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2022年7月

自家製・今夜の酒泥棒 … やきとん「たつや」(沼袋)

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 久しぶり。沼袋「たつや」である。

 来るたびに新しい料理やお酒に出会うことができて、とってもワクワクするもつ焼き屋なんだけど、いかんせん、新型コロナウイルスが出てきて以来、店の営業時間と、私の勤務時間がズレてしまって、なかなか来ることができずにいたのでした。

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 店の営業時間が変わったわけではない。私の勤務時間が、一時間半ほど早めにタイムシフトした勤務になったので、仕事が終わって、沼袋~野方あたりに戻ってくるのは午後4時過ぎ。午後5時開店の沼袋「たつや」は、まだ開いていない時間帯なのだ。

 今日は所用で遅くなり、沼袋駅に到着したのは午後5時半。

 ここぞとばかりに「たつや」にやって来たのでした。

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 カウンター席の一角に座り、「ホッピーセット」(460円)からスタートする。

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 最初のつまみは決まっている。「冷製の盛り合わせ」(550円)である。

 これは昔風に言うと「もつ刺身」なんだけど、2015年(平成27年)から、豚肉や内臓を生食用として販売・提供することが禁止されたため、この「冷製」という低温調理法が前面に出てきたのでした。

 変わった直後こそ、「これはなんちゃってレバ刺だ!」なんて悪態をついてたんだけど、食べ慣れてくると、冷製は冷製で、これまた美味しい。生とは違うものの、冷製ならではの良さがあるのだ。

 しかも、今日の「冷製盛り合わせ」は、「れば刺」「たん刺」「がつ刺」という、自分好みの部位の三点盛り。実に嬉しいですねぇ!

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 ホッピーの「おかわりナカ」(300円)をもらって、続いては『焼きもの』の注文だ。

 さっき、私の近くに入ってきた、いかにも常連さんらしきお客さんが、「焼きもの、おまかせで6本お願いします」と注文していたのを聞いて、私もそれに倣って、「こっちは4本。おまかせでお願いします」と注文。何が出てくるか楽しみだなぁ。

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 「たつや」の店主・藤井龍成(ふじい・たつなり)さんは、野方「秋元屋」で店長を務めた後、2010年(平成22年)3月に、ご自身の店「たつや」を開店した。

 それから12年。今や東京を代表する大人気もつ焼き店の1軒だ。

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 そんな、いわゆる『秋元系』のもつ焼き屋なので、真っ先に出てくるのは味噌焼きかと思いきや、なんと「あぶら」(130円)のタレ焼きだった。

 う~ん。久しぶりに食べた「あぶら」。これは旨いねぇ!!

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 2本目は「ちれ」(130円)のタレ焼き。これも間違いない。

 このブログにも何度か書いたが、昔は「ちれ」はそれほど得意じゃなかった。プニプニ、クニュクニュとなんとも頼りなげな噛み心地が、あまり好きじゃなかったのだ。

 ところが、野方の「すっぴん酒場」で、ちょっと良く焼き系の「ちれ」に出会って、「ちれ」そのものが持つ美味しさに、改めて気が付いて、すっかり好物に変わっていったのでした。

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 一皿で同時に出された3本目と4本目は、「ねぎま」(160円、写真手前)と「みと」(180円、写真奥)の味噌焼きだ。いやぁ、満を持しての味噌焼きですねぇ!

 「ねぎま」は、『やきとん』ではなくて、『焼き鳥』。鶏もも肉と玉ねぎを交互に刺して焼き上げたものだ。ここ「たつや」には、『やきとん』も『焼き鳥』もあるのだ。

 「たつや」の味噌ダレ、『焼き鳥』にも合いますねぇ!

 初めて食べたのが「みと」。どこの部位か教えてもらったのに忘れてしまった(爆)。アブラっぽい食感から、筋肉っぽい食感まで、複雑に混じり合っていて、これは面白い! 今回は味噌焼きで出してくれたけど、醤油や塩も合うそうだ。

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 さらに「おかわりナカ」をもらって、「たつや」に来たら、忘れてはならない逸品、「もつカレー」をもらう。

 ただし、普通の「もつカレー(パン付き)」(440円)にすると、それだけでお腹がいっぱいになってしまいそうなので、今日は「たつやのポテサラもつカレーがけ」(310円)を注文した。

 「ポテトサラダ」も「もつカレー」も、どっちも食べることができて、量的にもちょうどいい。

 他にも「うずらの玉子もつカレーがけ」(270円)というメニューがあったり、お好みの串にプラス110円で「もつカレー」をトッピングしてもらうこともできる。

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 ソト1・ナカ4の4杯目となる「おかわりナカ」に合わせるつまみは、「けいらさんちのしいたけ串」(220円)。

 もともと鉄っちゃんだった店主は、今も日本の各地に出かけていっては、その地の美味しいものを発見し、仕入れてくる。

 このしいたけは、北海道の計良(けいら)さんという方が育てているものなんだそうな。しっかりと肉厚で、旨みも強くて美味しいねぇ。

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 ここで飲み物も食べ物もちょうどなくなって、普通であればお勘定をするタイミングなのだが、久しぶりの「たつや」なので、もうちょっと飲み食いしていきたい。

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 燗酒二合「玉風味」(770円)と「いくらと塩辛おろし」(380円)を注文すると、合わせて『やわらぎ水』も出してくれた。

 新潟・魚沼の「玉風味」は、ここ「たつや」では定番の日本酒といっていい。

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 「いくらと塩辛おろし」は、手書きの『本日のもつやすめ』メニューの中に、『今夜の酒泥棒』として紹介されていて、お店の自家製なんだそうな。

 こりゃ本当に、日本酒にはぴったりのつまみだなぁ。

 チマチマとつまみながら、ゆっくりと熱燗を楽しむ。

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 最後に、〆のつまみとして注文したのは「はらみポン酢」(380円)だ。

 スライスした豚ハラミに、玉ねぎスライスがたっぷりとのっている。

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 これまたいいですねぇ。「たつや」のつまみにハズレなしだ。

 たっぷりと3時間近く楽しんで、席料110円が加わって、今夜のお勘定は4,680円。

 Suicaでピッと支払って、店を後にした。どうもごちそうさま。

店情報前回) 《YouTube動画

《令和4(2022)年1月12日(水)の記録》

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震災を乗り越え四十年 … 居酒屋「わこう」(釜石)

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 初めての釜石。

 駅近くのホテルから、トコトコと20分ほど歩いてやってきたのは、居酒屋「わこう」だ。

 店に着いたのは開店時刻から20分過ぎた、午後5時20分。

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 金曜日ながら、まだ先客はなく、入口を入ってすぐ目の前にあるL字カウンターの一角に案内された。

 この店もまた、カウンター席は2席ごとぐらいに、可動式のパーティションで区切られている。

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 まずは、アサヒ、キリン、サッポロが選べる「瓶ビール」(中瓶660円)をサッポロ(黒ラベル)でもらって、のどを潤すと、すぐに出されるお通しは、小鉢の煮物(昆布、油揚げ、野菜)と枝豆だ。

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 実は釜石駅のすぐ近くには、ほとんど酒場らしい酒場はない。

 釜石での初日だった昨日は、同行のKさん、地元在住のMさんと3人で、駅の東側に広がる、釜石の中心街にある寿司屋「一助」から、『釜石漁火酒場かまりば』という小さな飲食店街の中にある「」へと、ハシゴ酒を楽しんだ。

 毎年、釜石に来られているKさんによると、この「一助」から「萩」へのハシゴ酒が、Kさんの釜石出張での定番コースなんだそうな。

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 日本の近代製鉄発祥の地として知られる釜石だが、世界三大漁場のひとつ、北西太平洋漁場の一角をなす三陸沖の重要な漁業基地としても栄えてきた。だから魚もうまいよねぇ!

