八戸毬姫牛の一頭買い … 炭火焼肉「無敵(むてき)」(本八戸)

八戸での夜は、地元のMさん、東京から同行のKさんと3人で、炭火焼肉「無敵」へ。
店に着いたのは、午後5時半。店の表に「県産牛一頭買い」という看板が出ているとおり、青森県産の八戸毬姫牛(まりひめうし)の一頭買いが自慢のお店のようだ。

ずらりと並ぶテーブル席の1卓に案内されて、まずはビール。
店には生ビールもあるが、Kさんが「私はビールは少しだけでいいや」ということだったので、サッポロ(黒ラベル)とキリンラガーが選べる中瓶ビール(700円)を、Kさん好みのキリンでもらって乾杯した。
Kさんは、ご自宅では「キリン一番搾り」の1缶(350ml)を、奥さんと分け合って飲んでから、秋田の「高清水」を、熱燗で2合ほどやるのが日課とのこと。
この適量の飲酒が身体に良いのか、79歳の今も、すこぶるお元気なのである。
中瓶ビールは最初の乾杯で、ほとんどなくなり、もう1本もらって、Mさんと分けあった。

料理は、まずは「八戸毬姫牛3点盛り(2名様分)」(3,980円)と「カルビ」(1,280円)をMさんが注文してくれて、「何か欲しいものは?」と聞かれたので、「ホルモンミックス(壺)」(1,480円)も注文してもらった。
「八戸毬姫牛3点盛り」は、タレと塩コショウが選べるところを、塩コショウでもらうと、出されたのは、イチボ、トモサンカク、ササニクの4切れずつの盛り合わせ。これが2名様分だから、ひとり分は1種2切れずつってことなんですね。

「ホルモンミックス(壺)」は、『色々なホルモンが入ったお得な一品』という説明書きがあって、その内容はシロ、シマチョウ、ミノ、ウルテなどの、色が白いホルモン類。ハラミ、レバー、タンなどの赤いホルモン類は入っていない。
「ホルモンミックス(壺)」と共に、氷が入ったグラスも出してくれて、「炎が上がったら、これで消してください」と店のおにいさん。

「ホルモンは時間がかかるので、網のまわりに並べて焼くといいですよ」というアドバイスももらった。
3人で2本の中瓶ビールを飲んだ後、熱燗2合(600円)をもらう。銘柄は「如空(じょくう)本醸造 生酒」だ。
久しぶりのホルモンが、とても美味しい。

前に来たときにMさんにオススメいただいた「ズワイガニ入り蟹みそ」(780円)は、今回ももちろん3つ注文。メニューには、『紅ズワイガニの身が入った蟹みそ。焼いてもそのままでも美味しくいただけます』と書かれている。

ちょっと日本酒を垂らして、焼きながらいただくのがいいんだなぁ。
初めは冷たい蟹みそが味わえて、徐々に温かくなっていく。その変化がまた楽しいのだ。
カニ味噌を食べ終えた後は、甲羅に熱燗を注いで甲羅酒。
酒場でこうして語り合いながら、美味しい酒と肴をちびりちびり。こんな幸せなことはない。

『仙台名物でおなじみ牛の舌、その中でも極上の部位をご堪能ください』と書かれた、「厚切り極上タン塩」(2,280円)を注文すると、網を取り換えてくれた。

熱燗をどんどんおかわりしながら、最後は「青森県産ホタテバター醤油」(1枚380円)を3枚もらって締めくくる。

生(刺身)でも食べることができるホタテを、バター醤油で焼いていただく。これにも日本酒をちょいとかけて。
これまた旨いのぉ!!

八戸毬姫牛の精肉やホルモンにとどまらず、カニやホタテなどの魚介類も美味しいというところが、Mさんオススメのポイントなんだと、改めて認識いたしました。
ゆっくりと2時間ほど楽しんで、お勘定は16,300円(ひとり当たり5,433円)。
入ったときは我われ3人だけだったが、出るころにはほぼ全テーブルにお客さんが入っていた。さすが人気店だなぁ。
どうもごちそうさま。
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