幅広い客層の人気老舗 … 「林ホルモン(はやしほるもん)」(丸亀)

丸亀出張での夕食は、丸亀駅から500メートルほどのところにポツンと店を構えている「林ホルモン」だ。
建物はわりと新しいが、丸亀では老舗の焼肉店とのこと。

「ひとりです」と店に入ると、店の奥、左側にあるカウンター席に通された。
このカウンター席の中に酒類が置いてある他、この奥の厨房で肉類が用意されて各席に運ばれていくようだ。

何はさておき、まずは大瓶しかない「瓶ビール」(693円)を注文すると、アサヒかキリンが選べるというので、今夜はアサヒをいただいた。

カウンター上には二人に1台ずつぐらいの間隔でガスロースターが置かれていて、その直上には天井に向かって伸びる排気ダクトも設置されている。

店の名前が「林ホルモン」なので、ホルモンを期待してやって来たわけですが、ありますねぇ! いろいろと!
しかも値段が安いのも嬉しいではありませんか。

そんな中からホルモンの「混合」(418円)と、キムチの「白菜」(220円)を注文すると、あっという間にキムチが出された。

ほとんど待つこともなく「混合」も到着。これはタン、ミノ、シンゾウの盛り合わせである。

これを自分でチビチビと焼きながらいただくわけですね。
もつ焼き屋で、焼き台で焼けていく様子をながめながら飲むのも好きなんだけど、焼肉屋だと肉との距離がより近い。
ジリジリと焼けるにつれて、肉の色合いが変化し、美味しそうな匂いがしてくるのも楽しいところだ。

最初の3切れの片面が焼けたところで反転し、その横にまた新しい3切れを並べる。
両面が焼けたら、美味しくいただきつつ、次のを反転させ、また新しいのを追加する。
そんなことを繰り返しているうちに、気がつけば3種の「混合」を食べ終えてしまっていた。

そこで第二弾として追加注文したのが「大腸」(649円)だ。
どうですか! このビジュアル!
もつマニアにはたまりませんなぁ。

大腸には脂がたっぷりと付いていて、焼くにつれてその脂の部分の透明感が増してくる。
食べたときの腸壁のしっかりした弾力感と、口に広がる脂の甘みが大腸の醍醐味ですねぇ。
この店には「小腸」(583円)もあるので、大腸と小腸の食べ比べも可能です。

ビールに続く飲みものとして、「麦焼酎水割」(440円)を注文した。
店内は、このカウンター席の他に、テーブル席や座敷席があってかなり広いんだけど、14人での予約、16人での予約といったお客さん達が入ってきて、カウンター席以外は、ほぼ満席状態のようだ。
仕事帰りのサラリーマングループのみならず、女性客や子供連れの家族客も多いところがすばらしい。
そんな満席状態ながら、席が離れていることもあって、店内は騒がしくなくて、静かにくつろぐことができるのもいいね。

焼きものの第三弾として、「トリ親」(418円)をもらう。
味付けは塩とタレが選べるというので、タレでお願いした。
そして「麦焼酎水割」もおかわりである。

「トリ親」は牛ホルモンではなくて、鶏の『親どり』のこと。
ここ丸亀には、当市発祥の「骨付鳥」というご当地グルメがあって、市内の多くのお店で『親どり(通称:おや)』、『若どり(通称:わか)』という2種類の「骨付鳥」が楽しめるのだ。
ここ「林ホルモン」のものは、骨は付いてなくて肉のみ。
味付けも、「骨付鳥」がニンニクの効いたスパイス味なのに対して、こちらは塩かタレとシンプル。
でもメニューには、ちゃんと「トリ若」(451円)も並んでいます。

「トリ親」が焼き上がったところで、「ご飯(小)」(132円)も追加注文して、ごはんに「トリ親」をのせていただきます。
「骨付鳥」もいいけれど、こちらのほうが食べやすくていいなぁ。
味付けがシンプルなだけに、『親どり』ならではの皮や肉の旨みもよくわかる。

大満足のうちに完食・完飲し、ゆっくりと2時間ほどの焼肉タイム。
お勘定の3,410円をPayPayで支払って店を後にした。
どうもごちそうさま!
(次回) 22.02.19 土用の丑にジンギス丼 … 「林ホルモン(はやしほるもん)」(丸亀)
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