来島の鯛で西条の地酒 … レストラン「紅葉亭(もみじてい)」(壬生川)
1年ぶり2度目の「紅葉亭」である。
ホテル内のレストランなんだけど、ホテル宿泊者じゃなくても利用可能。
この地域で人気の食事処の1軒のようだ。
今回は、前日までに予約が必要な、「鯛づくし夕食」(1,600円)を予約してやってきた。
ちなみに、『宿泊者限定サービス価格』は1,600円だが、宿泊者じゃなくても1,500円+税、つまり1,650円で同じ「鯛づくし夕食」を食べることができる。
ホテルに到着してチェックインすると、すぐに予約していた「鯛づくし夕食」の券を手渡してくれながら、
「お食事の時間に合わせて、鯛釜飯を炊き上げるようにいたしますが、何時ごろがよろしいでしょうか?」と聞いてくれた。
「最初にお酒を飲んでから、最後に鯛釜飯をいただこうと思ってるんですが……」と相談したところ、
「それじゃ、お食事の途中でお声がけをお願いします。30分ほどかかりますので。」
と、宿泊者限定の「生ビール半額券」も渡してくれた。
部屋に荷物を置いて「紅葉亭」へと向かうと、店の奥のほうにある4人用テーブルのひとつに案内してくれた。
店内はゆったりとしたテーブル配置になっていて、ひとりでも広々と4人卓を使わせてくれるのが嬉しいところ。
店のおばちゃんに、「鯛づくし夕食」の券を渡し、まずは生ビールを注文した。
このすぐ近く、直線距離で9キロ弱のところにアサヒビール四国工場があって、できたての生ビールがやってくる。
その新鮮な生ビールが、通常594円のところ、宿泊者は半額の297円で飲めるというのが、これまた嬉しいではありませんか!
すぐに「鯛づくし夕食」もやって来た。
『来島の鯛』の薄造り、荒焚き、鯛釜飯に、茶碗蒸し、小鉢、漬物、味噌汁がセットになっている。
これらのうち、鯛釜飯と味噌汁は食事の後半に出してもらう予定だ。
まず最初は茶碗蒸しから。茶碗蒸しはやっぱり、できたて熱々の間が美味しいよね。
空腹で迎える口の中に、出汁の旨みがどっと広がっていくのも、先付け(スターター)としてぴったりだ。
あっという間に生ビールもおかわりである。
そして、その日仕入れの『来島の鯛』の薄造り。
来島海峡の鯛は、明石の鯛と並んで、全国的にその名が知られている。
どちらも潮の流れが速く、水温の差が激しい場所で育つことで、身の締まった美味しい鯛になるんだそうな。
プリッとした弾力感の中の旨みがすばらしい!
これはやっぱり日本酒だね!
地元・西条の地酒「賀儀屋 純米吟醸」(1合660円)を注文すると、冷酒をワイングラスで出してくれた。
ックゥ~~~ッ。地元の魚には、地元の日本酒ですなぁ!
荒焚きは、『来島の鯛』の「かぶと煮」である。
鯛の「かぶと煮」は大好物。
食べる部分によって、食感や味わいが異なるのがいいのだ。
カマの部分がたっぷりと付いてるのもうれしいですね。
荒焚きを食べ始めたタイミングで、鯛釜飯の調理もスタートしてもらう。
しばらくすると、調理場近くの調理台に置かれた鯛釜飯から、蒸気が盛大に上がり始めた。
ちょうど荒焚きを食べ終えたところで、鯛釜飯もできあがり、味噌汁と一緒に出してくれた。
『来島の鯛』の旨みが凝縮された出汁で炊き上げるという鯛釜飯。
量も、茶碗に2杯分ほどあって、もし食べきれなかった場合には、おにぎりにして持ち帰ることができるそうだ。
しかしながらこの鯛釜飯も、やっぱりお酒のおつまみとしていただきましょう!
2杯めの日本酒として、これまた地元・西条の地酒「石鎚 緑ラベル 純米吟醸」(1合660円)をもらった。
よしっ! 予想どおり鯛釜飯そのものが、日本酒に合う!
鯛の身はもちろんのこと、鯛の旨みがたっぷりとしみ込んだ、ごはんそのものがいいですねぇ。
できたて熱々の鯛めしに冷たい日本酒。とてもいい組み合わせです。
ゆっくりと2時間ほど楽しんで、レストランでのお勘定は飲み代(生ビール2杯と日本酒2杯)分の1,914円。
料理代(1,600円)と合わせると、3,514円だったということですね。
たっぷりと『来島の鯛』と『西条の地酒』を堪能することができました。
どうもごちそうさま。
(次回) 22.06.18 二夜連続で地元の酒肴 … レストラン「紅葉亭(もみじてい)」(壬生川)
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