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 昨日も1軒めの「一助」では、鯛白子、マンボウ酢物、穴子、カツオなめろう、ギンダラの味醂焼きなどをいただき、2軒めの「萩」では、いかふ焼き、ウニ玉子などをつまみに、釜石の地酒「浜千鳥」をたっぷりといただいたのでした。

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 二晩めの今日は、それとは逆に、駅の西のほうにある住宅街の酒場に行ってみようと、その付近をGoogle Mapで検索して、ここ居酒屋「わこう」を見つけたのでした。

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 2品のお通しで、最初の中瓶ビールを飲み切って、日替りの手書きボードに書き出されている品書きの中から、唯一『釜石産』という表記がある、「釜石産さんまみりん焼」(484円)を注文し、飲み物には『40年前の開店当初からこのお酒』という、岩手・盛岡の地酒「あさ開(あさびらき)三貫島」(二合1,100円)を燗でもらった。

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 ちなみに、日本酒の中では、この二合1,100円というのが一番安い。中瓶ビールが660円、チューハイが484円というあたりから見ても、飲み物の値段はちょっと高めかな。

 店内には、焼酎のキープボトルもたくさん並んでいるので、常連さんたちの多くは、焼酎をボトルキープして楽しんでいるのかもしれませんね。

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 地元出身の店主・藤井和幸さんは、30歳でこの店を開いて、ちょうど40年になるという。

 お父さんが地元の製鉄会社に勤めていたこともあって、本人も同じ会社に入社したが、配属されたのは地元・釜石ではない、よその土地だった。それが嫌で会社を辞め、タクシー運転手をしばらくやった後、地元に戻ってきて、この店を開いたんだそうな。

 昨日行った釜石の中心街は、港からも近く海抜も低いため、東北大震災のときに大きな津波の被害が出て、古くから続いていた『呑ん兵衛横丁』なども流されてしまったが、駅西側のこの地区は、幸いなことに津波の被害がなかった。だから、ここ「わこう」をはじめとする古くからの飲食店も、そのまま残っているとのこと。

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 「釜石産さんまみりん焼」に続いて、ネットでこの店のことを調べていた時に気になった「どんこの唐揚げ」(715円)を注文すると、予想のとおり、この料理が店の一番人気だと教えてくれた。

 この地でドンコと呼ぶのは、東北以北に生息する深海魚で、正式名称は「エゾイソアイナメ」。タラの仲間なんだそうな。

 ちょっと濃いめにつけられた下味と、唐揚げのこってりとした油感のある衣の中に、旨みたっぷりのドンコ。こりゃたまらんねぇ!

 思わず熱燗二合もおかわりだ。

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 ちなみに、大将や店員さんたちが着ている、お店のTシャツの背中に描かれてるのもエゾイソアイナメだ。この辺では、ほんとによくとれる魚なんだって。

 店は店主ご夫妻と、その娘さん、そして女性従業員1名の、合計4人で切り盛りされていて、このTシャツは、娘さんがデザインされたそうだ。

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 とそこへ、「良かったら食べない」と大将が出してくれた串焼きは、「ねぎま」(121円)、「レバー」(121円)、「つくね」(187円)のタレ焼きだ。

 他のお客さんから大量注文があった串焼きを焼くついでに、この3本も焼いてくれたようだ。これはありがとうございます。

 タレがちょっとスパイス風味で、これまた美味しいね。

 ふと気がつくと、金曜日の店内はすっかり満員状態。会社帰りのグループも、家族連れもと、とにかく客層が幅広いのが、名店の証(あかし)だね。

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 ゆっくりと2時間半ほど楽しんで、今夜のお勘定は4,350円(そのうち飲物代が2,860円と、全体の66%を占めてました)。PayPayで支払って、にぎわう店を後にした。

 どうもごちそうさま。

店情報YouTube動画

《令和4(2022)年6月24日(金)の記録》

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店情報: 居酒屋「わこう」(釜石)

  • 居酒屋 わこう 店名: 居酒屋 わこう
  • 電話: 0193-23-1203
  • 住所: 026-0034 岩手県釜石市中妻町2-18
  • 営業: 17:00-23:00(22:15FLO、22:30DLO)、日休
  • 場所: 釜石駅から1.3km(徒歩17分)ほど。
  • メモ: 注文は卓上の紙に書いて店員に渡す仕組み。木曜日はレディースデイ、女性(個人か女性のみのグループ)に限り、おつまみが半額(食事、飲み物はそのままの値段)。
    〔飲物〕《ノンアルコール》アサヒドライゼロ484、カクテル(シャルドネ、ハイボール、カシスオレンジ)484。
    《ソフトドリンク》オレンジ363、アップル363、コーラ363、グレープ363、カルピス363、ウーロン茶363、梅ジュース440、青汁440、Hotカルピス363、Hotウーロン茶363、Hot青汁440。
    《ウイスキー》角(ボトル)4,400、ホワイト(ボトル)4,070、オールド(ボトル)5,500、ジムビーム(ボトル)3,630、ハイボール550、コークハイ550。
    《梅酒》浜千鳥 梅酒(ボトル)3,080、國華の薫 にごり梅酒(300ml)1,320・(720ml)3,300、梅酒ロック550、梅酒サワー484、うめカラ935。
    《サワー・酎ハイ》レモン484、ライム484、巨峰484、ライチ484、カルピス484、グレープフルーツ484、生レモンサワー605、ウーロンハイ484、緑茶ハイ550。
    《カクテル》ジントニック484、ピーチフィズ484、スクリュードライバー484、レゲエパンチ484、モスコミュール484、ファジーネーブル605。
    《日本酒》浜千鳥 仙人郷(300ml)1,210・(720ml)2,750、浜千鳥 旬の酒(二合)1,100、浜千鳥 純米酒(700ml)2,750、あさ開 辛口本醸造(300ml)1,100、あさ開 三貫島(二合/ひや・燗)1,100、万山にごり酒(300ml)1,265。
    《焼酎》〈麦〉いいちこ(ハーフ)2,420・(一升)4,070・(水割り・お湯割り)484、ジンロ(ハーフ)2,420・(一升)4,070、知心剣(ボトル)3,190。〈芋〉黒霧島(ボトル)2,970、黒かめ(ボトル)2,970、からり芋(ボトル)3,190、一刻者/紅一刻/赤一刻(ボトル)3,575、芋焼酎(水割り・お湯割り)605。〈甲類〉ジャパン(ボトル)2,750。〈ごま〉紅乙女(一升)5,170。
    《ビール》アサヒスーパードライ(中ジョッキ)583・(ピッチャー)2,145、瓶ビール(アサヒ・キリン・サッポロ)660、瓶ビール(エビス)715、ビアリー528、シャンディガフ550、レッドアイ605。
    《ワイン》赤・白(ボトル)3,080、山のきぶどう(ボトル)2,640・(ロック・ソーダ割り)550。
    〔料理〕《食事》おにぎり1個(梅・おかか・昆布・ピリカ)220・(鮭・めんたいこ・すじこ・みそ焼き)242・(うに)297、カレーライス(サラダ付き)726、のり茶漬け484、梅茶漬け484、めんたいこ茶漬け605、鮭茶漬け605、ミックス茶漬け726、ラーメン550、めかぶラーメン660、辛いラーメン880、そば・うどん(かけ)495・(卵とじ・山かけ・めかぶ・月見)660、焼きそば605、焼うどん605、味噌汁(なめこ・とうふ・わかめ)187。
    《串(塩・たれ)》串焼き盛合わせ5本660、野菜焼き盛合わせ4本550、ねぎま121、かしら187、すなぎも121、つくね187、ぼんじり187、手羽先187、レバー121、なんこつ187、辛いウインナー187、ねぎ121、しいたけ187、ししとう187、ピーマン187、ミニトマト121。《炒め物》ホルモン炒め726、野菜炒め605、レバニラ炒め726。
    《揚げ物》とり唐揚げ605、コロッケ605、イカフライ605、串カツ715、チーズあげ605、どんこの唐揚げ715。
    《魚料理 焼物》ほっけ880、さんま484、さんまみりん干し484、めざし484、ししゃも484、ぼうたら484、あじ484、あたりめ726。
    《一品料理》肉じゃが484、なすの揚げ出し484、なす炒め484、なめこおろし440、もろきゅう440、たこわさ440、塩辛440、めんたいこ440、冷やしトマト440、なす焼き440、ところ天363、チーズ盛合わせ605、いかぽっぽ880、ニラ玉484、枝豆440、たまご焼き605、もつ煮込み484、牛すじ煮込み660、にんにく天ぷら484、コーンバター440、しらす奴484、揚げ納豆484、漬け物盛合わせ484、キムチ漬け484、冷奴363、もっきり奴363、揚げだし豆腐484、湯豆腐550、なっとう奴440。
    《酢の物》わかめ330、めかぶ363、もずく363。
    《お刺身》お刺身盛合わせ(1~2人前)1,650・(2~3人前)2,640、まぐろ935、メカジキ880、ほたて825、たこ770、しめさば770、サーモン770。
    《サラダ》わこうサラダ(ポテトサラダ付き)550、トマトサラダ484、チョレギとうふサラダ550、旬の野菜の冷製バーニャカウダ(2~3人前)1,100(小さめも対応可能)。
    (2022年6月調べ)

