朝から飲めて年中無休 … 立ち呑み酒場「よかたい マイング店」(博多)
博多駅に到着し、やってきたのは立ち呑み酒場「よかたい マイング店」だ。
『立ち呑み酒場』と銘打ってはいるものの、カウンター席やテーブル席にはイスも置いていて、座ることもできるようになっている。(一部、立ち呑み専用の場所もある。)
平日午後12時40分という真っ昼間の時間帯だったので、お客さんもそれほど多くなく、入口近くの、感染防止用のパーティションで区切られたカウンター席に座って、まずは「サッポロラガービール(大瓶)」(517円)と「もつ煮込み」(275円)を注文した。
もつ好きなので、日本中どこに行っても、「もつ煮込み」があるとつい注文してしまいますねぇ。
博多駅の構内には、いくつもの商店街・食堂街があって複雑なのだが、新幹線中央改札口を出る方向から見て、真っ正面にあるのが「博多デイトス」、その左側、在来線の北改札口の近くにあるのが「マイング」である。(上の図は『左が北』です。)
「よかたい」は、博多デイトスの中にもあるし、マイングの中にもある。さらに言えば、博多駅筑紫口を出てすぐのところにも「よかたい総本店」がある。(上の図は『上が北』です。)
特筆すべきはこれら3店舗の営業時間だ。
デイトス店は10:00~24:00(無休)、マイング店は10:00~23:00(無休)、総本店は11:30~23:30(年末年始休)と、それぞれ午前中から深夜まで営業していて、思いついたらほぼいつでも飲めるというのがありがたい。
メニューの中の「よかたい名物」というところに、この「もつ煮込み」の他、「博多一口餃子」(6個275円)、「手羽先唐揚げ」(121円)、「ぐるぐるとり皮(タレ・塩)」(1本165円)、「やみつきカルビ焼」(429円)が載っている。
「手羽先唐揚げ」は1本から注文できるというので、それをいただいた。
揚げたて熱々の「手羽先唐揚げ」を手づかみでいただきながらメニューを見ていると、「串もの」のほうにも「手羽先」(121円)がある。こちらも美味しそうだなぁ。
さらには「ぐるぐるとり皮(塩)」(165円)と、博多で焼き鳥を食べるときに、これは絶対に外せない「豚バラ」(132円)も焼いてもらう。
焼き鳥にはキャベツが添えられるのも博多流。キャベツもうまいなぁ。さすが博多!
今や博多名物のひとつとして取り上げられることが多い鶏皮だが、博多で過ごした学生時代(1980年前後)には、こんな鶏皮はなかった。いや、あったのかもしれないが、私は知らなかった。
調べてみると、このグルグルと巻いたよく焼きの鶏皮の元祖は、1968年(昭和43年)に福岡市城南区で創業した「焼とり権兵衛」とのこと。
この店で修業した人たちが独立して、福岡市内に店を立ち上げて広がっていったため、このタイプの鶏皮が博多名物に育っていったようだ。
大瓶ビールを飲み干して、次にもらったのは薩摩焼酎「白波」(264円)のお湯割りだ。
学生時代は、ほぼ毎日「白波」と言っていいぐらい、この焼酎を飲んだものだった。この焼酎が、私を呑兵衛に育ててくれたようなもんだ。
とは言うものの、今の「白波」、ずいぶん上品な香りと味わいになったよねぇ。まさに隔世の感がある。
その芋焼酎お湯割りに合わせて、これまた博多に来たら絶対に食べておきたい「すもつ」(231円)をもらう。
酢モツは、新鮮なモツを湯通しして細く刻み、ポン酢で和えたもの。刻みネギがトッピングされている。
さっくりと1時間ほど楽しんで、今日のお勘定は1,705円。
Apple Watch の Suica でピッと支払って店を出た。どうもごちそうさま。
店の看板に『安くて早くて美味しいお店』と書かれているのだが、その看板に偽りなしだ。また1軒、博多駅近くのいい酒場を知ることができたなぁ。
最近のコメント