グッと我慢の煮魚定食 … 洋食・おでん「自由軒(じゆうけん)」(福山)

今日は福山への出張。
東京駅の新幹線18番線ホームにやって来ると、うれしいことに、緊急事態宣言中は休んでいた立ち食いそば屋、「東京グル麺」が営業を再開していた。
(この時点までに、東京は2020年4月7日~5月25日、2021年1月8日~3月21日という2回の緊急事態宣言が出されました。さらにこの日の十日後、2021年4月12日から、まん延防止等重点措置が発令され、そこから続いて4月25日~6月20日まで3回めの緊急事態宣言となり、「東京グル麺」もまた休業となったのでした。)

そして今日の車両は、最新のN700S。
最後の「S」は、「最高の」「究極の」などを意味する英語、“Supreme(スプリーム)”からきているそうな。

これまでの窓際席横の壁のコンセントに加えて、各ひじ掛けの先っぽにもコンセントが付いていて、どの席でも電源を確保することができるのがいいね。

福山駅に到着したのは、お昼前の午前11時40分。
午後からの仕事に備えて、ひとり「自由軒」での昼食である。
大衆食堂であり、大衆酒場でもある「自由軒」は、食事だけのお客さんも多い。
しかしながら、私自身としては、お酒抜きで「自由軒」に入るのは、今回が初めてだ。

これまで、このブログではご紹介したことがなかったが、「自由軒」には「キモ定食」「生姜焼定食」「鶏の唐揚定食」「おでん定食」「焼魚定食」「魚の煮付定食」など、11種類の、営業時間中はいつでも注文できる定食メニューがあって、すべて730円。

せっかくの瀬戸内なので、魚が食べたい。
そこで、「焼魚定食」と「魚の煮付定食」の内容を確認してみたところ、焼魚はサバで、煮魚はサバか、カンパチあら煮とのこと。
カンパチあら煮の「魚の煮付定食」を注文した。

骨が多いので、子供の頃は大嫌いだった魚のあら煮。
お酒が飲めるようになってから、だんだん好きになり、今では大好物の仲間入りだ。
骨ぎわの身を、チマチマと取らなければならないのは面倒なんだけど、その部分ごとに食感や味わいが違うのがいいんだなぁ。
でもやっぱり、私としては、ごはんよりもお酒がいい。
この店の「天寶一」(380円)の燗酒が飲みたいなぁ。

さらに呑兵衛心をくすぐられてしまう料理がこれ!
おでんの「豆腐」である。
この店で定食を注文すると、どの定食にも、必ず通常の半分の大きさの、おでんの「豆腐」が付いてくるのだ。
しかも、おでんの「豆腐」を単品で注文したときと同じように、お店独自の味噌ダレをかけるか、生姜醤油をかけるかも選ぶことができる。
いつもと同じように、迷うことなく味噌ダレをかけてもらったら、この味噌ダレが、お酒を呼ぶこと呼ぶこと!
なんとかグッとがまんして、定食を食べ終えたのでした。
いつもはお酒と一緒にいただいている料理を、お酒なしでいただくというのは、呑兵衛にとっては拷問に近いということを再認識したのでした。
(次回) 22.03.26 瀬戸内の魚をつまみに … 洋食・おでん「自由軒(じゆうけん)」(福山)
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