芋焼酎の湯割りで豚足 … 戦国焼鳥「家康(いえやす)」(博多)
博多に来たら、学生時代から慣れ親しんだ戦国焼鳥「家康」である!
芋焼酎の湯割りでいただく、焼いた豚足。これを楽しみにやって来た。
この店こそが、『我が呑兵衛道の出発点』と言っても過言ではない。
懐かしいのぉ!
カウンター席の一角に腰をおろし、まずは「瓶ビールサッポロラガー赤星」(大瓶590円、以下すべて税別表記)と「酢もつ」(290円)を注文すると、すぐに出される「キャベツと酢ダレ」。
「家康」と言えば、無料で出される「キャベツと酢ダレ」。
学生時代には、この無料のキャベツをたくさんいただいたものでした。
「酢もつ」もまた博多の名物料理のひとつ。
湯通しした豚や牛、鶏のもつに、ポン酢や薬味をトッピングしたシンプルな料理で、博多の居酒屋や焼き鳥屋では、定番のおつまみなのです。
そう言えば店に入ると同時に、「いらっしゃいませぇーっ!」という大きな声とともに「ドーンドーン」と打ち鳴らされる太鼓も、「家康」の名物だったんだけど、今日はなかったなぁ。
コロナだから大声は出さないようにしたのか、それとも太鼓を鳴らすこと自体をやめてしまったのか。未確認です。
焼き鳥は「豚バラ」(110円)、「砂ずり」(110円)、「キモ」(100円)、「鳥かわ」(110円)の4種を、それぞれ1本ずつ、「豚バラ」と「砂ずり」は塩で、「キモ」と「鳥かわ」はタレで焼いてもらった。
博多にいるときは、焼き鳥の中に豚バラがあったり、焼き鳥の間に玉ネギが挟んであるのを当たり前と思っていたのに、就職して他所に行って初めて、これらが博多独特のものだったことに気がついた次第。
1串のボリュームが少ないのも昔から。その分、「バラ10本!」とか「皮10本!」といった具合に、大量の注文が飛び交っていて、焼き台の上には、びっしりと串が並んでいるのである。
大瓶ビールを飲みきって、芋焼酎の湯割りを注文すると、「白霧島」(440円)の湯割りが「黒じょか」で出される。
焼き台の炭火で、「黒じょか」をちょっと温めて出してくれるのも、「家康」スタイルなんだなぁ。
そしていよいよ念願の「トン足」(320円)を注文した。
「家康」に来たら必ず注文すべき一品が、焼き台で焼き上げてくれるこの「トン足」なのだ。
自分自身、初めて食べた豚足が「家康」の「トン足」だったし、就職して呉に行ってからも、屋台の豚足は鉄板で焼いて出してくれていたので、ずっと『豚足は焼くもの』という認識だったのだ。
『ゆで冷ました豚足を、酢味噌につけて食べる』という食べ方は、29歳のときに東京に転勤してから初めて知った。
逆に東京のほうでは、焼いた豚足は、ほぼ見かけないのだ。
それゆえ、この「家康」タイプの「トン足」をいただくことは、博多に来たときの大きな楽しみのひとつにもなっているのでした。
この「トン足」がボリュームもあって、芋焼酎の湯割りにもピシャリと合うので、すぐに「白霧島」の湯割りもおかわりである。
ゆっくりと2時間ほど楽しんで、今宵のお勘定は2,761円(2,510円+税)。
Apple WatchのSuicaでピッと支払って店を出た。どうもごちそうさま。
(食べログ) 戦国焼鳥 家康 博多駅前店 (焼き鳥 / 博多駅、祇園駅、中洲川端駅)
《この日の関連情報》
長崎での最終日もやっぱり「吉野家」の『朝牛お新香セット小盛りつゆだく』(437円)でスタートした。
結局、5日連続の『朝牛』となった。
午前中で長崎での仕事は終わり、昼には長崎駅前まで戻ってきた。
本来であれば、ここからバスで長崎空港まで移動して、長崎空港発15:15→羽田空港着16:50の飛行機で帰る予定だったのだが、乗客が少なかったのか予約便は欠航となり、代替便として割り当てられたのが、長崎空港発20:25→羽田空港着21:55の便。
これでは遅すぎるので、帰りもJRにして、博多で一泊して、ゆっくりと帰ることにしたのでした。
長崎駅出発前の昼食は、駅前の海鮮食酒屋「凛々丸」での「あら煮定食」(700円)。
味もいいし、ボリュームもたっぷりで、大満足の昼食となった。
ここは居酒屋でもあるので、今度は夜にも来てみたいですね。
博多で一泊した翌朝は、博多駅1番街の「大福うどん」で「ごぼう天うどん」(510円)をいただいて、博多を出発。
博多から東京まで、新幹線で5時間の長旅なので、エクスプレス予約の「グリーン特典」を使ってグリーン車に乗ったところ、なんと他に乗客はなし。(写真の右奥、荷棚に黒いカバンがあるところが自分の席です。)
途中駅からは何人かの乗客が乗ってきたものの、ゆったり、のんびりと帰ることができました。
| 固定リンク | 0
コメント