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岡山で人気の大衆酒場 … 「成田家(なりたや)西口店」(岡山)

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 昼間に、新幹線から四国内の特急への乗換駅として利用することが多い岡山だが、もしゆっくりと飲める機会があれば、ぜひ行ってみたい酒場がある。

 岡山の呑兵衛たちに大人気で、この地では「サラリーマンの聖地」とも呼ばれているらしき大衆酒場、「成田家」である。

 今日は初めて岡山で宿泊できるチャンスが得られたので、満を持してその「成田家」に行ってみることにした。楽しみじゃのぉ!

 「成田家」は、岡山市内を中心に、岡山県内に20店舗ほどある。

 1953年(昭和28年)に第1号店がオープンし、そこから暖簾分けする形で、県内各地に「成田家」が広がっていったようだ。

 そんな中から、今日は岡山駅に最も近い、「成田家 西口店」を目指すことにした。

 もしここに入れなかったら次に近いところへ、それでもダメならその次に近いところへと回っていけば、そのうちどこかに入れるだろう、という心づもりなのだ。

 店に着いたのは、開店時刻から10分しか経っていない、午後5時10分。

 入口引戸をガラリと開けて、「ひとりです」と店内へ。

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 奥に向かって細長い店内には、左手にL字(形は左右逆)カウンター12席と、奥の右手壁際に4人用のテーブル席が2卓。(2階に座敷席もあるようだが、今日は使われていないようだった。)

 カウンター席は、2席ごとに透明なパーティションで、6つぐらいの空間に区切られていて、開店直後にもかかわらず、空いている空間は1つのみ。当然のようにその空間に案内された。

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 奥のテーブル席にも、すでにグループ客が1組入っていて、私のすぐ後から入ってきたサラリーマン4人組が、残る1卓に入って、これで店内はなんとなく満員になった。(パーティションの数ではなくて、椅子の数で見ると、カウンター席には、あと5人ぐらいは入れそうな状況ではある。)

 危なかったなぁ。岡山の呑兵衛さんたち、みんな、出足がいいなぁ。

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 まずはやっぱりビールからスタートだ。

 メニューには「ビール大」(600円)と「生ビール中」(600円)が並んでいるので、「ビール大」のほうを注文すると、すぐにアサヒスーパードライの大瓶が出された。

 生ビールは飲みやす過ぎて、すぐにキューッと飲み干してしまうので、ひとりの時はなるべく瓶ビールを選んで、ペースダウンを図っているのでした。

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 そしてつまみ。

 岡山「成田家」の名物料理と言えば、「とり酢」(230円)と「湯豆腐」(250円)。この2品は必ず食べて帰らないと。

 しかしながら、一品一品の量がどれくらいかわからないので、最初の注文は「とり酢」だけにしておいた。

 小鉢に、ひとつかみの春雨(マロニー)を入れて、その上に細かく切った蒸し鶏(カシワ)をのせ、刻みネギをたっぷりとトッピングする。ポン酢醤油を回しかけ、小鉢の縁に練りガラシを添えたらできあがりという、わりとシンプルな料理だ。

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 「はいどうぞ」と、カウンター越しに出してくれる「とり酢」を、グルグルっとかき混ぜていただく。

 なるほど! 見た目どおり、さっぱりとした味わいで、飲み始めの最初の一品として、ぴったりだ。

 ここ「成田家」には、お通しはないが、この「とり酢」がまさにお通しの役割も果たすわけですね!

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 「とり酢」に続いて、もうひとつの名物、「湯豆腐」も注文しようと思っていたのだが、その前に、メニューを眺めていて気になった「刺身盛合せ」(680円)をもらうことにした。

 メニューには、「マグロ刺」(550円)、「イカ刺」(550円)、「あじ刺」(550円)、「ハマチ刺」(600円)、「たこぶつ切り」(630円)、「カツオタタキ」(550円)と、各種刺身が単品価格550円から630円で並んでいるなか、「刺身盛合せ」は680円と、単品の値段とほとんど変わらないのだ。こりゃ気になるよねぇ。

 そして出てきた「刺身盛合せ」は、タイ、タコ、マグロ、イカの4点盛り。1種あたり2切れずつぐらいの少量だけど、ひとりで食べるにはちょうどいい。

 ひとりで飲むときは、こういう刺し盛りがうれしいなぁ。

 イカの身が、ねっとりと分厚いのもいいですねぇ。立派な紋甲イカだ。

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 大瓶ビールを飲み切ったところで、「日本酒」(300円)を熱燗で注文すると、カウンター上に置かれているポットから、受け皿付きの大きな一合猪口に、たっぷりと注いでくれた。

 銘柄は地元・岡山の「御前酒(ごぜんしゅ)」だ。

 初めて飲んだお酒だけれど、これまたとっても飲みやすい。魚とも合うねぇ!

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 刺身の後は、いよいよもうひとつの名物、「湯豆腐」をもらう。

 味のついた出汁と一緒に出してくれる「湯豆腐」には、カツオ節や刻みネギもたっぷりとトッピングされている。

 うぅ~っ。これもいいねぇ。

 呉の「森田食堂」や、新開地(神戸)の「赤ひげ姉妹店」の湯豆腐と共通する、出汁が旨い系の湯豆腐だ。

 こうして「成田家」二大名物の、「とり酢」と「湯豆腐」をいただいたけれど、『名物にうまいものあり』ですねぇ!

