肉よし魚よし酒もよし … 居酒屋「亀千(かめせん)」(蘇我)
同行のAさんと共に、開店時刻の午後5時ちょうどにお店に到着。
入口引戸を開けて、「二人です」と店内に入ると、「奥の左の席にどうぞ」と、小上がりの座敷席の、左奥角にある4人卓に通された。
店内は入口右手に、Γ型のカウンター席があり、その奥が小上がりの座敷席になっている。
まずは「瓶ビール(大瓶ラガー)」(660円)をもらって乾杯すると、すぐに出されるお通しは、タコとキュウリの酢物(ひとり1個ずつ)と、枝豆(二人で1盛り)。
同行のAさんが、「牛すじ煮込」(580円)を注文したので、私もそれに便乗し、「牛すじ煮込」を合わせて2つもらった。
「なぜ真っ先に『牛すじ煮込』を選んだの?」とAさんに聞いてみると、「ずらっと並んでいる短冊メニューのちょうど角のところにあって目立ってたから」とのこと。
そう言えばさっき、「牛すじ煮込」の注文をしたときに、店のおねえさんも、「どこかでウチの『牛すじ煮込』のことを聞かれましたか?」と訊ねてくれるほどだったので、どうやらこの「牛すじ煮込」は、ここ「亀千」の名物のようだ。
その名物を、メニューのチラ見だけで見つけたAさんもすごいなぁ。
写真で見ると小ぶりに見えるかもしれないが、この器そのものがでかい。小さめの丼ぐらいあるのだ。
瓶ビールをおかわりし、続いては「青魚三点盛(あじ、いわし、かつお)」(1,210円)を注文すると、出てきたカツオの立派なこと!
「この刺身には熱燗だね!」と、まだ2本目のビールは残っているけど、「梅一輪(二合)」(690円)を熱燗で注文した。
「梅一輪」は、千葉は九十九里の地酒なんだそうで、蘇我駅方面から、ここへ来るまでの道すがら、多くの酒場に「梅一輪」の看板が掲げられているのを見た。
地元の魚には地元のお酒。やっぱり合うよねぇ!
ここ「亀千」の創業は、1985年(昭和60年)3月。今年で創業37年となる地域に根付いた大衆酒場だ。
創業店主ご夫妻は、今はもう、若い人たちに店の運営を任せているのか、Γ型カウンターの短辺のところ(店の奥側)に座って、自分たちも飲んだり食べたりしながら、店内の様子を眺めている。
カウンター長辺の、入口から見て奥のほう、店主夫妻の近くに座ることができて、店主夫妻と話しながら飲むことができるのが大常連さんたちの特権のようだ。
続いては串焼き(やきとり)を注文する。Aさんが「かしら(塩)」(170円)、「砂肝(塩)」(170円)、「白もつ(たれ)」(170円)の3本。私は「鳥皮(たれ)」(170円)と「白もつ(たれ)」(170円)の2本を注文した。
1本170円はちょっと高いなぁ、と思っていたが、出てきた串焼きを見て納得。普通のもつ焼きの1.5倍から2倍ぐらいの大きさがある。これはお得ですねぇ!
燗酒(二合)も4本めに入り、「最後にもう1品!」と注文したのは「たこ唐揚」(660円)だ。
壁のメニューには「たこ焼」(550円)もあって、これが『タコそのものを焼いたもの』だったら、これを注文しようと話していたのだが、店のおねえさんに確認したところ、「たこ焼」は、いわゆる普通の、まん丸い「たこ焼」とのことでした。残念!
が、しかーし! その代わりに注文した「たこ唐揚」の美味しいこと。
呉や広島のほうで食べる「たこ天ぷら」も美味しいのだが、この「たこ唐揚げ」も負けていない。衣の味付けが絶妙だ!
午後8時半まで、たっぷりと3時間半ほど楽しんで、お勘定は二人で8,630円(ひとり当たり4,315円)でした。どうもごちそうさま。
ここもまた、事前にGoogle Mapで検索、検討して、初めて伺った居酒屋でしたが、とってもいい酒場でした。
なんだか最近、「食べログ」よりも、Google Mapのほうが、自分の感覚と合うような感じがするなぁ。(個人の感想です。)
(次回) 22.08.10 うまし!豆あじ唐揚酢 … 居酒屋「亀千(かめせん)」(蘇我)
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