呑兵衛向け晩酌セット … 酒亭「蓮(れん)」(高知)

高知での2夜目も、菜園場町(さえんばちょう)の電停近くにある酒亭「蓮」にやって来た。
昨夜の「さえんば吾平」と同様に、この店もまた、初めての店である。
初めての場所に行くときは、「食べログ」などのネット情報を利用して、事前に下調べすることが多い。

その下調べの中で、この店に引かれた点は、「晩酌セット」の存在だった。
料理が4品に、飲みものが3杯ついて2,750円(2,500円+税)。
飲みもの1杯に、料理が数点ついた「ちょい呑みセット」がある店はよく見かけるが、飲みものが3杯もついてるセットは、あまり見たことがない。
さすがは高知。呑兵衛向けの、こんなセットがあるんですねぇ!

うなぎの寝床のように、奥に向かって細長い店内に入ると、すぐ右手がカウンター席と厨房。その奥に小上がり席。さらに2階にも座敷席があるようだ。
そのカウンター席の一角に腰をおろし、「晩酌セット」を熱燗で注文すると、すぐに出される、おしぼり、箸、取り皿と、「土佐鶴」の熱燗。

追いかけるように出された「お通し3点盛り」は、ふき煮、カツオみりん干し、数の子マヨネーズである。
「晩酌セット」のお酒の前に、追加で瓶ビールをもらおうかどうしようかと考えたのだが、最初から日本酒に合うお通しが出てきて良かった。
いきなりの燗酒、正解でしたね。

箸置きがクジラの形なのも土佐らしい。
店はカウンターの中の厨房にいる大将と、そのお母さんなのか年配の女性、そして若いスタッフで切り盛りされている。

目の前に小さな卓上コンロがセットされ、その上に一人用の土鍋が置かれ、カチッと着火。
「胡麻スープの鍋」だそうな。
鍋のスープはまだ冷たく、具材もすべて生のまま。
これからここで調理されていくのだ。

刺身盛り合わせは、「かつおたたき」、「たい」、「いか」の3点盛り。
「土佐鶴」の熱燗(2本め)もおかわりだ。

料理の4品めは「イカリングフライ」。
お酒も3杯とたっぷりならば、料理4品もたっぷりですねぇ!
これで2,750円というのは、すごくお得だ。

そろそろ鍋も煮えてきた。
熱々の「胡麻スープの鍋」と、3本めの熱燗で温まる。

具を食べ終えた鍋には、追加で麺(ラーメン)を入れることもできるというので、麺を入れてもらって〆とした。

ゆっくりと2時間ほどの酒場浴。今夜のお勘定は2,950円でした。
ということは、追加の麺(ラーメン)は200円だったのかな。
どうもごちそうさま。
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