 実は県内に何軒もある「成田家」では、「とり酢」と「湯豆腐」は定番だが、それ以外の料理は店舗ごとに違うそうだ。

 それどころか、その「とり酢」と「湯豆腐」にしても、名前は同じだが、その内容は店舗ごとに違うらしい。

 そういえば都内に暖簾分けで広がった「三州屋」にも、「鳥豆腐」という、各店舗に共通する名物料理があるんだけど、その内容は店舗ごとに違う。それと似た感じなのだろう。

 そこが、暖簾分けで広がった店ならではの、チェーン店とは異なる面白いところですね。

 こうして同じ「成田家」でも、店舗ごとに個性が異なり、メニューも異なるのだが、『うまく、早く、感じよく、なおかつ安く』という、「成田家」の家訓は各店舗で共有されているそうだ。

 この『なおかつ安く』を実現すべく、ここ西口店のつまみも、200円から始まって、一番高いのが、さっきいただいた「刺身盛合せ」の680円だ。

 最安値である200円のつまみにしても、とりきも、あらだき、ねぎみそ、もろきゅう、トマト、納豆、冷ヤッコ、ワカメ酢、もずく酢、白菜キムチ、枝豆と充実しているのが嬉しいところだ。(カウンターの常連さんたちにはワカメ酢が人気のようだ。)

 そんな中から「あらだき」(200円)を注文すると、「今日は『あらだき』はないんです」とのこと。残念!

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 それじゃあ、と代わりに注文した「とりきも」(200円)が、これまた美味しいこと!

 熱燗も2杯目に突入した。

 「小エビ唐揚げ」(390円)か「小エビかき揚げ」(550円)も食べたかったのだが、もうお腹がいっぱいになってきた。

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 そこで最後に、つまみ 兼 〆の一品として、「穴子巻」(390円)を注文すると、注文を受けてから焼いた穴子を巻物にしてくれる。これもいいねぇ。

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 もう1杯、熱燗をもらって2時間ちょっとの酒場浴。

 お勘定は3,250円でした。どうもごちそうさま。

 やぁ、来れて良かった!

店情報YouTube動画

《令和4(2022)年7月1日(金)の記録》

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店情報: 「成田家(なりたや)西口店」(岡山)

  • 成田家 西口店 店名: 成田家 西口店
  • 電話: 086-253-3903
  • 住所: 700-0024 岡山県岡山市北区駅元町28-13
  • 営業: 17:00-22:00(21:30LO)、日休
  • 場所: JR岡山駅東出口から徒歩10分(276m)ほど。
  • メモ: 左にL字(左右逆)カウンター12席、右奥に4人×2卓のテーブル席(2階に座敷席?)。支払いは現金。
    〔メニュー(表)〕日本酒300、焼酎(むぎ・そば・いも・米)300、ビール大600、生ビール中600、チューハイ(レモン・ライム・ウメ酒)380、ウメ酒320、生酒600、ハイボール470、ウイスキーS300・W400、コーラ200、オレンジ200、ウーロン茶200。
    とり酢230、湯豆腐250、とりきも200、あらだき200、小芋280、ねぎみそ200、もろきゅう200、トマト200、納豆200、冷ヤッコ200、トロロ280、トロロ納豆380、ワカメ酢200、もずく酢200、ワカメトロロ390、もずくトロロ390、白菜キムチ200、サバ酢390、たこ酢390、サバ酢みそ390、たこ酢みそ390、刺身盛合せ680、マグロ刺550、イカ刺550、あじ刺550、ハマチ刺600、たこぶつ切り630、マグロ山かけ630、マグロ納豆630、イカ納豆630、カツオタタキ550、あじタタキ550、とり串300、かわ串350、かもつくね350、若どり唐揚げ510、手羽先唐揚げ430、若どりバタ焼510、串カツ550、かわ唐揚げ430、なんこつ唐揚げ430、ゲソ塩焼280、ししゃも390、ハタハタ焼390。
    〔メニュー(裏)〕天ぷら盛合せ660、エビ天630、いか天550、たこ天550、ゲソ天550、キス天550、ちくわ天390、小エビ唐揚げ390、小エビかきあげ550、ギョーザ天300、シューマイ天300、野菜天550、いも天360、レンコン天360、玉ねぎ天360、茄子天360、ゴボー天360、ピーマン天360、シイタケ天390、なす田楽360、ポテトフライ280、焼しいたけ390、焼ピーマン360、焼ししとう360、鉄火巻350、イカ巻390、ハマチ巻390、明太子巻390、カッパ巻300、しんこ巻300、しそ巻300、納豆巻300、お茶づけ390、焼おにぎり360、ごはん(大)260・(中)230・(小)200、つけもの盛合せ360、ちりめん大根200、茄子からしづけ200、うにくらげ200。
    〔メニュー(裏)下部の日替り部分(2022年7月の例)〕ひら刺550、カツオタタキ550、あじ南バン450、ひら煮付410、あじフライ430、アスパラ天390、まいたけ天360、牛コロッケ280、ポテトサラダ300、枝豆200。
    (2022年7月調べ)

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人気煮込み料理3連発 … 立ち飲み「天下(てんか)」(川崎)

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 川崎に来たら、立ち飲み「天下」。

 自分の中では、すっかり定着してしまっているこの流れ。

 今日は午後6時前の入店となった。

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 この時間帯、さすがにお客が多かったが、なんとかL字立ち飲みカウンターの角あたりに立つことができ、まずは「白ホッピー」(400円)からスタートした。

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 1品目のつまみに選んだのは「けんちん汁」(310円)だ。

 ここの「けんちん汁」は、具材の大きさも種類もしっかりとしていて、『つゆだくのおでん』と言ってもいいぐらいの逸品なのだ。

 入っているのは、大根、人参、コンニャク、豆腐、厚揚げ。里芋もいいねぇ!

 「けんちん汁」だけに、出汁が効いた汁そのものも、これまた、いいつまみになるんだなぁ。

 この「けんちん汁」だけで、2杯目となる「ナカ(おかわり焼酎)」(210円)を飲み干して、3杯目をもらうと共に「鳥もつ煮」(360円)を注文した。

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 「鳥もつ煮」もまた、この店の名物料理のひとつである。

 注文を受けてから、生の鶏もつが専用の鍋に入れられ、ひとり分ずつ調理されていく。必ずキンカン(卵になる前の黄身の部分)が入っているのもいいよね。

 この「鳥もつ煮」で、4杯目の「ナカ」もいただいて、「白ホッピー」はソト1・ナカ4で飲み終えた。

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 今夜は「山崎」もあるとのことで、5杯目の飲み物として「山崎ハイボール」(310円)を注文した。

 「山崎ハイボール」が310円で飲める店! 私は他には知りません。

 圧倒的に安いよねぇ。

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 合わせるつまみには、「鳥もつ煮」と並び立つ、この店のもうひとつの『もつ煮』、「もつ煮込み」(400円)を注文。

 ここに来たときは、「鳥もつ煮」か「もつ煮込み」のどっちかを選ぶことが多いのだが、今日は両方とも、となった。

 「もつ煮込み」は、シロやフワなどの『もつ』はもちろん、一緒に煮込まれている大根がうまいんだなぁ。

 思いっきり煮込まれて、ヤワヤワになった大根は、その内部にたっぷりと「もつ煮込み」の旨みが染み込んでいるのだ。

 ックゥ~~ッ! うまいっ!

