いつもの仲間と同窓会 … やきとり「たつや南店」(恵比寿)
今年も恒例の恵比寿でのミニ同窓会である。
前回(2020年6月)は、1回めの緊急事態宣言が解除されたときにこのミニ同窓会を開き、今回も4回めの緊急事態宣言の解除を待っての開催だ。
なにはともあれ、今年もこうして3人で集まる機会がもてて良かった。
集合時刻の1時間ぐらい前に恵比寿に着いて、まずはひとりでゼロ次会。
向かったのは、恵比寿駅東口から動く歩道「スカイウォーク」を使って徒歩5分ほどのところにある、ヱビスビール記念館である。
ここには有料のテイスティングサロンがあって、各種ビールを1杯400円でいただくことができる他、つまみも何種類か置いている。
1杯めは「ヱビス プレミアムホワイト」をもらった。
テイスティングサロンには座って飲めるテーブル席もあるが、ひとりでサク飲みの私は立ち飲みテーブルのひとつを使わせてもらうことにした。
すぐに1杯めを飲み干して、2杯めは「ヱビス プレミアムエール」。
ヱビスビールを製造・販売していた日本麦酒醸造有限会社(現在のサッポロビール)の貨物専用駅の名前が「ゑびす駅」だったことから、のちに旅客営業が開始されてからも、そのまま恵比寿駅という名称が使われ、街の名前も恵比寿になった。
つまり、ヱビスビールが先にあって、駅の名前も、街の名前も恵比寿になったってことですね。
ちなみに恵比寿駅の発車メロディーも、「ヱビスビール」のCMでおなじみの「第三の男」である。
2杯のビールをいただいた後、恵比寿駅でKさん、Hさんと合流して向かったのは「たつや南店」だ。
KさんとHさんは「サッポロラガービール〈赤星〉大瓶」(650円)で、すでにビールを飲んできた私は、最初から「ホッピー」(480円)をもらって乾杯である。
つまみは、「たつや」に来たら必ず食べたい「がつ刺し」(400円)を3人前と、早く出る「枝豆」(380円)を注文すると、すぐにその「枝豆」と共に、「お通し」(200円)の切り干し大根煮が出された。
「たつや」のホッピーは、ソト・ナカ方式ではなくて、ジョッキに1杯注ぎきりの三冷ホッピー。これこそがホッピービバレッジが推奨する基本スタイルのホッピーなのだ。
恵比寿駅の近くには3軒の「たつや」があって、それぞれが姉妹店。同じメニューが楽しめる。
「たつや駅前店(1F)」は、朝8時から翌朝4時までの20時間営業ながら予約不可、同じビルの地下にある「たつや駅前店(地下)」は、午後5時から午後11時までの6時間営業で予約OK。
そして今いる「たつや南店」は、駅前からはちょっと離れたビルの2階にあって、午後4時から午後11時までの7時間営業で予約OK。
駅からちょっと離れることで、店の混み具合が駅前店ほどではないことと、午後4時から予約して飲めるという2点で、我われはよくここ、「たつや南店」で飲んでるのでした。
「がつ刺し」も到着。
湯がいたガツ(豚の胃)を細切りにして、酢醤油をかけ、細く刻んだ白ネギをトッピング。小鉢のフチには練りガラシも添えられている。
この練りガラシを、ちょこちょこと付けながら食べる人もいるのだが、おすすめは練りガラシも含めて全体をかき混ぜていただく食べ方。
酸っぱさの中に、辛さがピリッと加わって、とてもいい味わいになるのです。
他の店でも食べられる「がつ刺し」ながら、この酸味と辛味のバランスが、恵比寿「たつや」ならではなんだなぁ。
続いては「やきとり」。
「しろ」(1本190円)、「はらみ」(1本190円)、「レバ」(1本180円)を3本ずつ、タレで注文すると、1種3本ずつを小皿に盛って出してくれたので、3種1本ずつになるように取り分けて、3人でシェアした。
ここの「やきとり」は、メニューにも『「とり」とは「肚裏」と書き、「はらのうち」、つまりは内臓を表しています』と書かれているとおり、その実態は「やきとん」、あるいは「豚のもつ焼き」のこと。
これもまた、皿のフチに添えられてる練りガラシを付けながらいただくのが旨いのだ。
何杯かの「ホッピー」(白ホッピー)のあと、「黒ホッピー」(480円)に移行した。
「たつや」の創業店主である佐藤正光さん(現会長)が、ギネスビールを愛飲しており、『自分の好きなホッピーとギネスを混ぜたらもっとおいしくなるかも』と混ぜて飲んでみたら、やっぱりおいしかった。
それを知ったホッピービバレッジが、約10年かけて研究開発し、1992年(平成4年)に販売を開始したのが「黒ホッピー」なのである。
そんなことから、ここ「たつや」は「黒ホッピー発祥の店」としても知られているのだ。
さらに追加注文したつまみは、これまたこのメンバーで集まると毎回注文している「らっきょう」(340円)と「川えび揚」(450円)。
焼酎にピシャリと合うのは塩ラッキョウなんだけど、この甘酢ラッキョウもいいつまみになりますねぇ。
川エビは、殻ごとカラッと揚げて、仕上げに塩をふったもの。そえられたレモンをギュッとしぼっていただく。
これもねぇ、1つ食べると、『やめられない、止まらない』となる逸品なのだ。
熱々のうちに一所懸命いただくのが美味しいよねぇ。
最後は「てっぽう」(1本190円)を3本、タレでもらって締めくくる。
飲みもののほうは、3人で大瓶ビール(650円)1本、「清酒(大)」(870円)1本、そして「ホッピー」(480円)が白黒あわせて10杯で、お勘定は11,540円(ひとり当たり3,847円)でした。どうもごちそうさま。
近いうちにぜひまた集まりましょうね!
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