貫)990、おにぎり(みそ焼き、のり、うめ、さけ)各220、お茶漬け(うめ、さけ)各330・(たこわさび、チャンジャ)各380、ライス220・(大)330。
    《丼》海鮮1,220、まぐろ990、ねぎトロ880、いくら1,220、ミニいくら660、親子(サーモンといくら)990。
    《麺類》塩ラーメン550、やきそば440、キムチ焼そば550、あんかけ硬やきそば770、明太子パスタ550、ボンゴレパスタ660、焼うどん550。
    《ピザ》ロティピザ440、オニオンピザ440、アボカドピザ550、トマトピザ550、コーンマヨピザ440。
    《デザート》アイス(バニラ、チョコ、ごま)各220、クリーム白玉ぜんざい330。
    〔飲みもの〕《ビール》アサヒスーパードライ樽生(中ジョッキ)480・(小グラス)330・(ピッチャー1.8L)2,000・(瓶ビール中)480、エクストラコールド580。
    《日本酒》「日高見(石巻市)」(純米大吟醸1合)1,550・(純米吟醸1.5合)990・(天竺1合)990・(純米酒1.5合)680・(4合瓶)2,000、「伯楽星(大崎市三本木)」(純米大吟醸1合)1,550・(純米吟醸1.5合)990、「綿屋(栗原市)」(純米大吟醸1合)1,550、「一ノ蔵(大崎市)」(特別純米酒超辛口1.5合)770、「浦霞(塩釜)」(純米大吟醸1合)1,550・(純米吟醸 禅 1合)990・(純米吟醸 禅 4合瓶)3,800・(本醸造1.5合)660、純米大吟醸飲み比べ(3種×60ml)1,770。
    《ハイボール》凛ハイボール480、角ハイボール580、竹鶴ハイボール850、ジンジャーハイボール580、コークハイボール580。
    《ウィスキー》凛(宝酒造)S220/W380/B2,500、角(サントリー)S280/W480/B3,000、竹鶴(ニッカ)S480/W780/B8,400、割用炭酸水(1L)330・(500ml)220。
    《果実酒(南高梅・柚子・巨峰・シークワーサー)》ロック450、お茶割り450、水割り450、ソーダ割り480。
    《焼酎》〈いも〉黒霧島G450/B2,500、紅一刻者(べにいっこもん)G550/B3,000、農家の嫁G550/B3,000、赤兎馬(せきとば)G660/B3,500。
    〈むぎ〉いいちこG450/B2,500、閻魔(えんま)G550/B3,000、吉四六(きっちょむ)G660/B3,800。
    〈琉球泡盛〉菊の露G550/B2,500。
    〈焼酎ボトル用オプション〉炭酸水(1L)330・(500ml)220、ウーロン茶330、緑茶330、グレープフルーツジュース440、梅干し110、レモンスライス110。
    〈ホッピー〉セット(ホッピーと焼酎)580、なか(焼酎)330、そと(ホッピー)330。
    〈酎ハイ〉レモン380、ライム380、グレープフルーツ380、ウーロン茶380、緑茶380、カルピス380、生搾りレモン480、生搾りグレープフルーツ480、生搾りキウイフルーツ580。
    〈サワー〉レモン480、ライム480、グレープフルーツ480、カルピス480、生搾りレモン580、生搾りグレープフルーツ580、生搾りキウイフルーツ680。
    《ワイン(赤・白)》ハーフ1,250、フル2,100。
    《カクテル》モヒートカクテル580、ソルティドッグ580、ジントニック450、ブルドッグ450、スミノフアイス450。
    〈カシス〉カシスソーダ450、カシスオレンジ450、カシスグレープフルーツ450、カシスウーロン450、カシスミルク450。
    〈ピーチ〉ピーチソーダ450、ファジーネーブル450、レゲエパンチ450。
    〈カンパリ〉カンパリソーダ450、カンパリオレンジ450、カンパリグレープフルーツ450。
    〈ミルク〉カルアミルク450、ストロベリーミルク450、バナナミルク450、抹茶ミルク450。
    〈ビールベース〉レッドアイ450、シャンディガフ450。
    《ノンアルコール》アサヒドライゼロ380、カシスオレンジ280、シャルドネ280、梅280。
    《ソフトドリンク》コーラ280、ジンジャエール280、レモンスカッシュ280、メロンソーダ280、カルピス280、カルピスソーダ280、オレンジ280、グレープフルーツ280、トマトジュース280、牛乳280、ウーロン茶280、緑茶280。
    (2021年2月調べ)

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芋焼酎の湯割りで豚足 … 戦国焼鳥「家康(いえやす)」(博多)

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 博多に来たら、学生時代から慣れ親しんだ戦国焼鳥「家康」である!