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 すぐに「山崎ハイボール」もおかわりだ。

 今夜もまた3時間近く立ち飲んで、この店ならではの人気煮込み料理3品をつまみに、飲み物が6杯。

 品物と引き換え払いでの支払合計は2,720円でした。

 やぁ、美味しかった。今日はレア物の「山崎」もあったのが良かったなぁ。

 川崎に来たら、また来ます。どうもごちそうさま!

店情報前回) 《YouTube動画

《令和3(2021)年12月15日(水)の記録》

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大雨の影響が残るなか … 洋食・おでん「自由軒(じゆうけん)」(福山)

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 大雨の影響で、西瀬戸道(しまなみ海道)が通行止めとなり、山陽本線も線路冠水で一部区間が不通となるなか、瀬戸内の島から、高速艇とタクシーを乗り継いで、なんとか福山まで戻ってきた。

 宿泊先のホテルにチェックインして、やっと少し落ち着いた気持になって、「自由軒」に食事に出かけたのでした。

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 コの字カウンターの一角に座り、まずはいつもどおり「大ビール」(630円)をもらい、最初の1杯を、クゥ~~ッと一気に飲み干した。

 あぁ、よかった。やっと人心地がついた。

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 つまみのほうも、これまたいつもどおり、おでんの「豆腐」(150円)と「スジ」(330円)からスタートだ。

 味付けは、もちろん味噌で。

 ここのおでんは、出汁で煮込まれていて、味はついていない。お皿や小鉢に盛った後、自家製の味噌ダレか、生姜醤油をかけて、味をつけてくれるのだ。

 さっき、コの字カウンターと書いたけれど、コの字の片側は短くて、実際には角のあるJの字のような形をしている。Jの形の下側が入り口だ。

 私はたいてい、Jの左側か、下側に座るようにしているのだが、今日はそのエリアは先客でいっぱい。あまり座ったことがない、Jの右上のほうに空席があったので、そこに座らせてもらった。

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 同じ店でも、座る場所によって見える景色が違うのが面白い。

 今日のこの席からは、焼酎を作る場所がよく見える。なるほど、焼酎は紙パックのものが使われていて、芋焼酎は宮崎・高千穂酒造の「千穂乃蔵」、麦焼酎は宮崎・雲海酒造の「いいとも」のようだ。

 おっ! 自家製らしきラッキョウ漬けも見えるなぁ。これは食べてみなければ!

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 そんなわけで、「豆腐」と「スジ」で、大瓶ビールを飲み切った後、自家製の「らっきょ」(280円)をもらって、合わせるお酒は「芋湯(いもゆ)」。芋焼酎のお湯割り(380円)である。

 ラッキョウと芋焼酎のお湯割り。これが実によく合うんですねぇ!

 「らっきょ」は、小皿に5個と、思ったよりも数が少なかったが、芋焼酎1杯に合わせるには、ちょうどよい量だった。

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 続いては、手書きのホワイトボードメニューの中で、とっても気になった「ふぐ皮」(450円)を注文し、「日本酒」(380円)の熱燗を合わせる。

 「日本酒」の銘柄は、地元・福山の「天寶一(てんぽういち)」。

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 注文を受けてから、日本酒をチロリ(金属製の酒器)に注いで、おでん鍋の横に付いている燗づけ用の穴で燗をつけ、チロリのまま出してくれるのだ。

 ひやぁ~っ。「ふぐ皮」と熱燗の組み合わせもいいですねぇ。

 昼間に、『大雨の影響が残るなか、どうやって帰ろうか』と思いっきり心配したことなど、もうすっかり忘却のかなたに吹っ飛んでしまった。

 やぁ、美味しい!

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 つまみつまみしたものの連続だったので、最後にちょっとしっかりしたものを、ということで、「さんま塩焼」(550円)を注文。

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 これに合わせて「麦水(むぎみず)」、麦焼酎の水割り(380円)をもらった。

 サンマも好きな魚なんだけど、最近、あまり見かけないですよねぇ。

 キュッと瀬戸内レモンを絞っていただくと、これもまた美味しいや。

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 さらにもう1杯、「麦水」をおかわりして、3時間ほどの酒場浴。

 5品と5杯(大瓶ビール→芋焼酎→日本酒→麦焼酎×2)でのお勘定は、3,880円でした。どうもごちそうさま。

店情報前回) 《YouTube動画

《令和3(2021)年7月8日(木)の記録》

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肉よし魚よし酒もよし … 居酒屋「亀千(かめせん)」(蘇我)

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 同行のAさんと共に、開店時刻の午後5時ちょうどにお店に到着。

 入口引戸を開けて、「二人です」と店内に入ると、「奥の左の席にどうぞ」と、小上がりの座敷席の、左奥角にある4人卓に通された。

 店内は入口右手に、Γ型のカウンター席があり、その奥が小上がりの座敷席になっている。

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 まずは「瓶ビール(大瓶ラガー)」(660円)をもらって乾杯すると、すぐに出されるお通しは、タコとキュウリの酢物(ひとり1個ずつ)と、枝豆(二人で1盛り)。

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 同行のAさんが、「牛すじ煮込」(580円)を注文したので、私もそれに便乗し、「牛すじ煮込」を合わせて2つもらった。

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 「なぜ真っ先に『牛すじ煮込』を選んだの?」とAさんに聞いてみると、「ずらっと並んでいる短冊メニューのちょうど角のところにあって目立ってたから」とのこと。

 そう言えばさっき、「牛すじ煮込」の注文をしたときに、店のおねえさんも、「どこかでウチの『牛すじ煮込』のことを聞かれましたか?」と訊ねてくれるほどだったので、どうやらこの「牛すじ煮込」は、ここ「亀千」の名物のようだ。

 その名物を、メニューのチラ見だけで見つけたAさんもすごいなぁ。

 写真で見ると小ぶりに見えるかもしれないが、この器そのものがでかい。小さめの丼ぐらいあるのだ。

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 瓶ビールをおかわりし、続いては「青魚三点盛(あじ、いわし、かつお)」(1,210円)を注文すると、出てきたカツオの立派なこと!

 「この刺身には熱燗だね!」と、まだ2本目のビールは残っているけど、「梅一輪(二合)」(690円)を熱燗で注文した。

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 「梅一輪」は、千葉は九十九里の地酒なんだそうで、蘇我駅方面から、ここへ来るまでの道すがら、多くの酒場に「梅一輪」の看板が掲げられているのを見た。

 地元の魚には地元のお酒。やっぱり合うよねぇ!

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 ここ「亀千」の創業は、1985年(昭和60年)3月。今年で創業37年となる地域に根付いた大衆酒場だ。

 創業店主ご夫妻は、今はもう、若い人たちに店の運営を任せているのか、Γ型カウンターの短辺のところ(店の奥側)に座って、自分たちも飲んだり食べたりしながら、店内の様子を眺めている。

 カウンター長辺の、入口から見て奥のほう、店主夫妻の近くに座ることができて、店主夫妻と話しながら飲むことができるのが大常連さんたちの特権のようだ。

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 続いては串焼き(やきとり)を注文する。Aさんが「かしら(塩)」(170円)、「砂肝(塩)」(170円)、「白もつ(たれ)」(170円)の3本。私は「鳥皮(たれ)」(170円)と「白もつ(たれ)」(170円)の2本を注文した。

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 1本170円はちょっと高いなぁ、と思っていたが、出てきた串焼きを見て納得。普通のもつ焼きの1.5倍から2倍ぐらいの大きさがある。これはお得ですねぇ!

