2品と2杯で千円なり … 「羽田市場食堂(はねだいちばしょくどう)」(東京)
東京駅での昼食は「羽田市場食堂」。
東京メトロ・丸ノ内線を東京駅で降りて、改札口を出ると、「八重洲方面M1出口」と書かれた掲示があった。
「羽田市場食堂」は、八重洲地下街の南側の端っこ(京橋駅や有楽町駅の近く)にあるそうなので、この掲示を信じて、M1出口に行ってみることにした。
結果、M1を地上に出ると目の前は東京駅丸の内南口。がくっ。八重洲方面ではありませんでした(涙)。
仕方なく有楽町駅方面にトコトコと歩き、東京国際フォーラムの交差点で左へ。
JRの高架下を抜けて、左側に現れた下りエスカレーターで地下に降りると、なんとそこが「羽田市場食堂」がある「パシフィックセンチュリープレイス(PCPビル)」だった。
店に着いたのは、ちょうど正午。
開けっ放しの入口から店内に入ると、店のおねえさんが、「お一人ですか? 当店は初めてでしょうか?」と聞いてくれる。
「初めてです」と答えると、「昼の定食はすべて1,000円ですので、こちらで1,000円分のコインをご購入ください」と、入口横のこの店専用コインの自動販売機を指し示してくれた。
「ちょっと飲む場合は?」と確認してみたところ、「それもこちらの販売機でコインを購入してください。飲み物は一番奥のカウンターのところで、おつまみはこの冷蔵ケースに並んでいるものからお好きなものをお取りください。それぞれにコインが何枚必要か表示されていますので、その分のコインを箱に入れてください」とのこと。
コインは1,000円で4枚。つまり1枚あたり250円ってことだ。
いったん購入したコインは換金できないけれど、残った分は、次に来た時にまた使える仕組み。
5,000円分を一括購入すると、コインが1枚サービスされて21枚となる。
お酒も料理も、コイン1~2枚のものが多いので、一人で1度に21枚ものコインを使うことは難しそうだが、大勢で来た時や、毎日のようにここに来れる人は、一括購入もいいかもね。
店の右手奥のテレビ下に、4席分のカウンター席があって、店のおねえさんがその席を勧めてくれた。ちょうどお昼のニュースが始まったところなので、ありがたいですね。
お酒のカウンターや、つまみの冷蔵ケースが、このすぐ近くにあるのも、おねえさんがこの席を勧めてくれた一因のようだ。
まずはそのお酒カウンターに行って、「チューハイ」(コイン1枚、250円)をもらう。
つまみは、「みずだこ刺身」(コイン1枚)と「あん肝」(コイン1枚)をとって、冷蔵ケースに置かれている箱に、コイン2枚をチャリンと入れた。
かなりオープンなスペースに冷蔵ケースがあるとはいえ、コインを投入する状況を、いちいち店員さんが確認したりしているわけではないのが素晴らしい。これだけ信用されると、ごまかすわけにはいかないよね。
もう1杯、「チューハイ」をおかわりして、これで1,000円分のコインが無くなった。
チューハイ2杯に、タコ刺、アン肝で1,000円ですからねぇ!
驚くべきコストパフォーマンスだ。
ただし、すべての価格が250円ピッチなので、250円の次はもう500円。その次は750円と、つまみの単価としては高くなる。
いかに上手に250円(コイン1枚)の酒やつまみを選ぶか、ということがポイントになるようですね。
ちなみに、平日の真っ昼間ということもあって、飲んでるお客さんは、自分も含めてごく少数。
ほとんどのお客さんは、『すべて1,000円(コイン4枚)』のランチを食べているようでした。
ランチも、まぐろ丼、活〆カンパチ丼、うに・いくら丼、煮アナゴ炙り丼、サーモン・いくら丼、海鮮丼、市場盛定食、焼き魚・フライ定食、ほっけ焼き定食、サバ塩焼き定食、真あじフライ定食、牡蠣フライ定食、白身フライ定食と幅広く、丼物はみそ汁のおかわり自由、定食のほうはご飯もみそ汁もおかわり自由だ。
また、JR東京駅構内のエキナカ商業施設「グランスタ東京」には、羽田市場のフランチャイズ店である「海鮮居酒屋羽田市場」と「回転寿司羽田市場」もあるそうです。
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