 芋焼酎の湯割りでいただく、焼いた豚足。これを楽しみにやって来た。

 この店こそが、『我が呑兵衛道のんべどうの出発点』と言っても過言ではない。

 懐かしいのぉ!

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 カウンター席の一角に腰をおろし、まずは「瓶ビールサッポロラガー赤星」(大瓶590円、以下すべて税別表記)と「酢もつ」(290円)を注文すると、すぐに出される「キャベツと酢ダレ」。

 「家康」と言えば、無料で出される「キャベツと酢ダレ」。

 学生時代には、この無料のキャベツをたくさんいただいたものでした。

 「酢もつ」もまた博多の名物料理のひとつ。

 湯通しした豚や牛、鶏のもつに、ポン酢や薬味をトッピングしたシンプルな料理で、博多の居酒屋や焼き鳥屋では、定番のおつまみなのです。

 そう言えば店に入ると同時に、「いらっしゃいませぇーっ!」という大きな声とともに「ドーンドーン」と打ち鳴らされる太鼓も、「家康」の名物だったんだけど、今日はなかったなぁ。

 コロナだから大声は出さないようにしたのか、それとも太鼓を鳴らすこと自体をやめてしまったのか。未確認です。

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 焼き鳥は「豚バラ」(110円)、「砂ずり」(110円)、「キモ」(100円)、「鳥かわ」(110円)の4種を、それぞれ1本ずつ、「豚バラ」と「砂ずり」は塩で、「キモ」と「鳥かわ」はタレで焼いてもらった。

 博多にいるときは、焼き鳥の中に豚バラがあったり、焼き鳥の間に玉ネギが挟んであるのを当たり前と思っていたのに、就職して他所に行って初めて、これらが博多独特のものだったことに気がついた次第。

 1串のボリュームが少ないのも昔から。その分、「バラ10本!」とか「皮10本!」といった具合に、大量の注文が飛び交っていて、焼き台の上には、びっしりと串が並んでいるのである。

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 大瓶ビールを飲みきって、芋焼酎の湯割りを注文すると、「白霧島」(440円)の湯割りが「黒じょか」で出される。

 焼き台の炭火で、「黒じょか」をちょっと温めて出してくれるのも、「家康」スタイルなんだなぁ。

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 そしていよいよ念願の「トン足」(320円)を注文した。

 「家康」に来たら必ず注文すべき一品が、焼き台で焼き上げてくれるこの「トン足」なのだ。

 自分自身、初めて食べた豚足が「家康」の「トン足」だったし、就職して呉に行ってからも、屋台の豚足は鉄板で焼いて出してくれていたので、ずっと『豚足は焼くもの』という認識だったのだ。

 『ゆで冷ました豚足を、酢味噌につけて食べる』という食べ方は、29歳のときに東京に転勤してから初めて知った。

 逆に東京のほうでは、焼いた豚足は、ほぼ見かけないのだ。

 それゆえ、この「家康」タイプの「トン足」をいただくことは、博多に来たときの大きな楽しみのひとつにもなっているのでした。

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 この「トン足」がボリュームもあって、芋焼酎の湯割りにもピシャリと合うので、すぐに「白霧島」の湯割りもおかわりである。

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 ゆっくりと2時間ほど楽しんで、今宵のお勘定は2,761円(2,510円+税)。

 Apple WatchのSuicaでピッと支払って店を出た。どうもごちそうさま。

店情報前回) 《YouTube動画

《令和3(2021)年1月29日(金)の記録》

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あら汁をつまみに燗酒 … 長崎鮮魚「すし活(すしかつ)」(長崎)

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 長崎での四夜目。明日は帰路につく予定なので、長崎での夜も今日まで。

 今夜も立飲み処「紫羊」に行きたいところではあるが、長崎にいる間にどうしても「すし活」の「あら汁」をつまみに燗酒も飲んでおきたいので、今夜は長崎駅直結のアミュプラザ長崎内にある回転寿司屋、「すし活」にやってきた。