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 燗酒(二合)も4本めに入り、「最後にもう1品!」と注文したのは「たこ唐揚」(660円)だ。

 壁のメニューには「たこ焼」(550円)もあって、これが『タコそのものを焼いたもの』だったら、これを注文しようと話していたのだが、店のおねえさんに確認したところ、「たこ焼」は、いわゆる普通の、まん丸い「たこ焼」とのことでした。残念!

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 が、しかーし! その代わりに注文した「たこ唐揚」の美味しいこと。

 呉や広島のほうで食べる「たこ天ぷら」も美味しいのだが、この「たこ唐揚げ」も負けていない。衣の味付けが絶妙だ!

 午後8時半まで、たっぷりと3時間半ほど楽しんで、お勘定は二人で8,630円(ひとり当たり4,315円)でした。どうもごちそうさま。

 ここもまた、事前にGoogle Mapで検索、検討して、初めて伺った居酒屋でしたが、とってもいい酒場でした。

 なんだか最近、「食べログ」よりも、Google Mapのほうが、自分の感覚と合うような感じがするなぁ。(個人の感想です。)

店情報YouTube動画

《令和4(2022)年6月6日(月)の記録》

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店情報: 居酒屋「亀千(かめせん)」(蘇我)

  • 亀千 店名: 亀千
  • 電話: 043-264-9945
  • 住所: 260-0842 千葉県千葉市中央区南町2-21-14
  • 営業: 17:00-24:00(22:30LO)、日祝と第3月休
  • 場所: JR京葉線・蘇我駅(東口)から徒歩7分(550m)ほど
  • メモ: 昭和60(1985)年3月創業。店内禁煙、店の入口横(店の外)に灰皿が設置してあり、喫煙者はそこで吸える。カウンター席と小上がりの座敷席で合計30席ほど。

    〔料理〕
    《刺身》特選亀千お刺身三点盛(インドまぐろ中とろ・縞あじ・水たこ)1,210、インドまぐろ中とろ880、活〆縞あじ刺し740、白いか刺し850、水たこ刺し660、活〆平目刺し850、生トロサーモン刺し/炙り850、あじ刺し/タタキ/なめろう780、(活)赤貝刺し940、(活)殻つぶ貝刺し990、真いわし刺し/なめろう660、青魚三点盛(あじ・いわし・かつお)1,210、馬刺し940、初かつお刺し/タタキ780、初かつお土佐造り850、天然岩かき1個850。
    《焼魚・煮魚》特大ほっけ焼1,100、にしんスティック炭火焼550、エイヒレ550、サバ焼550、銀ダラ煮付940。
    《天ぷら》天ぷら盛合せ1,320、野菜天ぷら880、海老天ぷら990、特製かき揚天830、納豆天ぷら500、豚天ぷら660、イカ天ぷら720、桜海老かき揚天940、あじ天ぷら860、白海老かき揚天940。
    《串焼》ネギ間1本170、鳥皮1本170、にんにく間1本220、砂肝1本170、牛タンつくね1本220、かしら1本170、豚レバ1本170、白もつ1本170、バラ1本220。
    《炒物》肉野菜炒め660、もやし肉ニラ炒め610、ピリ辛なす味噌炒め660、ホルモン炒め610、豚キムチ炒め660、砂肝にんにく炒め610、豚ニラ玉550、ニラレバ炒め720、アスパラベーコン720、チーズ入り玉子焼き640、きの子バター530、海老チリソース1,100、豚生姜焼720、青森にんにく丸焼き500、厚揚焼390、焼餃子6個610、ゴーヤチャンプルー720。
    《揚物》串かつ750、カマンベールチーズフライ720、チーズ入りササミかつ720、コロッケ550、にんにく味噌フライ530、ナンコツ唐揚550、たこ唐揚660、たこ焼550、カニクリームフライ550、山盛りポテトフライ530、シーフードミックスフライ(あじ・いか・海老)990、レバかつ660。
    《サラダ類》海鮮サラダ770、わかめサラダ610、トマトサラダ610、ツナサラダ610、アスパラサラダ720、セロリ390、キムチ330。
    《一品》牛すじ煮込580、うなぎ肝焼610、山芋いそべ揚610、山芋梅肉揚610、手羽先餃子揚550、揚出豆腐440、揚出なす420、おしんこ390、ゆでアスパラ500、いか塩辛390、もずく酢390、酢の物盛合せ610、いか納豆720、まぐろ納豆750、冷奴280、もろきゅう330、梅キュウリ440、月見330、朝採りトウモロコシ1本580。
    《ごはん・麺》おにぎり(梅・鮭・おかか)420、焼おにぎり390、お茶漬420、いそべ焼390、鴨ざるつけめん750、焼そば610
    《日替りの黒板メニュー》いかフライ720、チーズスティック660、骨付カルビ塩焼990、海老フライ990、ウインナー盛合せ740、あじフライ860、豆あじ唐揚酢580、活あさり酒蒸し/バター800、ぜんなり(ハマグリ)酒蒸し/バター800、メロカマ煮付1,210、なす焼420、川海老唐揚660、エシャレット350、いんげんおひたし420、谷中生姜420、いわし天ぷら/フライ/梅しそ巻揚720、甘唐辛子焼420、カブト付カンパチかま焼850。

    〔飲物〕
    《酒類》キリンサワー(グラス)420・(ジョッキ)500、瓶ビール(ラガー大瓶)660、生ビール(ラガー)(大)770・(中)610・(小)500、生搾りレモンサワー420、生搾りキウイサワー420、生搾りグレープフルーツサワー420、生搾りオレンジサワー420、シークァーサーサワー420、ゆずサワー420、巨峰杯420、梅ハイ420、青リンゴハイ420、レモンハイ420、チューハイ420、ウーロンハイ420、緑茶ハイ420、カルピスハイ420、梅酒(ロック・ソーダ割り)440、ウイスキー水割り500、ウイスキーハイボール500、ロックワイン(赤・白)500。
    《日本酒》梅一輪(1合)390・(2合)690、菊水辛口(冷酒300ml)830、梅一輪(冷酒300ml)830、聖泉(冷酒300ml)830、純米亀千酒(720ml)2,530、八海山(純米大吟醸1杯)920、秀鳳(純米大吟醸超辛口1杯)950、池月(純米1杯)790、にごり町田酒造(特別純米1杯)780、鍋島(特別純米酒1杯)770、和田龍登水(山田錦純米生酒1杯)940、遊我月酔(特別純米1杯)790、一歩己(純米原酒1杯)780。
    《一杯売》景虎純米860、景虎梅酒860、黒霧島(芋)440、赤霧島(芋)550、茜霧島(芋)610、虎斑霧島(芋)610、吉四六(麦)440、二階堂(麦)440、佐藤(麦)610、森伊蔵1,100、村尾940、萬膳660、伊佐美660、山美娘880.
    《ソフトドリンク》ノンアルコールビール零ICHI 390、コーラー280、オレンジジュース280、カルピス280、ジンジャーエール280、ウーロン茶280、緑茶。
    《ボトル》黒霧島(芋900ml)2,640、赤霧島(芋900ml)3,300、茜霧島(芋900ml)3,520、虎斑霧島(芋900ml)3,520、黒白波(芋900ml)2,420、鍛高譚(しそ720ml)2,420、吉四六(麦900ml)3,850、二階堂(麦900ml)2,320、いいちこ(麦720ml)2,420、白水(麦900ml)2,200、白水(米900ml)2,200、JINRO(25度)1,980、サントリー角(ウイスキー)3,520、IWハーパー(ウイスキー)4,400、ピアドール(フランスワイン赤・白750ml)2,420。
    (2022年6月調べ)

