うまし!豆あじ唐揚酢 … 居酒屋「亀千(かめせん)」(蘇我)
「うわっ。これは美味しいねぇ!」
「うん。これはうまいっ!」と同行のAさん。
揚げたて熱々の豆アジに、サッと甘酢をかけた「豆あじ唐揚酢」(580円)が出され、その1尾をいただいた瞬間に思わず飛び出した言葉だ。
小魚ならではの旨味がすばらしく、甘酢とのバランスもいい。
注文した時には、豆アジの南蛮漬けのようなのが出てくるかと思っていたのだが、まさかこうして揚げたての熱々で出てこようとは。カリッとした食感もいいよね!
「これは美味しいですねぇ!」
料理を担当している店のおにいさんに声をかけると、ポイントは豆アジのハラワタの部分を1尾1尾、ていねいに取り去ることにあるんだそうな。これが残っていると苦くなるんだって。
そんなていねいな仕事がされた豆アジが、お皿にたっぷりと盛られているのもありがたいではありませんか。お酒も進むねぇ!
ここはJR蘇我駅から徒歩7分ほどのところにある居酒屋「亀千」。
店内はカウンター5席ほどと、小上がりのテーブル席が5卓。
二人でやってきた我われは、一番手前のテーブル席に通された。
Aさんは「生ビール(中)」(610円)を、私は「生ビール(大)」(770円)をもらってスタートすると、お通しは「タコとキュウリの酢の物」の小鉢と「枝豆」だ。
お通しに続く料理として「特選亀千お刺身三点盛」(1,210円)を注文した。
三点の内容は「天然インドまぐろ中とろ」(単品880円)、「活〆縞あじ」(単品740円)、「水たこ」(単品660円)だ。
見た目も美しい刺し盛りですねぇ!
生中だったAさんは、「キリンサワー(ジョッキ)」(500円)に移行し、続いての料理は「川海老唐揚」(660円)。
肉も魚も野菜もと、とにかく幅が広いこの店のつまみながら、今日は手書きの黒板メニューが、すぐ近くにあることもあって、ついついこの黒板の中から注文してしまう。
この黒板メニューだけでも30品近くありますもんねぇ!
飲み物を地元・千葉の「酒 梅一輪 二合」(690円)の燗酒に移行して注文したのが、冒頭でご紹介した「豆あじ唐揚酢」(580円)だったのでした。
この時点では、豆アジのハラワタを、コツコツと取り去らないといけないなんて知らなかったから、気軽に注文したのですが、少し待っても出てこない。
そこで、待つ間のつまみとして「エイヒレ」(550円)を注文すると、これはほとんど待つこともなくやってきました。
エイヒレはもう、呑兵衛の定番ですよね。お酒が進むことこの上ない。
そしてそこへ、我われの予想を大きく上回る、ものすごい「豆あじ唐揚酢」が出来上がってきたのでした。
豆アジというのは、アジの種類ではなくて、小さなアジのこと。生後1年未満の、体長10センチ以下のアジの幼魚が、豆アジと呼ばれるんだそうな。
初夏から夏本番頃が豆アジの旬らしいので、今がちょうど出始めといったところでしょうか。
呉をはじめ、広く広島県内で食べることができる小イワシも美味しいけれど、この豆アジも負けてませんねぇ。これはとってもいいつまみだ。
3時間ほど、ゆっくりと過ごさせてもらって、「酒 梅一輪 二合」の燗酒は、Aさんと二人で3本。お勘定は二人で7,750円(ひとり当たり3,875円)でした。
お支払いを済ませると、店のおねえさんがドーンと大きい、チュッパチャプス・ホイール・ディスプレイを持ってきてくれて、「ひとり1個ずつ、お好きなのをどうぞ」って。
今まで知らなかったけど、チュッパチャプスって、8種類(コーラ、ラムネ、グレープ、ストロベリークリーム、ストロベリー、プリン、チェリー、ピーチ)もの味わいがあるんですね。
私はストロベリーのチュッパチャプスをもらって店を後にした。どうもごちそうさま。
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