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 まずは「キリン一番搾り中瓶」(638円)をもらって喉を潤す。

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 1品めのつまみとして注文したのは、「旬魚刺身盛合せ」(1,100円)。

 今日は、タイ、アジ、ヒラス、黄金ブリ、赤エビという5点盛りだ。

 先日の記事で、マダイ(真鯛)の漁獲量の日本一が長崎県であることをご紹介したが、マアジ(真鯵)やブリ(鰤)も長崎県が日本一。

 長崎は名だたる漁業県でもあるんですね。

 実は出張で長崎に頻繁に来るようになるまで、このことは知りませんでした。

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 刺身に合わせて燗酒(1合440円)ももらった。

 お酒の銘柄は長崎(佐世保)の「梅ヶ枝」なんだけど、徳利は「恵美福」、猪口は「桜正宗」なのが面白い(笑)。

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 そして、つまみ。

 満を持して「あら汁」を注文した。

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 「あら汁」は『レギュラー』(308円)と『小』(209円)が選べ、味付けは白味噌と赤味噌が選べる。

 長崎では白味噌のほうが人気があるそうなので、レギュラーの白味噌をいただいた。

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 ボリュームたっぷり、旨みたっぷりの「あら汁」に、燗酒もおかわりである。

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 最後は、長崎ならではのヒラス(平政)の細巻き、「白鉄火巻」(253円)で締め括る。

 本当はもう一杯、熱燗といきたいところだが、すでに県の緊急事態宣言下の酒類提供期限である午後7時を回っていた。残念!

 「白鉄火巻」は熱いお茶と一緒にいただいた。

 1時間40分ほど楽しんで、今夜のお勘定は3,179円でした。どうもごちそうさま。

 「あら汁」で呑む燗酒。やっぱり美味しかったなぁ。大満足だ。

店情報前回) 《YouTube動画

《令和3(2021)年1月28日(木)の記録》

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三夜連続でここで呑む … 立飲み処「紫羊(しよう)」(長崎)

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 三夜連続で長崎駅前の立ち飲み「紫羊」である。もう、絶賛、はまり中です!

 この店には、大好きな荻窪「やきや」や野方「すっぴん酒場」、コロナで閉店してしまったけれど高円寺「ほんずなし」などと同じ酒場の空気を感じるのです。

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 午後5時を回ったばかりの店内には先客はおらず、客は私ひとりだけ。

 U字カウンターのどこにでも立てる状態だったが、結局、三夜連続でU字の先端あたりの丸くなった部分に立って、今日も「瓶麦酒」(アサヒたはキリンの中瓶、510円)でスタート。

 銘柄は初日がキリン、二日目がアサヒだったので、その順番に従って、三日目の今日はキリンにした。

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 そしてつまみは今日も刺身から。

 「本日のおすすめ」は「平目刺身」(350円)である。

 白身魚は、瀬戸内海のものが旨みが強くて美味しいと思っていたけど、長崎の白身も美味しいねぇ!

 昨夜の「鯛刺身」も、この「平目刺身」もすばらしい。

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 「本日のおすすめ」に並んでいる刺身(350円)は、今日は「平目」と「地だこ」。

 「地だこ」は三日連続での登場だ。

 昨日、赤魚だった煮魚は、今日は「いわしの煮付け」(250円)。これも美味しそうなので、「平目刺身」を食べ終えたところで注文した。

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 ビールに続く飲みものは、これまたマイ定番の麦焼酎「壱岐ゴールド」(330円)のロックである。

 この焼酎は本当に飲みやすくて、ロックでいただいてもスイスイと喉に入ってくる。

 『飲みやす過ぎて危ない』とも言えるお酒なのである。

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 すぐに「いわしの煮付け」もやってきた。

 あぁ、これもやっぱり美味しいねぇ。予想どおりだ。

 「紫羊」に来たら、刺身と煮魚は絶対に食べるべきだね!