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聞きしにまさる人気店 … 中華料理「相一軒(あいいちけん)」(神戸)

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 神戸への出張で、同行のAさん、Yさんと3人でやってきたのは、Aさんオススメの中華料理店、「相一軒」だ。

 地元の大人気店で、Aさんは20年以上前から、神戸に来るたびにこの店に来ているそうだ。

 店に着いたのは午後5時過ぎ。開店時刻(午後5時半)より前だったが、店の外で開店準備中だった店員さんが、「中で待ってください」と声をかけてくれて、店内に入ることができた。

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 店内は、左側が直線のカウンター席で、2席ずつ感染防止のパーティションで仕切られていて、ゆったりと8席分。

 右側壁際に4人テーブルが3卓、手前から店の奥に向かって並んでいて、手前2卓には「予約席」の札が立っている。

 我われ3人は一番奥のテーブル席に案内された。

 これで3卓のテーブルはすべて埋まってしまったわけだ。聞きしにまさる人気店ですねぇ!

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 開店時刻まで待つこともなく、すぐに注文を聞きに来てくれたので、Aさんが「生ビール(中)」(450円)、Yさんと私は「生ビール(大)」(750円)をもらって、さっそく乾杯である。

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 最初の料理を、この店をよく知るAさんに預けると、「ニラレバ炒め」(650円)、「ギョーザ」(300円)×2人前、「豚足」(550円)、「あさり炒め」(500円)の4品を注文してくれた。

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 現時点では他にお客さんがいないこともあって、料理の出も早い。

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 いやぁ、すべての料理が美味いですねぇ!

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 特に、「あさり炒め」と、お店イチオシの「ギョーザ」がすばらしい。

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 生中からスタートしたAさんは、すぐに「日本酒」(300円)の燗を経由して、「レモン酎ハイ(中)」(450円)へと飲み進む。

 「日本酒」の銘柄は、神戸は灘の「白鶴(上撰)」。徳利ではなくて、90mlぐらいのグラスで出される。

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 生大のYさんは、「ハッスルハイボール」(550円)に移行した。

 壁に張り出されている「ハッスルハイボール」のメニューには、『朝鮮人参、ウコギ(五加皮)をはじめとする厳選素材をつけ込み、成分をゆっくり抽出させた「ウーカーピー酒」を使用したハイボール。独特のスパイシーな風味と味わいが特徴です』という説明文が載っている。この店のみならず、関西地区の複数の酒場で飲むことができるようだ。

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 2巡目の料理として、「ザーサイ」(300円)、「揚げワンタン」(450円)、そして「腸」(400円)と「タン」(400円)を注文した。

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 「腸」と「タン」とは同じお皿に一緒盛りで出された。

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 「タン」ももちろん美味しいんだけど、「腸」がいいですねぇ! この「腸」だけで、お酒を3杯ぐらい飲むことができそうだ。

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 私も生大を飲み終えて、「老酒」(400円)を燗でもらった。

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 3巡目には、「イカ団子」(650円)と「えびせん」(300円)を注文。

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 揚げたての熱々で出された「えびせん」は、海老の風味がとっても強くて、本当に美味しい。こんな「えびせん」、初めてだ! 次に来ても、この「えびせん」は必ず頼むに違いない!

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 Yさんは「日本酒」の燗を、Aさんと私は「紹興酒」(400円)の燗をもらって、つまみを兼ねた〆の一品として、「焼きめし」(450円)と「ワンタン」(400円)を注文した。

 「焼きめし」が『パラパラ系』ではなく、福山「自由軒」などと同じような『しっとり系』なのも嬉しい。

 『パラパラ系』も好きだけど、飲んでるときは『しっとり系』もいいんだなぁ。

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 ゆっくりと2時間ちょっと楽しんで、お勘定は3人で10,400円(ひとり当たり3,467円)でした。どうもごちそうさま。

 店を出る頃には、店内はすっかり満席になってました。

店情報YouTube動画

《令和4(2022)年1月19日(水)の記録》

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店情報: 中華料理「相一軒(あいいちけん)」(神戸)

  • 相一軒 店名: 中華料理 相一軒
  • 電話: 078-341-3874
  • 住所: 650-0025 兵庫県神戸市中央区相生町4-1-26
  • 営業: 17:30-22:30(22:00LO)、日祝と第2・4・5土休
  • 場所: JR神戸駅を山側に出て左へ。姫路方面に高架沿いを進み、大きな信号交差点の手前左手(ガード下)。駅から290m、徒歩約4分。高速神戸駅、ハーバーランド駅からも徒歩3~4分。
  • メモ: カウンター10席、テーブル12席(4席×3卓)の計22席。予約可。支払いは現金のみ。
    瓶ビール(大)550・(小)350、生ビール(大)750・(中)450、レモン酎ハイ(大)750・(中)450、日本酒300。どぶろく350、焼酎(麦・芋)350、紹興酒400、老酒400、五加皮酒400、梅酒400、梅酒ソーダ450。ウーロンハイ450、ハイボール500、レッドアイ500、ノンアルコールビール350、ウーロン茶250、ジンジャーエール250、コーラ250、サイダー250、オレンジジュース250。ハッスルハイボール550。
    腸400、タン400、キムチ300、ザーサイ300、えびせん300、ピータン350。揚げむね肉とチンゲン菜のうま煮650、ジャガイモ肉炒め500、ニンニクの芽炒め500、ピーマン肉炒め550、豚足550、蒸し豚400。あさりそば700、焼きめし450、中華丼600、肉めし700、おじや450、ライス150、焼きそば550、五目焼きそば700、チンゲン菜500。卵スープ350、肉スープ350、豚天麩羅650、若鳥唐揚げ600、イカ団子650、揚げワンタン450、揚げチーズワンタン450、酢豚650、蒸し鳥500。もやし炒め450、野菜炒め500、野菜肉炒め650、ニラ炒め500、ニラ肉炒め650、ニラレバ炒め650、ニラ卵炒め550、ニラ卵海老炒め650、あさり炒め500。ギョーザ300、ラーメン500、ワンタン麺650、五目汁ソバ650、八宝菜700、麻婆豆腐600、野菜スープ350。小スープ50。(2022年1月調べ)

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旨し!もつの味噌焼き … やきとん「秋元屋(あきもとや)」(野方)

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 野方のがたに来ると必ず様子を伺うようにしている「秋元屋」。

 ほとんどの場合が満席で、店の外に待ち行列ができていたりするのだが、雨が降っているからか、今日は外のテーブル席にも空席が見える。

 よしっ! 今日は入れそうだ。

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 店内と店外を隔てている透明のビニールシートを開けて、「ひとりです」と店に入ると、「こちらにどうぞ」と、新店側(通過できる壁を隔てて2つ並んでいる店舗の、向かって右側)のカウンター席に案内された。

 本店側(向かって左側)も新店側も、店の表のテーブル席にこそ空きはあるものの、カウンター席はほぼ満席である。

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 まずは「ホッピーセット白」(473円)をもらって、それを飲みながらメニューを確認する。

 「秋元屋」での注文は、小さな紙に書いて渡す仕組みなので、ゆっくりとメニュー選びすることができるし、注文間違いなども起こりにくいのがいいですね。

 その紙に、『キャベツみそ、煮豆腐、生ピーつくね』の3品を書きこんで、店員さんに手渡した。

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 ほとんど待つこともなく出されたのは「キャベツみそ」(132円)と「煮豆腐」(220円)の2品。

