なかなか通りの名酒場 … 「BAR ANCHOR(バー アンカー)」(呉)
久しぶりの呉呑みの続きです。
午前10時半の「森田食堂」から始まって、お食事処「寿」、「くわだ食堂」、ビヤハウス「オオムラ亜」、「鳥乃家」と5軒の酒場をハシゴし、今日の6軒めは「BAR ANCHOR」だ。
呉に単身赴任していたときに、このすぐ近くに住んでいたので、このバーには本当によく通った。
呑みの始まりは必ず「オオムラ亜」で、〆はここか、呉の屋台のどっちかだったなぁ。
以前の営業時間は『19:00~03:00、月曜定休』だったが、現在は『火~金は19:00~01:00、土・日は13:00~24:00、月曜定休』となっているようだ。
土・日には昼呑みができるようになったというのが嬉しいなぁ。
今日も土曜日。現在の時刻は午後10時過ぎながら、「BAR ANCHOR」は、昼からずっと営業してたんですね。
「BAR ANCHOR」の前の、本通りと中通りの間のこの通りのことを「なかなか通り」と呼ぶんだそうな。
呉のタウン情報誌、月刊「くれえばん」の、2019年9月号で、「なかなか通り」のことが紹介されているので、その頃から、この呼び名が定着してきたのではないかと思われる。
上の写真が、その「くれえばん2019年9月号」のページの一部。「なかなか通り」の札を手にして立っている男前が、「BAR ANCHOR」を一人で切り盛りされているオーナーバーテンダー、森貞慶章(もりさだ・よしあき)さんです。
この「なかなか通り」には、「BAR ANCHOR」のすぐ近くだけでも、ジンギスカン焼「關白」や「桐の木」、「花月」などの人気店が並んでいるのだ。
さて「BAR ANCHOR」。
以前から、ここに来るといつも、季節のフルーツカクテルをいただいている。
オーナーバーテンダー・森貞さんの作るカクテルは、どれをいただいてもハズレはないのだが、瀬戸内というこの地域の特性もあってか、フルーツカクテルは特に美味しいように感じるのだ。
他の店でバーテンダーとしての修業をつんだ森貞さんが、ここにご自身の店、「BAR ANCHOR」を開店したのは平成20(2008)年のこと。その時、森貞さんは28歳だった。
それから13年。今や明らかに呉を代表するバーの1軒である。
さぁ来た。今日のフルーツカクテルは、イチゴのカクテルだ。
どこのイチゴを使っていて、そのイチゴにどんな特徴があるのか。
そんなことも、きっちりと森貞さんにご説明していただいて、「なるほど、それでこんなに美味しいんですね!」と深く感動したのに、すでに6軒めでヘベレケのおじさんの記憶には留まっていないのが残念だ。
カクテルの画像は、外部記憶装置であるカメラにしっかりと残ってるのになぁ。
たくさん飲んだ後は、音声記録か動画記録で残さないとダメかもね。
こちらはお通しのサンドイッチとチョコ。これも含んで、テーブルチャージは500円である。
外部記憶装置が必要になるほど飲まなけりゃいいんだけど、久しぶりの呉なので、行きたい酒場には、できるだけ行っておきたい。
本当は、焼肉・なべ「ほらふき」、ジンギスカン焼「關白」、料理屋「灘」、お好み焼き「のぶ」、「本家鳥好」、スタンド「シロクマ」、伊酒屋「ヴェッキオ」、お食事処「一つ家」、田舎洋食「いせ屋」などを始めとして、行きたい店は、他にもまだまだあるんだけれど、1日では時間が全く足りず、自分が飲み食いできるキャパシティーも全く足りないなぁ。
2杯めは、これまたいつものようにウイスキーをもらう。
「BAR ANCHOR」は、私のウイスキー勉強の場でもあるのだ。
なにか珍しいものをとお願いしたら、出してくれたのが「THE GLENLIVET 12 ILLICIT STILL(ザ・グレンリベット12年イリシット・スティル)」だった。
これは密造酒時代(Illicit Days)の、冷却濾過を行わないノン・チルフィルタード製法で造ったウイスキーなんだそうな。
ちなみに、右側が通常の「THE GLENLIVET 12(ザ・グレンリベット12年)」。
左側の丸っこいボトルは、最古の「ザ・グレンリベット」のボトルデザインに由来したものとのこと。
いつ来ても、今まで飲んだことがないウイスキーがあるというのも、「BAR ANCHOR」の素晴らしいところなんだよなぁ。
ゆっくりと1時間半ほど楽しんで、今夜のお勘定は2,900円でした。
どうもごちそうさま。来れて良かった。
(食べログ) Bar anchor (バー / 呉駅)
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