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 こちらが「紫羊」の飲み物メニュー。

 私はいつも「壱岐ゴールド」をいただいているが、芋焼酎の「白波」や「黒霧島」、麦焼酎の「二階堂」もあって、それぞれ1杯が320円。

 常連さんたちは焼酎をボトルでキープしているようだ。

 日本酒は地元・長崎(諫早)の「杵の川」(450円)の他、広島「賀茂鶴」、新潟「越乃寒梅」、富山「立山」もあって、それぞれ470円。

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 毎日ある定番の料理メニューがこちら。

 枝豆、やっこ、漬け物、自家製らっきょなどは、なんと130円。

 改めて見てみると、塩さばが290円というのも安いよね。

 メニューには「そうめん」や「うどん」もあるんだけど、長崎と言えば「島原手延そうめん」に「五島手延うどん」。もしかすると、そうなのかなぁ。(未確認です。)

 メニューにあるものの他、カウンター上には乾きものや缶詰も置かれています。

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 定番メニューの中では「おでん」(各種140円)も大人気。

 「壱岐ゴールド」のロックをおかわりして、おでんは「厚揚げ」と「すじ」を取ってもらった。

 このおでん、出汁が旨いんだよなぁ。

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 午後7時前まで、2時間近く立ち飲んで、品物と引き換え払いでの総支払額は2,050円でした。

 どうもごちそうさま。

店情報前回) 《YouTube動画

《令和3(2021)年1月27日(水)の記録》

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焼きそばに金蝶ソース … 立飲み処「紫羊(しよう)」(長崎)

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 長崎での二夜目も、やっぱり長崎駅前の立ち飲み「紫羊」にやってきた。

 今回は、いつもの長崎駅に直結しているホテルの予約が取れなくて、代わりに取ったホテルの場所がここ「紫羊」のすぐ近く。

 その面でも「紫羊」はとっても好都合なのだ。

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 店に着いたのは午後5時45分。

 酒類の注文は午後7時までなので、あと1時間15分しかない。

 まずは店頭の「本日のおすすめ」メニューを確認する。

 おぉ。今日のお刺身には「鯛」(350円)がありますねぇ。

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 店内に入ると、U字立ち飲みカウンターの両側にお客さんが入っているものの、昨夜と同じくU字の先端の丸くなったあたりは空いていた。

 アサヒとキリンが選べる「瓶麦酒」(中瓶510円)を、今夜はアサヒで注文し、つまみは「鯛刺身」(350円)である。

 真鯛の都道府県別漁獲量は、長崎県が日本一。

 長崎に来たら食べておくべき刺身のひとつなのでした。

 ちなみに真鯛の漁獲量の2位以下は、2位:福岡、3位:愛媛、4位:兵庫と圧倒的に西日本が多い。

 だから西日本エリアでは鯛がよく食べられるんですね。

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 鯛の刺身に続いては、「赤魚の煮付け」(250円)をもらう。

 ちょっと甘めの味付けは、長崎ならでは。

 それにしても煮魚が250円で食べられるなんて、なんとありがたいことでしょう。

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 そして今夜も長崎の麦焼酎「壱岐ゴールド」(330円)をロックでもらう。

 テレビのニュースでは、長崎県内の新規感染者数が報告されている。こちらでは県全体はもとより、発生した市ごとの人数も報告されるんですねぇ。

 「赤魚の煮付け」を食べ終えたところで午後6時半。

 酒類を注文することができるのはあと30分だ。

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 「壱岐ゴールド」ロックのおかわりをもらって、つまみには「本日のおすすめ」にある「焼きそば」(250円)を注文した。

 「焼きそば」は、あらかじめ作られて大皿に盛られているものから、ひとり分を取り分けて温め直して出してくれる。

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 長崎ならではの醤油っぽいソース(金蝶ソース)で味付けし、具材にチクワ、カマボコなどの練り物が多いのが、こちらの焼きそばの大きな特徴だろうか。

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 カウンター上にも、その金蝶ソースが置かれている。

 長崎名物の「ちゃんぽん」や「皿うどん」にかけるのも、この金蝶ソースが定番ですね。

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 午後6時50分に、ラストとなる3杯めの「壱岐ゴールド」ロックをもらって〆とした。

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 午後7時15分には飲み終えて退店。

 ちょっと急ぎ気味に終えた1時間半の立ち飲みタイム。

 品物と引き換え払いでの支払い合計は2,350円でした。

 どうもごちそうさま。

店情報前回) 《YouTube動画

《令和3(2021)年1月26日(火)の記録》

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