 「キャベツみそ」は、昔からの人気の品で、丸ごとのキャベツを放射状にザクっと「くし切り」にして、その形のまま、お皿にのせて出してくれる。

 これを丸ごと手で握って、別皿で出される味噌をつけながら丸かじりするのもよし、キャベツを1枚ずつめくりながら、チビチビといただくもよし。

 「煮豆腐」のほうは、「もつ煮込み」の鍋で、もつと一緒に煮込んでいる豆腐だけを小鉢に盛って出してくれるもの。

 「もつ煮込み」(440円)も、もちろん美味しいのだが、この「煮豆腐」もいいつまみになるのだ。

 他に、同じ鍋で煮込んでいる「煮玉子」(110円)もある他、〆のご飯物としての「煮込みライス」(440円)も人気の品だ。

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 「生ピーつくね」(275円)も焼き上がってきた。

 これは「自家製つくね」(単品198円)に、4つにカットした生ピーマンを、つくねの数に合わせて3つ(つまり4分の3個分)添えてくれるもの。

 つくねを、この生ピーマンにのせて、一緒にいただくのが美味しいのだ。

 このメニューは昔はなかった。

 「つくね」と一緒に、普通は焼いて出される「ピーマン」(単品165円)を、あえて『生』で注文し、それにくるんで食べる常連さんが多かったことから、それらをセットにした「生ピーつくね」がメニューに加わったのでした。

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 3杯めとなる「ナカ(焼酎)」(297円)をもらって、「てっぽう」(143円)と「はらみ」(143円)を、どちらも『味噌』で注文する。

 東京の西側エリアでは、いまやごく普通に食べることができる『もつの味噌焼き』だが、これを都内に持ちこんだのが、「秋元屋」の店主・秋元宏之さんだったのだ。

 ご自身が無類のもつ焼き好き、大衆酒場好きだった秋元さんは、埼玉県・わらびの「喜よし」で出されていた『もつの味噌焼き』に惚れこんで、ご自身の店「秋元屋」を開く前に、その「喜よし」で修業をした。

 そして2004年(平成16年)1月に「秋元屋」がオープン。

 『もつの味噌焼き』は、あっという間に「秋元屋」の名物としても定着し、「秋元屋」出身の人たちが、都内のあちこちに『もつの味噌焼き』を提供するもつ焼き屋を開店したことから、都内でも『もつの味噌焼き』が広く知られるようになったのでした。

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 もう1杯、「ナカ(焼酎)」(297円)をもらって、ソト1・ナカ4でホッピーを飲み終えた。

 久しぶりに入れた「秋元屋」を1時間半ほど堪能して、席料110円が加わって、2,387円のところ、10円未満は切り捨てで、今夜のお勘定は2,380円でした。

 どうもごちそうさま。

店情報前回)《YouTube動画

《令和4(2022)年4月15日(金)の記録》

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大瓶価格が指標の一つ … 「赤ひげ 姉妹店」(新開地)

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 出張に行った先々で、その土地の呑兵衛たちが毎日のようにやって来る大衆酒場を見つけることができると、自分もその土地の呑兵衛のひとりになったような気がして、とてもうれしい。

 新開地の「赤ひげ 姉妹店」も、そんな大衆酒場の1軒だ。

 入口側からまっすぐに伸びて、店の奥のほうで右に折れ曲がるL字カウンターの、一番奥の席が空いていたので、今日はその席に座らせてもらうことにした。

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 まずは「瓶ビール(大)」(490円)を注文すると、店のおねえさんから「ワンビアグラス!」と注文が通される。

 ここの瓶ビールは大瓶しかなくて、銘柄もアサヒスーパードライのみ。これが490円というんだから嬉しいではありませんか。

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 633mlの大瓶ビールの値段は、その酒場の大衆度を測るうえで大きな指標となる。税込みで600円より安ければ、かなり大衆度が高いと見ていい。

 ちなみに、都内でパッと思いつくところでは、都内各地にある「ほていちゃん」が410円、立会川「お山の大将」・赤羽「いこい」が450円、祐天寺「ばん」・練馬「金ちゃん」が480円、蒲田「鳥万本店」が490円、四ツ谷「鈴傳」・上野「立飲みカドクラ」が500円、立会川「鳥勝」が510円、阿佐ヶ谷「川名」が528円、鶯谷「ささのや」が530円、十条「斎藤酒場」が540円、新橋「大露路」・吉祥寺「いせや」が550円、門前仲町「魚三」・南砂「山城屋酒場」・上野「大統領」が580円、西荻窪「やきとり戎」・品川「マーちゃん」が590円、そして立石「宇ち多゛」・東十条「新潟屋」・赤羽「まるよし」・三田「たけちゃん」が600円という値段です。

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 そんなコストパフォーマンス抜群の大瓶ビールが届いたところで、1品めのつまみとして「焼鳥の盛合せ」(4本360円)を注文すると、こちらは「とりもり」という符牒で、カウンター内の厨房に通される。

 今治の焼き鳥のように、鉄板上で焼かれる焼き鳥は、「ずり」、「かわ」、「ねぎ身」、「きも」の4本セット。「ずり」と「かわ」(写真の左側2本)が塩焼きで、「ねぎ身」と「きも」(写真の右側2本)がタレ焼きだ。

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 焼き鳥4本で、大瓶ビールを飲み干した後は、「酒」(330円)を熱燗で頼んで、「カニ味噌」(350円)をもらう。

 カウンター内の厨房で、調理を担当しているのは、いかにもベテランといった感じの、年配の男性店員さん3人。

 店の入口近くの、おでん鍋のところにいる男性(スキンヘッドで、「宇ち多゛」の三代目のような感じの人)がお勘定を担当してるところを見ると、彼がこの店の店主なのかなぁ。(未確認)

 カウンターの外(ホール)は、年配の男性店員さんも一人いるものの、他(2~3人)は若い女性。店内に「アルバイト募集中」という張り紙も掲示されている。

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 熱燗をおかわりして、つまみには前回いただいて気に入った「湯豆腐」(160円)をもらう。

 多くの常連さんたちが注文している「湯豆腐」は、旨みたっぷりの出汁で煮た豆腐。これをその出汁と共に、レンゲを添えて出してくれる。

 とにかくこの出汁が旨いのだ。

 L字のカウンター席は、ご常連と思しきひとり客で、ほぼ満席状態なのだが、ひとり客同士は、ほとんど話をしないのが神戸流なのか、とても静かな空間になっている。

 私自身も何度か来たが、話しかけられたこともないし、ひとり客同士でワイワイと話しているところも、あまり見たことがない。

 入ってきたときと、帰るときに、ちょっと挨拶しあう程度のようなのだ。

 ベテラン呑兵衛がそろっているのかなぁ。

 それに引き換え、L字カウンター席の奥にあるテーブル席を囲んでいるグループ客は、ワイワイガヤガヤと楽しそうに盛り上がっている。

 その両者が合わさって、店全体がシーンとする静けさでもなく、騒がし過ぎることもなく、ちょうどいいバランスの大衆酒場空間になっているのでした。

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 最後にもう1本、熱燗をもらって2時間半ほどの酒場浴。

 今宵のお勘定は2,350円でした。どうもごちそうさま。

店情報前回)《YouTube動画

《令和4(2022)年2月4日(金)の記録》

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