高知の珍味で熱燗4本 … 居酒屋「葉牡丹(はぼたん)」(高知)

はりまや橋(高知)近くの居酒屋「葉牡丹」にやってきて、「アサヒ中瓶」(550円)と共に、まず真っ先に注文した料理が「ホルモン煮込み」(330円)だ。
ポン酢醤油が効いた独特の「ホルモン煮込み」は、この店でしか味わうことができない、この店ならではの料理なのだ。
前回の来店時に、初めてその「葉牡丹」独自の「ホルモン煮込み」に出会って、『知らない酒場に行ったときは、メニューの名称だけで判断したらいかんなぁ』と強く反省したのでした。
すぐに出てくる「ホルモン煮込み」。うん、やっぱり美味しいなぁ!
「葉牡丹」に来たら、必ず注文すべき逸品だろう。

この「ホルモン煮込み」で、中瓶ビール1本を飲み切って、続いては地元・高知の日本酒「松翁(まつおきな)」(1合220円)を熱燗でもらう。
日本酒1合が220円というのも「葉牡丹」ならでは。毎晩飲みたい地元の呑兵衛に優しいよねぇ。

その熱燗に合わせて注文したのは、高知の珍味「どろめ」(440円)である。
「どろめ」というのは「イワシの稚魚」のこと。これを生でいただくんだけど、朝とれたものが、その日の夕方ごろまでしか持たないほどの繊細さなんだそうな。
こんなに小さくても、ちゃんとイワシの旨みがあるのが素晴らしいではありませんか。
あっという間に「どろめ」も熱燗も無くなった。

2本目の熱燗をもらって、つまみに「まぐろ皮酢物」(385円)を注文するも、店のおねえさんからは、「今日はありません」という残念な回答。

私自身も『もしかするとないかもしれないなぁ』と思っていたので、あらかじめ次善の策として検討しておいた「酒盗」(275円)を注文した。
「まぐろ皮酢物」は季節ものというわけではないんだけど、めったになくて、出ればすぐに売り切れる人気の逸品なんだそうな。そう聞くと、ますます食べてみたいよねぇ。
とはいうものの、カツオ内臓の塩辛である「酒盗」もまた、高知を代表する珍味のひとつ。熱燗との相性も抜群だ。

3本目の熱燗には「豆腐」(165円)を合わせる。
前回いただいた「煮込み豆腐」も美味しかったが、この「豆腐」は湯豆腐で、鰹節もたっぷり。
これにサッと醤油を回しかけていただく。
これもいいねぇ。すべての料理にハズレがない!
この値段、この味。常連さんたちが毎日のようにやってくるのも納得だ。

熱燗をおかわりして、これで4本(4合)目。今夜はこのくらいにしておかなきゃね。
〆の食事も兼ねたつまみを何にしよう。
「漬けちらし(小)」(330円)にするか、普通の「ちらし寿司(小)」(330円)にするか。ちょっと迷って「漬けちらし(小)」にした。

すぐに出てきた「漬けちらし(小)」は、その名のとおり、ちらし寿司の上にマグロのヅケがのったもの。
醤油の小皿も一緒に出してくれたので、これにヅケをちょいちょいと浸しながらいただく。
っくぅ~~っ。これまたいいつまみになりますねぇ。

たっぷりと3時間ほど腰を据えて、5品と5本(中瓶ビール+熱燗4合)。今夜のお勘定は2,970円でした。どうもごちそうさま。
(次回) 23.05.13 なぜスパゲェティー? … 居酒屋「葉牡丹(はぼたん)」(高知)他
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